2020年のゴールデンウィーク(以下、GW)はくすぶるウィークである。
例のウィルス騒ぎでStay home しなければならないので、どこにも出掛けられない。
まぁオッサンの場合は、Stay homeじゃなくても何処行くアテも無いんだけどさ。
そ〜言えばGWって毎年何してたっけ?
過去の記憶をたどって思考を巡らせるが、毎日のように多摩川にテナガエビ釣りに行ってるか、せいぜい船に乗って沖釣りに行くか行かないかといった塩梅。
大したことないな…
自分のことながらトホホな気分になる。
GWが始まり、何もすることがないもんだから死んだ魚の眼でテレビを観ていた時だった。
ふだん観ることのない平日昼間にやってる情報番組だったが、Stay home中なのに屋外でレジャーを楽しむ人々の映像が映し出されていた。
こんな事態に不謹慎な!なノリの内容で、例のごとく、そんなデモニッシュな奴らにモザイクと音声加工でインタビューするんだけど、
「普段は自粛してるから一日くらいは良いよね!って感じ!」「自粛ばかりしてると身体がおかしくなっちゃうよ!」「人の決めたルールなんて、こちらの都合で解釈するから意味ないよ!」
唖然とするコメントのオンパレードだったが、ある意味、人間の本性を垣間見た気がした。
人は法律や戒律、しきたりや慣例に沿いながら、マナーとモラルあふれる生活を営んでいるようにみえるが、最終的な判断基準はコレだ!
俺が法律だ!!
映画『ランボー』に登場するジョン・ランボー(シルベスター・スタローン)の名言だが、これはランボーに限らずマイルールの上では、法なんてクソ喰らえなのである。
しかし、コレはこんな状況でレジャーを謳歌するアホだけではなく、どんな人間にも内在する性質だと思う。
両手に斧を握りしめ、歩行者天国で行き交う人々をことごとく餃子にした凶悪犯だろうと、HAWSのじょうろで植木の花に水をやり、服から柔軟剤のフローラルの香りが全身から漂ってくる乙女だろうと、最終判断はオレ様だ!
でも、自分なりの行動基準であるマイルールを持ってる奴は強いと思う。
マイルールがあれば、現在みたいな余裕のない状況に陥った時でも、世の中に右往左往すること無く、自分らしい行動が最低限保てるのかもしれない。
そこでレジャーについて考えてみる。
今年は例外として、毎年GWやお盆休みなどの長期休暇ともなると、多くの人々がレジャーにいそしむ。
メディアでは、何千万人という人々が国内外問わずお出掛けしてます!的なお祭り騒ぎ情報を垂れ流す反面、レジャーで犠牲になった人々情報もセットで放映される。
「本日、○○川でBBQを楽しんでいたグループの一人が流され、死亡が確認されました」
せっかくお楽しみで出掛けたにもかかわらず、最悪な結末である。
みんながおちゃらけている場で突然発生するシリアスな場面。
その場にいる人々のサーっ!という音が聞こえるほどに血の気が引くシーンだと思う。
当事者には悲しみを超えた衝撃だろうし、周りの傍観者にとってはせっかくのお楽しみが終わらされてしまうであろう事件。
どちらの立場であろうとも、その場の楽しい時間は終了だ。
しかし、誰もがこの悲劇を知ってるんだけど、毎年のように繰り返されてしまう。
これはレジャーというものが、そもそもそういう性質を持っているからだ。
人は健康や事故に気をつけながら一生懸命働き、平和と安全を心掛けながら暮らしていても、そこで手にした金を死に向けて使っている。
死にかける行為の事をレジャーと呼ぶのである。
登山でもダイビングでもレベルアップすればするほど”危険な状態”を目指し、その背中合わせに快楽を見出す。
「雪の鋭鋒を登ってみたい」「水深100mに潜ってみたい」普通の思考からすると完全にイカれてる。
バーチャル自殺。
それがレジャーの正体であり、真剣に”お楽しみ”を追求した成れの果てである。
