クーラーボックスって何度も開け閉めします。
魚を入れる時はもちろんですが、飲み物を出し入れするときやオッサンの好きなスニッカーズを出すときなど(チョコレートコーティングされてるからクーラーボックスに入れとかないと溶けるんですよ!)頻繁にフタを開けます。
当然ながら、フタを開ける度にクーラーボックスの冷却効果は落ちていきます。冷たい空気が外に出て、温かい空気が中に入ってくるということです。
ということは、冷たい空気を外に漏らさず、暖かい空気を中に入れなければ保冷効果は保てるということになります。
以前は小さな投入口がフタに付いているクーラーボックスも結構売られていたのですが、最新のクーラーボックスには見かけなくなりましたね。それだけ保冷性能が良くなっているからかもしれませんね。
という訳でクーラーボックスの内フタを作ってみました。
釣りの一流メーカーのクーラーボックスには、内部にトレーなどを装着することができるように段差が付いています。
この段差にフタが置ければいいわけです。こんな感じです。
今回使った材料は「アルミ複合板」と呼ばれるもので、プラスチック樹脂を薄いアルミ板でサンドイッチしたものです。
簡単な看板サイン面板に使ったりする材料で、昔はアクリル板やベニヤ板などでしたが、現在はこのアルミ複合板が主流になっています。軽いし、加工しやすいし、何よりも割れたり傷んだりしないのでかなり重宝します。
このアルミ複合板に魚投入用の穴を付ければフタの出来上がりです。これまた簡単ですね。
魚投入穴のサイズや位置を迷いましたが、とりあえずアジがスルリと入るサイズで、どちら側からでも入れやすいように真ん中にしました。まぁ、簡単に作れるので、使ってみてダメなら作り変えればいいか。
出来る限り隙間の無いようにしました。
唯一苦労したコーナー部分。
魚の投入口にはクリアファイルを適当にカットして貼り付けています。このクリアファイルが結構キモになっていて、クーラーボックスのフタを開けた時に空気の入れ替えが極力少なくなるようにというのと、魚を落とすだけでクーラーボックスに入れられる条件を満たしています。
ここからペロ〜ンと魚が落ちていきます。
フタを持ち上げやすいように、起き上がり式の取手も付けました。
飲みものやスニッカーズを取り出す時やときどき釣れた魚をおがんでニンマリするとに重宝します。
これで内フタは完成です。
この内フタはかなり重宝すると思うのですが、後は実戦投入でどれだけ使い物になるのか見てみないとなぁ。