2022年7月24日。2022年夏シーズン11回目のハゼ釣りに行ってきました。
釣り場:大井ふ頭中央海浜公園【はぜつき磯】天気:晴れ釣行時間:5時30分くらい(潮位:105cm下げ5分)〜8時30分くらい(潮位:56cm干潮)若潮水温:27℃釣果:マハゼ301匹(8cm〜14cm)
竿:2.1m(行雲流水) 道糸:ナイロン0.8号 ハリス:ナイロン0.6号ハリ:袖1号スレ オモリ:自作Fe(鉄)オモリ。1号相当の重さエサ:アミエビ&ベビーボイルホタテハリス3cmの胴付ミャク釣り仕掛け
本日も昨日に引き続きハゼ釣りで御座います。
昨日はビクに大穴が開くというアクシデントが発生。
釣り上げた多くのハゼが脱走し、やる気が一気に急降下。
ハゼは爆釣だったけど、オッサンのモチベがエンプティー…
2時間もやらずに泣きながら撤退となったのでした。
んで心を入れ替え、本日はハゼに八つ当たりすべく激釣する所存でございやす!
目が覚めるとすっかり朝寝坊。
昨日の志は早くも大規模な範囲で崩れてゆくのでした。
「しょ〜がねぇな〜…」
ブツブツひとり言を言いながら、愛車を漕ぎ出す。
今日も良い天気になりそうだし、昨日と状況も変わらないから爆釣は続くだろうて…
脳内ハゼ釣りをしながら、チンタラと愛車は進む。
いつもの橋から【はぜつき磯】を見渡すと、いつもの仲間が釣り糸を垂れていた。
コッチも釣れるんだけど釣り人少ないね
早くオッサンもハゼ釣らな!気持ちは焦るが、焦ったところで釣れるもんでもないだろうて、と冷めた自分もいる。
まずは【夕やけなぎさ】に到着。
既に20人以上のハゼ釣り人がいて、人々のやる気に圧倒される。
すげぇな〜、このやる気
オッサンも負けじと【はぜつき磯】に向かうが、途中、常連たちから情報収集。
「まぁ、釣れるけど今日は小さいね〜」が感想のほとんど…
確かにそれぞれのビクを覗き込むと、8cm前後のハゼが多い。
う〜ん、ここ数週間は爆釣が続いてたけど、そろそろ陰りが見えてきたのかな…
作戦を考えながら移動。
このゴロタ石帯を数100m移動する
このゴロタ石帯は大小の石が転がっているんだけど、安定してないし、場所によっては滑るので危ないわな。
オッサンも慣れているとは言え、かなり気を使って移動しています。
万が一、こんな場所で転んだら普通の怪我じゃ済まないからね。
そして敵は石だけにあらず!
水際にワンサといる奴の群れ。
フナムシなっし〜!
もう気持ちが悪いったらありゃしない!
さすがにもう慣れたけど、最初は恐怖だったな〜
ふと見ると野良猫『マーベリック』がいた。
こんなところまで遠征してるんだ!
釣れたハゼをおねだりしてるんだろうけど、ココにコイツがいるということは、もっと奥には釣り人いないのかな?
こんな場所にマーベリック?
オラのパラダイスまでやってくるとH2氏がいた。
パラダイスを独占状態で気持ち良さそうだが、釣れるハゼはというと、数は出るけどサイズがイマイチらしい。
むむむ…、苦労してこんなとこまで来てるのに、小ハゼばかりではガッカリだな〜
オラのパラダイス独占のH2氏
んで、オッサンはというとココも素通り。
昨日同様にドン詰まりまで行きます。
やってきたのは昨日ビクに大穴開いちゃったよ事件のあった現場。
んがしかし、ちゃっかりT氏が釣り糸を垂れていた。
まぁ、橋から見えていたんだけどね…
T氏曰く「ハゼが小さい…」らしく、今までの釣り人と意見が一致している。
T氏は3.6mの竿を使っているが、沖だからと言ってサイズアップするわけでもなさそうだ。
園路側は何やら構造物が出来ているんだけど、コレってやっぱり火を使う場所なのかな?
内側を見たことがないからよ〜分からんが
まずは釣りの準備から。
水温は昨日よりも高い27℃。
ちょっとぬるいくらい
竿は2.1mを選択。
このエリアは深場なんだけど、今現在の潮位でも2.1mの竿で狙うべきエリアには届く。
更には、竿は短い方がダイレクトにアタリやハゼの引きが味わえるし、手返しも良いので2.1mで間違いないだろうて。
長竿よりも絶対に短い竿の方が吉な状況だけど、T氏には黙っておいた。
T氏、残念!
エサはO氏から貰っておいたアミエビといつものボイルホタテ。
昨日の釣れ具合からアミエビを見直してて、O氏に断腸の思いでおねだりして貰った。
まぁ「欲しけりゃ〜いつでも言って!」と言ってたもんで、オッサンは来るもの拒まずなスタンスなので遠慮なく貰っておきます。
今日もアミとホタテのコラボエサ
さぁ、昨日のリベンジ開始!!
