2024年5月19日
2024年第七回目のテナガエビ釣りに行ってきました。
ポイント:多摩川六郷川橋梁の上流(川崎側)
天気:曇り
釣行時間:7時00分(潮位88cm下げ7分)〜10時00分(潮位66cmほぼ干潮)中潮
釣果:10匹(9cm〜17.5cm)
竿:「行雲流水」1.5mの2本竿
道糸:フロロカーボン2号
ハリス:ナイロン0.8号
ハリ:タナゴ針-極小新半月
ウキ:発泡スチロールの玉浮き
オモリ:中通しオモリ0.8号
エサ:ミミズ
仕掛け:ハリス3cmの一本針ウキ仕掛け
2024年の多摩川テナガエビ釣りもいよいよ最後になりました。
本来なら、これから本格的なテナガエビ釣りシーズンに突入する時期ですが、そろそろハゼ釣りが始まるのでそっちを優先。
オッサン的には「ハゼ釣り>>>>テナガエビ釣り」という位置づけなので、コレばっかりはしょうがない。
できるなら、テナガエビ釣りとハゼ釣りの時期がズレてくれれば有り難いのだが、多くの生物が春先から活動を始めるので、ご都合よい訳にもいかんか…
今年も全然パッとしなかった多摩川のテナガエビ釣りでしたが、まぁ暇つぶしにはなったかな?
あまりにもエビが釣れなかったもんだから、テナガエビ釣り初の夜釣り作戦も考えてたんだけど、決行の日の夜に雨が降ってきて泣く泣く断念したという経緯もございます。
ただ夜釣りっても、いつものエビ釣り場はテトラポット帯だから、「昼でさえ危ないのに夜なんておっねぇな〜」と思っていた。
別のエビ釣りポイントで…という案もあったけど、「いつもの釣り場じゃないと昼と夜の違いの比較ができないしな〜」とも思っていた。
まぁ、事故で怪我したら元も子もないから、中止になってかえって良かったのかも知れない。
そんな訳で、いよいよラストのテナガエビ釣りですが、ラストを記念して!という企画も思いつかなかったもんだから、いつも通りな感じ。
いつものように多摩川河川敷の競走馬の練習馬場を眺める。
本日は結構な頭数が練習していて、眺め甲斐があった。
この光景も見納めと思うと寂しい…
「このまま馬を見てようかな?どうせエビ釣れないし…」とも思ったが、このブログの片手で数えられるくらいの多くの読者の期待を裏切るわけにもいかないので、後ろ髪を引かれながらいつものテナガエビ釣り場へ向かう。
まぁ、期待なんぞしてないだろうけどサ!
んで、本日もテナガエビ釣り場に到着。
相変わらずエビ釣り人はいないが、たぶん仲間だろうけど二人組のルアーマンがブンブン投げていた。
間違ってか?知らないのか?たま〜にココで投げてる人がいるんだけど、釣れてんの見たことないな…
ココは釣れないだろうから、きっとこの人たちはキャストの練習をしてるんだろう!と思うことにする。
ここも本日でお別れだ
んで、いつものように潮位は思ったよりも低い。
潮、ずいぶん低くね?
今年は潮汐表よりも、実際の潮位がかなり低めなんだよね。
若干のズレがあるのはしょうがないけど、テナガエビ釣りって潮位命だから大きく違うとリンダこまっちゃう!と分かる人には分かるフレーズですな!
「ウララ〜♪ウララ〜♪」と言うと、今の子達はアニメ『ちびまる子ちゃん』なんだろうけど、オッサンの年代では歌手山本リンダの『狙いうち』が元祖。
この「狙いうち」というタイトルも相まって、高校野球や六大学野球のチャンステーマ曲として、耳に残っている方も多いかも知れませんね。
実はこの「ウララ〜♪ウララ〜♪」の歌詞は、作曲時には「ウダダ〜、 ウダダ〜」だったらしい。
なので、アニメ『ちびまる子ちゃん』で、次回告知前にまる子ちゃんが身体をクネクネさせながら「ウダダ ウダダ ウダウダダー ウダウダ ダーダー」と言ってるのも、まる子ちゃんがふざけて言ってるという訳ではないのである。
っというわけで、オッサンの頭の中は「ウララ〜♪ウララ〜♪」をパワープレイしながら釣りの準備。
本日の竿はいつもと違って、1.5mの短い竿を2本ご用意。
いつもなら、この釣り場ではテトラポットの上から釣り糸を垂れるので、2.1mの竿に道糸を2.5mくらいにしています。
しかし、本日は潮位が低いほぼ干潮時間帯なので、ほぼ水面に降りての釣行。
こうなると短い竿の方が釣りやすいので、短竿にて決め打ちのテナガエビ釣りでございます。
この竿は冬季のハゼの穴釣りで使っている竿で、穴釣りは根掛かり必須の釣りものだもんだから、いつなんどき竿がブチ折れるやもしれんので予備も含めて2本持っています。
ハゼの穴釣り用の竿
仕掛けはいつも通り、発泡スチロール浮きに一本針の一直線。
オモリは丸だったり長細かったりするが、別にこだわりはない。
細い方が根掛かりにくいと思われるかも知れませんが、オッサンの経験上どちらも変わらないと思う。
本日も安っぽい仕掛け
餌は近所の公園でほじってきたミミズ。
今年はなぜか少なくて、見つけるのに難儀した。
意外に貴重な野良ミミズ
タダ餌だから助かるが、ボリューミーだからテナガエビ釣りの定番餌アカムシに比べると針掛かりが良くない。
まぁ、これからの時期はエビも大きくなってくるから、ミミズとかサシ(ウジ虫)でも釣れてくると思います。
ちなみにオッサン的には、テナガエビ餌は白サシが一番釣れると思ってます。
参考文献:)手長エビ釣りのエサで一番釣れるのは?←単にオッサンの記事だけどね!
