2018年5月27日2018年シーズン8回目のテナガエビ釣りに行ってきました。
ポイント:三本鉄橋の上流-河原町交差点の近く(川崎側)天気:晴れ釣行時間:7時30分(潮位85cm)〜11時00分くらい(潮位38cm)中潮釣果:テナガエビ22匹
竿:1.8m(SZM「渓流」)&2.1m(シモツケ「清滝」)道糸:PE0.6号 ハリス:0.8号 ハリ:袖スレ1号 ウキ:玉ウキ8号 テナガエビ用十字テンビン(竿しば釣具店製を真似た自作もの)
一時、道糸1.5号 ハリス0.8号 ハリ:袖スレ1号 中通りオモリ1号のミャク釣り仕掛け
エサ:白サシ&紅サシ(チーズ風味)
いよいよ2018年の多摩川テナガエビ釣りもラストになりました。
本来ならこれからがテナガエビ釣りのハイシーズンなんだけど、オッサンは6月になるとハゼ釣りを始めるので、毎年テナガエビ釣りのベストシーズンを見逃しているということになる。
そもそもオッサンにとってのテナガエビ釣りは、ハゼ釣りまでの”つなぎ”としての位置づけだ。
まぁ、そんなしどけない理由だからオッサンのテナガエビ釣りは全然ダメなんだろうな・・・
というわけで2018年ラストのテナガエビ釣りを記念して、本日は今までやったことのない釣り場へ行ってみるという愚挙に出る。
テナガポイント確保のために早起きするのも面倒くさいので、適当に目が覚めたら出発しようと思っていたら本当に爆睡して、目が覚めると予定時間を大幅に遅れていた。
オッサンのラスト記念は如何に!?っと自分でも思うが、眠いもんはしょうがない。
まぁ、今日行くポイントはたいして人がいるところじゃないから大丈夫っしょ!とチンタラとママチャリをこぎ出す。
多摩川大橋から川崎サイドへ渡る。
コッチ方面へ来るのも久しぶりだ
橋の上から下の釣り場を覗いてみると、結構はテナガエビ釣りの人達がいた。
結局、今年は多摩川大橋のポイントでテナガエビ釣りはしなかったけど、これだけ人がいるということは釣れてるのかな?
疑問を抱きながら多摩川土手を下流方向へ。
途中、川崎競馬の練習場を通り過ぎると、サラブレッド達が走っていてホッコリする。
朝はトレーニングしているのが見れる
馬もカッポレカッポレと信号を渡る
すぐ堤内側は馬の厩舎があるのでプ〜〜〜ンっと生きものの香りがしてくる。
オッサンは目と性格は悪いが、他の知覚性能は良いのでこの手の香りには敏感である。
鼻にフタをし、立ち漕ぎでその場をダッシュで離れる。
本日向かうポイントは、テナガエビ釣りの聖地と呼ばれてるらしい1km以上続くテトラ帯のポイント。
以前、テナガエビスポットを探しながらフラフラとしていた時に目を付けていた場所。
河原町交差点の近くと言ったらいいのかな?
