2024年4月26日
2024年第一回目のテナガエビ釣りに行ってきました。
ポイント:多摩川六郷川橋梁の上流(川崎側)
天気:晴れ
釣行時間:9時00分(潮位108cm下げ4分)~10時30分(潮位45cm下げ7分)中潮
釣果:7匹(12cm~17cm)
竿:「GR愁渓」2.1mと「清滝」2.1m
道糸:フロロカーボン2号
ハリス:ナイロン0.8号
ハリ:タナゴ針-極小新半月
ウキ:発泡スチロールの玉浮き
オモリ:中通しマル0.8号
エサ:ミミズ(自己調達)
仕掛け:ハリス3cmの一本針ウキ仕掛け
本日、いよいよ多摩川テナガエビ釣り開幕でございます!
「ハァ!?なに言ってんだコイツ?」と思った方は、正解です。
本日は花金とは言え平日でございますが、例のごとく、夜勤明けの代休をとっての平日釣行。
夜中まで仕事してたんだけど、平日に釣りなんぞの贅沢はなかなか出来ないので、身体にバラ鞭打って出撃。
数時間しか寝てないから、身体はダルいし、脳ミソはポワンポワンだ。
釣り場に向かって愛車を漕いでると、ちょうどよい時間帯で、これから通勤通学の人々とすれ違う。
サラリーマンは当然ながら、チン○も生えてない小学生すら朝はみんな気が急いてて、気持ちに余裕がないもんだから、けっこう危険な道中。
最近、特に危ないと思うのが、子供を後ろに乗せている親の電動自転車。
脇道から左右の確認もなしにノールックで飛び出して来たり、アホみたいにかっ飛ばしてる電チャリ。
コイツらは一体なに考えてるのやら、全く理解できん!
「朝は急いでるから…」という言い訳は通らんぞ!
自分の後ろに何を乗せて走っているのか理解できてないのか?
オッサンも”一応”親なので、親とはどういうものか?は分かっているつもりだ。
自分の子どもとは、自分の命を捨ててまで護るべき存在であるハズだ。
そんな至宝を後ろに乗せているにも関わらず、よくそんなふざけた運転が出来るものだ。
まぁ両親共働きで、泣く泣く子どもを預けなくてはならない厳しい懐事情には同情の余地はあるが、ソレと子どもの命は天秤に掛ける以前の問題である。
万が一、事故ったらどうなるのか想像もできんのか?
あと電動アシスト自転車というシロモノも良くないと思う。
道路交通法によって、電動アシスト自転車のアシストが利く速度は 時速24kmまでと制限があるらしい。
ダメだろソレは!
信号待ちからのスタートダッシュは良いとして、せいぜい15km/h程度までのアシストにするべきだ。
街中での時速20km以上っていったら、かなり危ないスピードだよ!
ただでさえ重い電動自転車がそんなスピードで走ってたら、急に止まれる訳ないじゃん!
ましてや二人乗りや三人乗りなんかもいるんだから、なおさらOUTだよ。
親子タンデム電チャリもそうだけど、最近は年寄りの電動自転車率が異常に高い。
漕ぐのが楽だからという理由で乗り回してるんだろうけど、勘弁してくれ!と言いたくなる。
危険予知の判断力や反応速度も皆無なのが、そこそこのスピードを出して当たり前のように電チャリに乗っている現状には恐怖しかない。
「お前どう考えても、その速度で危険を察知&反応できるわけ無いだろ!」と思うわせる老電チャリが、当たり前の顔してかっ飛ばしているのである。
「最近は足が悪くなって歩けないから、電気自転車に乗ってるんじゃよ!ありがたい世の中じゃの~」
日向の公園のベンチで粉っぽくなってる老人達のこのような会話を耳にすると、「マトモに歩けない奴がスピードが出る乗り物を動かすんじゃないよ!」と言いたくなる。
このような電動アシスト自転車も、”自称”アクセルとブレーキの踏み間違い暴走自動車も同じ構図である。
国もメーカーも早く規制してくれ!
電動キックボードやモペットもこの電動アシスト自転車も、この国の交通ルールはぶっ壊れてるぞ!!
このような危険な障害物をヒラリヒラリと軽快にかわしながら、釣り場へと向かうオッサンの自力チャリ。
みんなが働いてる時にこちとらは釣りという優越感で、ついつい鼻歌が出る。
テーマソングは、忌野狂四郎「パパの歌」だ。
どうでもいいんだけど『♪ときどき~、プ~!っとやらかしてぇ♪』のフレーズのプ~!を鼻歌で表現するのがイマイチ難しかった。
パパの歌を100テイクほどやってると釣り場が近づいてくる。
途中、多摩川河川敷にある川崎競馬場の練習馬場を通過するんだけど、まだサラブレッドが走っていた。
今日はちょっと遅い時間だったからもう馬いないかな?と思ってたんだけど、まだ涼しいこの季節だから見られて良かった。
サラブレッドはカッコいいね~
程なく、目的のテナガエビ釣り場に到着。
正直迷いましたよ。
せっかくの平日釣行なんだから、いつも先行者がいて釣りが出来ないポイントに行くべきかどうか…
ギリギリまで迷ってたんだけど、今シーズン最初だし、今年のエビの塩梅を伺うには勝手知ったるいつものポイントじゃないと比べようがないじゃん?
