2018年も夏シーズンのハゼ釣りも終了となりました。
これからの時期は、数を狙う釣りから型を狙う釣りに移行します。
エサを落とせばポンポン釣れる小気味よい釣りではなく、良型・大型ハゼのいる場所をひたすらに探す我慢の釣り。
ボウズ覚悟のマゾイ釣りモノの季節に突入です。
まぁそれは置いといて、オッサンのハゼ釣りも毎年ホンの少しずつですが変化(進化?)しています。
基本的に大きな変化はないけど、以前の自分の記事を読み返すと「今はチョット違うんだよな〜」と思うことが往々にしてあったので、ここで修正・まとめたいと思います。
使っている竿はダイワ「そよ風」。長さは2mの竿です。
この竿はもう廃盤なので通常は入手できませんが、たま〜にヤフオクとかで出品されたりします。
オッサンはTBの中古で安く手に入れたのですが、ヤフオクでは8千円前後と手が出ない金額で取引されてるようです。
まぁそこまでして・・・と思いますが、オッサンもハゼ釣りでは一軍で使っている竿なので良い竿だと思います。
先調子の柔らかい竿で、アタリを待つ時の許容範囲が広いのがミャク釣りの名竿と言われる所以なのかも知れません。
掛けたハゼが横走りすると竿がヒュン!ヒュン!鳴ってその引きを楽しめます。
デメリットは柔らかすぎるという点かな。
クイックにアワセを入れたい時だとその柔らかさが災いしてワンテンポ遅れます。
ハゼのサイズが大きい時もなかなか抜き上げれないのでバラすこともあり!
ハゼサイズ的に15cm以下なら楽しい釣りになる竿です。
もし「そよ風」を手に入れてなければ使っていたであろうと思う竿は、ベイシックジャパンの「行雲流水」ですね。
以前使っていて、アホな理由で折ってしまった竿です。
ご臨終・・・
長さも各種ありますが、買うのなら1.8mか2.1mか迷うところ・・・
軽さといい柔らかさといいちょうど良い竿で、オッサンがハゼ釣りの楽しさに目覚めた竿です。
いまだに「買おうかな?」と思い続けていますが、まぁ今使っている竿がダメになってから考えることにしてます。
今使っている道糸は上州屋さんで売っている500m巻きの0.8号ナイロンライン。
上州屋ブランドのラインらしい
オッサンは一回の釣行毎に道糸を新調するし、根掛かりでラインブレイクすれば現場で作り直すので結構使います。
特にこだわりはなくて、0.8号なら何でもよいと思ってます。
以前は100均のを使ってました。
安心の日本製。品質的に問題なし!
今のやつは100均よりも単価が安いので飛びついたのですが、500m使い切るのに何年かかるやら・・・
もっと細い0.3号とか0.6号とかも使ってみたのですが、100匹ほど釣るとハリスとの接合部が縮れてしまったので0.8号に落ち着いています。
PEも道糸として使ってみたのですが、ナイロンライン部との接合にヨリモドシを使うため、アタリが鈍くなるので止めました。
やはり一本ものの方が変化を敏感に感じ取ることが出来ます。
今年のハリスはホンテロンの0.6号をテストしています。
1.5倍増量キャンペーン中だったので買ってみました
ホンテロンは張りがあるのでアタリに敏感なのでは?と期待して使い始めたのですが、ナイロンと比べると確かにアタリは取りやすいかな。
たかが3cmのハリスですが、その違いを感じることができます。
ちょっと気掛かりなのが、ハッキリと出ないモァ〜ン系のアタリはナイロンラインの方が感じやすいという印象。
しなやかさを取るかハリを取るか、まだ答えは出てませんが答えを出す必要もないのかなという気もします。
まぁいずれにしても、たかがハゼ釣りなので普通に手に入りやすい安いラインで十分だと思います。
どこにでも売っているナイロンラインで十分
道糸・ハリスはアタリやエサの動きを考慮するとできるだけ細い方が良いと思いますが、数釣るとすぐに縮れてくるので、今のところ道糸は0.8号、ハリスは0.6号に落ち着いてます。
高品質なラインならもっと細くできると思いますが、それなりにお値段もかさむし・・・
お手軽お気楽なのがハゼ釣りの醍醐味なので、金をかけられないしかける気もない!