そもそもがそんなキワキワレジャーとは無縁のオッサンですが、2020年は自宅で引きこもっていなければならない。
ハテ?どうしたもんか…
引きこもる多くの人が抱える悩みだろう。
オッサンも同様に悩んでいたが、いくつかのアイテムを入手し、引きこもりに一輪の花を添えてみることにした。
最初は今年大ブレイクと言っても過言ではないWEBカメラ。
通常はリモートワーカーやネットゲーマーなどが使うような遠隔コミュニケーショングッズだが、今年はテレワークしなくちゃならないので爆発的に売れてるらしい。
オッサンの場合は、徒歩数分の職場にテレワークなんぞ全く無意味なので、オンライン飲み会で使うために購入しました。
今年は何かとオンラインがキーワードだ。
オンライン診療、オンラインサロン、オンライン帰省……
その内、オンラインフィッシングとかオンラインマッサージとか出てきそうだが、もう既にありそうな気もするから不思議だ。
宴が好きな妻も既にオンライン飲み会を開催していた。
「そんなん、何が楽しいんだか…」と、どちらかというと否定派だったが、やってもいないでブツクサ言うのも何だし…
と思ってたところにお誘いがあったので、急遽WEBカメラを購入。
というのも、妻はスマホでやってたんだけどオッサンはガラケー使いなので、やるなら大画面のPCモニターで差をつけてやるぜ!という無意味な見栄と頑張りを見せることにした。
実はかなり古いWEBカメラはあるんだけど、画像は悪いし、音声はヘッドセット付けなきゃならないしで心もとなかったので。
デス・スターのような古風なWEBカメラ
いつものようにアマゾンで物色したんだけど、さすが流行りモノ!
国内の一流メーカーものはどれも売り切れ状態で、あったとしても数万円単位の自由経済価格。
「桁ひとつ違うだろ!人の弱みに付け込んでんじゃねぇ〜!!」とブチ切れそうになる。
恐るべし資本主義世界。需要と供給のアンバランス。
ひと暴れした後「今さらのこんな時期に、お手頃価格で手に入れようってのが無理だよね…」と冷静を取り戻す。
まぁ、数千円の価格帯でもあるにはあるが、どれも怪しいバッタもんだらけ。
一丁!バッタもんに賭けてみるか!?と一瞬思ったが、コロナの煽りで収入減のオッサンにそんな冒険は出来まい。
その中で、見つけたのが今回のブツ。
聞いたことないメーカーだったので調べてみると、某大陸系なので敬遠するが、ちゃんとしたオーディオメーカーらしく評価も高かった。
モノ自体の性能も良さそうなので、多少の価格上昇は許容範囲とポチッとな!
購入手続きをしたけど、配送日が宴の前日で、このご時世だから遅延もあり得るとちょっと心配だった。
配送当日、ふと玄関を開けると見慣れたアマゾン箱がポツンと置いてあった。
どうやら予定通りお届けしてくれたが、このシステムってピンポン鳴らして「置いときますね〜!」とかじゃないんだ!?
このご時世にお届けしてくれるのはありがたいが、コレって勝手に持って行く奴いるよね?
静かにポツンとお荷物が…
見慣れたアマゾン箱
外箱と中身のアンバランスもいつも通り
無事に到着して良かった、良かった
結構オシャレなパッケージ
中身はカメラと
説明書類
今はこの形が主流なのかな…
USBケーブルは1.5mあるから余裕だね!
台座には三脚用のネジ穴もある
使うかどうか分からんが三脚にも装着可能!
モニターに装着!ポインコ兄弟もビックリだ
一応性能をば。
まぁ、確かにキレイでクリアな画像だけど、今どきコレくらいは普通だと思う。一応、薄暗めの室内からでもクリアな映像が送信できる自動低照度調整機能や色調や露出の補正がついてるらしいが、それほど明るくも無いな…という印象。夜間の室内とかの場合は、光源の位置や新たに光源を持ってくるとかの工夫は必要だと思う。
確かに広角だが、一緒に複数での参加ならコレは良いが、お一人様だとポツンって寂しい感じ。広角なゆえ、余計な背景も映るので部屋はキレイにしておこう!
