2024年5月4日
2024年第三回目のテナガエビ釣りに行ってきました。
ポイント:多摩川六郷川橋梁の上流(川崎側)
天気:晴れ
釣行時間:7時30分(潮位80cm下げ8分)〜9時30分(潮位70cm干潮)若潮
釣果:3匹(8cm〜16cm)
竿:「GR愁渓」2.1mと「清滝」2.1m
道糸:フロロカーボン2号
ハリス:ナイロン0.8号
ハリ:タナゴ針-極小新半月
ウキ:発泡スチロールの玉浮き
オモリ:中通しマル0.8号/ナス1号
エサ:ミミズ(自己調達)
仕掛け:ハリス3cmの一本針ウキ仕掛け/胴突き仕掛け
GWも後半で、いよいよ5月に突入。
東京都心の気温は27℃の夏日。
『夏日』とは25℃以上を言うらしいが、、昨今の夏は25℃どころじゃないよね。
30℃は当たり前で、40℃も珍しくなくなってきた感じ。
コレが真夏だったら「今日は27℃だから、ちょっと涼しいよね…」だろうが、まだ暑さに身体が順応してないから27℃は暑い!
オッサンのGWと言えば、毎年ギリシャ、ミコノス島のエーゲ海を見渡せるカーボ タグー ミコノスに泊まりながら、プライベートインフィニティプールでのんびりとって感じ。
っということは全く無くて、どこへ行くアテも金もないもんだから、近所の多摩川でトホホなテナガエビ釣りで時間を潰している。
まだハゼ釣りも始まってないもんだから、金をかけずに手軽に出来る釣りものと言えば、テナガエビ釣りくらいしか思いつかない。
「別に釣りじゃなくてもいいじゃん!」なんだけど、釣り以外に思い浮かぶのは、近所の銭湯くらいしかなくて、つくづく狭い範囲で生きてるな〜っと痛感する。
しかし、いつも思うがゴールデン・ウィークの釣りは釣れない。
海釣りなんて特にそう思う。
海の中は陸よりも1〜2ヶ月ほど季節が遅れているという理由から、この時期の海釣りは釣れないらしい。
海の中はやっと冬から春になり始めた頃なので、海水温はまだちょっと低いからというのが釣れない理由らしい。
でも、シロギスとかアジとかは冬にも結構釣れるから、問題ないのでは?と思われるかも知れない。
しかし、現実に釣れない理由は、水温が低いなら低いなりに安定してれば釣れるけど、この時期は暖かくなったり冷たくなったりと不安定だから、魚の活性が良くないらしい。
んじゃ〜、渓流釣りならいいんヂャね?
確かに、この時期の渓流釣りは、新緑が気持ち良く、渓魚は冷たい水を好むから釣れる時期でもある。
渓流釣りフリークにはもってこいの季節だが、残念ながらオッサンはフリークではない。
渓流釣り場って遠いし、そもそもそこへ辿り着く足がない。
電車?
例え始発から行動しても、それなりに遅い時間になってしまうので、車移動の釣り人には敵わない。
渓流釣りは早いもの勝ちの世界だし、警戒心が異常に高い渓魚相手だと、人が入った後に釣り糸を垂れても釣れないだろうて。
このように、歳をとると否定的な理由を並べたててはチャレンジを拒否し、自分の殻に閉じこもろうとする。
頭の老化を少しでも遅らせようとするなら、新しい事柄にチャレンジするのが一番!と何かで読んだが、そもそもが行動を起こすために腰を上げることが一番億劫になるのが、歳をとるということなのである。
と言うわけで、本日もいつものように釣れないテナガエビ釣りへ行くハメになった。
今年のGWはお日柄が良い日続きで絶好の行楽日和だが、どこ行く予定も金もないオッサンとしては、せめてテナガエビ釣りでもやらないと時間さえも潰れない。
今朝は珍しく朝早くに目覚めた。
そして、久しぶりに身体が軽い目覚めでもあった。
普段は、いくら寝ても朝起きると身体がダルい重いで、爽やかな目覚めとは程遠いドヨ〜ンとした朝ばかり。
しかし今日は違うぞ!コレは爆釣かもしんまい!
