2023年度38回目のハゼ釣りは明けまして!

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2024年初のハゼ釣りは明けまして!

2024年1月2日。

2023年度38回目のハゼ釣りに行ってきました。

 

釣り場:【秘密の花園2】※釣り場は公表できません。申し訳ないです。

天気:晴れのち曇り

釣行時間:8時30分くらい(潮位:160cmほぼ満潮)〜10時30分くらい(潮位:160cmほぼ満潮)中潮

水温:11℃

釣果:マハゼ17匹(12cm〜18cm)

 

竿:1.5m(行雲流水)

道糸:フロロ1.5号

ハリス:フロロ1.0号

ハリ:袖スレ4号

オモリ:自作Fe(鉄)オモリ。1号相当の重さ

エサ:アオイソメ

ハリス3cmの胴付ミャク釣り仕掛け

 

 

2024年、明けまして!

 

ですが、元旦に『令和6年能登半島地震』が発生しました。

 

亡くなられた方々のご冥福をお祈りするとともに、不明の方々が一刻も早く救出されるよう、被災された方々が早く日常に戻れるよう、心よりお祈り申し上げます。

 

突然の出来事に驚きですが、この国では大きな地震がいつ何時発生するかも分からないので、明日は我が身と気を引き締めたいと思います。

 

少なくて申し訳ありませんが、早速、募金させていただきました。

 

少しでも被害が少ないことを願っています。

 

そして、翌日には羽田空港での飛行機事故。

 

旅客機は乗客・乗員全員無事脱出との事でしたが、海上保安庁の航空機側は命を落とされた方もいるとのことで、ご冥福をお祈りします。

 

 

んで、不謹慎と思われるかもしれませんが、正月2日は2024年一発目のハゼ釣りである。

 

年は変わったけど、オッサンの中では2023年シーズンの続きという位置づけなので『2023年度』という表記にしています。

 

遠方に帰省するのなら年末年始は一大イベントだが、オッサンはそうではない。

 

年末はオッサンちの極小うさぎ小屋以下のハムスター小屋の大掃除。

 

掃除とは腕を酷使する作業なので、未だ完治しない五十肩に響き、大晦日の掃除終了時には腕が上がらなかった。

 

 

新年の挨拶は、妻の実家は徒歩圏で、オッサン側の実家も在来線にちょっぴり揺られる程度の距離。

 

初詣も近所のお寺(とは言うものの、都内屈指の名刹)に徒歩にてお参り。

 

ちなみに今年のおみくじはなんと!【大吉】を引き当てた。

 

もう覚えてないぶりの大吉だったけど、『願望:出来兼るように危惧を覚える』『待人:さわりあり来たらず』『争事:時を待たねば勝てず』と「コレって本当に大吉かよ?」といった内容なんですが…

 

こんな地域密着型のお正月。

 

そもそもが、どこ行くアテも金も無いもんだから、毎年こんな感じ。

 

っというわけで、正月はいつものように暇だ。

 

モサ〜っとしているのも飽きたし、食って飲んで、食って飲んで、寝て…なんて生活していると身体が重くなり、調子も悪くなる。

 

なので、「ちょっと運動がてらにハゼ釣りでも行っちゃおっかな〜!」と画策。

 

というわけで、三が日も明けない内に無理やり出撃。

 

古来より、正月三が日には殺生はいけません!な掟があったような気もするが、実はコレに関わる事があって、ハゼ釣りに行かねばならないという理由もあった。

 

前回のハゼ釣りはクリスマス・イブの日だったけど、その時の餌のアオイソメがまだ余っていた。

 

ずっと餌箱に入れたままで、一週間後の大晦日に「もう死んどるだろう…」と指で突いてみたら、モゾモゾと動くではありませんか!?

 

「ゲ!まだ生きてるぞ!!」だけど、元気が全く無かったので、昇天するのも時間の問題だった。

 

このままだと、せっかくのイソメの命が無駄になってしまう。

 

っという訳で、掟破りで本日の出撃となったんだけど、イソメの命とハゼの命を天秤にかけるとどっちに振れるんだろう?