これは便利!5cm〜5mまでフォーカスしてくれるらしく、相手に何かをカメラ前で見せたりとかでは活躍する。
さすがオーディオメーカーらしくクリアなステレオ音声で、1〜2m離れてもしっかり音声を拾ってくれた。マイクには「VoiceIATMノイズキャンセリング機能」が搭載されているので、周囲の雑音を減らしたクリアな音声で伝えられるそうな。
いろんなモニターに取付可能らしい。三脚にも取付可能なので、いろんな使い方ができそうだ。
USBを挿せば勝手にドライバーがインストールされるが、昨今のこの手のアイテムはみんなそうだと思う。ケーブルが1.5mもあるのでPCだけでなく、三脚利用も想定してるんだと思う。
このサイズをコンパクトというのか知らんが、確かにデカくは無いな…
使ってみて、映像、音声共に良いカメラだと思う。
昔に比べて時代の進歩を感じます。
他のカメラを使ったことないからよく分からないけど、買って良かったと思います。
んでデメリットを挙げるとすると、映像が少々暗いということ。
もっと明るく映って欲しいし、それを調整できたら良いんだけど…
あとズーム機能は欲しいな。
まぁそうなると、もっと大枚はたいて高機能なのを買えよ!この貧乏人が!?って感じですかね。
オッサンは7,000円弱で買ったんだけど、アマゾンの価格推移を調べると、通常なら5,000円程度で売っていて、オッサンが購入した直後は24,800円と最高値になってました。
恐るべし自由経済。
オッサンが見た時はアマゾンの「WEBカメラベストセラー1位」になってたけど、本当かよ!?とツッコミ入れておきました。
まぁ、買って損はなかった買い物だったと思います。
お次は、オッサンにピッタリって感じのアロマ系グッズだね♪
アロマテラピストのオッサンとしては、ディフューザーでお部屋をナイスな香りで満たしたり、お風呂に数滴垂らして、充実したアロマライフを満喫って感じかな♪
っということは全く無くて、そもそもがアロマで癒やされようとかのキモい趣旨じゃなくて、そろそろやってくるな…と思ったから。
夏が近づいてくるとやってくるのが奴だ!
黒光りするボディ、初速は自然界最速で飛行も可能、僅か数ミリの隙間からも侵入、強烈な生命力と繁殖力、食べ物はanything OK!で食毛症でもないのに髪の毛を食し、共喰いすらも躊躇しない悪食のマリア。
地球上で最強ともいわれる生物 ゴキブリである。
この生物を好きな人はいないだろう。
どこにも好かれる要素が見当たらないし、そもそもそれを探す価値すらない。
もし好きだという人がいたら、間違いなく一人ぼっちの人生だろう。
ご多分に漏れず、オッサンはゴキブリが大っ嫌いである。
もう嫌いとかのレベルじゃなくて、目にするだけで恐怖で脊髄液が逆流するくらいだ。
その昔、オッサンの母親がゴキブリ嫌いなオッサンを指して、「あんたが赤ちゃんの時、ゴキブリを捕まえて食べてたのよ。ビックリしちゃった!」と言ったことがあった。
!!!!!?衝撃を通り越して、もはや事件である。
「何て事をコメントするんだ!コイツぁ!?」
当然オッサンにその惨劇の記憶は全くないが、信じられないし、信じたくない。
「そ、そんな訳ないじゃん!そもそも赤ん坊にゴキブリなんて捕まえられないよっ!!」声を震わせながらの捨て身のアピールに、それを聞いてた歳上の兄弟が「あ〜そんな事もあったな…」と遠い目をして援護射撃。
マジか!?コイツもグルか!?
