ハゼ釣りのエサで一般的なのは、やはりアオイソメですね。
手に入りやすいし、比較的安価だし、大概の海釣りに使える万能エサです。
オッサンが子供の頃には、ハゼ釣りといえばミズゴカイがエサだったのですが、現在は扱っている店も少なく手に入りにくいようですね。イソメよりもミズゴカイのほうが柔らかくて、指でちぎれるので扱いやすいし、ハゼの喰いも良いような気がします。
投げ釣りでは柔らかいミズゴカイはハリから外れてしまうため、イソメに軍配が上がります。使い方が限定されるミズゴカイは淘汰されてしまったのでしょうかね・・・
でも、オッサンが使っているエサはゴカイでもイソメでもありません。
ボイルホタテなんです。
「ハゼ釣りのエサにボイルホタテ?」と思われるかもしれませんね。オッサンも始めは半信半疑でした。
オッサンのホームグラウンド「大井ふ頭中央海浜公園」では、ボイルホタテが普通に使われています。
オッサンが初めてこの釣り場に来た時に、常連と思われる方々がイソメではなく、なんか白いものをエサにしていたのです。聞いてみるとボイルホタテだったのです。
「ホタテ」と聞くと高価なイメージなんですが、ハゼ釣りに使うのはスーパーなどでたくさん入って安く売っている「ベビーボイルホタテ」です。
コスパ抜群なベビーボイルホタテ
これを3個ごとにサランラップに包んで冷凍保存しています。冷凍しておけばかなりもつのでエサとしてのコスパは抜群です。
※7ヶ月以上冷凍保存していたホタテを使ってみたら、しっかり使えたくらいです!
使う分だけ持っていけばいいので無駄がありません。もし余ったら持ち帰り、また冷凍しておけばいいのです。
大井ふ頭中央海浜公園の夕やけなぎさでは、オッサンはベビーホタテを6つ持って行っています。その日によって違いますが、大体この量で3時間以上はハゼ釣りを楽しむことができます。
アオイソメだと一杯分買っても使い切れないですよね。半杯で売ってくれるお店もありますが、逆に足りなかったりします。
余っても持って帰れないので、釣り場に放流してくる方も多いのではないでしょうか。
アオイソメもやろうと思えば保存できるらしいですが、その労力を考えると買ったほうが良いと思います。
ボイルホタテで主に使うのは「貝柱」です。貝柱を2つに割って、繊維質のところをハリで引っ掛けるようにすると貝柱が何本か引っ掛かります。
これでエサ付けが完了です。
アオイソメみたいに暴れないし、噛み付いてこないし、気持ち悪くないし、よく釣れるから良いこと尽くめです。
喰いが悪い時は多目に、入れ食いの時はほんのチョットと状況に応じて付けるエサの大きさは変えます。
こんな感じに付けます。ちなみに写真のエサは少し多目です
オッサンはなるべくホタテのセンターにハリが来るように付けていますが、この方がどの方向から喰われてもハリ掛かりし易いためです。
貝柱だけでなく「ひも(耳)」やその他(何て呼ぶのかわかりません。内蔵みたいなところ)の部分も釣れますが、喰いの良さは貝柱です。
「ひも(耳)」でも釣れないことはないが・・・
なので、貝柱以外の部分は手でちぎって海に投げています。ハゼたちが群がってきて見ていると面白いですよ。”早く大きくなってオッサンに釣れて欲しい”と願いを込めています。
なぜホタテが釣れるのかは分かりませんが恐らく・・・
1.ホタテは海中の流れに従ってユラユラと揺れて、これがハゼへの誘いになっている。(イソメも新鮮なうちは脚が動いて誘いになっている)特にこの釣り場では、波がたつのでより良い誘いになる。
2.ハゼがホタテに喰いついてブルブルすると、ホタテのカスが撒き散らされて「コマセ」になっている。
という理由が考えられます。
この「大井ふ頭中央海浜公園」の釣り場では、今のところボイルホタテがベストなエサです。
ちなみにオッサンが使っているベビーボイルホタテは、貝柱部分の直径が1.5cmくらい大きさを選んでいます。
小さいホタテだと貝柱が割れすぎて、ハリ掛かりが悪いと思います。逆に大きいとエサばかりに喰い付いて、ハリまで飲まないです。
冷凍貝柱のみで売っている商品もありますが、これはちぎれまくってハリ掛かりが悪かった。茹で加減が違うのかな。
やはりホタテ全体の姿でボイルしているのが使いやすいです。
オッサンもやったことがあるのですが、冷凍で生食用のホタテを買ってきて自分でボイルすると貝柱がポソポソになってしまうんですね。
こうなってしまうと、ハリに引っ掛けようとしても全然掛からない・・・
やはりボイルして売っているホタテじゃないとうまくいかないんですよ!