ハリは袖バリの1号で、カエシのないスレバリを使ってます。
スレではないですが袖1号も釣具屋さんで売ってたのですが最近は見なくなりましたね〜
まぁ袖の1号なんて普通は使わないですからね。
特殊なハリなので釣り針メーカーのネット通販で購入しています。
左が「マルト(土肥富)」で右が「タイガー針」。いずれも100本入り
当然ながらハリスは巻いてないので自分で巻きます。
自分でとは言っても、こんな小さいハリに手巻きなんて出来ないから自動ハリ結び器を使ってます。
使い始めてすぐに落として壊したが、だましだまし使ってる
このハリを使うようになった理由は、1-ハリ掛かりしやすいハリが小さいからハゼの口に入りやすいし、カエシがないから刺さりやすい。小さいということは細いということでもあるので、これまた刺さりやすい。
2-ハゼの口から外しやすい釣りバリのカエシって掛かった魚が外れないようにするためのものですが、外しづらいという側面もあります。指先でグイ!とやらないとハズれないもんだから結構な負担がかかる。一日に一束以上も繰り返すと指先がボロボロになり痛みも出てくる。
オッサンの白魚のような指が見るも無残な姿に
さらにハゼのような数釣りとなると手返しの早さがとても大事になり、外しにくいというのはデメリットでしかありません。
3-自己満足にひたれるまぁ、なんですよ・・・このハリを使うということはフツーの釣り師ではないわけで・・・普通の釣り人:「どんなハリを使ってるの?」オッサン:「カエシのない袖バリの1号です」普通の釣り人:「エ〜、凄いねぇ!」オッサン:「フッ・・・たいしたことないですよ!(胸張り!!)」
デメリットは、1-小さすぎて扱いづらい老眼の入ったオッサンには、こんな小さいのを指先でつまむのに苦労する。なのでハリ交換もエサ付けもけっこう難儀する。究極はハリス結びで、器械へのセッティングはピンセットを使用する匠の世界だ。
2-すぐにハリを飲まれるちょっとでもアワセが遅れるとハゼにハリを飲まれる。今でこそまだマシになったけど、使い始めなんて飲まれまくりました。飲まれると余計に時間が掛かるし、ハゼもすぐに死んじゃうしでよい事ありません。自作のハリ外しは必携です。
とデメリットもあるのですが、オッサンが人並み以上に数を釣るのはこのハリのおかげだとも思います。
まぁ、2号にサイズアップしても釣果は変わらないと思いますが、つまらん意地を張って使い続けてます。
オモリは1号相当の重さがある自作鉄(Fe)オモリです。
オッサンの仕掛けは胴付きなので、オモリが一番下に来るタイプの仕掛けでオモリが岩などに根掛かりしてラインブレイクがあります。
ということはオモリが水中に置いてけぼりになってしまう。
鉛は環境に良くないらしいので、これではイカン!という理由で作りました。
鉄製なら漁礁にもなるので環境には優しいのだろうと思います。
自作は手間といえば手間ですが、いつまでも釣りのできる環境を残すのは釣り人の責任だと思ってます。
1号の重さはハゼ釣りにしては重いと思われるかも知れませんが、ミャク釣りにおいてはしっかりとラインテンションが掛けられるのでアタリが取りやすくなります。
オッサンが通っている大井ふ頭中央海浜公園の釣り場は、運河なので船が行き来して立ち波が来ます。
その波の中でもこの重さなら流されずに釣りを続けることが出来ます。
普通なら波がたっている間は釣りを中断して避難するのですが、ウェーダーを装着したり、濡れるのを我慢していれば実は釣れたりします。
波でエサが揺れて勝手に誘いになるのでハゼが喰い付いてきます。
このオモリは長さが2cm位あるのですが、この長さを活かしてオモリを立てたり寝かせたりの静かな誘いができるので、ハゼの喰いの悪い時などは有効です。