さっそうと釣り場へ愛車を漕ぎ出す。
途中、近所のドブ川にたくさんの可愛い鯉のぼりが泳いでいた。
毎年恒例こどもの日のイベント
鯉のぼり=魚としか出てこない頭の硬いオッサンだと、鯉のぼりの模様は鱗しか出てこないが、こちらの鯉のぼりにはいろんな柄があって見ていると楽しくなる。
こういうのを見ていると、子どもの発想って柔軟で羨ましくなる。
そして、いつものように多摩川河川敷の競走馬の練習馬場でひと休み。
しばしサラブレッドの走りに見とれる。
すげぇ速ぇ〜!
並走する人の馬にムチを入れたりしているのも練習馬場での光景。
堤内側の厩舎への移動は通常の横断歩道を渡るので、競走馬が目の前で見れるぞ!
かっちょええ!
この移動時は、コンクリートの場所を歩くもんだからカッポレ!カッポレ!音がするんだけど、馬によって微妙に音が違うんだよね。
馬によって、蹄や歩き方が違うからからかな?
何にせよ、カッコいい音には違いない!
程なく、本日の釣り場に到着。
さすがGWだ、今日はテナガエビ釣り人がひとりいた!
広大な釣り場に、オッサンともうひとりの二人も釣り人がいて大盛況だ。
今日は人が多いぞ!二人だけど…
まずは釣り場のチェックだが、思ったよりも潮位が低かったので、釣りになるポイントが限られる。
ん〜!水位が低いな
勝手知ったる釣り場なので、この時点でどこから釣り始めるのかは決めていた。
本日の竿はいつもの二本。
「清流」と訳の分からん竿
まぁ、竿の性能云々の釣りではないのでテキトーだ。
んで、本日はいつもの一直線の仕掛けとは別に、ハゼ釣りでも使っている胴突き仕掛けも試してみる。
歳をとってもチャレンジじゃ!
っというのも、この釣りものは根掛かり必至なんだけど、少しでも根掛かりを軽減する方法はないものか?と思案した。
根掛かりのほとんどはオモリ部で発生する。
せっかくテナガエビが針掛かりしているのに、その上のオモリで根掛かりしてて、どうしても外れなくて、泣く泣く道糸をぶった切るという事態も少なくない。
心配は針掛かりしていたエビは大丈夫か?
なんだけど、多くの魚は自分で針を外すので、テナガエビも自分で外すと思う。
なんなら、ハサミ付きの手もあることだし、きっと魚以上に器用に針を外すっしょ!
「もしかして、オモリがエビに近ければ根掛かり率も少ないのでは?」と思ったので、胴突き仕掛けを試してみることにした。
んで、もうひとつのお試しが竿を安定させるためのオモリ。
いつもは高ナットを使ってたんだけど、本日は25号のスパイクオモリを装着。
っというのも、テトラポットの上に竿を置いていると、風が吹いたり、斜め部だと竿がコロン!と落ちることがあった。
高ナットだと平らな部分が多くて滑っていた。
このスパイクオモリなら、スパイク部で引っ掛かって落下防止になるのでは?と期待している。
アナゴ釣りで使ってたスパイクオモリ
んで、餌はいつものように近所の公園で捕まえてきたズミミ様。
今日も餌はコレ。タダで助かるぜ!
いよいよ釣り開始!
まずは実績ポイントで、何匹か釣り上げて安心したいところ。
んで、期待通りすぐに一匹目が釣れた。
思った通り、すぐに一匹目ゲット!
すぐにもう一本の竿からもう一匹。
さすが実績ポイント!
