浴槽のコーティングを自分でやってみた

※ 当ページのリンクにはプロモーション(広告)が含まれています。

 

浴槽のコーティングを自分でやることに!

掃除してもキリがないサビとザラザラ

人間の細胞は約60兆個もある。

 

その細胞達は1日で1兆個もの細胞を入れ替えているらしい。

 

不要になった細胞は死んで、その近辺の元気な細胞を細胞分裂させて2個にし、その一つを失った細胞に入れ替えて成長している。

 

なんとも不思議というか都合がいいというか…

 

 

そんな機能を持ってるなら、いっそのこと細胞単位じゃなくて、人間まるごと分裂して増えればいいじゃん!とも思う。

 

しかしそうなると、SF映画の世界ではクローン側がオリジナルを抹殺しに来るという物騒なお話が展開される。

 

それも困るのでもっと平和的に考えると、自分がもうひとりいた場合に誰もが考えることは”オレ様は働かずにもうひとりに働かせ、自分は悠々自適に過ごす”である。

 

しかしよくよく考えてみれば、自分だけが働くという理不尽をもうひとりの自分が受け入れることはまず無くて、どちらが働くかで揉めるのは必至だ。

 

そうなると自分同士で争う事になり、やはりSF的な展開が予想されるので、どちらにしても穏やかな話ではなくなる。

 

っていうか、細胞分裂と同じに考えれば、増えた側はフレッシュだけど大元側は死んでしまうんだからそうはならんか…

 

しかし、干からびた自分の死骸を見るもの嫌だし、そいつをどう処分するのかも困る。

 

生ゴミで出せばいいのか?動物愛護センターで焼却処分してくれるのか?

 

埋めるにしても、アスファルトばかりの都会では埋める場所なんぞどこにもないから、夜な夜な山中に赴いて穴を掘る事になる。

 

闇夜の山でそんな人達がひしめきあっていたら、SFというよりはもうホラーである。

 

 

まぁ、そんなアホな話は置いといて、真面目は話、不要になった細胞はどこに行くんだろう?

 

やはり排泄物として、うん○に混ざって排泄されるのだろうか?

 

だとすると、うん○って食料の絞りカスだけじゃなく、自分自身を構成していた細胞も混ざってるわけで、とても愛おしい存在だったりもする。

 

自分を形作り、様々な機能を担っていた細胞達が、不要になったとは言え、排泄物とともに下水道に流されてゆくのは心が痛いではないか!?

 

かといって、それをストック保存しておくのも人としてど~かと思うので、やはり流れて頂くという事になるか…

 

 

 

キリがないので、こんな話で引っ張るのはやめて話を本題に戻す。

 

 

オッサンちも建ててからもう10年以上になった。

 

アッという間にそんな時間が過ぎたんだけど、もうオッサンの歳になると、10年前の自分と今の自分は何も変わってない気もする。

 

人間は歳はとるけど、新陳代謝で傷ついた箇所や悪い箇所が自動的に治ったりするけど、家は自動的に古い部分や傷んだ箇所が直るわけでもない。

 

憧れの新築も10年経つといろんな箇所がくたびれてくる。

 

気になる箇所を挙げればキリがないが、その中でも一番気がかりなのはやはりお風呂だな。

 

全裸で活動する唯一の場所で完全無防備だし、そこそこの時間同じ箇所でのんびりしてるもんだから、ことさら目に付きやすいのカモ知れない。

 

まぁ、人によっては風呂以外でも全裸状態があるのかも知れないが、人にはそれぞれの習慣や性癖があるから、ソレはそれでツッコまないでおく事にする。

 

風呂場で気になるのはもちろん浴槽である。

 

 

今までもさんざん浴槽のサビの問題で手こずらせてもらったが、今回はサビは当然ながら浴槽全体のザラザラ感である。

 

ちなみにサビ問題は、定期的にサビ取りを剤を使って撃退してます。

 

その記事はこちら
>>>「お風呂のサビをこすらずにキレイサッパリ落とすには・・・」へ

 

新築時の浴槽はツヤツヤに輝いていて手触りもキュッ!キュッ!としていたが、くたびれた現在は艶なんて全くなくてガサガサの肌触り。

 

