2021年4月25日
2021年二回目の多摩川テナガエビ釣りに行ってきました。
ポイント:六郷グラウンド付近(東京側)
天気:晴れ
釣行時間:7時30分(潮位105cm下げ5分)〜10時30分(潮位30cm干潮)大潮
釣果:7匹(11〜14cm)
竿:1.8m(SZM「渓流」)&2.1m(シモツケ「清滝」)
道糸:フロロカーボン1.5号 ハリス:ナイロン0.3号
ハリ:タナゴ-極小新半月 ウキ:玉ウキ-ジンタン7号
オモリ:ガン球-B エサ:アカムシ
仕掛け:ハリス3cmの枝ス式二本針
東京では今日から緊急事態宣言が発令された。
昨年の4月に最初の緊急事態宣言が出された時は、「何だか大変なことになったぞ!」と気持ちも落ち着かずソワソワしてたと記憶している。
何をしたら良いのかよく分からず、「とにかく不要不急の外出はやめておこう!」と気が引き締まる思いだった。
アレから一年後の現在。
3度目の緊急事態宣言が出されたが、街中はなんだか緩い雰囲気が漂う。
緊急事態慣れというか、国や都なんぞの言う事聞いてもしょうもない!という不貞腐れモードというか…
でも、そりゃ〜そうなるわな!
さんざん国民に自粛を要請しておいて、オリンピックはやります!だの行政職員は平気で宴会やってます!だの、頼みの綱のワクチン接種は先進国でも最低レベル。
こんな体たらくぶりを見せつけられりゃ〜、為政者の言うことなんぞ聞いてるのも馬鹿らしくなるのも当然ですわな!
ちなみにオリンピックは開催しないカモ?という希望(?)を持ってる方もいるかも知れませんが、裏では実現に向けてかなり進んでますよ〜
オッサンは業務上ちょっと関わってるのですが、たぶん一般に思われているよりもかなり細かい部分まで計画が進行してます。
ここまでやっときながら「やっぱりやめます!」とはまずならないと思いますよ。
日本の公共事業は一度走り出したら止まりません。
予算も使い果たすまではゼロまたはマイナスになるまで使い続けます。
政権交代でもすれば別ですが、その前にオリンピック開催のほうが早いですよね。残念ながら…
っという訳で、三度目の緊急事態宣言記念にて、オッサンも反骨精神というか不撓不屈精神というかアウトサイダーというか、単に暇でこのブログのネタも無いもんだから多摩川にテナガエビ釣りに赴いた。
緊急事態宣言なんぞクソくらえだ!とは言わんが、旅行や宴会や繁華街へのショッピングなどは引き続き控えますが、ひとけの少ない釣りくらいは行かせてよ!とすがる思いであります。
前回のテナガエビ釣行は屈辱のボウズを喰らい、悔し涙でオッサン専用の柴犬抱き枕(特大)を濡らした。
あれから三週間経つが、オッサンも何もしないで手をこまねいてた訳ではございません。
翌週11日は出撃したものの自宅を出発して5分後に強烈な腹痛に襲われて引き返し、トイレひきこもり状態にてテナガエビ釣りを断念。
今思えば、アレはボウズのあまりのショックで登校拒否ならぬ釣行拒否的な症状だったのかもしれません。
そして懲りずに先週の18日も出撃したのです。
しかし前日に大雨が降ったので多摩川は泥水状態で釣りにすらならず。
まぁ分かっちゃいたけど、それを見た瞬間に引き返しました。
そんな訳でたかが16日間の緊急事態宣言なんぞ目じゃないね!こちとら三週間も耐えてきたんじゃ〜
というわけで本日こそはリベンジ!
愛車を漕ぐこと20分ほどで多摩川河川敷に到着。
土手から河川敷を見渡すが、ランナーや犬の散歩や徘徊してる老人などでかなりの人出。
緊急事態とは言うものの、思うことは皆同じで「俺が法律だ!」
そんなエネルギッシュな人々をかき分けて本日の現場へ向かう。
もう誰かエビ釣りしてるかと思ったけど、現場には誰もいなかった。
以前はこの好ポイントにはテナガエビ釣り師達が集ってたけど、護岸工事後は見る影も無くなり彼らはどこへ行ったのやら…
寂しいと言えば寂しいが、釣り場独占と思えば気分が良い。
ホンの少しだけどテナガエビが居つきそうな石組みも残っているので、釣れないことは無いんジャマイカとここへやってきたオッサン。
潮位もちょうど良い塩梅だし、これからまだ潮は引き続けるのでエビポイントがどんどん見えてくるのも期待している。
ちょうどよい潮位だ
まずは釣りの準備から。
本日もいつもと変わらずハリス3cmの枝ス式2本針仕掛け。
いつもの仕掛けでござる
エサはアカムシ。
実はこの緊急事態宣言中にテナガエビ釣りにノコノコやってきたのは、このエサが原因でもある。
このアカムシは先週の釣行用に買っていて、先週は釣り出来なかったからず〜っと冷蔵庫で秘密裏に厳重保管しておいたシロモノ。
家族にバレませんように!と毎日祈りながら、本日やっと日の目を見たのであります。
保存状態が悪かったから半分くらいは死んでるな…
準備完了にて釣り開始!