今年も大量に作った
このブログで散々言い続けていますが、エサはやはりベビーボイルホタテですね。
喰いの良さ・ハリ掛かりしやすさ・エサ付けの早さ・入手しやすさ・リーズナブル性・保存性・リユース性など文句なしです。
オッサンが使っているホタテサイズは、貝柱の直径が2cmくらいのサイズ。
”ベビー”ホタテの中では大きいと思う。
このくらいのサイズが最適
これより小さいサイズはハリに引っ掛かりづらいし、勝手にハリから外れやすくなると思います。
コレの貝柱をメインに使います。
ハリに引っ掛ける量はコレくらい
オッサンのホームグラウンドである大井ふ頭中央海浜公園ではホタテエサ率が異常に高いのですが、他の釣り人を見てるとホタテを付ける量が少ないと感じます。
ホタテをエサとして使う最大のメリットは、ハゼがホタテに喰い付いてブルブルすると貝柱の繊維が撒き散らされてコマセになるということ。
これは他のエサにはない素晴らしい効果です。
このコマセに他のハゼが集まってきます。
こうなればしめたもので、一ヶ所で数十匹は釣れ続けるハゼのホットスポットが形成されます。
オッサンはこのホットスポットを作るためにワザとホタテを大きめに付けています。
もちろんエサを大きく付けることによって、良型のハゼが掛かるのを期待してもいます。
ホタテのエサ付けにはひとつポイントがあって、ハリに付けたら指で少し潰すとホタテの繊維が水中でより広がり、ユラユラと揺れやすくなるので良い誘いになります。
ホタテは柔らかいからハリ掛かりしやすいという特長がありますが、このためにほぼ毎回エサを付けることになります。
ただ、貝柱を持ってハリで引っ掛けるだけなので慣れれば一発でエサ付け完了。
エサ付けに時間がかかるということは無くなります。
ホタテには生殖巣とヒモも付いてます。
貝柱に比べてハゼの反応とハリ掛かりも悪いのですが、釣れないこともないです。
特に生殖巣は良型のハゼが掛かってきやすいという印象があります。
色なのか感触なのか良い型のハゼが上がりやすい生殖巣
なので、ヒモは捨てますが生殖巣は”一応”とっておいて、気が向いたときに使ったりしてます。
話は変わりますが、たま〜にハゼ釣りでコマセをバ〜!っと撒いている人を見かけます。
コマセに寄ってくるハゼ達を一網打尽にするつもりなのか知りませんが、肝心のハゼ達はコマセばかりを喰っているようにしか見えない。
ハリの刺さっているエサなんて違和感の塊みたいなもんです。
全然喰ってこない時に試しにエサを投げてやるとそちらには喰い付いてくるのに、ハリのついているエサには見向きもしないことなんてしょっちゅうあります。
違和感のある怪しいエサと、そうではない美味しそうなエサがあればどちらを食べるかは分かりきったことで、コマセを撒くという行為はかえって逆効果な気がします。
ハゼはハリの存在を分かっていると思いますが、それでも「食べたい!」という欲求の方が勝っているから喰ってくる。
食べないと自らの命を維持できないから、リスクを犯して喰い付いてくるのだと思います。
コマセを撒いてる人って全然釣れてない印象しかない。
ハゼにエサを与える博愛的な行為は否定はしませんが、ハゼを釣るというのが目的なら、ひとつのエサに群がらせる方が結果は出やすいと思います。
釣りエサの定番アオイソメも頻度は多くないですが使います。
釣りエサといえばアオイソメ
基本的には大型狙いの穴釣りの時がほとんどなのですが、知り合いの釣り人やら、ハゼを差し上げた方からのお礼にアオイソメをもらったりします。
まぁ、普通に釣れるんだけどハゼの反応はホタテのほうが良いかな・・・
頭はハリ掛かりが悪いからいつも取るんだけど、イソメをカットするのにハサミなんて使ってられないから指で潰し切りをやると、体液とともにブチュ!ってなるからすこぶる気持ち悪い。
