2022年9月19日。2022年夏シーズン22回目のハゼ釣りに行ってきました。
釣り場:大井ふ頭中央海浜公園【はぜつき磯】天気:くもりのち晴れ釣行時間:6時00分くらい(潮位:77cm干潮)〜10時00分くらい(潮位:122cm上げ5分)小潮水温:26℃釣果:マハゼ145匹(9cm〜13.5cm)
竿:2.1m(行雲流水) 道糸:ナイロン0.8号 ハリス:ホンテロン0.6号ハリ:袖1号スレ オモリ:自作Fe(鉄)オモリ。1号相当の重さエサ:アミエビ・ベビーボイルホタテハリス3cmの胴付ミャク釣り仕掛け
昨日に引き続き、東京にも最強クラスの台風14号が近づいてきている。
日本列島の日本海側を舐めるように縦断する最悪のコースまっしぐらで、しかも速度も遅いもんだから、既に各地で被害も出ている。
ここ東京もまだ台風は遠方にあるけど、その影響で豪雨による浸水などの被害が出始めています。
台風本体がやってきたらと思うと怖いが、用心しなければと、身が引き締まる思いでございまふ。
そんなWarning警報が鳴り響く中、本日も呑気にハゼ釣りでございます。
当然ながら雨風が強い予報だったんだけど、今朝の空は思いがけなく明るく、風も強いという程でもなかった。
台風がらみの天気なので、いつ雨が降り出しても大丈夫なように雨カッパは持参だけど、昨日使ってまだ乾いてない湿りがちな状態ですこぶる気持ち悪い。
「天気がもつといいな…」
オッサンの晴れ乞いは天に届くだろうか。
本日のハゼ釣り場は、いつもの大井ふ頭中央海浜公園の【はぜつき磯】。
理由は、釣れる釣れないは抜きにして、単純に自宅から一番近いから。
雨の中カッパを着込みながら釣りをして、その上、遠出とかじゃ〜嫌じゃん?
いつもの橋の上から釣り場を見渡すと、既に5人ほどのハゼ釣り人が見える。
お〜!やってるね!
その中にはH2氏もいた。
愛車を漕ぎながら眺めるが「う〜ん、竿が上がらないから厳しいのかな?」
ちょっと不安になりつつ、まずは玄関口の【夕やけなぎさ】へ。
さっきの【はぜつき磯】には5人”も”釣り人がいたから、【夕やけなぎさ】にはもっと釣り人がいるんだろうな〜っと思ってたら、こっちには3人しか居なかった。
アレ?おかしいな〜
もう水に立ち込んでのハゼ釣り時期も終わりが近いからなのか、今季の【夕やけなぎさ】は小ハゼばかりだから面白くないからなのか…
そもそも最強台風襲来って時に、ハゼ釣りなんぞはやるべきではないよね。
世間様の判断は正しいと思うよ。
全然釣り人居ないじゃん?
んで、こんな非常識な時にハゼ釣りにやって来るアウトローなオッサンは、さっそくテクテクと運河沿いを【はぜつき磯】へ向かって移動開始。
少々ズッコケながら【はぜつき磯】へ到着するが、既に釣っている方を眺めが、やはりどうにも竿が上がらないな〜
みなさん竿が上がってないんですけど
昨日から夜中にかけてけっこう雨が降ったから、水も水潮のように濁り気味で、当然釣れないよな〜
大雨の影響で濁ってるな〜
H2氏にハゼ釣りの塩梅を伺うと「釣れてるよ!型も悪くないよ!」と予想外のレスポンス。
「え?釣れてるの?」
一気にオッサンのやる気スイッチが乱れ打ちになる。
慌てて釣りの準備を始める。
本日使用する竿は「行雲流水(2.1m)」
今現在の潮位なら長竿じゃなくてこの竿で良いでしょう。
竿は短い方が手返しも良いし、アタリも分かりやすいし、針に掛けてからも面白い。
オッサンはこのくらいの長さの竿は「そよ風(2m)」も持ってるけど、それぞれに竿の特徴はあるけど、どちらを使うのかはその時の気分って感じで、特にこだわりはない。
今日は「行雲流水」な気分
餌はいつものようにアミエビとボイルホタテの二本立て。
アミエビは昨日の残りもの
水温は26℃だからそれほど冷たくもない。
26℃。だからど〜した!という感想しかない
さぁ、やったるでぇ〜!