っというわけで、いつものオッサンポイントにやってきた次第です。
まぁ、今年も多摩川の護岸工事をあちこちでやっててテナガ環境が激変し、選べるほど釣り場がないのが正直なところ。
ほぼ一年ぶりのテナガポイント
対岸の東京サイドは植栽がバッサリと刈られ、見通しが良くなっていた。
見晴らしが良くなっとる
本日はお日柄もよく、風もほとんどないテナガ日和なんだけど、問題は潮位がちと低く、これからもっと下がるので厳しくなってくる。
「潮位なんて事前に分かってるんだから、もっと早く来いよ!」というご意見ごもっともでございますが、さっき寝たばかりなのに起きれんて!
潮位が低いし、これからもっと下がるし…
平日という理由なのかエビが釣れないのか知らんが、見渡す限り釣人の姿は皆無で、少々不安になるオッサン。
まぁいい…、広大な釣り場を独り占めじゃ!
ではでは、急いで釣りの準備をば!
今年もバケツに入れておくソーラーエアーポンプ『おひさまの力』
コレを使い始めてもう5年目になるけど、いまだにチャンと稼働してくれる頼りになるやつ。
透明なアクリルケースはオッサンの自作。
思ったよりも長寿命らしい
元気にブクブク!
釣れたテナガエビを入れておくバケツには、短冊状に切ったシートを入れてます。
っというのも、狭いバケツの中に密集しているとエビがケンカするので、間仕切りの意味で。
以前はそこら辺に生えている草を入れてたんだけど、面倒くさいし、草って触りたくないし。
短冊状に切ったシート
コレを入れておくと大人しい
今年も餌は、近所の公園で捕まえてきたズミミ様。
ミミズってどこにでもいるわけじゃないんだけど、生息スポットは決まってるので、見つけるのはけっこう簡単。
公園の暗いすみっこでいつものスポットをほじくってると、今年はすごい数の幼虫が出てきた!
カナブンの幼虫だと思うんだけど、やたらデカいし、少し掘っただけで気持ち悪いくらいにゴロゴロ出てきた。
【閲覧注意】って感じな量
カナブ~ンはいくらでもいたんだけど、肝心のズミミ様がなかなか見つからなかった。
やっとコレだけ…
ズミミ様はカナブンに駆逐されたか…
しかし、すごい量の幼虫だった。
こういう幼虫って昆虫食としては美味らしいので、万が一食糧難になったらココに捕りに来よう。
っと、いつもながら自己調達のズミミ様なんだけど、実はこのミミズは捕まえてから一週間以上経過してまして…
本来なら先週テナガエビ釣り開幕の予定だったのですが、その前日に飲んだくれて二日酔いで開幕ならず。
捕まえたミミズは、ずっとタッパーの中で暮らしていたのでした。
本日、無理してテナガエビ釣りにやって来たのは、このミミズを消化しなければならないという理由でもあったのでした。
ズミミ様生きてるのかな?
多少弱っていたが健在でした
とは言え、餌として使う時はみじん切りになるので、生きていようが死んでいようが、ど~でもいい。
【閲覧注意-その2】みじん切り後のズミミ様
竿は昨シーズン同様「清滝(2.1m)」と「GR愁渓(2.1m)」の面々。
「清滝」は、オッサンには硬すぎてハゼ釣りで使えなかったので、二軍落ちした竿。
「GR愁渓」は、釣り仲間のO氏からもらったんだけど、全然知らない竿で、コレも硬すぎでハゼ釣りに使えない。
そもそもこの竿は2.4mだったけど、テナガエビ釣りに使うにはちと長かったので、手元のブランクを外して使っている。
まぁ、テナガエビ釣りも極めようとすればそれなりの竿になるんだろうけど、そもそもオッサンのテナガエビ釣りのスタンスはハゼ釣りまでの”ツナギ”という位置づけで極めようと思ってなくて、竿は適当で事足りる。
いずれもハゼ釣りでは使えない竿
「GR愁渓」の手元なんてこんな雑な有り様だ
仕掛けは、発泡スチロール球に輪ゴムを突っ込んだトホホな浮きというか目印に、中通し丸オモリにヨリ戻しを介してハリス3cmの新半月のタナゴ針。
如何にもやっつけな仕掛けで、やる気の無さがみなぎってるぜ。
釣れりゃ~いいんじゃ!釣れりゃ~
このポイントはテトラポットの上からの置き竿になるので、道糸は竿よりも50cmくらい長くしています。
竿を置く時は、洗濯バサミを竿の手元部に挟み、高ナットを括り付けて重し代わりにして安定させますが、それでも風が強い時はコロンと竿が落ちてゆく。
安っぽいけど頼りになるよ!