 

まぁ、同じ生命に変わりはないのでどちらとも言えないが、ハゼ釣りする言い訳としては「このまま餌箱を放っておけば、間違いなくイソメの命は無駄になる。だけど、ハゼ釣りに行けば今度はハゼの命が危ういが、本日は釣ったハゼをリリースする予定なので、オッサンの腕をもってすればハゼを殺さずに済むかもしれない」との読み。

 

しかしよくよく考えてみれば、釣りに行こうが行くまいがイソメの命が無くなるのは確定で、釣りに行けばハゼの命も脅かされ、イソメとハゼのダブルで命を奪う可能性が高くなる。

 

しかし、釣りに行かねばイソメの命は無駄に消えるので、せめてハゼの糧となるのが釣り餌としての本望なのでは?

 

いやしかし…

 

寝起きの布団の中でしばし葛藤するが、単に釣りをする言い訳なんだから、そんな事はど〜でもいい!

 

ちなみに初夢はいつものようにくだらない内容だった。

 

『一富士二鷹三茄子、四扇五煙草六座頭』という初夢の縁起物のことわざがあるが、オッサンが生まれて半世紀以上になるが、一度も縁起物の初夢を見たことがない。

 

例え見たところで、たいした内容でもなさそうな縁起物だし、そもそも何だよ!座頭って!

 

今の時代に、座頭市が出てくる夢なんて見るかよ!

 

という訳で、ハゼ釣りに出撃。

老人とハゼ

さすがに正月2日だと、街が静かだ。

 

活動しているのは、犬の散歩と後期高齢者が徘徊してるくらい。

 

時おり、既に仕事している方も見受けられ、こんな正月に働いているなんて頭が下がる思いである。

 

途中、箱根駅伝のコースを横切るんだけど、警備員がウロウロしているのは理解できるが、既に応援らしき人もチラホラいた。

 

ここに選手が通過するのは2時間くらい後なんだけど、選手の親御さんなら理解できるが、ただの応援だとしたらすげぇ熱狂ぶり!

 

正月を満喫しながら愛車を漕ぎ続けること40分。

 

現場近くに差し掛かると、反対側から見慣れた人影が近づいてくる。

 

ん〜?とよくよく見ると、釣り仲間のTG氏である。

 

さすが鉄人TG氏。

 

昨年はこの【秘密の花園2】の釣り場で釣り糸を垂れながら初日の出を拝み、いまだにこのクソ寒い中、夜明け前からハゼ釣りのアクティブ・ライフを送る猛者である。

 

そのTG氏が釣り場を後にしていることに一抹の不安を覚える。

 

新年の挨拶を交わし、「まさか、釣れないから帰るなんて言わないでしょうね?」と探りを入れると、ニコニコしながら「釣れないよ〜!一時間で20匹くらいだよ!」とのレスポンス。

 

いやいや…、穴釣りで時速20匹なら上等でしょ!と思ったが、今現在は潮位が高すぎるし、船の立波で水が濁りまくって釣りにならないらしい。

 

あ〜、やっぱりか…、釣り場は心配していた事態になっているらしかった。

 

TG氏はそのまま踵を返して【秘密の花園】に向って行った…

 

さすがハゼ釣りの鉄人、ネバー・ギブアップ!である。

 

オッサンはそのまま【秘密の花園2】へ向かう。

 

 

釣り場に到着するが、さすがにこの日は誰も人影が見当たらない。

 

広大な釣り場にオッサンひとりのロンリーフィッシング。

 

ポイントはどこでも選びたい放題なんだけど、なんとなくいつもの実績ポイントへ。

 

さっさと釣り上げ、ボウズのがれで安心したい!という気持ちが優先するのは否めない。

 

TG氏が言った通り、潮位が高くて水は濁りまくっていた。

ん〜、厳しそうだな!

 

穴釣りって潮位に大きく影響される。

 

釣り場やそれぞれのポイント毎に適切な潮位があって、この【秘密の花園2】の場合は、高すぎても低すぎても厳しくなる。

 

狙うべき穴の高さがだいたい決まってて、手前でも沖の穴でも釣れづらくなる。

 

当然、その高さの穴に仕掛けを落としたいんだけど、今現在は水が濁ってて、その穴が見えない状態。

 

水が澄んでくれば見えるようになる!と期待しながら釣りの準備を始める。

 

竿はいつものように1.5mの穴釣り専用の短竿。

今年も頼むぞ!