噂ではスンゴイ釣れる!と聞いたことがあるボイルした桜えび。
何度も試したい!と思っていたが、やはりお値段がお高くて・・・
「エビで鯛を釣る」ということわざがあります。
”小さな投資や労力で大きな利益を得ることのたとえ”ですが、エビだって結構高級エサですよ!
鯛を釣るならリターンが大きくて納得できますが、ハゼですよ!ハゼ!
確かに、お手頃な”バナメイエビ”を小さく切ってハゼのエサにすることもありますが、桜えびはハゼのエサには割に合わないですよ。
でも、気になっていたので覚悟を決めて試してみました。
やっぱり桜えびは釣れる!
セレブな方なら桜えびでハゼを釣りまくって下さい。って、セレブはハゼ釣りなんてしないか・・・
オッサンのような社会の底辺でかろうじて生きている者には「ベビーホタテ」がBEST!!だと思います。
もしくは「どうしてもハゼをゲットしなければならない!」というノッピキならない理由のある方は、桜えびでチャレンジしてみてください。
上記のボイル桜えびは、言わずもがなハゼ釣りのエサとして使うには高級品だ。
そこで目を付けたのが「干しエビ」。
結構大量に入っていて、しかもリーズナブル。
ハゼのお口に合うように小粒の干しエビをチョイス
「同じエビなんだから釣れないわけがないだろう」と安易に考えて使ってみたが、思ったようにハゼが釣れるわけでもなかった。干しエビの実釣記事はこちら
この時の反省点としては、干しエビが硬くてハゼがハリ掛かりしづらかったという「そんなのやる前に気づけよ!」という当たり前の結論に至ったのでした。
それ以来、やっぱりハゼ釣りのエサはベビーホタテがベストだね!と相成って干しエビは使っていませんでした。
しかし先日、自炊すべく自宅のキッチンをゴソゴソやっていたら開封済みの例の干しエビを発掘。
妻に「適当に使っていいよ!」とは言ったものの、干しエビなんてそうそう使えるものでもないのだろう。
これも何かの縁と、前回の反省点を踏まえて干しエビでリベンジしてみることにしました。
クックパッドで干しエビの戻し方を調べると、”干しエビと水と酒を入れてレンジでチン!”と何ともねぶたくなる方法だったので断念。
要は干しエビを柔かくすればいいんだからと単純に水でふやかすことにしました。
小さなタッパーに干しエビをIN
適当に水を入れる
15分ほど放っておくと適当にふやける
余計な水を捨ててハゼ釣りまで冷蔵庫で保管
さてその結果は・・・・・
まぁ、なんですよ。思ったように釣れるわけでもなく、やっぱりベビーホタテがベスト!というしょうもないところに着地したわけで・・・
干しエビを硬いままエサとして付けるよりは、ふやかした方が釣れるのは間違いないです。
ハゼが近づいてきてエサを突っつくのですが、ハリまで一気に咥えるというのがあまりないという印象。
やはりちょっとエビの甲羅部分が硬いからだと思います。
やっぱりエサはベビーホタテなんだけれど、干しエビ(ふやかしVer)でも釣れないこともないから、ハゼ釣りを楽しむという目的なら十分エサとして使えると思います。
近所のスーパーでも手に入りやすいし、何よりもリーズナブルだ。
使うときの作戦としては、確実に使う分だけ事前にふやかしておく。
さらに干したままのエビも予備で小袋にでも入れておいて、予備も使いそうなら現地で水に浸けておけばいいのではないでしょうか。
干しエビは例えふやかしても水に浮きます。オッサンの仕掛けは3cmのハリスだからエビエサが浮いてもハゼ釣りが成立しますが、長いハリスを使う場合は浮きすぎてハゼが喰ってこない可能性が高いです。
もしよろしければ、オッサンが今まで試したハゼ釣りエサの評価をまとめています↓>>>「オッサン的ハゼ釣りエサの評価」へ