しかし、その事実にオッサンは卒倒しそうなった。
そんな前科があるオッサンですが、その甲斐あってかゴキブリは大ッッッ嫌い!です。
もうパソコンで「ゴ・キ・ブ・リ」とタイプするのもはばかられるので、以下「G」とします。
オッサンがこのブログ作成作業をしているPC部屋は1階にあります。
オッサンのPCの他、備え付けや後付けの洋服ダンスが並んでる部屋。
我が家では『ウォーク・イン・クローゼット』と呼ばれる薄暗い部屋。
タンスが並び、不必要になったモノ達が積み上がり、エアコンすらないこの恵まれた部屋でオッサンは日々パソコンに向かっています。
しかもこの部屋は、玄関のすぐ脇という位置。
Gに限らず蚊や蜘蛛などの虫って、家の中に入るスキをいつも見計らっているようだ。
人が出入りする度に、人にくっ付いて来たり、ドアが開いた瞬間に侵入して来たり、その瞬間を狙っています。
無事に侵入した虫たちがまず向かうのが、そう、この部屋なのです。
夏場なんて真っ先に蚊に刺されるのはオッサンだし、パソコン作業してたらキーボードの上をGが走り抜けていったことがありました。
蜘蛛は益虫なので放ったらかしてますが、いろんな虫達がオッサンにご挨拶に来るのです。
G以外の虫は嫌いではないが、さすがにここまで好かれるのも何だし…
玄関脇に虫○ナーズなどの虫除けグッズをぶら下げてますが、効果は感じられず。
どうしたもんか?と調べていたら、見つけたのが今回のグッズ、『天然ヒバ油』
ヒバ油とは、檜葉(「ヒバ」 別名:「ヒノキアスナロ」)という木から抽出して作られた天然の油。
古くから青森地方で利用されていて、優れた抗菌作用、防虫・防カビ効果など色々な効果があるらしく、平泉『中尊寺金色堂』にもこのヒバ木が使われているようです。
今まで蚊には蚊取り線香、Gには殺虫剤で撃退していたオッサンですが、撃退後はこれらの殺虫成分でオッサンまでもグロッキーなこともあって悩みのタネでした。
天然ものならロープダウンを免れるのではないか!?と思ったし、アロマ効果もあるらしいので加齢臭を誤魔化せるかもしんまいと購入。
一緒にアロマディッシュなるアロマオイルを垂らす専用アイテムも注文しました。
まぁ、小皿にテッシュのっけて、そこに油を垂らせば事足りるカモ知れませんが、ちょっとオシャレに決めたいじゃん!
数日後、真っ先に届いたのは怪しい茶封筒。
アベノマスクでも届いたのかな?と発送元を見ると青森県からだった。
いかにも事務的な茶封筒
今回もアマゾンで頼んだから例のアマゾン箱で来るもんだと思ってた。
中身は天然ヒバ油と
使用方法などのご紹介
あっ、ちなみに今回注文したのは10ml入の『お試しサイズ』です。
100ml以上の商品もあるのですが、逆に虫を引き寄せても困るし、やはりトライアルは必要かと…
○お部屋や車等にコットン等にスプレーして置くとアロマテラピー効果でリラックス空間に。○家庭用のお風呂に数滴入れると天然ひば風呂に。お肌もしっとりスベスベに。○お洗濯の時に洗濯機に数滴垂らすと抗菌効果で、部屋干ししても嫌な臭いがしません。(抗菌衣料)ダニや蚊などもよって寄ってきません。洗濯機の裏のカビも予防できます。(カビ取りにも使用できます)○ペットのトイレにスプレー、嫌な臭いがなくなります。300〜1,000倍希釈○ペットに薄めたヒバ油をスプレーしておけば、蚊やダニ、ノミ等の虫も寄りつきにくくなります。ペットのニオイもなくなります。(ペットのお風呂にも)○キッチンの三角コーナー等にスプレーしておけば、夏場の嫌な臭いやカビの予防になります。○洗面器のお湯に1、2滴垂らして髪の毛や身体のリンス代わりに。○枕元にコットン等に垂らしておくと、ストレスを緩和して良い眠りに導いてくれます。○キャンプ等アウトドアの虫除けに好評です。○フローリングのワックス代わりにするとログハウスに。(ワックスや塗装を痛める場合があります。目立たないところで試してから使用してください)○アルコール50:精製水50:ヒバ油数滴をスプレーボトルに入れ、衣類や部屋の消臭剤として。○シロアリ対策に床下に撒いたり、基礎や根太の木材に塗るのもおすすめです。住宅工事の防腐・防蟻処置として薬剤の使用を避けたい場合、ヒバ油が利用されてます。