今回用意した材料はこいつらだ!
自作ひとつテンヤの材料達
スイベル、親鈎(オヤバリ)、孫鈎(マゴバリ)は代替え品がないのでそのまま購入しました。
SASAMEのパワーステンスイベル8号です。強度と回転性能がしっかりした商品を選びました。小さいけど大事なパーツなのでスイベルはケチると後が怖いカモ。
がまかつのテンヤ[大]です。[小]と[中]もありますがエサのエビをしっかりと通したいので[大]にしました。
ちなみにカブラ用の鈎とは鈎のチモトの潰れ方向が違うのお間違いなく。鈎の曲がリ方向とチモトの平打ち方向が十字になっているのがテンヤ鈎です。
KINRYUのマダイ11号です。これもエビにしっかりと指したいので、陳列されていた真鯛鈎の中で一番大きい鈎にしました。まぁ、安さ優先で選びました。
スイベルと鈎は、今のところ特にこだわりはないので入手しやすいパーツでの構成ですね。
ど〜でもいい話ですが、親鈎ときたら子鈎だと思うのですが「孫鈎」って呼ぶんですね。子鈎はどこいったんだろう・・・
オモリはナスオモリの3号〜15号を各2、3個ずつ揃えました。通常ひとつテンヤを自作する際のオモリは、アポロ11号で地球に返ってきた司令船の形というか円錐形みたいなテンヤオモリを使用するようですが、専用オモリとなるとそこそこのお値段となるので安く手に入るオモリにしました。
中古のナスオモリは安くて大助かりです
今回のオモリ達は、よく行くタックルベリーで中古オモリの量り売りをやっていて、そこでゴソゴソとかき集めてきました。
200g100円なのですが、今回のオモリの重量は500gを軽くオーバーしていたのですが200円で済んだ。安い!これだけの種類を新品で揃えると馬鹿にできない金額になるし、袋ごと買っていたらオモリが余計に余るしね。
加工の仕方は後ほど説明しています。
これは「水糸」と呼ばれる建築材料
スイベルと孫鈎をつなぐ「チメ糸」の代わりの材料は会社から少々失敬してきました。
この糸は「水糸」と言って、建設現場で基準線を出すときになどに使用するものです。かなりの強度があるので、万が一大鯛が釣れても大丈夫な筈です。
強度のあるビニロン糸。釣具屋に売っている「スレッド」と同等だと思う
親鈎と水糸を巻いて固定する糸(スレッド)も会社から失敬です。(釣具の専門用語では「スレッド」って言うらしいですね。難しい・・・)
ミシン縫製用の強度のあるビニロン糸を作業しやすいようにボビンに巻きました。この糸は、ほとんどオモリに隠れるので色は適当です。
今回の自作のテーマは「とにかく安く済ませる」です。高価な市販のひとつテンヤをおっかなビックリ使うよりも、玉砕覚悟で鯛のいる根を果敢に攻める作戦なので、ロストしても心が傷まない価格設定です。
しかし自作するにあたり、ひとつ問題があります。
親鈎に水糸を巻くときに親鈎をしっかりと固定する器具があったほうが良いらしいのです。参考にしたサイトではフライフィッシングの毛バリを作るときに使う「フライバイス」なるグッズを使っていました。
フライバイスの図
そう言えば、オッサンがルアー釣りにはまっていた中学生の頃によく読んでいた書籍に毛バリを自作する記事が載っていた。
週末、ログハウス調の別荘で毛バリを自作しながらフライフィッシングを楽しむ内容だったのを覚えている。オッサンも大人になったらこんな優雅な休日を送るんだと憧れたものでした。
あれから数十年後・・・ナイスミドルになった現在(「大人」になったかどうかは謎だが)。
優雅な別荘での週末のはずが、一体いつ休みになるのか分からないような仕事に追われ、おまけに住宅ローン地獄で貧乏街道爆走中だ!
こんな痛い現実を中学生の自分が見たら、なんて言うのだろうか・・・
まぁ、そんな話はどうでもいい。
んで、なんだっけ?・・・そうだ!フライバイスの話だ!!
そもそもオッサンはフライバイスの現物を見たこともないのだが、とにかく鈎をしっかり固定できればいいのだろう。
という訳で自作した「なんちゃってフライバイス」がこれだ!
やはり見た目にも安っぽいのは否めないよね!
スチールの丸棒を適当に曲げてアングルを溶接。鈎を固定する先端部分は、ホームセンターで買ってきたおもちゃみたいなクランプを4mmのビスナットで固定。
この本体を会社から黙って借りてきた鋼製クランプで机に固定すれば完成です。
制作費用はおもちゃクランプのみの150円ナリ〜。
見た目は150円だが、ハリを固定するという目的はしっかりとこなしてくれる心強いやつだ。
150円でもしっかりと固定できるゾ!
これで製作道具は揃った!
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