人間も浴槽も歳を重ねると肌ツヤが無くなるようである。

 

浴槽に付いているザラザラ汚れの正体は「湯垢」で、石けんのカスや皮脂・水道水に含まれるカルシウム分などが混ざり合って固まったものらしい。

 

そして、マメなお掃除も原因のひとつらしい。

 

汚れが目立つからといってゴシゴシやると浴槽の表面には細かな傷が入り、湯垢がその細かな傷へと入り込んでしまう。

 

すると汚れが取れにくくなり、力を入れて掃除する→傷が増えて取れにくくなる→よりゴシゴシと掃除してしまう、以後リピートで、やがて浴槽のザラザラは取れなくなってゆく…

 

確かにゴシゴシ掃除は心当たりが無いわけでもない。

 

このザラザラがしつこいサビの原因でもあるんだろうな…

 

つまり、ザラザラを無くせば自然にサビも発生しなくなるという論理というか期待感というか…。

こんな感じの細かいサビが大量に…

 

 

そこで根本的に解決せねば!と一年勃起じゃなくて一念発起したのである。

 

サラリと軽いボケを入れてみたが、あまりの力の抜け加減とだらしなさで少々自己嫌悪…

 

まぁそんな事はど~でも良くて、ザラザラさえ解決すればサビも湯垢も発生しないとは言わないが、現状よりもかなり出にくくなるとは思う。

まずは必要なブツ達を発注!

そこで、どうすればツルンツルンの浴槽になるのか作戦を練る。

 

一番確実なのが浴槽を取り替えるだが、そこそこ規模の工事が必要になるし、何よりもお金がかかり過ぎる。

 

ある程度の出費は致し方ないが、浴槽チェンジともなるとある程度という訳にもいかんだろうから、浴槽は現状維持で何とかしなければならない。

 

 

ネットサーフィンしながらいろいろ調べていくと、浴槽をツルピカにするには大まかに二通りあるらしい。

 

その壱:浴槽を磨いてピカピカにする方法

 

その弐:コーティングすることによってピカピカにする方法

 

番外編として浴槽に塗装をするというのもあって専用の塗料もあるらしいが、オッサンの経験上、いくら専用とは言うものの塗装は後々厄介な事になりそうなので考えないことにする。

 

 

餅は餅屋で、世の中には浴槽をピカピカに磨いてくれる業者さんもいるらしいが、やはりプロの手を煩わせるとなるとこれまたメニーマニーが必要になる。

 

資本主義経済におけるこの世の諸事万端は、お金が発生する。

 

人がいろいろと我慢しなければならないのは、この先立つものが無いからなのであって、コレがネックとなりあらゆるものを自制せざるを得ないのである。

 

 

世の中なにが高いといえば人件費で、それを削るとなると自分の手を煩わせなければならない。

 

というわけで、銭を抑えるとなるとDIYの方向で考えざるを得なくなる。

 

 

 

相手は10年以上も使ってる浴槽だし、浴槽って結構大きいので、コレをチマチマ磨くというのもねぶたい作業だ。

 

何よりも磨くというのはある程度は浴槽素材を削るということなので、プロが施工するならともかく、オッサンみたいな素人がDIYよろしく決行した日にゃ~削り過ぎで浴槽に穴を開けるやもしれん!

 

さすがにそれはシャレにならんので、コーティングの方向で考えることにした。

 

でも、それって塗装と同じじゃね?っと思われる方もいるかも知れません。

 

確かにどちらも素材を保護するというコンセプトは同じなのですが、塗装は何らかの色調の樹脂(クリアー塗装もありますが…)をプライマーの接着力で素材に密着させるもので、科学的に下地素材と結合する訳でないので耐久性はやや劣る。

 

対して、コーティングは素材を活かしつつ別の物質で皮膜するもので、その多くは科学的に密着させるので強固な被膜が可能らしい。

 

ということで”浴槽 コーティング”で検索すると、便利な世の中になったもんで、ご家庭でも可能な浴槽専用のコーティング剤なるものが次々ヒットした。

 

お値段は安くはないが、浴槽をコーティングするんだからコレくらいはかかるだろう的な価格帯。

 

中でも一番目に付くのがコーティング剤と専用クリーナーがセットになったお試しサイズ的な商品。

 

「コレにしよっかな!」と思ったんだけど、「いや、待てよ…」

 

自慢するわけではないが、我が家の浴槽はちょっと大きめサイズ。

 

身長170cmにも満たないトップモデルスタイルのオッサンが長~いアンヨを完全に伸ばせる浴槽サイズなので、この小さなボトル(50g入り)で足りるの?