ポチャン!と落とし、ス〜っと円弧状に落ちて着底、すぐにアタリが!?という事はなくて、全然反応がない。
角度を変えて3回ほど入れ直してみるが、な〜んも生命反応が無いんですけど…
オッサンのやる気はキブレハン(ヤクルトスワローズ)並に腰の引けたみっともない空振りに終わる。
「釣れないんですけど〜!」オッサンの面倒くさい訴えに、無言で釣り続けるH2氏。
無視されたので寂しく釣りを続ける。
次の投入でやっとアタって来て、本日の一匹めが上がった。
まぁ、このサイズか…
次も同じスポットから同じサイズが上がってくる。
ここらへんが本日のスタンダードサイズらしい
さすがにもう真夏のハゼ釣りじゃないから、ひとつのスポットで3〜5匹も上げれば次を探さなければならない。
すぐに見つかれば儲けもんだけど、本日はなかなか見つからないんだな〜
オッサンは忍耐力が皆無なので、すぐに次を目指してプチ移動をしてしまう。
多分、もっと丁寧に探れば見つかるんだろうけど、良型ハゼを求めて動いちゃうんだよね〜
このブログで何度も言ってるんだけど、やはりそのスポットの最初は大きいハゼから喰ってくる。
これくらいのサイズなら良し!
同じスポットではハゼサイズがとだんだんとミニマム化して、針に掛かりにくいサイズになったら移動といった塩梅。
もうこの時期だと自分の立ち位置から左右方向探ってみる感じ。
真夏でも正面と左右の3ヶ所くらいかな。
これ以上細かくやって、よしんばハゼが喰ってきても、サイズアップする事は少ないんですよね〜
なので大きく区分して、釣れるハゼが小さくなったら5mくらいズレての繰り返しかな。
まぁ、オッサンの場合は動きすぎだと思うけども…
予報通り風が次第に強くなってきて、時おり、竿を持っていかれるくらいの強風が叩きつけてくる。
【はぜつき磯】は直線の運河なので風を遮るものが無く、モロに風が吹く。
ヒャ〜、釣りにくいな
雨は降りそうもないけど、この風が釣りの邪魔だ。
アタリなんて取れないから釣れなくて、ひとりまたひとりと釣り人が居なくなる。
オッサンも厳しいのは確かなんだけど、それでも何とかアタリをキャッチして釣り続ける。
今日はこの強風なので船もほとんど来ないからありがたいが、船も出せないような状況でハゼ釣りするのもどうなんだか…
風に吹かれながら移動を繰り返し、久しぶりに基地に帰ってくると、H2氏の背後霊のように野良猫『マーベリック』がいた。
お〜、マーベリック様ではありませんか!
誰も釣り人がいないから餌にありつけず、H2氏に取り憑いたようだ。
オッサンも小ハゼやダボハゼはマーベリックにご献上する。
相変わらず、刺すような眼力だ
5匹ほど献上すると満たされたのか、スフィンクスの体勢で磯寝された。
イカ耳なフィンクスにメタモルフォーゼ
昨日のハゼ釣り場は『秘密の花園』だったけど、釣りのキモは変わらなくて、やはりアタリの出し方が最重要になるかな。
繰り返しになるけど、着底したら10秒ほど動かずにステイ→ズズズ…と2cm引きずって15秒ほどステイを2回くらいやるとやっとアタって来る感じ。
小さく誘って、長めにしっかり止めるがこの時期の誘い方になります。
強風の中なんとか粘って、4時間で145匹と頑張ったよ、俺!
最大サイズは13.5cmってところ。
もうちょっと大きいのもいたハズだが…
けっこう良型揃いだったので、数の割にはボリュームがあった。
まぁ、良型を求めてこんな場末の釣り場に来ているので、コレはコレで良かった、良かった。
【夕やけなぎさ】に向けて運河沿いを帰路についていると、いつもの常連さんがまだ釣り続けていた。
この方は、この釣り場でも『秘密の花園』でもいつも見かける。
「けっこう釣れてますよ!」と朗らかな笑顔だった。
こんな厳しい中、しっかり結果を出せるからここまで粘れて、楽しい釣りになっているようだった。
誰もが条件の良い釣りやすい日に釣りをしたいだろうけど、必ずしも好条件な時だけとは限らない。
厳しい時でも、諦めずに活路を見出し粘るからこそ、釣りのレベルが上がるのである。
「釣れねぇからつまんねぇ〜し!やってらんね〜!」と諦めたらそこで全てが終了なのである。
釣れる時なら「もっと釣るにはどうすれば良いのか?」、釣れない時は「どうすれば釣れるのか?」を追求し続ける。
なかなか明確な解決法なんて見つからないけど、そんな思考を巡らせることこそが釣りなんだから。