ミミズをみじん切りにして針にセットしたら準備完了。
実はミミズの端っこの方は針掛かりが良くないッス!
今は足場の良いテトラポットの上で準備してたんだけど、オッサンお目当てのポイントはチョイと移動しなくちゃならない。
今現在は潮が引いている状態だもんで、お目当てのポイントまではまだ濡れている石の上を伝ってゆく。
乾いている石の上なら安心だけど、濡れてて苔も生えてるもんだからとても滑りやすい。
おっかなびっくり一歩ずつ進み、やっと現場に到着。
なんでこんな苦労せなあかんねん!っといつも思う。
このエリアは見た目は広大なテトラポット帯で、どこにでもテナガエビが居そうな雰囲気を醸し出している。
その昔は釣り雑誌とかでテナガエビ釣りの聖地なんて掲載されていたが、実は釣れるスポットはごくごく限られているのが現実。
当然、釣り人って心が狭い人種だから、釣れる場所は自分だけの秘密で、なかなか教えてくれない。
教えてくれないどころか、オッサンみたいにタチの悪い奴はガセネタを掴ませようとする輩すらいる。
皆さんもお気をつけください。くわばら、くわばら…
このスポットもオッサンが苦労して見つけた場所だから、教えてあげないよ!ジャン!
オッサンの機嫌が良ければ教えるかも知れんが、知ったところで釣れる状況はとても限られてるし、いつでも気軽に入れるわけでもないんだけどね。
まずは1本目の竿を落とすんだけど、本日は今期ラストのテナガエビ釣りだからちょっぴりサービス。
そのまま狙いのスポットにストン!と落とすだけじゃなくて、オモリが底に着いたら、数cmチョンチョン!と5回ほど上下に揺らして餌を踊らせてください。
コレがテナガエビ釣りの誘いになります。
どんな釣りモノでも必ず誘いを入れますよね?
誘いを入れるのと入れないのでは、釣果がまるで違う事になるのも珍しくありません。
テナガエビ釣りでもソレは同じで、投入時に餌を揺らすとソコにやる気のあるエビが居ればすぐに手を出してきます。
コレはエビ側のみならず、釣り人側にもメリットがあります。
落としてすぐに反応があるとコッチもやる気が出るじゃん?
じゃん?って馴れ馴れしくすることもないんだけど、やる気が出るじゃないですか?
今期もたいして釣れないからかも知れないけど、落としてからエビが餌をいぢくるまでけっこう待つことが多い。
仕掛けを落とし、1分ほど我慢して浮きを眺め、何も反応が無いと、「ここもエビ居ないか〜…」と竿を上げようとしたらピョコン!って反応してくる。
「居るんならもっと早く反応しろよ!」と今期は何度も言いたくなった。
コレはまだ良い方で、エビが居るのに待ちきれなくて竿を上げてしまったこともきっと多かったと思う。
オッサンはとてもせっかちなので、エビがちょっかい出すまでチンタラ待ってらんないよ!
っというわけで、この誘いをやるとエビの反応が良かったように思えたので、勝負が早くなるハズ。
エビが居ないスポットに落としてジ〜っと待ってるなんて、砂漠に釣り糸垂れてるのと同じで時間の無駄じゃん!
この誘いをやって駄目なら、さっさと次のエビスポットを探した方がポジティブだよ!