まずは第一投。
ス〜っと円弧状に落としてスン…と着底と同時にアタって来る。
「ヨシヨシ!今日もこの喰いの良さだ!」
しかしアワセが決まらず空振る。
んで、次も寸分違わず同じスポットに落とすと着底前にアタって来る。
すかさずアワセると本日の一匹目。
まぁ、このサイズか…
情報通り少しハゼが小さいが、昨日同様に時間とともにサイズアップを期待する。
本日もどこに落としても着底すぐにアタる絶好釣な釣れ具合。
まぁ、たま〜にアタって来ないスポットも無きにしもあらずだけど、ほぼ毎回アタる。
一投一匹のペースで釣れ続けるので、数を上げるには手返し重視になる。
こうなるとホタテエサよりもアミエビを使った方が手返しが早くなる。
チョン!と背中の丸まった部分にチョン掛けするだけだから、エサ付けも素早い。
ほぼ着底と同時にアタルので、みるみる内にビクも賑やかになり、カウンターにもターボがかかる。
アタリ方も、基本的にはス〜っと竿先を数cm拝ませる素直なアタリが多くて、分かりやすい。
まぁ、中には竿を上に上げてくる奴やその場で居喰いを決め込んで来る奴もいるんだけど、短い竿を使っているので、竿先に反応が無くても竿に喰ってる感触が伝わってくる。
ハゼを針掛かりさせるとグググ!っと水中を暴れまくるので楽しい引きが味わえる。
この引きを味わうために、苦労してこんな遠方の釣り場に来てるんだよね〜!
やっぱりハゼ釣りは深場が楽しい!!
いま釣り糸を垂れているエリアは、2.1mの竿を使って真正面に落とすと、竿先がほぼ水面に付くくらいの深さ。
強いアタリが来ると、竿先が水中に持っていかれる程の深さである。
コレがまた良いんだ!
オッサンが深場を好むのには他にも理由があって、落とし方のコントロールがし易いから。
いつもこのブログで口がスッパマンになるほど言ってる『円弧状の落とし』
魚は基本的に上から落ちてくるエサに反応します。
ハゼの顔を見ると目が上に付いてるから、上からのエサには特に反応しやすいです。
真っ直ぐ落ちてくるエサよりも、斜めに落ちてくるほうが見やすいのは自明の理。
更には水の抵抗を受けながらゆっくり目にエサを落とすことにより、ハゼがエサを追って来られるようにしています。
もうひとつのキモは『できる限りソフトな柔着底』
いくら釣れるからといって、真上からドスン!と落としたのではハゼは逃げてしまいます。
フワリっと着底させれば着底と同時に、もっと言えば、着底前にエサに喰い付いてきます。
そしてこの喰わせの時が一番ハリ掛かりがし易い状態だと言えます。
なので、オッサンはこの軟着底にはものすごく気を使ってます。
できる限りフワリと落とすことを目標に、cm単位で竿を操作しています。
んな大げさな!と思われかもしれませんが、こうすることにより自動的にハゼが喰ってくるんです。
ドスン!と落とせば、下にいたハゼ達は一度散ってしまい、誘いを入れてそのハゼ達を寄せるという手間が発生します。
しかし優しい着底ができれば、何もしなくてもハゼが喰ってきます。
必然、時間の手間も省けるということです。
言い換えれば『誘う』という行為は、空中で仕掛けを振り込んでいるときから既に始まっているんです。
毎回、仕掛けを落とす場所の最初の一投目で深さを把握して、次からはできる限りソフトな着底を目指してcm単位の竿の操作。
コレが細かく操作できるのも深場での釣りのメリットです。
更には釣れたハゼが大人しくなるというのも利点かな。
全部が全部ではないけど、ハゼも白身の魚なので持久力がなくて、すぐに疲れてしまう魚。
ハゼを深場で針掛かりさせるとハゼが暴れてその引きを楽しみ、水中から抜き上げる頃にはハゼは力尽きてダラ〜んとしていることが多いです。
浅場だと、水中から抜き上げてからやハゼをキャッチしてからもピチピチ暴れ、挙句の果ては、ハゼがポロリと落ちて心外なリリースも珍しくはない。
「せっかくここまで来ておきながら…」悔恨と遺憾と未練がMIXされた感情が沸き起こる。
しかし深場での釣りならこんな事態も無くて、安心って感じだね!
ジーザス・クライスト・スーパースターのように両手を広げて無抵抗
たぶんオッサンの釣りを傍から見れば、落とせば喰ってくると見えるかもしれませんが、喰ってくるんじゃなくて、こうなるように仕向けてるんです。
朝イチは小ハゼがメインだったけど、時間が経つに釣れてサイズアップしてくる。
実は昨日もそんな感じだったので、常連たちの「小さい」発言はあまり気にしてませんでした。
だんだんと
サイズアップ!
釣り始めから「この釣れ方なら時速100匹はいくな!」と思っていたんだけど、一時間経過の結果は111匹と昨日に引き続き時速1束を超えた。
ビク内が真っ黒でよ〜分からんがな!