木材への塗布方法は希釈せずにローラーや刷毛で塗布してください。1リットルで約10〜13平米塗布できます。○樹木の病気治療、予防、活性化に使用する場合、患部に直接塗布します。(腐乱病・紋羽病等)害虫駆除として利用する場合も樹木に直接塗布します。○寝具等に塗布することでダニの駆除及び快適な睡眠!畳に塗布することでダニの駆除及び畳の保護効果!寝具・畳等に利用する場合、洗面器等でぬるま湯をはり、2〜3滴ほど垂らしよくかきまぜ、霧吹き等で塗布します。害虫駆除に利用する場合、ゴミ箱及び害虫発生箇所に数滴直接塗布します。(原油は衣類等に直接使用すると、シミになる場合がございます)(お風呂に使用する場合入れすぎると浴槽を傷める場合があります)
以上、真偽のほどは定かでないが、タイピングも大変な程いたれりつくせりの効果があるらしい。
アロマディッシュの方は、その翌日にやって来た。
一緒に注文した保湿クリーム(この後にご紹介します)も同包されてるのでやたらと重い。
むむむ、今度もアマゾン箱じゃないんだ
左がアロマディッシュです
まぁ、ディッシュというよりは木をくり抜いた置物。
楠(クスノキ)を切り抜いたものらしいが、ニオイは湿布?っていうか、ステテコ履いたオッサンが肩に張ってるような昔のサロンパスみたいなちょっとス〜ス〜する匂いがした。
懐かしいサロンパス臭
天然木なので使ってるとアロマオイルが染み出して来るらしく、「必ず下に受け皿を置くようにしてください。」との注意事項。
ディッシュonディッシュという訳で、何の為のアロマディッシュ??と思った。
オシャレの世界はオッサンには理解し難いが、このひと手間がまたオシャレの相乗効果を生むんだろうて。
しかし受け皿って言われても…
家中探したが、薬味皿やしょう油皿くらいしか見当たらない。
やっと見つけたのがこのオチョコ。
はるか昔にある陶芸家から買ったんだけど、一個で結構な値段したんだよな〜
オッサンの父親にプレゼントとしてあげたんだけど全然使わなかったらしく、奴の死後、冥土の土産げにくれてやるのももったいなかったから持って帰ってきたんだよな〜
懐かしいメモリーという程のものでもないが…
ピッタリフィット!これならあの陶芸家も本望だろうて…
では早速アロマとやらを。
ヒバ油のキャップを外すと、滴単位で落とせるようになっていて使いやすそうだ。
おもむろにニオイを嗅いでみるが、何だろう…?
ヒノキとは違う香りで、嗅いだことあるニオイなんだよな…
ニオイの記憶ってスゴイらしく、目で見た記憶よりもニオイの記憶の方が覚えてるらしい。
あるニオイを嗅ぐと、その時の記憶が鮮明に想起される事を「プルースト効果」と言うらしい。
クンクン嗅いでいるとオッサンのプルーストが発揮され、その記憶が蘇る。
「そうだ!木工室のニオイだ!!」
中学生の時に女子はやらない技術の時間があって、その時間はいつも木工室でやっていた。
言わずもがな、木材を加工したりする部屋なのでいつも材木のニオイがしてたんだよな〜
木工臭のヒバ油
早速ディッシュに数滴垂らしてみる。
フワッっと木工臭が漂うが、さりげない香りという感じで強い臭いではなかった。
けっこう控えめな感じだな
せっかくなのでお風呂にも使ってみた。
お風呂には5滴垂らしてみた
水と油なので当然浮く。
丸印が水面に浮くヒバ油
バシャバシャ混ぜてると最初はヒバ油の香りが広がるが、慣れるのか知らんがニオイはしなくなった。
湯舟を凝視すると、小さなヒバ油の玉がミジンコのように散らばっているのが見えた。
確かに、お風呂上がりはヒバ油が皮膚に付着しているみたいで、肌がしっとりしていた。
お湯に入れるとニオイが強くなると思ってたんだけど、そうでも無かったな。
でもこの原因はおそらく、一緒に投入されていた入浴剤だろう。
入浴剤+ヒバ油の相乗効果の程は分からないが、入浴剤の香りがヒバ油に勝っていたんだろうて。
使う時はどちらか一方のほうが良さそうだ。
入浴剤の方が強いな
天然成分だからだろうか微香性で、これをアロマというのか知らんが、トイレの消臭剤並みの臭いをイメージしてたのでちょっと拍子抜け。
なので、ちょっと心配になったのでした。
こんな程度でGを撃退できるのか?