エサ持ちが良くて何度も繰り返し使えるという主張も見受けられますが、オッサンはそう思えなくてほぼ1回毎にイソメを付け替えたりしています。
だってハゼが喰い付いてボロボロになったイソメって、ハゼの喰いが悪いんだもん。
さらにイソメの特徴である匂いはそれほど長続きしないので、アタリが無くても頻繁にイソメをチェンジしないとますます釣れなくなります。
毎回ハリに刺し通して→カットなんてやってると、当然手返しも悪くなる。
余っても持って帰れないから釣り場にリリースだし、エサ入れからは脱走し始めるし、もう面倒くさいったらありゃしない!
もしお金に余裕のある人ならアオイソメよりもジャリメの方がハゼ釣りには適していると思います。
ボイル桜えびもオッサンが好んで使うエサです。
桜えびというと高級品というイメージですが、よくスーパーで売っている安くて大量に入っている小さいサイズのエビです。
この小さいサイズがハゼ釣りにはちょうど良いのです。
大きいサイズだと一口でハゼの口に入り切らないから、エサを取られまくって全然釣れない事態になります。
以前はホタテよりも高かった桜えびでしたが、去年からホタテが高騰したので現在ではどちらも同じような値段ですね。
柔らかさゆえのハリ掛かりの良さですが、頭部が外れることが多々あります。
その場合は別々にハリに付けますが、胴体部はともかく小さな頭部でもハゼが喰ってくるのはさすがえびエサだな〜っと感心します。
ちょっとの刺激で分離してしまう
ホタテやアオイソメで喰いが悪いときでも、桜えびだと喰ってくる時もあるから、エビって魚釣りでは特エサなんだな〜とも思います。
しかし、オッサンがメインで使っていない理由はエサ付けに時間が掛かるのとハリから外れやすいという事。
外れやすいのはオッサンが小さなスレバリを使っているからかも知れませんが、エサ付けして水面に落ちた衝撃でエビがハリから外れたり、ハゼが喰ってきてないのにエサが無くなってたり・・・
コレが結構な頻度で発生するので時間がもったいない。
釣れるエサだけに残念です。
その他にもバナメイエビやブラックタイガー、干しエビなどのエビ類、イタヤガイやアサリなどの貝類、シラス、かにかまなどなど、いろいろと試しました。
釣れたり釣れなかったり、どれも何かしら大きな欠点があったのでメジャーエサになり得ませんでした。
やはりホタテ、イソメ、桜えびはハゼ釣りでは三巨頭のエサだと思います。
オッサン的総合評価としては【ホタテ>桜えび>>>イソメ】という感じかな。
まぁ、本来ならハゼ釣りの時期、時間帯、釣り場の選定なんぞの御託を並べようと思ったのですが、そんなのイチイチやってたらこの記事がエンドレスになります。
なのでオッサンがやっている”釣り方”というとアバウトなのですが、釣り場に来て→準備を終えて→仕掛けを投げようとする時以降から説明したいと思います。
基本的には満遍なく探るのですが、まず始めの取っ掛かりとしてどこから始めるのかということです。
まずは岩の周辺とか岩場と砂礫帯の境目とか、変化があるハゼが溜まりそうな場所から始めます。
水が澄んでいて水中が見えれば苦労しないのですが、見えない場合でもオモリが落ちていく挙動で海底の状況を判断します。
見えない時は根掛かりして仕掛けをロストというリスクはありますが、それを怖がっていては結果は出ません。
何事もリスクを犯さなければ大利は得られないものです。
もちろん岩がない砂地帯もありますが、その場合は砂が凹んでいる場所とか砂紋に変化がある場所。
意外に狙い目なのが、沈んでいるゴミの周りとか貝殻が散乱している場所などはハゼがいる事が多いです。
いずれにしても何かしら他とは違うポイントは良い目印になることが多いです。
