オッサンがいつもハゼを釣りに行くのは「大井ふ頭中央海浜公園」です。
自転車で20分で近いというのが一番の理由なんですが、こちらの公園は主に二つのゾーンに分かれていて、「スポーツの森」には野球場、サッカー場、テニスコート、スポーツセンター等々の運動施設。
「せせらぎの森」は京浜運河に沿った水辺に親しめる施設で、砂浜や森が整備され、釣りはもちろん野鳥観察やBBQなども楽しめる施設になっています。詳しくはこちらからどうぞ。公園のHPに飛びます
お隣には「大田スタジアム」があって夏場などは高校野球の地方予選会場にもなっています。(大田スタジアムは大井ふ頭中央海浜公園内に位置していると思われがちですが、実は、大田スタジアム=大田区、大井ふ頭中央海浜公園=品川区となっております。まぎらわしいぜぃ!)
オッサンのホームグラウンド、ハゼ釣りのできる「夕やけなぎさ・はぜつき磯」は京浜運河に面した「せせらぎの森」にあります。
「夕やけなぎさ」は砂地なので釣りがしやすく、景色も開けているのでファミリー向けな釣り場になっています。
遠浅なので釣りのスタイルは水に入り込んでの「立ち込みの釣り」になります。
釣り場には砂地内にゴロタ石がゴロゴロと転がっているので、ハゼが湧くには最適な環境になっています。
夏場の立ち込みは短パン&サンダルスタイルになりますが、「アカエイ」が多く徘徊しているので要注意です!
最大1m近い大物(しっぽ部分を除く)を見たことがあります。
アカエイは尻尾の付け根に毒バリがあるので、見かけたら刺激しないでください。
いつの間にかすぐ近くに来ていることもあります。かすったこともあります!「ヒヤ〜〜!」
できるならウェーダー(防水ゴム長のようなもの)着用が望ましいですが、夏場はこれ着ると地獄だしなぁ〜
長靴の上からでも刺されると聞いたこともあるので、アカエイを見かけたら近づかないのが一番ですね!
このなぎさの右側半分以上が干潟保全地区になっていて立入禁止です。
オッサンの勝手な思い込みですが、ハゼたちは人の立ち入れない保全地区で大量に発生して「夕やけなぎさ」に流れてくるのだと思います。
その証拠に、この釣り場のベストポイントが最右翼の保全地区の柵ぎわです。
そんなもんだから柵ぎわには常に「常連」が陣取っています。
もしそのポジションが空いていたら、そこで釣ることをおすすめします!
ハゼの活性が良ければ、釣り場移動の必要がないくらい釣れ続けます。
まぁ、こちらの「夕やけなぎさ」では季節にもよりますが、平均的な型は10cmくらいで小振りなのですが、ハゼポイントに当たると数は釣れます。
小さいとはいっても”唐揚げ”にするには最適なサイズなので、それはそれで良いのではないかと思います。(サイズが大きいハゼを唐揚げにすると、口の中で骨が残るんですよね…)
7cm以下の小さいハゼは、そぉ〜ッとハリを外してからリリースしています。
一方、「はぜつき磯」は砂地も部分的にはありますが、基本的にはゴロタ石がゴロゴロしていて足場は良くないです。
釣りの時は潮位にもよりますが、大きめの石の上に乗ったり、もしくは水に立ち込んで釣りをすることもありますが足場には要注意です。
オッサンも経験がありますが、ズッコケる釣り人は結構多いです。
石が多い釣り場なので、釣りの仕掛けが引っ掛かってロストすることも多く、心が折れそうになることも多少はあります。
ただ、あがってくるハゼは「夕やけなぎさ」に比べると少し大きめになりますが、しっかりとハゼのいるポイントを見極めないと、釣れたり釣れなかったりの差が大きく出ます。
どちらかと言うと「はぜつき磯」の方がレベル的には高めの釣りが要求されます。
釣りといえば魚の活性が良い「早朝」が基本ですが、ハゼ釣りも例外ではないです。
特に、この釣り場では朝7時位までが数釣りの勝負になります。
その理由は「船が動き始めるから」なんです。
船が通ると波で海が荒れて、海底の砂やゴミが舞い上がった「底荒れ」の状態になります。
底荒れするといくらハゼといえども喰いが悪くなります。
運河なので当然ですが、船が行き来します。
大体が初めは釣り船が通るのですが、船宿から出船した船が釣り場に向かうために「夕やけなぎさ・はぜつき磯」を通過する時間帯が、朝7時過ぎから遅くて8時くらいまで続きます。
なので底荒れがしていない早朝がハゼを釣るベストな時間帯だと言えます。
現にその時間帯は入れ喰いであることが多いです。
釣り船の通過を皮切りに、監視船(警視庁)や漁船、水上スキーのボートやレジャーボート、トドメは水上バイクがひっきりなしに行き交います。
特に水上バイクは海の暴走族です。もの凄いスピードで走っていきます。
その数も多い時は30〜40台は通過していくでしょうか。
しかもたちの悪い奴は、ハイスピードのまま釣りをしているなぎさに近づいてきます。
中には水際まで来て水上バイクを止め、トイレに寄っていく輩もいます。
アレって速度制限の規制ってないものなのでしょうか?フルスロットルで走ってるようにみえるんですが!