一応、目標は達成したんだけど本日はコレで満足してはいけない!
今日はハゼに八つ当たりする日なのであ〜る!
まぁ別にハゼが悪いんじゃなくて、オッサンの不注意なだけなんだけど、遠因はハゼにもあるんだから責任はとってもらいやす!
引き続きハゼを釣りまくる。
基本的に一投一匹の釣れ具合なんだけど、そこはやはりしっかりと丁寧な釣りをしないと継続が難しい。
一番はエサ付け。
前にもお話したけど、喰ってくるのと釣れるのは別問題。
喰ってくるのに針に掛らないのは、エサ付けに原因があることが多いので、コレばっかりは気を使います。
アミエビやホタテのど真ん中に針を指して、針先をしっかりと出す。
前のエサが針に残ってたらキレイに取り除く。
とても基本的な当たり前な事なんだけど、コレだけ釣れると億劫になり疎かにしがち。
しかし、ちょっとした時間の無駄で時速1束の妨げになる。
エサを丁寧につける手間と無駄な一回の投入(下手すりゃ〜数回分)。
どちらが時間をロスするのか?を天秤にかければ答えは明白。
いくら急いでようが丁寧なエサ付けは必須
コレはアミエビのみにあらず、今日はホタテエサでも毎回新しくエサを付け替えていました。
正直言って面倒臭いですが、やはり明確に違いますよ!針掛かり率が!!
ここで何度も言うように、ひとつのエリアで初めの方は良型ハゼが喰ってきて、次第にサイズが小さくなってゆく…
コレには異論もあるかと思いますが、オッサンの経験上はこの印象は間違いないです。
「んな訳ねぇ〜じゃん!」な方は、連打の意味が違うのかな?
オッサンの連打は時速100匹の速度。
つまりは36秒に一匹以上という事です。
当然、この時間の中には、釣り上げたハゼを針から外す→ハゼをビクに入れる→カウンターをひと押し→針から余分なエサを外す→エサ付け→再投入!という時間が含まれます。
チンタラやってるとせっかく集まってきたハゼが散ってしまうし、魚がエサに興味を持つ時間は限られてます。
再投入までが遅い方は、今狙ってるスポットのハゼが入れ替わってるからなのかもしれませんね。
新しい群れのハゼに置き換わってるから、小ハゼ→良型ハゼという順番で釣れるのかもしれません。
とは言え、オッサンの場合はハゼがミニマム化してゆく。
なので、今日の場合は8cmクラスが二連打になったらスポット移動で、他のエリアを探すという塩梅。
今日はナイスなハゼ日和なので、こんな釣り方でもすぐに次のホットスポットが見つかる。
その後も喰いは衰えずも、反比例して衰えるのはオッサンの体力。
休憩を入れれば良いものを、ムキになって釣ってるもんだから僅かな時間も惜しい。
「何もそこまでしなくても…」
自分でもそ〜思う。
しかし、恐らくはこのペースで3束を狙える日は、今シーズン最初で最後のような気がする。
否、昨日があったんだけど、昨日がトホホだったから今日やっとるんジャマイカ!と自分に言い聞かせる。
数10mほど離れて頑張っていたT氏もさすがにギブアップで【夕やけなぎさ】に帰ってしまった。
このエリアにはオッサンひとりのロンリー・フィッシング。
ここでオッサンが溺れたら、誰にも気づかれずにドザえもん必至だろうて。
ノーマネー・ノーフューチャー・ノーレストなハゼ釣りで、フラフラになりながらも時速1束の釣りを続け、時間通り3時間でタイムアップ。
きっちり3時間で301匹の釣果でした。
いや〜、キツかったな〜!
釣りを終えグッタリだったんだけど、ここでひとつ問題が…
ハゼが300匹入っている重いビクをぶら下げて、ゴロタ石帯を戻らなければならない。
しかも狭いビク内にこんだけ密に入ってるとハゼがすぐに酸欠を起こすから、途中何度も水に浸けてハゼを元気づけなければならない。
帰還途中、「ど〜せH2氏がすぐに捌くんだから昇天してもいいんぢゃね?」と何度も思ったが、差し上げるならフレッシュなハゼを渡したいじゃん?
来た時の何倍もの時間と労力を掛けて、無事帰還。
朝あんなに混んでいた釣り場も、本気釣りの方は帰ったらしく、穏やかな空気が流れていた。
朝イチとは裏腹に、穏やかなハゼ釣り場
いや〜今日は釣れたけどキツかったな〜!
別にこんなにムキになる必要も理由も無いんだけど、一度くらいは無理してでも釣れるだけ釣りたいじゃん?
こんな日もそうそうないからね〜
オッサンの最終目標みたいのがあって、一日中かけて10束釣ってみたいと思ってます。
たぶん今日みたいな日だったら出来るのかもしれないけど、でも半分くらいでオッサンの方がグロッキーだと思う。
無謀なチャレンジは、体力があるもっと若いうちにやっとけば良かったな〜っと痛感するオッサンなのでした。
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