まずは適当な石の影に落とし、持ってきたパンでブレックファースト。
もぐもぐしながらウキを凝視し続けるがピクリとも動かない。
エビがいればすぐにウキが反応するんだけど、ウンともスンとも言わん。
「ムムム…、今日も嫌な予感だ」
もぐもぐ中ず〜っと見てたんだけどな〜んも反応が無かった。
ブレックファーストが終了し、一応竿を上げてみましょかね?のノリでゆっくりス〜っと聞いてみるとビクン!ビクン!と反応するじゃありませんか!?
この引きはダボハゼじゃない!
ちょっと遊びながら引きを楽しみ、上がってきたのは待望のテナガエビ!
やっと顔が見れた!
やっとテナガエビ釣れたよ〜!
13cmほどのナイスサイズ
昨年も緊急事態中でテナガエビ釣りはやらなかったので、二年越しのテナガエビ様に少々感動のオッサン。
針を外す時にエビに指を挟まれるが、そんな無駄な抵抗も痛心地よい。
一投目から釣れたので、こりゃ〜今日は期待しちゃうな!
エビ入れのバケツもソーラーエアポンプ『おひさまの力(ちから)』も無駄にならなくて良かった。
ソーラーエアポンプも力強くブクブクしてる
すぐに二匹目も上がってくる。
お次もナイスサイズ
幸先よくて気分も良いが、アタリにウキが反応しないのが気になる。
つまり、エビはその場で居食いしてるということ。
通常ならテナガエビはエサを棲みかに持っていってから食べるから、ウキが何かしらの反応を見せるんだけど、今日はピクリとも動かない。
水が冷たいわけでもないし何でだろ?と考えるが、考えてもよく分からない。
そうこうしてるとウキがグ〜ン!と引き込まれた。
コレはビッグアームか!?と期待するが、上がってきたのはダボのダブル…
っざけんな!
時にはダボとテナガエビのコラボもある。
まぁコレなら許す
最初はテナガエビがチョロチョロ釣れてたんだけど、反応が無くなってきた。
潮位が下がるにつれ、オッサンも動きながら新しいテナガスポットを攻めるけどイマイチ釣れないな〜
テナガエビが居そうな影や隙間に落とすんだけど反応無いんだよね〜
おかしいな…絶対エビがいそうなスポットを狙ってるんだけどな〜
結局3時間粘ってみましたが7匹という結果でした。
まぁ、顔が見れただけでもヨシとしましょう!
今日はスタートは良かったんだけど、ソレだけでしたね〜
言い訳を言わせてもらうと、下げ潮で干潮時間に突入してしまったからという感じかな。
できれば干潮からの上げ潮がベストなんだけど、オッサンも休日はいろいろやることもあるからエビの時間に合わせてらんね〜し!
釣りをしながらず〜っと考えてたんだけど、ウキが反応しないけどテナガエビがくっついてるという現象は、つまりこういう事だと思う。
テナガエビの絶対数が少ないから。
エビがエサを握りしめ、自分の棲みかまでお持ち帰りしてから食べるというのは、他のエビにエサを取られないようにするため。
エビは大きいほうが偉いという社会なので、自分よりも大型エビに見つからないうちにとっととお持ち帰りしてから食べるという行動を取る。
しかし、他のエビがいない場合は持って帰る必要がないのでその場で食べちゃえばいい。
ウキが動かない&どこへ落としても大した反応が無いという現象は、エビが少ないと考えれば納得いきます。
そして今日釣れたエビのサイズは10数cmの均一サイズばかり。
この時期ならもっと小さいエビが混ざるのが当然なんだけど、それが一匹もいない。
これは世代交代が進んでない兆候なのでは…
これが護岸工事の影響なのかどうかは分からないし、今日一日だけの釣果だけで判断するのは早計ですが、この時期にしては釣果がかんばしくないのはちょっと心配になります。
でもまだテナガエビ釣りは始まったばかりなので、今後の爆釣に期待したいところではあります。
帰り際、大勢の老若男女が河川敷にて運動や散策を積極的に楽しんでらっしゃいました。
『緊急事態宣言』出てるよね?
この国の緊急事態って一体……?
どんな宣言であろうとも、発言者の人望と信頼が無ければ何の意味も説得力も無いことを実感したオッサンなのでした。