ついでにもっとサービス。
釣りの間中はよそ見してないで、眼の前のエリアにエビが居ないか良く見ていてください。
エビって縄張り意識が強く、穴や岩陰から他のエビに追い出された奴が歩いてたリします。
まぁ、そんなエビの鼻っ面に餌を垂れ下げて掛けてしまうという事もありますが、そのエビがどこに移動するのか?をよく観察してください。
その移動先がエビの良い隠れ家になっていて、しかもかなりの優良物件という事が多いです。
散々同じスポットで釣りしててかなり熟知していたはずなのに、「こんな所にエビの住処があったんだ!」という発見も少なくないです。
あともうひとつ。
狙いの穴や岩陰に落とす時は、水底付近を舐めるようにゆっくり目に横移動させながらやってみてください。
っというのも、狙いの手前だったりすぐ近くの岩陰から、エビが手を伸ばしてくる事があるからです。
横移動させていると、仕掛けや餌を目掛けてニュ〜!と長いハサミが伸びてきて「お!こんな所に居たんだ!」という事もあるんです。
っというわけで、本日はラストだからかなりサービスしちゃったな〜!
話をエビ釣りに戻す。
まずは実績穴に落とすと、着底&誘い後にすぐに反応あり!
「お!居たぞ!しめしめ…」
ミミズ餌だから少々喰わせないと針に掛からないから、90秒ほど我慢の子。
その間にもう一本の竿も落とすと、こちらでも反応あり!しめしめその2。
まずは2匹ゲット!と既に釣り上げた気分のオッサン。
頃合いを見計らって最初の竿を上げてみる。
ビクンビクン!と明らかに良型エビの強い引き。
マズイ!っと思った時は、既にあとの盆踊り…
引きの強さに竿が負けて一気に持って行かれ、エビが岩の反対側から見えてしまい根掛かり。
やっちゃったよ!
こういう時は無理をしないで、しばらく竿を置き、エビが動くと外れることがある。
一本目の竿を「外れてくれ〜」と願いながら置き、二本めの竿を上げてみると、こちらもビクンビクン!と良型エビの反応!
させるか〜!っと今度は強めに引っ張ってみるが時すでに遅し…
こっちなんて反対側の穴から良型エビが飛び出て、一周回っての根掛かり…
「アカン!コレは絶対に外れん…」
と思ったが、一応こちらも置き竿にして、万が一の一縷の望みにかける。
んで最初の竿を上げてみるが、エビの姿は見えないがますます深場に逃げたらしく外れそうにもない…
泣く泣く道糸を切ってサヨナラ。
もう一本も案の定外れなくて、こちらもサヨナラ2。
「マジかよ…」
のっけから天国から地獄に突き落とされ、萎えるオッサン。
まぁ、コレはテナガエビ釣りではよくあることだが、初っ端の二連続とは、ダブルクロスカウンターを喰らった気分である。
「真っ白な灰になったじぇ〜…」っと、しょっぱなから渋々仕掛けを作り直すオッサン。
こうなると次が続かないだよな…
穴の中でエビを暴れさせると他のエビが散って釣れなくなる。
んで案の定、反応しなくなった。
間違いなく釣れるであろうスポットの2つがいきなり玉砕だが、しばらく穴を休ませればまた釣れると思うので、その間は他をあたる。
いくつか別の穴を探り、なかなかアタリが遠かったが、やっと本日の一匹目。
やっとだよ!ハサミが取れちゃったし…
同じ穴からすぐに二匹目。
コッチも片腕
まずは釣れてホッとする。
本日も出番があって良かったソーラーエアポンプ『おひさまの力』。
空が曇りだから元気はないが…
ソーラーエアポンプの詳しくはこちら>>>「ミジンコ繁殖の新兵器「ソーラーエアーポンプ」投入!」へ
本日はどこでもアタリがあるわけじゃないけど、エビの反応は良いみたい。
とは言え、ミミズ餌だと小エビは針に掛からなくて、ス〜っと竿をゆっくり上げているとピクン!と魚信の後に逃げてゆく。
ミミズ餌の宿命だが、アカムシ餌を使って小エビを釣り上げてもすぐに死んじゃうから、コレでいいのだ!と自分に言い聞かせる。
ミミズ餌だとこのサイズ以上じゃないと釣れにくい
釣れるのは10数cm以上だが、ここらへんになると、釣り上げて針を外していると100%手を挟まれる。
エビも命掛けで、せめてもの抵抗なんだろうけど、けっこう痛いんだよね〜
まぁ、この痛みも本日でラストと思えば快感だ!
カ・イ・カ・ン!
言わずもがな映画『セーラー服と機関銃』の名台詞だが、名作にはバッタもんが付きもので、「セーラー服と一晩中」や「セーラー服で一晩中」など秀逸だ。
こういうの考える人はスゴイと思うよ!
