2022年9月23日。
2022年夏シーズン24回目のハゼ釣りに行ってきました。
釣り場:大井ふ頭中央海浜公園【はぜつき磯】
天気:雨のちくもり
釣行時間:6時30分くらい(潮位:125cm下げ4分)〜
11時00分くらい(潮位:54cmほぼ干潮)中潮
水温:22℃
釣果:マハゼ167匹(8cm〜14cm)
竿:2.0m(そよ風) 道糸:ナイロン0.8号 ハリス:ホンテロン0.6号
ハリ:袖1号スレ オモリ:自作Fe(鉄)オモリ。1号相当の重さ
エサ:アミエビ・ベビーボイルホタテ
ハリス3cmの胴付ミャク釣り仕掛け
本日も昨日に引き続いてのハゼ釣行。
天気予報では雨だったけど、いつの間にか曇りに変わったが、朝、目覚めるとキッチリ雨が降っていた。
よくよく予報を眺めると『所により一時雨』
つまりオッサンの住んでいる地域は『所によった』ということだ。
何なんだ?『所により一時雨』って…
調べてみたら、「対象エリアの50%未満の地域で雨が降ることを『所により』と表現するらしい。
50%未満とは言え、最大約半分と言うことだよね?
えらいドンブリだな〜
釣り場での雨は全然気にならないけど、釣り場への行き帰りで雨が降るのが嫌なんだよね。
もう面倒臭くなって布団でイモムシになっていた。
ここ数日は寝ててもちょっと肌寒いくらいなので、ブランケットから毛布にチェンジしていて、肌触りが心地よい。
おかげで布団から出るのに勇気がいる。
イモムシは考える。
「昨日頑張ったんだから、今日はもういいんぢゃね?」
「いや、昨日H2氏にハゼ釣り行きます!って豪語したよね?」
「H2氏は寛容だから許してくれるよ!」
「いやいや、立派な理由があるなら許されるけど、面倒臭いはダメだろ!」
「いやしかし…」
と、10分ほど二度寝にて仕方なしに出撃。
カッパを着込んで愛車を漕ぐが、もう汗だくだ。
雨も本格的に降るならカッパスタイルも納得だが、微妙な小降りなもんだからど〜にもくすぶる。
納得しないままいつもの橋に差し掛かり、釣り場を眺めると、既に7〜8人のハゼ釣り人が並んでいた。
H2氏も見えて、雨のなか頑張っているらしい。
今日は釣り人が多いな
まずは【夕やけなぎさ】にて駐輪。
こちらは釣り人が3人程度で寂しい限り。
夏が過ぎた寂しいハゼ釣り場
んで本日もオッサンのパラダイスポイントへ瞬間移動。
雨が降っていて岩場が濡れているので、細心の注意を払っての移動。
雨の中、みなさんご苦労さまです
H2氏と合流し、ハゼの塩梅を伺うと「小さいけど入れ喰いだよ!」と今の雨同様に微妙なレスポンス。
入れ喰いはもちろん歓迎ではあるが、小サイズというのが引っかかる。
こんな時期に、こんな雨の中、こんな場末の釣り場まで来ておきながら、小ハゼばかりじゃ〜やってられんな。
とは言え、ここまで来ておきながら「んじゃ〜帰ります!」っちゅう訳にもいかないもんだから、釣りの準備を始める。
”きっと俺だけには良型大型ハゼが釣れるに違いない”
釣り人特有のお花畑思考なんだけど、誰でも釣る前は夢を見るのが釣りの魔性である。
本日の竿は愛竿「そよ風」
昨日は釣れたハゼが空中でポロポロ落ちてしまい、「ハゼサイズと竿の硬さが合ってないのかな?」と思ったので、今日はもっと柔らかい竿にしてみました。
この竿で落ちるなら何やってもダメだろう
餌はいつものようにアミエビとボイルホタテ。
今回でやっとアミエビがひと箱終わるが、すげぇ〜もつなアミエビ。
コストパフォーマンスは素晴らしいが、入手経路がとても限られるのがデメリット。
まぁオッサンの場合は、O氏から自動的に貰うから楽ちんなんだけどサ!
ホタテはカチンコチンに凍ってる
水温は昨日同様に22℃なので、釣れるハズなんだけど。
まだ釣れる水温だと思う
一応、良型ハゼ狙いなので岩場の周りから攻める。
水はキレイに透き通っているので、水中がよく見えて狙いがつけやすい。
ス〜ッと円弧状に落とすとすぐにアタって来るが、コイツだった。
出鼻とやる気をくじくなよ!
まぁ、岩周りだからダボハゼが釣れるのはしょうがないところ。
すぐに同じスポットに落とすとすぐにナイスサイズが釣れた!
このサイズなら良し!
