2016年のミジンコは、例年になく爆殖しているわけですがミジンコ池にある異変が起きている。
黒いゴマ粒の破片みたいなのが水面に大量に浮いている。
謎の黒い粒が大量に。なんだこれは!?
さらによく見ると、ミジンコの背中か尻に黒いのを背負って泳いでいる奴もいる。
赤く丸印しているのが黒い粒を背負っているミジンコ達
どうやら謎の黒い粒の出処はミジンコ本体かららしい。
コレって何?
ミジンコって脱皮するらしいが、脱皮後の皮?
否!皮はこんな黒くならんだろう・・・
初めて見るので気になって調べてみたら、
ミジンコの耐久卵(休眠卵)のようだ。
参考にしたサイトによると
「ミジンコの生息環境が悪化すると種保存のために耐久卵を作ります」
何っ!
”環境が悪くなると・・・”だと!?
ミジンコのエサをドライイーストにしてからミジンコが爆発的に増えたので、育てている環境は問題ないと思っていました。
しかし、ミジンコがえらい増えてからこの黒い粒、あらため耐久卵を見るようになった気がする。
つまり、ミジンコが増えすぎたために環境が悪化したということと、食べるということは出してもいるということで、ミジンコの排泄物が水質を悪化しているということだ。
あんな小っちゃなミジンコでも、異常に増えると水質を悪くさせるくらいの排泄物が出るのだろう。
暑くなってきている時期なので、毎日のように減った水の補給で水道水を直接ジャージャーと足しているが、それでだけでは水質を改善するには至らないらしい。
っというか、この行為自体が良くないのかもしれないが・・・
予備のミジンコ池を作るスペースはないので、水質改善の方向で考えた方法が
水草に頑張ってもらうということでした。
使う水草はメダカ池に浮かべている「アマゾンフロッグピット」です。
かなりの生命力を持っていて”アマゾン”と熱帯的な名前が付いているが、日本の冬季の屋外でも耐えてくれる心強いやつだ。
水中の養分を吸い取って繁殖してゆくので水質改善能力も高く、今回の任務に適任でしょう。
頼むぞ!”アマゾンフロッグピット”
心配なのが、メダカ池から適当に持ってきたので、水草に付着したメダカの卵が孵化するとミジンコだらけ中で生活せざるをえないちおうことだ。
しかし、これはメダカにとってはパラダイスと呼べるのではないだろうか?
まさにオッサンが幼少時代に憧れていたお菓子の家状態で、自分の好きな食べ物の中で生活できるなんて夢のようなお話だ。
大量のミジンコにもみくちゃにされるメダカも見てみたい気もする。
ミジンコが危険信号を出しているということは、いつ全滅するか分からない状態でもあるので、毎回ミジンコ池を覗きこむ時は結構ドキドキです。
浮いている大量の耐久卵を採取して、ミジンコを孵化させるという手もあるが、これがまたかなりの手間がかかるらしい。
放っておけば勝手に卵から孵化する訳でもないらしい。
でもこの耐久卵が欲しいという奇特な方も相当数いて、ネットで取引されているようで毎日ジャンジャン捨てているのがもったいないような気もする。
まぁ、全滅したらまた秘密の花園からミジンコを採ってくればいいだけのことだ。
水草を投入して一週間もすると、繁殖力旺盛なアマゾンフロッグピットでミジンコ池の水面が覆われてしまった。
しょうがないから半分以上捨てたのだが、改めてすごい繁殖力と思うとともに、ミジンコ池の水はかなり栄養過多なのかな?と思った。
この繁殖力はメリットもあるが面倒臭い面もある
そしてこの作業の時に心配していた事が現実となったのが確認されました。
ミジンコ池にメダカの赤ちゃんを発見!
よ〜く目を凝らして数えてみると、なんと
7匹もいるではないか!!
やっぱりメダカ池から移植した水草には卵が付いていたんだ。
でも今後どうなるか楽しみなので、そのままに放っておくことにした。
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