 

しかも専用クリーナー付きもありがたいが、このクリーナーであのザラザラした湯垢までは落ちないだろう…

 

そうなのである!

 

オッサンは現場仕事なので痛感してるんだけど、物事の仕上がり具合は、下地がどれだけ綺麗にあがってるか?が全てなのである。

 

どんなに高価な仕上材料を使おうが、いくら仕上げ技術が優れていようが、下地処理がテキトーだったらソレなりにしかならんのである。

 

なので、優れた職人は下地処理に時間と手間を惜しまないものである。

 

それを理解できない素人現場監督や顧客は「見えなくなるものにあんな時間をかけて作業費を増やしやがって!」と文句を垂れてくるが、うるさいのである。

 

「何も知らんド素人がすっこんどれ!!」と言いたいのを我慢して、下地の大切さを説明してあげる大人対応のオッサン。

 

 

下地をおろそかにすると、仕上がりに影響するばかりか耐久年数も短くなるのでキチンとしたいところである。

 

そう考えると、やはり浴槽のザラザラは除去しなければなるまいて…

 

というわけで、結局【その壱:浴槽を磨いてピカピカにする方法】も考えなくてはならなくなった。

 

んで、浴槽磨きってどうやるの?とプロ技の動画を観てみると…

 

プロはポリッシャーを使っているではありませんか!?

 

ポリッシャーとは、クルマ磨きのプロが仕上げ時に使う電動工具である。

 

スポンジとかバフを工具に装着し、回転させながら磨くアレだ。

 

 

さすがプロは違うな~っと思ってたんだけど、よくよく考えてみたらオッサンもドリルやディスクグラインダーは仕事で使ってるんだから、それにスポンジを装着できればポリッシャー代わりになるジャマイカ!?

 

んでネットで探してみると、そいういう電動工具にも装着できるバフがヒットしまくる。

 

しかもプロ仕様ならともかく、素人がお風呂を磨く程度の商品は結構リーズナブルではありませんか!

 

ヨシ!ポリッシャー作戦でいってみよう!!

 

 

結局は浴槽をツルピカにする方法、

その壱:浴槽を磨いてピカピカにする方法

その弐:コーティングすることによってピカピカにする方法

の両方を実行する、”飛天御剣流”みたいな二段構えでござる。

 

 

 

まずはコーティング剤選びから。

 

先述のクリーナーとのセット商品も気になるが、ポリッシャーもどきで磨くんだからクリーナーは必要なし。

 

なのでコーティング剤だけあれば良いが、小さなボトルは容量が50gらしいがオッサンちの浴槽で足りるのかどうか不安だった。

 

たぶん足りるのかも知れないけど、こういう塗り系のブツは万がいち足りなかったら後日続きを…っというわけにもいかないものである。

 

浴槽のコーティング塗りなんてやったことないもんで、どれくらい使用するのか皆目検討もつかないが、一回で確実に完遂したいところ。

 

もっと大容量なブツはないものか?探していたら、発見!

 

ありがたいことにオッサン御用達のアマゾンで扱っていた。

 

【シックス・エフSixF100g入り  耐久性3年以上】

 

この商品は浴槽を始め水廻りのコーティングのみならず、フローリングやサッシなど多用途に使えるらしい。

 

まぁ、浴槽も荷重がかかるから同じなんだろうけど、フローリングにガラスコーティングするというのもすぐにヒビ割れそうな気もするが…

 

『耐久性3年以上!』と豪語していて、それが本当なら素晴らしいが、いくらなんでもそりゃ~無理っしょ!

 

1年保てば御の字程度で捉えましょう。

 

とりあえず100g入りをポチッっとな!

 

ちなみに100gで8~10m2(平方m)塗れるそうな。

 

 

 

お次はポリッシャーのバフを物色。

 

ポリッシャー作業なんてやったことないから何が良いのか悪いのかサッパリ分からんぞ!