その取っ掛かりのポイントを中心に5方向くらいを探るような感じです。
仕掛けをどのように海底まで落とすのか?という話ですが、これを適当にやるのと意識するのでは釣果に雲泥の差が出ます。
真下にボチョン!と落としてゆくのではなく、できる限り円弧状に落としていきます。
こうすることによってハゼにエサが落ちてくるのをよ〜く見せるようにします。
ハゼに限らず魚は上から落ちてくるエサによく反応します。
喰いの良い時は仕掛けが着底した瞬間にもうエサを喰っています。
更にもっと爆釣の時は、着底する前にハゼが浮き上がってきてエサに喰い付いてきます。
オッサンの経験上、この着底瞬間のアタリにアワセるのが一番ハリ掛かりしやすいと思います。
このアタリを見逃さないために、仕掛けを振り込んでから着底までラインを一切緩めることはしません。
つまりミャク釣りとは、仕掛けを振り込んでからハゼを釣り上げるまで一切ラインを緩めないという事になります。
ミャク釣り人でもよく見かけるのですが、仕掛けを落とし、着底してから初めてラインをピンと張ってアタリを待つ人がいます。
これは着底瞬間の一番のサービスアタリを見逃していることになります。
癖なのかも知れませんが、これはとてつもなくもったいない行為です。
円弧状に落とすコツは、仕掛けが水面に着水したら竿先を固定します。
もちろん水深によって竿先の高さを微調整しますが、調整したら竿先をピタ!と止めれば円弧を描いて仕掛けが落ちてゆきます。
まぁ、この落とし方は障害物がない時の落とし方なので、何かしらの障害物がある時にコレをやると根掛かり必至です。
この場合はやむを得ないので垂直に落としたります。
オッサンは1号の重さのオモリを使用していますが、この重さでも水の抵抗とはスゴいもので結構ゆっくりと落ちていきます。
ゆっくり落ちるということは、それだけハゼにアピールできるということですね。
オッサン的にはこの着底瞬間を最も期待してるし、集中する時です。
ここに神経を集中するのを忘れないでください。
残念な事に着底瞬間のアタリがなかった場合は「誘い」を入れます。
ジ゙〜っとハゼがエサを食べてくれるのを待っているよりは、誘った方がアタリやすいのは確かです。
いろいろな誘いがありますが、オッサンがやっている誘いは主に3種類くらい。
誘い@:オモリをパタンパタン!オッサンはナス型のような長さのあるオモリを使っているのですが、そのオモリを移動させずに立てたり寝かしたりする誘い。
誘いA:シェイキングコレもオモリを動かさずに竿先をブルブルさせてエサをピョコピョコ振動させるような誘いです。
@とAの誘いはオモリを移動させないその場での誘い方で、集まって来たハゼを散らさないような静かめの誘いになります。
エサが上から落ちて来るとハゼはそれを見つけて集まってくる。
しかし、喰おうかどうか悩んでいるのか知らないけどエサを前にしてジ〜っとしていることも多々あります。
その時に有効なのがこれら静かめの誘いで、ハゼの喰い気を誘うのです。
誘いB:2〜5cmオモリを移動この誘いは、ハゼが群れているホットスポットを探す際の広範囲にさぐる時にやっています。
その時の状況によって、移動幅やオモリを引きずるのか、チョン!っと浮かせるのかを変えています。
他にも竿を左右に大きく揺らしたり、竿を寝かせてズル引きしたりと状況によって使い分けてます、っていう表現だと玄人っぽいのですが、実際はその時の気分で適当にやってたりします。
同じ誘いを繰り返すよりは、いろいろ組み合わせたほうがアタリやすいかな〜
誘ったらしっかりと止めてハゼに喰わせる時間を与えてください。
人間だって、動いている食料よりも止まっている食料のほうが食べやすいでしょ!