反対側の東京都サイドには多摩川緑地の野球場が広がっている対面になります。
ここら辺りはテトラポットの先に瓦礫が沈んでいて、もう見るからにテナガエビが居付いてそうだな〜っとツバを付けていました。
現場には予想通り数人のテナガ釣りストしかいないので、こんな広い釣り場が何処でも好き放題である。
今までは良いポイントを確保するために、早朝から陣取り合戦で殺伐としていたんだけど、せっかく楽しい釣りをするんだから、これくらいの余裕は必要だよね〜
こんな広い釣り場なのに釣り人は数人だけ
ひたすらにテトラ帯が続く
とりあえず隣人と100m程離れた適当な場所に陣取って釣りの準備をする。
本日のエサは先週の企画”紅白サシ合戦”でタップリ余ったサシ(ウジ虫)を使用。
ただ、そのまま使うのも芸がないので、少々手を加えてチーズサシにしてみた。
ワカサギ釣りのエサでやるみたいだけど、サシの入った容器にチーズを入れてサシに食べさせてチーズ風味にして喰いを良くするという技。
サシ+チーズというと前回の記事ネタにした、思い出したくもないイタリアのサシ入りのチーズを想起させるが、オッサンがそのチーズを「ボ〜〜ノ!」と食べるわけではないのは言うまでもない。
サシのチーズ風味作戦注意事項
チーズをサシに食べさせる時は常温じゃないとサシが活動しないので、使う前日とかに常温でチーズをINしてそのまま放って置く事になります。
何日も常温にしておくとサシが蛹に昇格しちゃうかもしれないので注意が必要です。
なお、釣りエサ用のサシは遺伝子操作でハエにならないと言われたり言われなかったりですが、本当のところはわかりません。
スライスチーズを半分くらいサシの容器に入れておくだけ。
別にとろけるチーズじゃなくても良いが・・・
適当にチーズを入れる
一晩常温で放っておいたけど、数匹がチーズにINしていた程度だった。もっとバクバク食べるのかと思ってた
果たしてチーズサシになったのかどうかは怪しいですが、早速チーズサシもどきをハリに付ける。
今日は一本はいつもの十字天秤だけど、もう一本の竿は中通しオモリのミャク釣り仕掛けにしました。
なぜなら、狙うポイントはテトラポット先の瓦礫の小さな穴だからです。
一本はいつもの十字天秤
もう一本の竿はミャク釣り仕掛け
狙うは無数にある瓦礫の穴
十字天秤は大きめの穴、ミャク釣りは小さな穴を狙う。
洗濯ばさみはテトラポットでは大活躍する
さぁ、どれだけ釣れちゃうんだろ!っと期待が膨らむが・・・
シ〜〜〜〜〜ン・・・・・
・・・
・・・
・・・
いつまで経ってもアタリひとつない・・・
あれ?ダメなの?
たま〜〜にエサがなくなっていたりするけど、マイクロエビが突っついてるくらいで、がっつりハリ掛かりするサイズが全然いないらしい。
テナガエビがいる雰囲気はタップリあるんだけど、チーズ風味がヤバかったのか!?
一時間後やっと一匹釣れたが、こんなんじゃラチがあかん!
やっと釣れたけど・・・
ハテ?おっかしいな〜っと思いながらも、作戦を変更する。
今までは瓦礫帯を狙ってたんだけど、次はテトラポット帯の隙間を狙うことにする。
まぁ、この狙いがスタンダードなやり方なんだけどサ!
こうなると、ミャク釣り仕掛けよりも十字天秤の方に分があるので、ミャク釣りを十字天秤にチェンジ。
年甲斐もなくテトラからテトラに飛びながら移動しつつ、ご機嫌なポイントを探し歩く。
テナガエビは基本的に影になるところに潜んでします。沈んでいるテトラポッドの形を想像しながら、テトラの下がエグレているポイントを探してください。
テナガエビって枝などの沈殿物をねぐらにしているイメージがあると思います。確かにそれもそ〜なんだけど、沈んだ枝とかが邪魔してエビがエサに気づかないことも多々あるし、”釣り”となるとその沈殿物が障害物になり、ハリ掛かりしても根掛かったりします。逆に砂地になっているポイントは、エビがエサをすぐに発見できてハリ掛かりも良くて釣りやすい。何よりも良型率が高いです。
テナガエビって影になっている場所に潜んではいるんですが、実は日向が大好きなんだと思います。これはいろいろ見てきて確信してるんだけど、日光浴しているのかエサを探ってるのか知らないけど、結構日向でボ〜っとしている事も多いのです。人が近づくとすぐにピュッ!って逃げるけど・・・全くの日陰よりも日向になっているポイントの日陰がテナガエビが複数いる事が多いです。
これはテトラでの釣りに限らずなんだけど、同じポイントでやり続けると、さすがにテナガエビも警戒します。一匹釣れたら、すぐに同じポイントで続けたい気持ちは分かるけど、そこは一度休ませて他のポイントを狙いましょう!すぐ隣りとか、広いポイントだったら30cmズラすだけでも良いのです。他エビがいれば喰いはたっているので、次入れればすぐに喰ってくるはずです。
ちなみにエビの世界は単純でデカイがエライ!なので大型からエサを喰ってきます。
小さいエビは大きいやつに蹴散らされて可愛そうなのですが、釣れるサイズでそのポイントがまだ釣れ続けるかの傾向が見えてきます。
ただ、小エビだけしか上がらなくなっても30分程休ませるとまた良型が上がってくることもありますが・・・
説明が長くなりましたが、そんな感じでポイントを探し歩く。
あるポイントを見つけて天秤を落とすと、すぐに天秤が持っていかれる。
お!いたいた!