釣れたテナガエビの口から針を外すんだけど、エビの口って複雑怪奇で、どこに口があるのか意味不明である。
訳の分からんエビの口
テナガエビ釣りをはじめた頃は、この奇妙なエビの口で噛まれそうで怖かったので、ピンセットを使って針を外していた。
今現在は針を指で摘んで外すんだけど、正直、針がどこに引っ掛かっているのか良く分からないので手早く上手く外せずに、エビが昇天してしまうこともある。
とりあえず、本日はスタートダッシュ成功で、今日は爆釣Dayと思ったが、ここからが地獄のテナガエビ釣りになった。
さすが一級ポイントだからエビは多いんだけど、問題なのはテナガエビって縄張り意識が強いのか、強欲なのか、性格が悪いのか、餌を巡って他のエビと争い始める。
基本的に身体が大きい方が強いんだけど、そいつが餌に近寄ってくる他のエビを追っ払おうとする。
追っ払われたエビは、エビ特有の後ろ向きでピュ〜!と跳ねるようにして遠くに逃げてしまう。
せっかく何匹もいたエビが遠くに散ってしまい、残っているのは餌にかぶりついていた一匹のテナガエビのみになってしまう。
んで、ソレを釣り上げたら、他のエビは居なくなってしまってるので、そのポイントは終了だ。
それでも、釣れる日だったらすぐ隣りとかの穴から釣れるんだけど、本日は残念ながらそういう日ではなく、それっきり音沙汰なし。
まぁ、居るには居るんですが、小エビ過ぎてミミズ餌だと針に掛からないサイズ。
ミミズ餌には珍しく、この小サイズが釣れた
このサイズだと、餌にちょっかい出してきても浮きに反応は出なくて、竿を聞き上げた時にピク!と魚信はあるけど、針に掛かってないもんだから逃げられる。
今日はそんなんばっかだった。
「クソ〜!アカムシ餌だったら掛かってるのに…」と悔しさ100倍である。
まぁ、餌代をケチってる報いではあるが、小エビって釣ってもすぐに昇天してしまうので、コレはコレでヨシとしましょう。
あんまり釣れないもんだから、ポイントを移動しながら釣り歩いたんだけど、どこへ行っても釣れないんだよな〜
そうこうしているうちに潮はますます引いてしまい、状況は悪くなるばかり…
かなり厳しい状況だ
たま〜にアタリがあっても小エビが突いているだけで、いつものようにピク!という魚信だけで居なくなってしまう。
結局、2時間でわずか3匹の貧果にて終了。
うわ〜、これだけかよ!
日が経つにつれ、テナガエビが釣れなくなっていくな〜…
もっと釣れても良いと思うんだけど…
来た時にいたもう一人の釣り人もさっさといなくなってしまった。
かつてはテナガエビ釣りの聖地とまで言われたこの釣り場も、GWのかきいれ時にも関わらず、オッサン以外は誰もいない閑古鳥が絶叫するくらいの悲惨な状況。
台風による河川の増水の影響や護岸工事でテナガエビ釣り場が無くなったということは、エビが繁殖できる環境も退廃したということでもあり、エビの個体数も激減しているんだと思う。
本当に釣れなくなってしまった多摩川のテナガエビ釣り。
以前にエビ釣り場で出会ったエビ釣り師たちは、今どこで何をしているのだろう?
エビ釣りを諦めたのか?それとも別の釣りものに勤しんでいるのか?
そもそもが、みんな年寄りばかりだったから、もうこの世にいないのかも知れない。
オッサンの中では、ハゼ釣りまでの”つなぎ”のつもりで始めたテナガエビ釣り。
こんな状況じゃ〜、つなぎどころか燻り続けるのみである。
どっかにテナガエビ居ないかな〜?
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オッサンが毎回ハゼ(テナガエビ)サイズの計測をしているハゼスケールの販売を始めました。
結構お問い合わせを頂いてて、んだば!商売しちゃおっかな〜って思ったんだけど、実際に売るとなると、材料確保が面倒臭かったり、製作にとても気を使うやらでテンヤワンヤ…
正直、利益なんてほとんど無くて商売になりませんが、もしよかったら覗いてみて下さい。
販売しているのは、オッサンがいつも使っているスケールに改良を加え、なるべく丁寧に作っているので、幾分マシだと思います。
売り切れだったり、怠けて作ってなかったりで、売ってなかったら申し訳ないです。
なるべく頑張って製作します。