他の船はしょうがないと思いますが、この水上バイクの質の悪さはハッキリ言って”迷惑”
どんなにひいき目に見ても「危険行為」です。水上警察もしっかりと取り締まってほしいものです。
そして船が通る度に波が立ちます。
特に「夕やけなぎさ」の方は、少し入江状になっているので波が増幅され高波になります。
ウェーダーを着用していればヘッチャラなのですが、短パンでの立ち込みスタイルだと波が来た時に避難しないとビチョビチョになります。
という訳で、ひっきりなしに船が行き来するので「底荒れ」&「避難」で何かと忙しい釣りになります。
だもんで、早朝の船が動き出す前がハゼ釣りにベストな時間であると言えます。
もちろん潮がよく動く「上げ三分」「下げ七分」が釣れる時間帯であることも見逃せませんが、「夕やけなぎさ・はぜつき磯」の場合は船の動きの方が問題になることが多いです。
大井ふ頭中央海浜公園内の「夕やけなぎさ」と「はぜつき磯」の横には無料のバーベキュー場があります。
オンシーズンにはバーベキューを楽しむ人、人、人で賑やかになります。
早朝には、バーベキュー屋さん(テーブル、椅子やバーベキューセットなどをレンタルする商売)が良い場所をキープ&機材のセッティングで忙しくしています。
昼ごろになるとバーベキューを楽しむ人でごった返し、目の前に誰でも気楽にできるハゼの釣り場もあるので釣り場も混んできます。
通常、「釣り」といえば、なるべく人のいない静かなところで気楽に魚を釣りたいものです。
しかし、オッサンはわざと人の多い場所と週末という日を選んでいます。
なぜか……?
実は、オッサンは釣ったハゼを持って帰りません。
そもそも「魚を食べるのがあまり好きではない。食べるなら肉が食いたい」のです。
そんな奴は釣りをする資格なし!と怒られそうですが、こんなオッサンでも”魚が釣れた時の喜び”を知ってしまったので釣りは好きなのです。
キャッチ&リリースすればいいじゃん!というご意見もあると思いますが、大きい魚ならいざ知らず、ハゼのような小さな魚になると一度ハリにかかると長くは生きられないと思うのです。
「どうせ生きられないなら、誰かにありがたく食べて頂きたい。」
自分勝手な言い訳なんですがそう思うのです。
なので、釣ったハゼをもらってくれる人が必要なのです。
ベテランの釣り師は自分で釣った魚は持って帰るがそれ以上はいらんし、十分釣れた!的な人が多いのでもらってくれない。
オッサンの求めているのは「ハゼは欲しいけど釣れない…」という感じの人なのです。
という訳で、わざと初心者が多いであろう場所と曜日を選んでいるのです。
初めの頃はよく断られたのですが、今では”目利き”ができて、ハゼをもらってくれそうな人は一発で分かります。みなさん喜んでもらってくれます。
そしてハゼくん達も安らかに…今日もオッサンに釣れてくれてありがとう!
エサや仕掛けがなくなった時のために、大井ふ頭中央海浜公園の最寄りの釣具店(正確には「釣具コーナー」)をご紹介します。
実際には【釣具店】というわけでもないし、専門店というほどの品揃えでもないですが、とりあえずの場しのぎにはなると思います。
【ホーマック 大井競馬場前店】
住所:東京都品川区勝島1丁目6番16号ウィラ大井1F営業時間:月〜土 10:00〜21:00 日 9:30〜21:00
ホームセンターの一角に釣具コーナーがあり、エサも売っていますよ!