 

んで結局はこの商品にしました。

 

 

ひと通り入ってる感じのセット商品で、浴槽って結構大きいから直径125mmサイズにしてみました。

 

しかし、浴槽のポリッシャー作業だけを考えると80mmとかもっと小さいサイズが良いです。

 

もっと言わせてもらうと、手磨きでも何とかなると思います。

 

まぁ、車のワックス掛けにも使いたいという方なら購入する余地はあるかも知れませんが、浴槽だけならお手々で頑張りましょう!
↑詳しくは後ほど。

 

 

ポリッシャー作業にはコンパウンド等の磨き剤が必須ですが、既に予算オーバー気味なもんで今回はいつも使ってるお風呂の磨き洗い(クレンザー)で我慢。

 

コレも磨き粉が入ってるから何とかなるだろう。たぶん…

 

こういうセコイところがツメが甘いんだよな~

 

 

 

最後に、浴槽にはいつものようにサビが出てきてるもんだから、いつものサビ取り剤も同時発注。

 

【復活洗浄剤 サビ取り用】

 

ヨシ!これで必要なブツは揃った。

 

後はいつ実行するかだ。

ブツが届いた&電動工具の選択

さすがアマゾン、2日後には届いた。

世界共通アマゾン箱

 

箱を開けるとグルリと緩衝材が入っていて、アマゾンにしては丁寧に梱包されていた。

テキトーだと雑って言われるし、丁寧にやれば過剰包装って言われるし…

 

いつものザビ取り剤

 

ポリッシャーバフセット

 

当然ながら車用で、浴槽磨き前提ではないらしい

 

超豪華8点セット!

 

って、このボルト軸?も1点のうちか…

 

軸はこのようにセットされるらしい

 

スポンジも種類があって、オレンジの平らなスポンジは固めで、イボイボスポンジもオレンジ→青色→黒色の順で柔らかくなる。

平らとイボイボの使い方の差が分からん!

 

通常は硬い方から使い、仕上げは柔らかいという順だろうと思う

 

黒いバットとバフの接続はマジックテープにて

 

 

最後は怪しい箱…

『危険物』って…

 

中身はコーティング剤だよね~

 

同包物は取り扱い説明書と

 

コーティング剤を塗布するクロスが一枚

 

実はこのクロスが重要な役目をすることになる。

 

オッサンはこのクロスを使わなかったから、後ほど後悔するハメに…

 

 

 

間違いなくブツが届いたのを確認したので、まずはポリッシャー作業の準備を始めます。

 

この商品のレビューによると、少々問題があるコメントも見受けられました。

 

確かに誤解を招くレビューもあるので、購入する側としては二の足を踏むのも無理はないと思います。

 

というわけで、オッサンが人柱となりその真相をセキララに暴いてやる!という大げさなものでもないが…

 

 

ディスクグラインダーに付けて…というレビューもあったのでみてみます。

 

多くの現場で使われてる「マキタ」というメーカーのグラインダー(100mmサイズ)で検証します。
※一応プロ仕様の電動工具で、砥石(刃)の互換性の関係で日立(HiKOKI)やボッシュなど他のメーカーも同じ仕様です。
ただ訳の分からん三流メーカーの工具はこの限りではないかも知れません。

 

極々一般的なマキタ製ディスクグラインダー

 

グラインダーの刃を固定するボルト径は10mmです。

 

この商品の黒バットのメスネジ径は14mmなので全然合わないです!

ボルト径が全然合わんですな!

 

軸のボルト径は14mm!

 

ネジ変換アダプターを使って取り付けも可能かと思いますが、それよりもディスクグラインダーでのポリッシャー作業は大問題があります。

 

それは回転数が全然違うということです。

 

ディスクグラインダーの一般的な回転数は、高速型が約12000回転/minで低速高トルク型が約9000回転/minです。

 

回転数の記載のないものでも大体4000~10000回転/minの間だと思います。

 

これに対して電動ポリッシャーの回転数は、ワックスがけが600~800回転/min、コンパウンド仕上げが1000~1500回転/min、研磨が2000~3000回転/minと全然違います。

 

つまり、ディスクグラインダーでは高速過ぎるのです。

 

これではスイッチ入れた途端に研磨剤は飛び散るわ、素材は削り過ぎるわでテンヤワンヤになるのではないでしょうか?