蚊や羽虫程度なら相手になりそうだが、ボスキャラはあのGだぞ!
バトルの結果はいざその時になってみないと分からないので、夏の本番を待つしかない。
毎回1滴ずつ、一日2回に分けてヒバ油をディッシュに垂らしてはニオイを楽しんでます。
その度に木工室とあの時代の甘酸っぱい記憶が蘇る。
アロマの真の効果は精神的・身体的作用ではなく、甘酸っぱさの想起だと知った。
オッサンはガテン系の仕事をしています。
ガテン系にもいろいろあるが、オッサンのは手作業が多いので手を酷使します。
このブログを見ている方は気付いてると思いますが、オッサンの手は荒れています。
特によく使う人差し指と親指は皮膚がボロボロに剥がれ、その手触りはザラザラしていて、もう紙ヤスリの#100だ。
皮は硬化し、時にはヒビ割れて出血し、痛みも走る。
ヤスリのように鮫肌な指
なので、結構マメにお手入れしてますが、お手入れ以上に酷使の方が勝っていて全然良くならない。
もう職業病として諦めてますが、放ったらかすとますます鮫が暴れ出すのでお手入れマスト!
そりゃ〜もう、医薬品も含めいろんなスキンケアは試しました。
さすがにドモ○ルンリンクルは手が出ませんが、”○ふれ”くらいまではお試し済み。
最近のお気に入りのスキンケアは100均の化粧水+ニベアのダブル処方。
けっこうリーズナブルなタッグ
今までのスキンケアで学んだのは、質よりも時間ということ。
お風呂上がりや手洗いをした後にどれだけ素早くケアできるか!が勝負になる。
まだお肌が水分で湿っている内にクリームなどでお肌にフタをしてしまう。
タオルでチンタラ拭いた後にムダ毛のチェックなんぞしていたら、水分蒸発とともに肌も完全乾燥し、南極大陸の氷原状態。
もうこうなると手遅れ、たとえクレ・ド・ポーボーテのプールに飛び込んでも無駄だろう。
という訳で、現在のケアテーマは”金より時間”なのである。
GWも始まろうという時期、長年使っていたニベア青缶(大)が無くなった。
アララ…買いに行かなくちゃだわ!っと近所のドラッグストアに行ったのだが、な、なんと売り切れているではありませんか!?
困ったぞ!青缶(小)はたくさん並んでいる。
ここは青缶(小)で我慢か?
内容量と金額をチェックし、オッサンのスーパー頭脳で単価を計算する。
チクタク、チクタク………
チーン!
ダメだ!大缶とは比べものにならないバブル単価だ。
ドラッグストアを後にしながら思う。
結局は金だよね。金は掛けられん!
他のドラッグストアに行くべきか?しかし、今はStay home 中で不要不急の外出は控えねばならない。
しかし、ニベアゲットはオッサンには不要不急ではないのでは…
いやしかし…
少々葛藤するが、アマゾンで注文するアイテムがあったのでついでにニベアも見てみる。
……だよね〜!高いんだよ!!
そうなんです!アマゾンってそこら辺で手に入るブツは割高なんですよね。
やはり、マスクと防護服の完全装備で買いに行くべきか!?
防護服に袖を通しながらふと思った。
別にニベアじゃなくてもいいんぢゃね?
防護服を折り畳みながら冷静になり、再びアマゾンを覗いてみる。
世の中にはいろんなスキンクリームが存在していて、とても全部は見てらんない。
んが目に付いた商品があった!