オッサンはだいたい5秒止めたら誘うという感じでやってます。
5秒は短いな・・・と思うかもしれませんが、これ以上待ってても喰わんもんは喰わん!
喰い気があるなら5秒もあれば十分。
その時の状況にもよりますが、誘いを入れてもアタリが遠い時は一度回収して入れ直す方が喰ってくる率は高いと思います。
ハゼへのアピールという点では誘いよりも入れ直しなので、誘いに時間をかけるくらいなら入れ直しましょう!
アタリは釣りをしていて一番アドレナリンが分泌される瞬間ですね。
オッサンは夏のハゼ釣りの場合は、アタリ→即アワセが基本です。
ハゼの口の中にハリがある内にどれだけ早くアワセを入れられるか、が勝負の分かれ道になります。
多くのハゼはエサに喰い付いた瞬間に違和感を感じていると思います。
つまりエサの中に異物(ハリ)が入ってる事に気づくわけです。
となるとハゼはエサを吐き出します。
誰しもが気づくハッキリとした大きなアタリは、この吐き出した時のアタリがほとんどです。
このアタリにいくらアワセても釣れるわけがありません。
だってハリは既にハゼの口から出ちゃってるんだもん!
なので目指すは最初にハゼが咥えた時のアタリにアワセるということになりますが、このアタリは往々にして小さなアタリです。
下手すりゃ〜、竿先にも手先にも振動として出ない、アタリにすらなっていないアタリだったりします。
オッサンがよく言っている「モァ〜ン」の感じはコレで、アタリというよりは雰囲気みたいなもんです。
ここまでやる必要はありませんが、よく言う前アタリでアワセてしまうのが数釣りのポイントになります。
アワセの入れ方なんて説明するまでもないと思われるかもしれませんが、ハリ掛かりしたのに手元に来る前にハゼが外れる理由ってアワセに原因があることが多いです。
オッサンも意識し続けないと怠惰なアワセになってしまい、ハゼが外れることが多発するので気を付けるようにしています。
アワセは小さめ強めにクイックに!
この一言に集約されているんですが、コレを意識し続けるのって結構大変です。
せっかくハリ掛かりしたハゼがポチョン!と落ちてゆくさまは脱力しかないです。
数釣りと言えども一匹一匹の積み重ねなので、取りこぼしがないようにしたいものです。
コレが数釣りをする上でトップクラスに重要なツボになります。
アタリがあったり、釣れたりした場所を寸分の狂いなく攻め続ける事ができるかどうか、が釣果に大きく響いてきます。
狙うポイントから半径10cmではなく、半径5cm以内を目指してください。
ほんの10cmズレただけでハゼが喰ってこないことは多々あります。
ここはシビアにならないと本当に釣れないですよ。
そのためには狙う場所から目を離さない事が必要なのですが、実際にはハゼが釣れたらハリから外さなきゃならないし、エサ付けもあるのでそれはムリ。
ですが、視界の端っこでその場所は常に見ておいてください。
よく見かけますが、ハゼが釣れる度に陸に上がってハゼをバケツに入れて、エサを付けてから戻ってくる人。
これではピンポイントで狙い続けるなんて絶対無理しょ!