 

 

なのでディスクグラインダー案は却下!

 

 

次にコレもレビューで散見された「電動インパクトドライバーで使えない問題」。

 

インパクトのチャック(←ビットを入れるところ)に入らないというお悩み相談です。

 

インパクトのチャック部は六角形になってます。

コレも一般的に使われてるマキタ製の電動インパクトドライバー

 

入り口は丸く見えるけど中身は六角形になってます

 

丸軸が入るわけないわな~

 

 

そこで!ドリルチャックの出番です!!

 

これは丸軸のドリルキリをインパクトドライバーでも使えるようになるアタッチメントです。

仕事でもすごく重宝してるアイテム

 

インパクトに装着!

 

先がドリルを掴む構造になってます

 

ポリッシャー装着時

 

ドリルチャックにも掴める太さがそれぞれありますが、ポリッシャーの軸径が8mmなので相応のチャックを選べば問題ないです。

軸径は8mmとそこそこ太いぞぃ

 

ちなみにドリルチャックには写真のような六角シャンクキーを差し込んで締め付けるタイプと、シャンクを使わずに手だけで締め付けるキーレスタイプがありますが、経験上、キーレスタイプは壊れやすい事が多かったので仕事では六角シャンクキータイプを使ってます。

 

慣れれば六角シャンクキーを使わなくても、締めたり緩めたりすることができます。←本当は良くないんだけど…

 

【ドリルチャック キイ付 口径1.0~10mm BH-19E】

 

とまぁ、インパクトドライバーでもポリッシャーが使えないことはないんだけど、オッサンがポリッシャー作業に選んだ工具は普通の電動ドリルでした。

 

だってインパクトの振動は必要ないし、回転させるだけなんだから…

 

 

電動ポリッシャーがあれば最高ですが、もし代わりの電動工具を使う場合はインパクトドライバーか電動ドリルが良いと思います。

 

その理由は、どちらも無段変速で回転スピードを調整出来るということと、回転方向が選べるからです。

 

っというのも、締め付け側の回転方向だと軸から黒バットが外れるからなんです。

 

磨き作業中のバフの抵抗力ってかなりあるようで、しっかりと黒バットに軸を締め付けたのにすぐに黒バットが外れちゃうんですよね~

 

なので、緩め方向の回転で作業する事になります。

 

まぁ、どちらの回転だろうが磨き作業には影響ないので。

結局は普通の電動ドリルを使うことにする

下地処理が肝心

さて、やっと実際の作業に入ります。

 

現場の浴槽は前日から水を抜いておき、完全乾燥させておきました。

コイツが今回の生贄となる浴槽だ!

 

サビは出てるし、

 

湯垢でザラザラしている

 

 

まずはいつものサビ取り剤を使ってサビを除去。

これ、もう何本使ったろう…

 

サビは浴槽の底辺部に集中しているので、そこらへんにサビ取り剤を塗ったくる。

今ではビニール手袋でヌリヌリしている

 

塗ってるそばからサビの箇所は紫色に変わってゆく

 

目に見えるサビはもちろん見えないサビにも反応するから、毎回驚くくらいに変色する。

相変わらずすごいサビだな~

 

塗り終わったら20分ほど放置後、シャワー&スポンジで洗い流す。

気持ち良いくらいに流れてゆく

 

いつもならこの作業だけで満足するんだけど、今回はこれからが本番だ。

これだけでも十分綺麗になるんだけど…

 

磨き作業開始。

いつも使ってるお風呂用クレンザーが磨き剤代わり

 

電動ドリルにポリッシャーをセッティング。

 

使うスポンジは平らなオレンジのやつで、単純に平らだからよく磨けるだろうという理由だ。

直径125mmって結構デカイな…

 

スポンジにクレンザーを塗布していよいよ磨きます。

これくらいでいいかな…

 

最初は加減が分からないから、とりあえず半押しくらいのスピードでやってみた。

 

押し付けてる訳じゃないけど結構グイグイ持っていかれて、磨く箇所に留めておくのにコツが必要だった。

意外にムズいな…

 

その内に水を少々付けると調子よく作業できる事に気づいた。

まぁ元々は水を付けて使うものだし…

 

しかし問題発生!

