ハゼ釣りのハリとハリスについて

ハゼ釣りのハリとハリス その1

オッサンはハゼ釣りをやります。ほとんどハゼ釣りしかやらない「ハゼ専」です。

 

釣り場が自転車で20分くらいなのでお気軽にできるということと、何よりも「お金がかからないから」というのが理由です。

 

釣りってゴルフに似ていて、道具に走り始めるともうお金に羽が生えて飛んでいきます。でも、ハゼ釣りは安い延べ竿と簡単な仕掛けで済むので、万年金欠なオッサンにはありがたいフィッシングスタイルです。

 

 

しかし、いくら安く済むハゼ釣りとは言うものの、ある程度のめり込んでいくと欲が出てきます。「もっと、こうすれば釣れるんじゃね?」っと……市販の仕掛けでは満足できなくなってくるんですね。

 

 

何事もマニア道とはそういうもので、道なき道、形なき影を追い求めていくもので、ハゼ釣りでさえそのようです。

 

魚の中でトップクラスの頭空っぽを誇るハゼを釣るのでさえ、釣り場の「常連」は自分オリジナルの仕掛けを使っています。オッサンも例外ではなく、市販の「ハゼ釣りセット」でなく自分で仕掛けを作ったほうがなんか通な感じでかっこいいじゃん!と思ったのです。

 

 

でも所詮は「ハゼ釣り」です。オリジナリティを出すにもたかが知れてはいますが、一番のポイントはハリですね。ハゼが直接かぶりつくハリが最重要なパーツになります。

 

 

今までは市販のハリス付き袖バリの2号を使っていました。しかし、袖2号だとハリスが0.4号と少し細いのです。0.4号だと20匹も釣るとハリスがよれてきて、陰毛のようにモジャモジャになってくるんですね。こうなるとハゼの喰いが悪いし、アタリの反応が鈍くなってきます。

 

すぐにハリを取り替えればいいのですが、面倒くさいのと、手返しが勝負のハゼ釣りでは交換する少しの時間でも省きたいのです。

 

 

なので、もう一段階太い0.6号を使いたいのですが、市販品だとハリの大きさが4号以上になってしまい、これまたハゼの喰いが悪いのです。(オッサンの主な主戦場のハゼは全体的に小粒なのでハリは小さいほうが喰いがいいのです)

 

 

という訳でオッサンは自作を決断しました。つまりハリとハリスを別々に買ってきて、結ぼうと思ったのです。

 

果たして、老眼の入り始めたオッサンにこんな細かい仕掛けが作れるのか…

 

(後日、市販品で袖2号にハリス0.6号の組み合わせを見つけましたが、既にハリとハリスを買った後でした・・・)

 

ハゼ釣りのハリとハリス その2

まずはハリとハリスを入手します。

 

ハリの大きさは2号と決めて近所の上州屋さんを物色すると、気になるハリを発見!

 

ワカサギ用の細い袖バリです。「触れれば掛かる!」のキャッチフレーズが気に入りました。

 

通常の袖バリよりも細いですね。

 

大きさは2.5号でしたが通常の袖バリの2号と同じ大きさでした。

 

しかもハリの色が赤い。コレに決めた!

 

 

お次はハリス探し。

 

こちらは0.6号で探していると、またまた気になる商品を発見。

 

テナガエビ用の赤いライン。これしかないな!

 

 

という訳でハリとハリスを赤色でコーディネートしてみました。

 

ハゼは赤色に寄ってくると本当なのかどうか知りませんが聞いたことがあります。

 

 

買いに行った季節は秋だったのでワカサギ用のタックルが多く売られていました。

 

もしこのハリがものすごく釣れたとしても、ハゼが釣れる夏には売っていないかも…

 

と、あらぬ心配があったので、一応ハリは2袋(22本入り/袋)買いました。

 

 

よし!後は結ぶだけだ!