お〜良いじゃん!釣れるじゃん!と思ったのは最初だけだった。
次が続かず、連打にならない。
目につくスポットにシラミ潰しに落としてみるが、どうにもアタリが遠い。
やっとアタって来た!と思ったらダボハゼだったり…
『ダボハゼ、所によりマハゼ』といった感じ。
チョロチョロと移動を繰り返しながら、とにかく喰ってくるハゼを探すしかない。
一匹一匹の拾い釣りだけど、上がってくれば良型サイズ。
こんなのとか
コレくらいとか
しかし、いかんせん数が伸びない。
おひさまが当たれば少しは状況が変わるかもしれないが、今日の天気では厳しいかな…
泣きっ面にハチで、釣り船やら訳の分からん業務用の船の嵐。
船の立波で水が濁りまくり釣りにならず。
2時間経過したが、50匹弱の貧果なのでした。
最後の手段、ダメ元で最近は釣れなかったエリアに移動。
「ここでダメなら玉砕だ!」
このエリアは今年さんざん釣りまくった爆釣エリアなんだけど、ここしばらくは全然釣れなくなったスポット。
朝イチにちょっと探りを入れた時はダメだったけど、潮位が変わり、かなり状況が変わってたからどうだ?
玉砕覚悟の一投目。
着底と同時に竿をひったくるアタリが!!
だいたいこのアタリは小ハゼなんだけど、反射的にアワセると竿がヒュンヒュン鳴り出し、ハゼが横走りを始める。
「お〜ナイスサイズだぞ!」
上がってきたのは13cmの良型ハゼ。
ナイスファイト!
このサイズがあのアタリを出すとは、やる気満々だね〜
ここから一気に釣りの様相が変わる。
同じスポットで連打が始まり、上がってくるサイズも10数cmは当たり前。
こんなサイズが普通に上ってくる
まぁ、どこに落としてもアタリが!ではなくて、ちゃんと探さないと喰ってこないけど、それでもすぐに見つかるのはありがたい。
やはり最初は良型ハゼが喰ってきて、スッ…と1cmほど竿先を拝ませる大人しいアタリでアワセると、いきなり横走りが始まるのが心地よい。
オッサンの両手がフル回転をしていると、少し離れたところから「あ〜、クソ〜!」とか舌打ちが聞こえてくる。
H2氏である。
釣り人って、なにかと独り言を発することが多い。
しかも釣り場って静かだから、その独り言が聞こえちゃうんだよね〜
オッサンもそうなんだけど、そのほとんどは否定的な毒づきだ。
よくメディアとかでは魚が釣れると「ヨッシャ〜!」とかやってるけど、そんなのはただのメディア向けの演技だ。
現実には、釣り場には否定的で、他人に聞こえる独り言が飛び交っているのである。
「こっちは釣れるから、こっちでやりなよ!」と声を掛けるが、オッサンに気を使っているのか、H2氏は毒づきポイントでやり続ける。
まぁ、そうなんだよね…
いくら仲間とは言え、他人様のエリアを荒らすのは気が引ける。
たま〜にだけど、釣れてる人のエリアに黙ってズカズカ入ってくる奴がいるんだけど、そういう奴は結局はどこでやっても釣れないんだよね。
そもそも実力がないから、どこでやっても同じ事。
釣れるエリアなら誰でも釣れるとは限らないのである。
傍から見て「あそこはスゴイ釣れてるからオラも!」なんだろうけど、釣れるスポットというのは極々限られた一点であることがほとんど。
その一点から20cmもズレれば釣れないのであり、”そこら辺”というアバウトな範囲ではないのである。
かくして、自分だけ良い思いをしようとした『いぢわる爺さん』は渋々退散するのでした。
みるみる内にビク内は賑やかになり、良型ハゼでいっぱいになる。
干潮の潮止まりでアタリが遠くなり、もう満足したので納竿。
4時間半で167匹でした。
ここまで釣れればいいっしょ!
最大サイズは14cmなんだけど、この釣り場ではこれ以上のサイズは滅多にお目にかかれないな〜
最大サイズはまるまる太った14cm
ここからまた歩いて【夕やけなぎさ】に戻るんだけど、ビクが重いんだコレが。
もうかなり使い込んだビクだから、今シーズンは穴が空いたりしたんだけど、今現在はさらにビクの入り口のプラスチックも折れている。
O氏曰く「いつもそんなに釣るから壊れるんだよ!」と言われるのだが、しょうがないじゃん!釣れれば釣れるだけ釣っちゃうのが釣り人だもん。
そんな半壊したビクを引きずりながらの筋トレにて、【夕やけなぎさ】に帰還。
H2氏も独り言をつぶやきながらもかなり釣ってて、H2氏のクーラーボックスはまたエライことになっていた。
帰ってコレを全部捌くらしい
【夕やけなぎさ】は朝とは違ってファミリーが釣り糸を垂れていて、和やかムード。
のんびりなハゼ釣り場
本日は前半の2時間はぜんぜん数が伸びなくて「今日は終わった…」と諦めムードだったけど、まさかの入れ喰いエリアの出現により、一気に大逆転なハゼ釣りでした。
朝の釣れない感じで終わったら「ブログどうしよう…」と覚悟しましたよ、マジで!
でもいつかは釣れなくなるんだから、その時は覚悟を決めて無かったことにしようっと!