それが今回ご紹介する商品でございます。
アマゾンページでひときわ目を引くその威容。
スキンクリームなんて大きくてもせいぜい200gも入ってないが、そいつぁ566g入り。
よくラーメン屋のカウンターに置いてあるにんにくペーストとか辛味噌が1kgくらい入ってるデカイ容器のノリで、他の商品を圧倒していた。
商品のイメージカラーが黄緑色らしいが、そんな色で誤魔化してもその存在感は隠せまい。
原産国を調べてみるとカナダ。
カナダ?オッサンには縁もゆかりもなく、メープルシロップくらいしか思い浮かばないが、こういうノリの国だっけ?
この手の商品って清潔感と透明感なイメージが大事だと思うんだけど、この豪快さと強引さが気に入った。
そして、なによりも安い!
効能はどの製品も同じような文句だろうし、こういうのはその人に合う合わないでしかないから、実際に使ってみるしかない。
566gでの失敗は被害甚大だが、とにかくトライだ!
やって来たのは怪しい梱包。
このタイプははじめてだな
ズッシリ566g!
カスタマーレビューの低評価でフタの破損問題がいくつかみられたが、この重量でプチプチ袋の梱包だと手荒に扱えばそりゃ〜壊れるわな。
オッサンの時は大丈夫だったが、これこそいつものアマゾン箱じゃないとダメだろう。
恐る恐るフタを開けると、なみなみとクリームが入っていた。
タプンタプンに入ってる!
早速使ってみるか!とも思ったが、いきなりこの大容量に指を突っ込むのも如何なものか?
自分しか使わないとはいえ、この容量ともなると長期戦は覚悟しなければならない。
その間にこの内部に雑菌が繁殖しないとも限らん。
出来るなら小分けにして扱いたいところ。
何かゴキゲンな容器はないか?と思ったら、すぐ目の前にあった!!
最高なのがあった!空のニベア缶(大)
入れ替えは手を使ったら元も子もないので、ヘラにて豪快に。
ニベア缶といえども169gの移し替えは結構大変だった
小分けと呼ぶ量をはるかに超過しているが、移し替え完了。
小分け(?)完了
ヘラに付いたクリームでお試ししたが、グリセリン、ワセリンが多いらしく、塗布直後はテカテカしてる。
オッサンの鮫肌には良いかもしんまい
香りもほとんどないし、すぐに肌に浸透するからベタつきもない。
クリームの持続性はニベアと同じくらいかな。
敏感肌にも…という触れ込みでアトピーの方も使ってるようだけど、オッサンはガサツな肌だからよく分からん。
一番良かったのは、少しの量で広がるお手軽さ。
ニベアはけっこうヌリヌリしないと広がらないけど、コレはちょっとの量でもかなり広範囲に広がるから、一回の使用量はニベアの1/3くらいで済む。
コレくらいで顔と両手いけます
ということは一個(一樽?)使い終わるのに一体どれだけの年月がかかるのだろう?
その終わりは果てしないが、ハッキリ言えることは、カナダに対する見方が大きく変わった商品だったのは間違いない。
まぁ、この記事を書き終わってつくづく思ったが、本当に大したことねぇな〜オレ!だった。
どうせならNintendo Switch買ってファミリーでゲーム対決しましたとか、大型プロジェクター買って海外ドラマを制覇しましたとか、ヘルシオでスペアリブ作りましたとか、そんなゴージャスな内容が欲しかったが、如何せんオレだ!
しかし、これでいいのである。
人は自分の背丈で生きていくしかないのだ。
まぁ、世の中には一発逆転の人生もあるのかも知れないが、それはその人の人並み外れた努力と才能の賜物であって、大した努力もしてない奴に逆転なんぞ起きないのである。
生まれた時には、既に身の丈にあった人生が用意されている。
それは程度の問題であって、その方向性は自分次第。
どっちの道に進むのかは自分が決めていくのだ。
甘い人生、しょっぱい人生、酸っぱい人生、辛い人生、苦い人生…
無味な人生もあるか…
オッサンにも一発逆転は起きなかったけど、振り返ればそんなの起きなくて良かったとも思う。
平々凡々な人生がオッサンには似合ってる。
これでいいのだ!