タコエギ天秤を自作するにあたり最初にお断りしておきますが、オッサンはタコエギ天秤の実物を見たことがありません。
あくまでネットの画像と2号からの伝聞情報を元に製作するという、なんとも頼りない有様なのでご了承ください。
まずは材料からご紹介
一番肝心な材料であるステンレス材。
直径1.4mm、長さ50cmの硬質ステンレス材
今回は直径1.4mmのステンレス材を使用します。
まぁ釣具屋さんで一般的に売られている硬質ステンレス材です。
なんで1.4mmかというと、2号の苦い思ひでが関わってまして…
以前、2号が『踊るタコエギ天秤』を使っていたところ突然オモリが無くなったらしい。
どうやらオモリを吊るしていたステンレス材パーツのハンダ付けが外れたらしく、その部分からスッポリ落ちたようだ。
2号曰く「広く探るためにブン投げてたから、オモリの重量に耐えられなかったのかな?」
さらに「天秤の角度を調整する時に力づくで曲げるんだけど、タコ釣りに使うには柔らかすぎる」とも。
『踊るタコエギ天秤』には直径1.2mmくらいの材料が使われてるようだったから、2号はもう一段階太い1.4mmを選択したようだ。
オッサンは相変わらずタコ釣りはやったことはないけど、2号は結構やっていて船頭をとることもある腕前らしい。
なので、タコ釣りの何たるかは分かっているんだと思う。
そんな奴が持ってきたんだから、何かしらの意味はあるんだろう。
お次はスイベル類
タコはパワーがあるので、かなりしっかりしたパーツを選択したようだ。
必要な材料だけで言えば、スイベル、スナップ付スイベル、スナップの3種類あればいいんだけど、2号もいろいろ試したいらしく、いくつかの種類を買ってきた。
本当は3種類あれば事足りるが…
次の物体は何でしょう?
コレは何?
これは直径0.25mmの軟質ステンレス線です。
どこにどうやって使うかは【製作編】でご紹介しますが、実はコレが今”作品”のキモとなる材料になります。
扱いやすいように紙に巻いてあります。
ハンダ付けした部分のボロ隠し兼補強に使う熱収縮パイプ
今回は内径4.8mmのタイプを使いました。
コレを使うと何気に格好良く見える
これは工具に入れるべきか迷ったけど、消耗品なので材料に分類しました。
ステンレス用のハンダと、同じくステンレス用のフラックス
ステンレスのハンダ付けには必須
フラックスとは、ハンダ付けを確実に行うためのハンダ促進剤です。
金属同士のハンダ付けには必須になります。
次は製作に使う工具のご紹介
まずはステンレス材をカットしたり曲げたりするペンチ
普通のペンチと使えなくなったペンチを削って作った「チドリペンチ1号」
下は普通のペンチで上がチドリペンチ1号
チドリペンチ1号はステンレス材を曲げるのに使う専用ペンチです。
そこそこに太いステンレス材を曲げる時は、ラジオペンチだとパワー不足でステンレス材の硬さに負けてグニョって曲がっちゃうんですよね〜
なので、しっかりしたペンチを自作しました。
アイペンチなる専用工具も市販されてますが、わざわざ買うのももったいなかったので自作しました。
普通のペンチをこんなカタチに削りました
もちろん、ハンダ付けをするのでハンダごて&ハンダこて台
オッサンはスチールもステンレスもハンダ付けするので、温度調節できるハンダごてを使ってます。
あとハンダ付け時には、こて台が無いと危ないですね。
ハンダごてって安定が悪いから、ちょっとした時に転がって近所のモノを焦がしたり、最悪は火傷しますよ。マジで!
そんなにお高くないからあったほうが良いし、作業効率も高くなります。
ハンダごてとこて台。こて台の黄色い部分はスポンジで、濡らして使用するこて先クリーナーになってます
ちなみにはんだのこて先は、ハンダごてに付属していたものではありません。
今回のハンダ作業に適した別のこて先を装着しています。
オッサンのハンダごては白光のFX-600という商品で、今回のこて先は同じメーカーの「4C型 T18-C4」という商品です。
このこて先にしてからは、ステンレスのハンダ付けが格段に確実キレイに仕上がりました。
こて先の先(変な表現ですが)が平らな楕円形になっているので、一度に広い面積を熱することができるので効率よくハンダ付けをすることが出来ます。
やはりハンダ付けの用途毎に適したこて先を使うのは大事だと思います。
下が付属のこて先で上が今回の作業に使ったこて先
最後にコレは何でしょう?その二
何だか安っぽいぞ!
コレは自作の簡易バイスです。
今回はパーツを固定してハンダ付けやらステンレス線を巻くのに使います。
50円で作ったなんちゃってバイスです。(でも自作シリーズに大活躍な一品だ!)
後は作業台やらライターやらも使ってますがキリがないのでここまで。
現場裁量でご自宅にあるもので適当に代用してください。