テナガエビ釣りの準備もほぼ一年ぶりなもんだからモタモタしてて、釣りを始める頃にはすっかり潮位が下がっていた。
んでやっと今シーズンお初の釣り開始!
まずは昨年の記憶を辿りながら実績穴から始める。
まずは一本目の竿を目標の穴というか石の隙間にスルスルと落とす。
このポイントはそれほど大きい石は無いから、隙間も小さくて、老眼を酷使しないとゴキゲンな穴や隙間がよく見えん!
一本目を落とし、少し離れたスポットに二本目もセット。
本日は少々暑いので水分補給&小休憩。
餌はボリュームがあるミミズなので、喰わせる時間が必要になります。
コレがアカムシ餌だとあまり喰わせ過ぎるとテナガエビが針を吐き出してしまうので、忙しくなるかな。
二本とも落としてしばらく見ていたが、エビが突いてくる気配がなかった。
食い気のあるエビがソコにいれば落としてすぐに突いてくるから、「今日はイマイチなのかな…」とちょっぴり不安になる。
数分後、一本目の竿をゆ~っくり聞きあげてみると…
ビクン!ビクン!と懐かしいテナガエビの引きが来た!!
「お~!喰ってんじゃん!」
その強い引きから、そこそこサイズが掛かってるみたいだぞ。
ここで好きにさせると穴の中に潜られるので、多少強引に引っ張るんだけど、引っ張り過ぎても針から外れるので微妙&絶妙な力加減で穴から引きずり出す。
上がってきたのは、このシーズンにしては大きめのオスのテナガエビ。
いきなりナイスサイズ!
サイズが良いとエビを掴んだ瞬間に挟まれる。
テナガエビのハサミは小さいけど、けっこう痛いんだよね~
ダブルで挟まれて痛いんですけど…
チャンと伸ばせば17cmってところ
今季初のテナガエビはナイスサイズからのスタートで、気分が良いオッサン。
餌を付けて再び落とし、二本目の竿を上げてみると、こっちにもエビが掛かっていた。
まぁまぁ良いサイズだね!
二本ともいきなり釣れて嬉しいオッサン。
ただ、同じ穴や隙間から釣れる事はなくて、一匹釣れたら次を探さなければならないらしい。
釣れる時って同じスポットから何匹も上がるんだけど、まだシーズン序盤だから数自体が少ないのかな?
とは言え、すぐに近所の穴から三匹目。
すぐに三匹目
爆釣には程遠いけど、飽きない程度にはアタって来る。
ただ、針から外れる事も多くて、喰わせる時間の加減がイマイチ掴めない。
基本的には、餌にちょっかい出してから2分間くらい長めに喰わせているが、それでもハリ掛かりしない事も多いな。
潮はますます下がってきて、沖側を狙わなければならなくなるが、多摩川の本流際は釣れないから狙うべきスポットが限られてくる。
本流近くになると外道のダボハゼがちょっかい出してくるから、なるべく本流側は避けたいんだけど…
コイツはいつでもどこでもいるな~
適度に移動しながら拾っていくが、釣り始めのアタリは無くなってきた。
たま~に釣れる程度
テナガエビサイズが大きめなのか、一気に穴の奥底に持っていかれ、上げてみると根掛かりが多発。
本日はシーズン始めでナメてたから針を6本しか用意してなくて、あっという間に針が無くなり、釣り続行不可で納竿。
わずか90分の開幕戦だったけど、ナイスサイズ揃いの7匹と期待以上で、楽しい釣りになった。
ナイスサイズばかり
ミミズ餌だから、小さいエビは拾わなくて、針に掛かるのは10数cm以上ばかり。
小さいのがちょっかい出して来ても、ミミズ餌はおちょぼ口には大き過ぎるから掛からない。
釣っても持って帰るわけじゃないから、コレでいいのだ!
エアーポンプは元気にブクブクしてるからか、エビはみなさん元気にお帰りになられました。
ブクブクと活躍中!
テナガエビってデリケートな生き物だから、小さいエビが釣れて丁寧に慎重に針を外しても、たいていは死んじゃうんですよね。
なので、オッサンの場合はミミズ餌で大きめサイズを狙うという事で満足しています。
そのぶん数は上がらないけど、ナイスサイズの引きの醍醐味を楽しむこの季節。
テナガエビ釣りの釣行回数は少ないけど、数少ない貴重な釣り場で楽しませてくれるシーズンがやって来ました!
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オッサンが毎回ハゼ(テナガエビ)サイズの計測をしているハゼスケールの販売を始めました。
結構お問い合わせを頂いてて、んだば!商売しちゃおっかな~って思ったんだけど、実際に売るとなると、材料確保が面倒臭かったり、製作にとても気を使うやらでテンヤワンヤ…
正直、利益なんてほとんど無くて商売になりませんが、もしよかったら覗いてみて下さい。
販売しているのは、オッサンがいつも使っているスケールに改良を加え、なるべく丁寧に作っているので、幾分マシだと思います。
売り切れだったり、怠けて作ってなかったりで、売ってなかったら申し訳ないです。
なるべく頑張って製作します。