 

仕掛けはいつもと全く変わらずの胴付き仕掛け。

今年も頼むぞ!その2

 

餌は餌箱の中で9日間生き延びた瀕死のアオイソメ。

よくぞ頑張った!

 

んでその頑張ったイソメをありがたく使います。南無〜!

まずはちょっと短め3cmの垂らしにて

 

水温は11℃で、この時期はコレくらいで安定している。

いつも変わらずの11℃

 

準備完了にて、2024年初釣り開始!

 

まずは覚えている実績穴に落とすと、着底すぐにアタって来る。

 

クンクン!重さと大きな動きのある、間違いなくマハゼのアタリ。

 

ス〜っと竿をゆっくり上げるとク〜ン!っと大きく引っ張り返してくる。

 

「来た〜!」っとアワセるとググンググン!と暴れるが、多少無理して穴から引き釣り出す。

 

穴から出てきたのは、まぁまぁサイズのマハゼ。

 

しばらく水中で泳がせ、大人しくなってから安全に取り込む。

今年最初のハゼ。ありがとう!

 

2024年の一投目から釣れたので、今年は良いことあるカモよ〜!と期待が高まる。

 

一投目から釣れたので気分の良いオッサン。

 

同じ穴で次もすぐに反応あり!

 

お次はいつでも元気なダボハゼ…

餌だけ咥え、針に掛からずも上がってくる奴

 

さすがに二連チャンではなかったが、次も同じ穴から釣れた。

次は細いな〜

 

また次も同じ穴からだけど、だんだんサイズがミニマム化してゆく…

さすがにこのサイズは…

 

この同じ穴から5匹釣れ、スタートダッシュで気分が良くなり「今日は一束いっちゃうかな〜!」のノリだったが、そう甘くなかった。

 

ここからが、ひと穴ひと穴探りながら、我慢比べの釣りの始まり。

 

落としてすぐに反応があれば簡単なんだけど、ハゼもまだ起きてないのか?レスポンスが良くない。

 

落として20回ほどスンスン誘うんだけど、何の反応も無い穴が多い。

 

適度な深さの穴で反応が無いと「絶対いると思うんだけどな〜」ととりあえずその穴には唾つけておいて、次の穴に移動し、しばらくしてからその唾穴に戻ってくると、今度は反応してくる事がある。

 

穴釣りでは結構このパターンがあって、この場合はそこそこの良型ハゼが釣れることも多い。

唾穴で釣れた頭でっかち君

 

不思議なもので、この場合でも同じ穴から数匹釣れることもあり、いつどうやってハゼの捕食スイッチが入るのか?は未だに謎だ。

 

このように、どこで粘るのか?見切るのか?の判断が難しくも面白いのが穴釣りの魅力でもあります。

 

あと、今期の穴釣りではハゼの喰いが浅いのが気になる。

 

グングン!とアタって来てから、次のグ〜ン!と大きく引っ張るアタリが来ないパターンが多い。

 

試しに、最初のグングンでそのまま何もしないで待っていると、そのままアタらなくなり、フェードアウト…

 

「餌取られたかな?」と竿を上げてみても、歯型が付いた餌がまるごと上がってくる事も少なくない。

 

イソメ餌の先っちょだけを咥える浅喰いなもんだから針に掛かってなくて、穴から出た途端にポチャ!と落ちてゆくことも多々あり。

 

誰もいない釣り場に「コンチキショ〜!」の声がこだまする。

 

 

しかし、ロンリーフィッシングも終焉を迎える。

 

遠くからこちらに向かって歩いてくる姿が…

 

こんな所を歩いてくるのは釣り人しか居なくて、なんとなく見たことのある老人だった。

 

当たり障りのないサツを交わし、そのまま通り過ぎ、遥か遠くのポイントで釣りを始める老人。

 

「あ〜、いつもアソコらへんで釣ってる人か…」

 

人それぞれにお気になポイントがあるのは理解できるが、杖をついて歩く老体にもかかわらず、こんな辺境の釣り場で、釣り場の中でも一番遠くのポイントまでやってくるんだから、釣り人の執念は恐ろしい。

 

釣りに来るのは構わないが、「倒れたり、水に落ちたりしないかな?」とこちとらが気になってしょうがない。

 

いま釣り場にいるのは、オッサンと謎の老人のふたりだけ…

 

老人に何かあったらオッサンが救助に駆けつけねばならないだろう。

 

しかし、老人までは数100mの距離があるから、面倒臭いからそのまま放っておくか!?