 

浴槽って結構カーブが多いぞ!!

 

今更だけど、直径125mmのサイズがデカ過ぎてアール部が全然磨けない。

 

平らな部分は調子いいんだけどアール部が問題だ。

 

なのでアール部は手作業になった。

硬めのスポンジにクレンザー付けてゴシゴシとね

 

ひと通り磨いたらシャワーでクレンザーを流す。

いつもよりもかなりピカピカになった!

 

ただ、湯垢は完全に落ちきらなくて所々ザラザラしている。

う~ん…、手強いな…

 

もう一回磨くか!?とも思ったけど、面倒くさいし、電動ドリルも悲鳴を上げてかなりの高熱を発している。

 

かなりの負荷がかかっていたらしい。

 

磨き作業には30分ほどかかったので、これほど長時間の連続使用は機械的にも想定外だろう。

熱っ!もう電動ドリルが悲鳴を上げていた

 

というわけで、磨き作業は強制的に終了。

 

再び浴槽を完全乾燥させる。

まずはタオルで拭いてから

 

キッチンペーパーで残りの水分を拭き取る

 

このまま1時間ほど乾燥させる

いよいよコーティング作業&効果の程は?

浴槽を完全乾燥させたらいよいよコーティング作業開始。

 

まずは靴下を装着。

 

せっかく綺麗に掃除したのに、皮脂が浴槽に付いてしまうとコーティング剤がしっかり密着しない。

一足50円の安靴下で申し訳ないです

 

まずは余計な部分にコーティング剤が付かないようにマスキングします。

マスキングテープを

 

浴槽との際に貼り付けてマスクします

 

今回は浴槽の内側から上面部分までなのでこんな感じにマスキング

 

 

次にビニール手袋を装着。

 

コーティング剤は「危険物」らしいので直接触りたくないのと、手の皮脂が浴槽に付くと良くないので。

100均の手袋って薄いからちょっと心配…

 

いよいよコーティング剤をば!

いかにも怪しい茶色のガラス瓶

 

蓋を開けると内蓋が付いてた。

さすが「危険物」

 

こぼさないように丁寧に内蓋を開ける。

 

液体は無色透明でサラサラしていて水みたいな感じ。

 

匂いは…なんだろう?

 

ミントと洋服の防虫剤のナフタリンを混ぜたような匂い。

 

あまりキツくないから作業に支障はなさそう。

匂いはするけどキツくもない

 

では塗っていきますが、今回使うのはキッチンペーパー。

 

付属の柔らかいクロスはもったいなかったので使わなかったが、この貧乏根性がアダになるとは…

まぁ、キッチンペーパーでも同じだろうという甘い考えが…

 

瓶をゆっくり斜めにするとジャボ!と大量に出てきそうだったので、瓶の口をキッチンペーパーで塞いでから一気に倒してすぐに起こすと適量付いた。

ササッっと素早い作業で

 

塗る順番としては浴槽を直方体に例えて、
まず浴槽に入って→短辺側の壁①→長辺側の壁②→底面の半分→短辺側の壁③(ここで浴槽から脱出!)→浴槽の外から、底面の残り半分→長辺側の壁④→浴槽の上面
という順番で塗りました。

 

水っぽいので塗り拡げ易いですが、薄く伸ばすのではなく、たっぷり厚めに塗りました。

 

塗った場所は目立つので塗り残しの心配もなさそうです。

 

アッという間で作業時間は5分も掛かってません。

 

もっと匂いが充満するのかなと思ったけど(もちろん換気してますが…)、全くそんなことありませんでした。

 

カビ取り作業の方がよっぽど命の危険を感じます。

完了!とても早かった!!