 

身が引き締まる思いで家路を急ぎます。

 

 

ハゼ釣りのハリとハリス その3

自宅につくと早速ハリむすび開始です。

 

結び方は一番単純であろう「内掛け結び」です。

 

ハリ、ハリスともに小さく細いので、複雑な結びは老眼が入りかけているオッサンには不可能です。

 

っというか「内掛け結び」しか知りません。

 

 

ハリを袋から取り出すと…

 

「見た目以上にちっちゃい!!」

 

ハリをつまんで持ちあげたいのですがつまめません。

 

なので、唾を付けて表面張力で指にくっつけて持ち上げました。

 

 

そして、ハリスの準備。

 

 

コレがまた細い…

 

しかも赤色って以外に目立たないんですね。正確には赤と言うよりは茶色に近いですが…

 

とても見づらいです。

 

 

とりあえずやってみる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

出来ません!!完全にギブアップです。息も止めているので息が続きません。

 

これって無理じゃん!!

 

 

あきらめも早いオッサンなのでした。

 

でも、ハリとハリス買っちゃたんだけどどうしよう…しかも2袋も…

 

 

 

ふとある計画が頭をよぎります。

ハゼ釣りのハリとハリス その4

その計画とは「自動はりむすび機」導入計画!

 

世の中にはいろいろ考える人がいるもので、ハリの結びを自動でやってくれる機械を作った人がいます。

 

頭の良い人がいるものです。

 

 

上州屋さんでも見かけたことがあります。確か値段は2500円くらいだったような気がします。

 

万年金欠なオッサンには少々高いのでネットで安く売っているところを調べてみました。

 

誰でも知っている大手ネット通販サイトですが、安い理由があります。

 

釣具店で売っていた商品はなんとなく聞いたことのあるメーカーだったのですが、こちらの通販最安値の商品はなんだか聞いたことのないバッタもの。しかし何度見比べても、外見は同じです。唯一違うのがメーカー名くらいなものです。

 

 

両方とも生産国はお隣の大陸の国なんだろうから、バッタもんの方は適当なメーカー名をつけたコピー商品であることが伺えます。

 

一流メーカー品はそこそこのお値段ですが、ばったものは安いです。

 

中身は同じなんだろうから一番安い商品を選びました。

 

 

数日後……

 

商品が届きました。

 

やはり、バッタ感があふれています。

 

 

 

しかも説明書が英語…

 

 

とりあえず読んでみる。

 

aha,aha,aha…

 

 

 

全然わかりません!英語は読めませんでした。

 

なのでイラストだけが頼りです。

 

 

 

まずはやってみる。

 

ハリ、ハリスをセットし、スイッチオン!

 

すると「ピチッ!」と音がしました。

 

「?????」

 

よく見るとセットしたハリがなくなっている。セットしたハリが何処かへ飛んでいってしまいました。

 

 

一応適合ハリが1号からなので問題はないはずなのですが、やはりケチってばったもん買ったのが失敗だったのか?

 

 

釣りハリを放置して、家族の誰かに刺さったら罵詈雑言を浴びせられるのは目に見えています。

 

小さな2号バリを探すこと10数分。やっと見つけました!

 

 

 

 

気を取り直して、再びセット&スイッチオン!

 

今度は成功しました。

 

 

凄い!これを作った人は本当にすごい!!

 

あの小さなハリにキレイにハリスが巻かれています。

 

しかも早い!!

 

無事ハリ結びを終え、チチワ結びにして全長約4cmのハリ&ハリスが完成です。

 

8本のハリスを結ぶのにゆっくりやっても15分くらいでした。

 

購入したハリとハリスが無駄にならなくてよかった&ばったもんが使い物になってよかった。

 

二重の喜びです。

 

 

さぁ!あとはこの新兵器「赤色ハリ」がどんな威力があるのかが楽しみです。

 

2014年版のハゼバリとは

当初は「ワカサギ用の2号袖バリ」を使っていたのですが、そこはやはりワカサギ用です。口の柔らかいワカサギならともかく、口がでかく硬いハゼには合いませんでした。

 