エビ本体は見えないけど、天秤のアームをいぢくるハサミの長さを見ると結構な良型だ!
長めに1分程我慢してゆっくり聞き上げるとナイスなエビバックの引き。
上がってきたのはナイスサイズ!
結構踏ん張って、なかなか上がってこなかった
本日一番の良型だ!
そのポイントと隣のポイントで交互に釣り続ける。
さっきまでのダメダメな釣りが嘘のように釣れ始める。
そのポイントでの釣り方を掴めばコッチのもんである。
小エビも時おり交じるが、結構良型が釣れて気分の良いオッサン。
二本の竿に調子よく釣れるが、サービスタイムも程なく終了する。
ちょうど潮が下げ止まりの時間帯に突入し、アタリがパッタリと止まる。
正確に表現すると「ハリ掛かりするサイズのアタリが止まった」ということになります。
代わりにマイクロエビはいつでもどこでも突っついてくる。
大きめのエビが邪魔してこないからやりたい放題だ。
釣れないな・・・とボ〜っとしてたら、いきなり消防庁のヘリコプターが超低空で現れてビックリした。
なんで?っと思ってたらオッサンから300m程離れた多摩川上空でホバリングし始めた。
その下には同じく消防関係らしきボートが浮いている。
「水死体でも浮いてるのか?」っといつもながらロクな事を思い浮かばないオッサン。
ヘリから隊員がホイスト(救助用ウィンチ)で降りてきて着水している。
「水死体をアレで持ち上げるの?」とあくまで水死体の期待を抱くオッサン。
どうやら降下訓練のデモンストレーションだったらしく、2回ほど隊員が水に浸かりデモは終了。
ヘリもボートもさっさと帰ってしまった。
一度でいいからヘリコプターに乗ってみたいもんだ
まぁ、水死体は通常ボートで回収するよね・・・
その昔、オッサンの高校時代のボート部が練習中に水死体を見つけて回収したと言っていたが、今の時代だったら高校生に水死体の回収は絶対にさせないだろう。
良くも悪くもいい加減な時代だった。
っと懐かしいメモリーにしばし白線を流していたが、潮止まりと言えどもエビが釣れないのは水死体よりも問題は深刻である。
っという訳でサシを二匹つけ始める。
このままではサシも余りそうだったし、エビに強力アピールじゃ!
やっぱりアピール力が違うよね!
すると全然アタリがなかったのに、またアタリだした。
お〜!いい作戦じゃ!
ポツリポツリと拾ってついにエサが無くなり終了。
今日はテナガエビ釣りラストなのでガンバって3時間半も粘ってみました。
22匹と例年ならトホホなんですが、今シーズ最多だったので良かった良かった!
結構型も良くて楽しめた
素晴らしいことに今日はダボハゼが一匹も釣れなかったという事実。
チーズ風味が幸いしたのかな?
近くにエビ釣り人がいなかったから釣ったエビは全てリリースしたけど、テナガエビって結構もらってくれない人も多いんだよね〜
オッサンもそうなんだけど、釣るだけで持って帰らない人も多い。
まぁ、調理するのも面倒臭いってのもあるんだろうけど、エビの引きを楽しみたいって感じなんだろうなぁ。
今回で2018年多摩川テナガエビ釣りは終了しましたが、今年は厳しかったな〜
数が全然上がらない・・・エビの絶対数が圧倒的に少ないですね。
何よりも今年は抱卵しているエビを一匹も釣りませんでした。
例年ならこの時期は抱卵エビを見ることも多いのですが、今シーズンはゼロでした。
っということは子孫繁栄しないのかな?
現代日本の未来を見ているようで、今後のエビ釣りに不安を感じるオッサンなのでした。