まぁ、オリジナル側から何を言われるのかは知らんが…
最初の玉砕ポイントも落ち着いてきたのか釣れ始め、一発目は本日最大サイズが上がってきた。
かなりの強烈な引きだったけど、今度は好き勝手させなくて、強引に穴から引きずり出した。
その強引さに観念したのか、竿を上げたら既にホールドアップ!だった。
「勘弁してくださいよ!旦那」
ボディサイズは大した事ないが、手が異常に長い奴だった。
本日最大サイズの17.5cm
当然、手も挟まれる。
カ・イ・カ・ン!その2
そろそろ釣りきったらしく、このエリアもアタって来なくなり、小移動を繰り返す。
とは言え、なかなか釣れないが忘れた頃にボチボチといった塩梅。
潮位はますます低くなり、ほぼ干潮の時間帯。
手前ではもう釣りにならないから、多摩川の本流付近でやらざるを得なくなるが、深め狙いとなるとダボハゼがちょっかい出してくる。
んで、本日もけっこう深い穴から20cmクラスのチチブが上がってきた。
またオマエか!?
さらにはコチラも深い穴だったんだけど、短い竿を弓なりどころか、半円状にしならせる奴がいた。
入口は小さいんだけど深さが60cm位あって、落とすとすぐに喰ってくる。
なんだろう?テナガエビじゃないんだけど?
釣り人の悪い性分で、反応があると釣り上げたくなる。
落としてスンスンと誘うとグングン!と喰ってきて、そのうちにグ〜ン!と竿を半円状にしならせて持ってゆく。
この持って行き方はたぶん20cmくらいのチンチン(クロダイの稚魚)っぽいんだけど、3回ほどアワセてみたんだけど針に掛からない。
そりゃ〜そうだ!
使ってるのは小さなタナゴ針で、先曲がり部なんてほとんど無いもんだから、掛かる方が間違っている。
例え掛かっても、細い針を折られて終わりだろうて…
っというわけで、その正体は分からじのままだった。
本日はラストだから頑張って3時間やって10匹と釣れなくもないが…といった塩梅だった。
サイズは良型揃い!
みなさん元気に多摩川へお帰りになりました。良かった良かった。
今期のテナガエビ釣りでは、以前のテナガエビ釣りみたいに落としてすぐに喰ってくるというのはなかなか無くて、しばらく放っておかないと手を出してこないというのが多かった。
なので、待ち時間が多いから、複数本の竿を出しておかないと手持ち無沙汰になるかな?
でもこれは、オッサンがミミズ餌を使っているからかも知れなくて、アカムシ餌だったらすぐに反応してくるのかも知れません。
ただ、釣れたテナガエビを持って帰って食べるのならともかく、そうでないのなら小エビはすぐに死んじゃうから、小エビも拾ってしまうアカムシ餌はどうなんだろう?
「んな事言うなら、釣りなんてするなよ!」というご意見、ごもっともでございます。
オッサンの偽善な言い分でしたね。申し訳ないです。
テナガエビって人間が思っているよりもウジャウジャ居るんだと思います。
ただ釣れないだけで…
こう言えるのも、あるエビがどこかの岩陰に移動してゆくと、その先に居たエビがピュッ!って出てくることが多いんですよ!
「そんな程度の所に居たの?」って言うくらいに浅くて小さな岩陰とかに居るもんだから、こちらがビックリするくらい。
たぶんあらゆる穴や岩陰に居るんじゃないかな?と思ってますが、これらが釣れるかどうかはまた別の問題。
っというわけで、オッサンの2024年のテナガエビ釣りもこれで終了です。
できればもっと釣りたかったけど、なかなか思い通りにはなりませんね〜
来シーズンはどこか違うポイントを見つけられれば!という気がしないでもないですが、果たしてどっかにあるんかな?
一度、梅雨時期のハイシーズンや夜釣りもやってみたい気もするんだけど、それはまた気が向いたらということで!
とりあえず、オッサンに釣れてくれたテナガエビ様達、ありがとうございました。
オッサンが毎回ハゼ(テナガエビ)サイズの計測をしているハゼスケールの販売を始めました。
結構お問い合わせを頂いてて、んだば!商売しちゃおっかな〜って思ったんだけど、実際に売るとなると、材料確保が面倒臭かったり、製作にとても気を使うやらでテンヤワンヤ…
正直、利益なんてほとんど無くて商売になりませんが、もしよかったら覗いてみて下さい。
販売しているのは、オッサンがいつも使っているスケールに改良を加え、なるべく丁寧に作っているので、幾分マシだと思います。
売り切れだったり、怠けて作ってなかったりで、売ってなかったら申し訳ないです。
なるべく頑張って製作します。