2018年4月22日2018年シーズン2回目のテナガエビ釣りに行ってきました。
ポイント:三本鉄橋(川崎側)のち六郷橋(東京側)天気:晴れ釣行時間:6時30分(潮位140cm)〜10時30分くらい(潮位135cm)小潮釣果:テナガエビ10匹 外道ダボハゼ2匹
竿:1.8m(SZM「渓流」)&2.1m(シモツケ「清滝」)道糸:PE0.6号 ハリス:0.8号 ハリ:袖スレ1号 ウキ:玉ウキ8号 テナガエビ用十字テンビン(竿しば釣具店製を真似た自作もの)エサ:赤虫
天気予報によると本日は夏日和。
東京はここ数日良い天気だったし、気温も高かったから、多摩川のテナガエビ達もずいぶん大きく元気になったと思いたい。
前日からテナガエビ釣りへの期待が膨らみ、今朝は早朝から勝手に目が覚める。
イソイソとテナガセットを愛車のチャリに積み込み現場へGo!
だが、夏日とは言っても早朝は寒くて手が冷たくなる。
チャリを立ち漕ぎしながら、どの現場に行くのか少々悩む。
勝手知ったる六郷橋【東京側】にするべきか、それとも反対側の川崎側に行くべきか・・・
前回は六郷橋【東京側】でやって2匹しか釣れなかったし、多分この時間でも常連がいると思うから一番のポイントは取られているだろう。
ならば、川崎方面へ冒険すべし!
っという訳で六郷橋を渡ることにする。
かつてはここら辺に渡し舟があったことに由来するオブジェ
今日は風もなく穏やかなテナガ日和
向かうポイントは京浜急行線の鉄橋のすぐ脇。
オッサンはここでテナガエビ釣りをするのは初めてだけど、よくここでテナガエビ釣り人がいるのを対岸から眺めていたので気になっていました。
現場より上流を望む
現場より下流を望む
まずは現場検証から。
水中に護岸に沿って朽ち果てた木の立杭が並んでいて、所々石組みもある。
なるほど!テナガエビが居付く条件が整っている。
これは期待できそうだ!とウキウキしながら釣りの準備を始める。
まずは耳栓。
なにせすぐ脇に鉄道の鉄橋があり、ひっきりなしに電車が行き交うのでうるさいったらない。
これはシーリングのバックアップ材。仕事で使う材料で耳栓代わりにもなる
都心は運行本数が多いからね〜
本日も仕掛けは十字テンビンの二本竿、合計4本のハリでテナガを仕留める。
もうすっかり定番仕掛け
エサは赤虫。前回みたいにカラスに喰われないように注意しなくちゃ!
こうやって写真で見ると、人も食えなくはなさそうな気がする・・・
今日は真夏日予報なので、ドリンクは冷えたスポドリをタップリ&オッサンお気に入りのおやつ”羊羹”
オッサン的には粒よりも練がお気に入り。まぁどっちも喰うけどさ
準備は完了したので、さぁ釣るぞ〜!!
それは一本目の竿にエサを付けて投入し、二本目のエサを付けているときだった。
耳栓越しに上方からただならぬ声が聞こえてくる。
「あなた、待ちなさい!!」
「止まれ〜!」
オッサンは下を向きながら疑問に思う。
あれ?ここの橋って鉄道の鉄橋じゃなかたっけ?なんで人の声がするの?
見上げると平穏でない状態の二人が京急線の鉄橋に乗ってる。
一人は駅員さんだが、他方の人物は見るからに怪しい佇まい。
どうやら線路に立ち入った人物を駅員が捕まえている絵柄のようだ。
酔っぱらいかイっちゃってる人か?と思ったが、その動き、その目つき、その判断力から、市販されていない薬物で”香ばしくなってる人”ということがオッサンはもちろんエサの赤虫でさえ分かった。
駅員は香ばしい奴を捕まえ電話してる。
「確保!増援をお願いします。あと警察に連絡!」
その間もヤク中は逃げ出そうと暴れている。
「おとなしくしろ〜!!」駅員は叫ぶ。
よくニュースや駅内のアナウンスで線路に立ち入った人がどうのこうの言ってるが、現物を見るのは初めてだ。
やっぱ、こんな感じの奴が立ち入るんだな〜っとオッサンが感心していると、もうひとり応援が来た。
黄色いヘルメットを被った工事人のようだが、かなりお歳を召していらっしゃる感じ。
それでもヤク中を羽交い締めにするほどのやる気を見せるならともかく、工事人はヤク中に触りたくないらしく、すぐ近くで見守ってるだけ。
こんな役立たずを応援によこされて駅員も困ったと思う。
駅員はヤク中をフン捕まえて川崎駅方面へと去っていきました。
役立たずはトボトボと後ろを付いていきましたとさ・・・おしまい
っという訳で、しょっぱなに事件を目撃して「エ〜もん見させてもろた!」と気分の良いオッサン。
気を取り直してエビ釣りに戻る。
仕掛けを護岸と水中の立杭の間に落とす。
水深は60〜70cmくらいだけど、水が濁って底は見えない。
数分置いて竿を上げてみるが全くエサを突っついた様子はない。
う〜ん厳しいのかな・・・
一投ごとに違う場所に仕掛けを落とすがエサに触った形跡がない。
見た感じはテナガエビの雰囲気がプンプンするんだけどな〜
まだシーズン本番じゃないから長めに喰わせる作戦にして、暇になったのでそこら辺をウロウロする。
このテトラ帯がオンシーズンにはテナガエビのメッカになる
そしてやばいブツ発見!