 

釣り人って、家族には「この釣り場で釣りして来ます」なんて言わないのが多いし、釣り場もその状況によって変わることもあるから、例え釣りから帰って来なくて捜索願が出ても、捜査は困難を極めるだろうて。

 

少なくともオッサンと老人の距離では、異変を察知し、老人のもとに駆けつけるまでは時間がかかり、手遅れになるのは間違いない。

 

あの歳でこんな釣り場に来るくらいだから余程の釣りキチで、釣り場で昇天し、海の藻屑になるのも本望だろうて。

 

そんな老人の心願の邪魔をするのは野暮ってもんだ。

 

ヨシ!老人に何かあっても知らん顔してよう!そうだ!そうに決まった!!と、こちらの釣りに集中する。

 

おかげさまで、集中すると釣れ始める。

ナイスサイズ!

 

釣りの前半はまだおひさまが出ていたから穴も見えやすかったけど、予報通りだんだんと雲が出てきて暗くなると、狙うべき穴が見えづらくなってきた。

 

しかし、ソコは頑張って護岸岩の形を想像しながら、穴があると思われるスポットを探りあててゆく。

 

この作業は全集中を要求されるが、手前の見える穴に落としても反応がないもんだから、やらざるを得ない。

 

ナイスな穴を見つければ、ほぼハゼの反応があるからコレをやる価値は十分にある。

本日最大のコイツもこんな見えない穴から

 

とは言え、遥か遠くの老人も気になる。

 

時おり、うずくまっているんだけど、仕掛けをいぢくってるのか?心臓発作でも起こしてるのか?

 

再び立ち上がり、釣りしてるようだからまだ生きてるらしいが、もしくは弁慶のように立ち往生か!?

 

まったく…、気になってしょうがねぇ〜よ!面倒くせぇ〜〜〜〜!!

 

 

空はどんよりな曇り空になり、いつ雨が落ちてきてもおかしくない感じになってきた。

 

謎の老人もソレを察知しているのか、釣りを終え、こちらに向かって歩いてくる。

 

「数は上がらないけど、今日は19cmが釣れましたよ!んじゃ、また!!」と嬉しそうだった。

 

こちらの心配も察せず、老人は帰っていった。

 

19cmだとぉ?たぶん17cm程度かせいぜい18cmが良いところだろうよ!

 

スケールを使ってしっかり計測しているならともかく、目測だとかなりズレてることが多い。

 

特に釣り人って奴は、他人の魚は小さく、自分の魚は大きく見える傾向が強い。

 

「また!」じゃねぇ〜んだよ!こちとらは余計な心労で何倍も疲れたよ!

 

老人の背中を見送っているとポツリポツリと雨が落ちてきた。

 

という訳でオッサンも納竿。

 

2024年の初釣りは、2時間と短時間の釣行で17匹と釣れた!とは言い切れない釣れっぷりでした。

ムムム…、イマイチ

 

一応、ハゼは全て元気なままリリース出来たので、ハゼ殺生しなくて、良かった良かった。

 

 

2024年年明け早々に思わぬこと、考えたくないことが立て続けに起こってしまいました。

 

厄災とはいつ起こるかわからないもの…

 

そして、いつ自分にソレが降りかかるのかも知れません。

 

備えや準備なんて出来ないかも知れませんが、もしその時に自分が生きているとしたら、人の道に外れた言動は決してしないよう、心して日々の生活をしていきたいと思います。

 

安寧な年明けとはいかなかった2024年ですが、気が引き締まった事は間違いないと思います。

 

2024年が良い年でありますように!

 

もし良ければ、今年もこのトホホなブログにお付き合いください。

 

今年もよろしくお願い致しまする〜!

 

 

次の記事>>>「2023年度39回目のハゼ釣りはそろそろ終わりの気配」へ

 

 

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