※この作業は時間勝負なので塗っている時の写真はありません

 

今回の使用量は1/3程でした

 

このまま6時間乾燥させます。

 

説明書によると、浴槽の表面温度20℃の場合、約3時間で乾燥し、約6時間で防汚効果が高くなるらしい。

 

 

 

6時間後。

 

当然ながら乾いたので艶は塗ったときよりも無くなった感じだけど、コーティングする前よりは艶やかだ。

ピカピカではないが艶はある

 

しかし、もっとツルツルになるのかと思ってたら少々ザラザラしている。

ん?ザラザラしてるな~

 

とにかくマスキングテープを剥がす。

 

マスキングテープもコーティング剤が固まって取れにくいかと思ってたけど、意外にも簡単に剥がれた。

ピーーー!って剥がすのって気持ちいいよね!

 

シャワーをかけて水弾き効果を観てみると、

浴槽全体に水をかけてみる



お~!水が玉になって流れ落ちてゆくではありませんか!!

 

これは気持ちが良いぞ!

水が玉になっとる!

 

一番水弾きが良かったのはこの取手の部分だった。

 

やはり下地がツルツルだとコーティングした時もいい感じになるらしい。

ここのツルツル感がハンパない!

作業を終えて反省会

今回は2日間に分けて作業しました。

 

下地処理と乾燥時間の6時間を考えると、1日で終わらせるのはちょっと厳しいかな。

 

 

やはり下地処理は最重要だと思います。

 

下地が綺麗になってないとコーティングの仕上げも凸凹になります。

 

今回も除去しきれなかった湯垢の部分は、コーティングしてもザラザラのままでした。

 

なので、時間と手間をかけても下地の処理は頑張るべきだと思いました。

 

今回は下地処理にポリッシャーを使ってみましたが、もし電動でポリッシャーをやるなら使うスポンジやバフは直径80mmくらいが良さそうです。

 

125mmくらいだと大きすぎて磨けない部分が出てくるし、電動工具への負荷がとても大きいので作業がストップする可能性があります。

 

ポリッシャー作業に慣れている方なら良いですが、そうでないなら手作業でも十分だと思います。

 

気持ちを込めてお手々で作業してください。

 

 

今回最大の失敗はキッチンペーパーでコート作業をしたこと。

 

凸凹なキッチンペーパーでやったもんだから、仕上げが毛羽立ってザラザラしてしまったと思います。

 

恐らく付属のクロスでやれば、もっと滑らかに仕上がったハズです。

 

ちなみに説明書によると推奨クロスは、
日本製紙クレシア やわらかクロス、ワックスモップ、ファイバークロス
とありました。

 

オッサンは説明書を読まずにいぢり始めるタイプなので、勇み足が多いです。

 

説明書は熟読しましょう!

 

 

 

作業してから3週間程たってますが、撥水が弱くなったという印象はありません。

 

3年の耐久性を謳ってますがそれは無いと思うので、1年もてばOKにしましょう!

 

 

今回、コーティングした一番の目的はしつこいサビをどうにかしたい!でした。

 

コーティング剤で覆ってしまえばサビは出てこないのでは…と考えたのです。

 

コーティング後にサビの発生はどうなったのかと言うと、実は少し出てきてるんです。

 

しかし、以前よりはかなり少ない数なので、コーティングの効果はあったと思います。

 

コーティングで表面を覆ったからと言って水分が完全に抜けた訳でもないんだから、浴槽材内部に残った水分がサビを発生させたんだと思います。

 

まぁ、頃合いを見計らって再コーティングしてみようと思ってます。

 

塗り替えや塗り重ねは、耐水ペーパー(#1000~1200くらいの極細目タイプ)で研磨してから再コートするようです。

 

より綺麗に長持ちさせるために、再コートは必要かな?

 

っていうか、床のワックスと同じで一定期間毎に塗り替えは必要ですね。

 

まぁ、一度経験してるので次からはもっと要領よく上手に作業できるはずです。

 

 

 

コーティング剤はまだ結構余っているので、浴槽のみならず、どこか出来るところないかなと家中を物色中です。

 

 

自分でこんな作業が出来るなんて思ってなかったから、面白かったな~

 

綺麗になった浴槽も気持ち良いから、実行して正解だったと思います。

 

実際にそれくらい保つのか分かりませんが、またレポートしたいと思います。

 

【シックス・エフSixF100g入り  耐久性3年以上】

 

 

 

よろしければお風呂シリーズのこちらもどうぞ!
浴槽パッキンの黒カビを落とすには…

スポンサーリンク