犯罪の香り
浣腸やコ●ドーム、果てはダッ●ワイフと、何かと河川敷にはアンタッチャブルなグッズが落ちている。
何に使ったかは言わずもがなだけど、このサイズの注射器も結構な頻度で見かける。
きっとさっきの香ばしい奴もこれで一発決めてたに違いない。
昔は河川敷に付き物のエロ本を最近見かけなくなったな〜
まぁ、今はネット動画の時代だから”エロ本”なんてもう死語なんだろうな・・・
怪しい注射器から時代の移り変わりをシミジミ感じるオッサンなのでした。
放ったらかしにしていた竿を上げるとエサが無くなっていたので、何かがつっついたらしい。
エサを付けて投入し、3分ほど喰わせて聞き上げてみるとハリ掛かりはしなかったが生体反応があった。
コレを3回くり返してやっとハリ掛かりしたが、違和感を覚えながら竿を上げるとやっぱりコイツだった。
まぁ、そ〜だよね〜
もうこのポイントは諦めてすぐ近くの実績ポイントへ移動する。
移動というほどの距離じゃないけどね
ここは一昨年にテナガエビを釣ったことのある場所です。
まぁここなら釣れるっしょ!
ここはゴミが多くて見た目はイマイチなんだけど、エビはいるはず。
投入してから数分後に竿を上げるとエサが2つとも無くなっている。
何かしらの反応があるというのは期待が持てるということで、しつこく同じポイントを攻めるが、いつまで経ってもエサが取られるだけ・・・
ハリにも掛からない赤ちゃんエビがエサをつっついてるんだろうな〜
川崎側も厳しいのか・・・
東京側を眺めていると、いつものエビポイントに釣り人はいないし・・・
つまり釣れないということか・・・
でもここよりはマシかもしれないから移動しようと思うやいなや(=as soon as)、竿を上げ始めると久しぶりのエビバックの引きが来る。
しかもスゴく強い引きを見せる。
ゆっくりと時間を掛けて慎重に上げると、ビックアームとはいかないけどナイスサイズのテナガエビが上がってきた!
15cmって感じ
しかし後が続かず・・・
やっぱり移動を決断!
向かう先はいつもの六郷橋下。
誰もいないようだったから厳しいかもしれないけど、あそこでダメなら仕方がない・・・
急いで橋を渡って現場に到着すると、いつもと違う風景だった。
なんと!単管で柵が作られてるではありませんか!?
だから誰もいなかったのか?とも思ったが、既に内側に釣り人がいた。
ついこの間はこんなもんはなかった
入ってはいけないのかなと思ったが、そうでもないらしい。
「ご注意願います」って、普通はここまでやったら立入禁止にするよね!
行政にしては緩めな対応だけど、釣りができるのでヨシとする。
絵が雑すぎて何も伝わらないぞ!
まぁ、そうだよね。
この前、ここの護岸が崩れてたからね。
いつどこが崩れてもおかしくない場所だから、危ないと言えば危ない場所だよね。
崩れたてホヤホヤの現場。オッサンがやったのではない
いつものお立ち台。
一番ポイントの下流側には先客がいたので上流側に陣を取る。
常連がいないのが不思議だ
まぁ、厳しいだろうな〜っと期待薄で釣り始めたら、一投目でいきなり釣れた。
この時期にしては良いサイズ
お〜イイね!
次もすぐに釣れたので爆釣か!?といきり立つがそう甘くはない。
ボチボチといった感じでテナガエビは上がるがエサ取りも多い。
竿を上げる度にエサを付け直す。
しかし、今日は本当に暑い。
バケツの水温も上昇し、中のエビがぜぇ〜ぜぇ〜言い出したのでテナガエビ用ビク「エビ元気1号」を使う。エビ元気1号についてはこちら
オッサンも今日は麦わらを持ってきて良かった。
やっぱり釣りには麦わらだね!
ガンガン釣れるわけじゃないけど、忘れた頃にテナガエビが上がる感じで飽きない時間を過ごす頃が出来ました。
結果は10匹となんとかツ抜けしました。
朝イチからこちらでやっていればもっと釣れたと思います。
上がってくるテナガエビも良い型ばかりで、サイズからして昨年の生き残りのようですね。
ココらへんが釣りあげたスタンダードサイズ
この時期、これくらいならヨシとしましょう
まだテナガエビ釣りの本番シーズンではないけど、それにしても今年の多摩川のテナガエビは厳しいですね。
台風の影響やらいろんな要素が絡んでるんだろうけど、絶対数が少ない気がします。
これから暖かく〜暑くなり、今後はテナガエビが増えることを期待するしかないですね。
オッサンの予想が良い意味でハズレてくれるといいのですが・・・