釣れないわけではなく、ハリ掛かりも申し分ないのですが、問題は釣り上げた後なのです。

 

ハゼの硬い口からハリを外そうとすると「ピチッ!」とハリが折れる事が多発。うまく取れたとしても、曲がっていることがほとんどでした。

 

残念ながらワカサギバリ作戦は失敗に終わりました。

 

 

そこで2014年現在使っているハリがやはり「袖2号」です。

 

このハリなら折れることはありませんでした。

 

ちなみに「金袖」もありますが、通常の「茶バリ」を使っています。理由は、ただ単に一袋に入っている本数が茶ハリの方が多いからです。後は、茶ハリは目立たないからという理由もありますが、ハゼにはあまり関係ないかな・・・

 

自動針結び器があるから自分の好みでハリとハリスを結ぶことができます。

 

 

ハリスは昨年と同様に0.6号です。やはり0.6号がヨレも少なく使いやすいですね。

 

たま〜にですが、2号の袖ハリに0.6号のハリスの組み合わせの「ハリス付き釣りバリ」を見かけることがあります。残念ながらハリが金袖なのですが、オッサンはこの組み合わせのハリを予備にタックルボックスに入れています。

 

金ハリでなければベストなのですが・・・

 

 

通常期はこの2号袖バリなのですが、9月のハゼ最盛期になるとハゼも大きくなっているので、上がるサイズによっては3号の袖バリにサイズアップすることもあります。

 

 

大井ふ頭中央海浜公園のハゼは比較的小粒なので、袖の2号まででいいと思います。

 

 

まぁ、2号バリとなると細く小さいので、一束も釣るとハリをつまむ指先の皮がむけて痛くなってきます。

 

オッサンはハゼシーズになると指先がいつもボロボロになります。

そして2015年度版のハリは・・・

昨年までは2号の袖ハリを使っていましたが、今年はもう一号下げて袖1号にチャレンジしています。

 

色は茶バリ(金色ではなく普通の鉄の色)です。

 

針結び器を使っていますが、オッサンは自分でハリスを巻くので少しでも数の多い茶バリを使っています。

 

同じ値段で、ハリ単品(ハリスを巻いていない)の商品では茶バリ⇒22本入り 金ハリ⇒19本入りになっています。

 

 

オッサンのホームグラウンドである大井ふ頭中央海浜公園のハゼは、大体10cm前後のサイズがよく釣れるのでハリは小さいほうがよいと思うのです。

 

まだシーズン序盤で、それ程釣り上げているわけではないので断言できませんが、今まで使ってみた感触としては袖2号よりも袖1号のほうがハリ掛かりは良いと思います。

 

 

ハリが小さいということは細いということでもあるので、釣ったハゼにダメージが少ないのも利点と考えています。

 

オッサンは釣ったハゼを持って帰らずに、人に差し上げたり、放流したりするので出来る限りハゼにダメージを与えたくないのです。

 

こういう意味でも袖1号のハリは良好だと思います。

 

 

ただ、ハリスが巻いてある商品では袖1号となるとハリスは0.4号がほとんどですね〜

 

袖1号にハリス0.6号の組み合わせがあればベストなんですがね〜

 

0.4号ハリスも試してみましたが、10匹ほど釣るとハリスがよれてアタリも鈍くなるので0.6号のハリスを自分で巻いて使っています。

 

 

 

だた欠点もあり、ハリが小さすぎるのでハリスを結ぶ作業がもう大変!

 

針結び器にピンセットでハリをセットしなければならないし、たま〜に”ピチッ!”とハリが飛んでいってしまいます。

 

そして、見つからない・・・

 

 

 

今のところ大丈夫ですが、妻にそれがバレたら何を言われるか分かりません。

 

くわばら、くわばら・・・

 

 

 

2015年シーズンは袖1号のスレバリを使いました。詳しくはこちらから!

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