オッサンはビクやエサ、予備のハリなどは自分の身体に括り付けながらハゼ釣りしてます。
とにかく無駄な動きは禁物です。
普通に考えて、エサを水中に入れておく時間が長い方が釣れる確率も高いハズです。
手返しとは、ハゼをハリ掛かりさせる↓上がったハゼをキャッチ↓ハゼをハリから外す↓ハゼをビクに入れる↓ハリにエサを付ける↓仕掛けを再投入この一連の動作。
この作業を素早く履行することによってはじめてエサを長時間水中に入れておく事が可能になります。
なのに、ハゼが釣れたらSNSに投稿するネタの記念撮影↓速攻アップ後、暴れるハゼを何度もつかみ直し↓ハリを外そうかと思ったらゴックン飲まれてる↓ハリ外しも無いもんだから無理やり引っ張ったらハリスがプチ!↓渋々ハリスを付け直すし↓エサを付けようと思ったらイソメに指を噛まれて悪態をつく↓憎きイソメをハリに刺してやっと仕掛けを投げようとしたら道糸が竿に絡まってるじゃんこんな輩が結構いたりする。
キビキビせんかぁ〜!
ハゼが釣れる度にこんな事やってたら数なんて釣れようもない。
素早い手返しのポイントは竿を持つ手を握り直さないこと。
オッサンは右手で竿を握りますが、釣りをしている間はほとんど握り直しません。
ハゼが釣れてハリを外す時は、右手でハリを摘みますがその時も竿を握り直すことはしません。
手のひらの真ん中あたりに竿尻を持ってくる
↓
軽〜く握る
↓
親指を添える
この握り方なら手のひら全体でアタリの振動を感じることが出来ます。
ポイントはとにかく軽く握ること。
ギュッ!と握ると微妙な誘いや素早いアワセが出来ません。
ちなみに仕掛けの長さは、基本的に竿尻とオモリの位置が同じになる。
”基本的に”と言ったのは実はもっと長くすることもあるけど、面倒くさいからここでの説明は割愛。
この仕掛けの長さはとっても大事!
では手返しの手順おば
ハゼが釣れたら(自宅にハゼはいないので紙アジで代用)
↓左手でハゼをキャッチ&右手でハリをつまむ
↓ハリを外す
↓そのまま左手でハゼをビクに入れ、返す刀でホタテをつまみ
ホタテもないのでティッシュで代用
↓ホタテにハリを刺して
↓つまんでいたハリを離して仕掛けを再投入
オモリの重さで自動的に仕掛けが投入される
この一連の動作がスムーズにできれば、ハゼをキャッチしてから仕掛けを再投入するまでは4〜5秒くらいです。
ご覧のように、ハゼを釣り上げてから忙しいのは左手で右手はハリをつまんでるだけです。
右手は竿の上げ下げや誘いで活躍しています。
このように両手の役割がハッキリしていれば、おのずと手返しは早くなります。
ハゼの喰い気が高い”時合い”はいつ終わるかもしれませんし、ハゼってすぐスレてエサを喰わなくなることも多いです。
そんな時にチンタラやってたら釣れるものも釣れません。
釣りをやってる時にず〜っと釣れ続ける状況なんて、ひとシーズンに数回あるかないかです。
ほとんどがワ〜っと釣れてパッタリ釣れなくなる、を繰り返します。
なので釣れる時に一気に勝負をかけないと数はまとまりません。
ハゼはいつまでも待ってくれませんよ〜!
いつもやってることを文章にしたら結構なボリュームになってしまったのでオッサン本人もビックリなんですが、実際にやってみると大したことない単純な事ばかりです。
それでもこんなもんやってられるか!?とお嘆きの貴兄に・・・
トドのつまり、オッサンがやってることを一言で表現するならば喰い気のあるハゼを探し続けるということです。
そんなハゼを見つけて仕掛けを目の前に落とせば嫌でも釣れます。
最近思うのが、オッサンの釣りが上手くなったからじゃなくて、ハゼを見つけるのが早くなったから釣果が出てるのかな?という気がしています。
そもそもハゼを見つけることが出来なければ、名人級の腕前もどんなに素晴らしい仕掛けも意味が無いんだから。