10月1日 2014年10度めのハゼ釣りに行ってきました。(in 海老取川)天気:曇り時々霧雨水温:外気に比べて思っていたよりは温かい釣行時間:2時間釣果:37匹(メインサイズ15cm)メダカサイズリリース0匹 ダボハゼ-2匹
先週のかんじでは、いつものホームグラウンド「大井ふ頭中央海浜公園の夕やけなぎさ」もいよいよハゼシーズン終了と判断しました。
かと言って、このままハゼシーズンが終わってしまうのは如何とも寂しかったので、今回は「海老取川」へ行ってきました。
実は、オッサンは海老取川でハゼ釣りをしたことがありません。
あくまで人から聞いた話ですが、海老取川のハゼ釣りは昔のように釣れなくなったらしい。実際、オッサンがランニングがてらに海老取川でハゼ釣り見学に行った時も、あまり釣れていない様子でした。『確かに噂は本当だったんだ』という感想。
さらに、大井ふ頭中央海浜公園の開放的な環境とは違い、海老取川は川幅が狭い上に人が多いので窮屈な印象でした。
そして、今まで行かなかった一番の理由が【遠い】ということ。自転車で40分はかかります。(自転車で行けるんだから贅沢言うな!というご意見ごもっともです。車や電車で遠くから来ている人もいますからねぇ。ハゼ釣りに関してはかなり恵まれていると思います)
片や、大井ふ頭中央海浜公園へは自転車で20分くらいで行けるんだから、釣果・釣り環境・移動時間もろもろを考えるとやはり「夕やけなぎさ」に軍配はあがります。
”まぁ、シーズン最後くらいはちょっと冒険してみるか・・・”と期待薄の軽いノリで出かけてみることにしました。
当日は有給がとれたので、平日の釣行です。人が働いている時に釣りができるなんて優雅だなぁ・・・とちょっと優越感に浸る予定でしたが、朝から出発するつもりが目覚めると雨が・・・
天気予報で確認するとお天気は回復に向かっているので、すぐに止むだろうと待っていましたがなかなか止まず・・・結局、自宅を出たのがお昼過ぎになってしまいました。
途中コンビニでお昼ごはんを調達し、現場まで40分の道のりをチャリで飛ばします。
時折、霧雨が降ってきてすでに嫌な予感が。「橋がかかっているから、雨が止まなかったら橋の下で釣ればいいや。」と気楽に考えていました。
現場に到着すると、アテにしていた橋の下にはすでに釣り人が・・・
アテにしていた橋には既に釣り人が陣取っていた
仕方がないので多摩川方面へ移動し、堤防が乾いたところがあったのでそこに陣取る。そもそも初めてなので、どこがハゼポイントなのかもサッパリわからないのだ。
ハゼポイントがどこなのか全く分かりませ〜ん!
心配だったのが”延べ竿しかないから釣りになるのかな”ということでした。
本日持参してきたのが1.8mと3.6mの延べ竿のみ。
この海老取川は、川幅が20mくらいしかないくせに船が行き来するので水深があります。何mの深さなのかは謎です。
現場の釣り人たちはリール仕掛けでやってる・・・平日に釣りに来ているんだから、だぶん常連と思っていいでしょう。
そんな人達がリールでやっている・・・ムムム・・・これは・・・
海老取川では、二段になっている堤防の低い方に降りて釣りをするのですが、そこから水面までの高さは1m位あります。今日は潮を確認してないから、今潮がどれくらい上下しているのかもわかりませんが、とにかく水面までは距離がある。
これではオッサンの1.8mの竿では底が取れないので、再び移動して浅いと思われる場所に移動します。
今日のポイントは、祠(ほこら?)のすぐ脇の浅くなっているところにしました。
なんでこんなところに祠があるのか分かりませんが、実はここら辺は知る人ぞ知るいわくつきの場所なんです。都市伝説系の本にも載っている。
ちょっと不気味なので心の中で”おじゃまします”と一声かける。
謎の祠・・なんでこんなところに祠が・・・
羽田空港が目の前にあるのですが、神社でもないところに場違いなでかい鳥居もあるし、昼間ならまだしも夜には近づきたくもない場所です。
近代的な空港と対照的な鳥居・・・
お腹が減っていたのですが、釣り糸を垂れながら食べればいいやと、まずは3.6mの延べ竿にウキ釣り仕掛けをセット。
「ハゼ大将」というダイナミックなネーミングの仕掛けセットなのですが、この仕掛を買ったのはもう何年前だろう・・・オッサンがハゼ釣り素人のとき(今も素人に毛が生えたくらいですが)に買ったものですが、それ以来ずっと袋からも出さずにとっておいたものです。
あの頃を思えば、まさかこんなにハゼ釣りにハマる事になるとは・・・
昔のメモリーに浸りながら、仕掛けをみてみると道糸が1.5号もある。オッサンの通常の仕掛けは0.6号とか使っているので、考えられないくらい骨太だ。セットについていたハリもハゼの5号。(オッサンが通常使うのハリは2号)
全てのスケールがデカイ!さすが”ハゼ大将”だ!豪快である。
まぁ、置き竿にするから細かいことは気にしないでセットのまま使うことにする。
餌はいつもどおりのベビーホタテ。寒いからロクに解凍できていなくてシャリシャリの半解凍だ。
とりあえず、置き竿投入。
さぁ、やっと食べられるぞ!とおにぎりを一口かぶりつくと、ウキがピクピクと反応しているではありませんか。
ウキ釣りは久しぶりなので見ていると面白い。
やっぱり釣りはウキ釣りがのどかでいいね!なんて、ウキ鑑賞しながら竿を上げると良型のハゼがくっついてた。
これくらいが海老取川のスタンダードサイズらしい。太くてでかいな!
餌を付けて投入するとまたすぐにピクピク・・・
まだ本命のミャク仕掛けも出していないのに、ご飯を食べる暇もない。
釣りをする前は「10匹釣れればいいや」と思っていたのですが、これは予想よりも釣れるカモと上方修正です。
急いでご飯を口にツッコミ、慌ててミャク仕掛けをセットする。
ミャク仕掛けの方は1.8mの短い竿ですが、堤防の足元にハゼがいる筈と壁際を攻めると予想通りコツコツとアタリが来る。まるまる太った良型が上がる。
ここのハゼは大井ふ頭中央海浜公園よりも太くて型が大きいですね。竿を上げるとズッシリと重さが伝わってきます。
釣り初めは二本竿の両方に頻繁にアタリがあり、かなり忙しい釣りになりました。
ものの20分位で10匹を超えました。
しかし、そんなアタリもパタリと途絶える。だいぶ場を荒らしたようで、ハゼも警戒しているらしい。
こんなときは場所を移動したほうがいいのですが、立ち上がるのが面倒くさい・・・堤防に座ったまま釣りをしていたため、尻に根が生えて動けなくなった。
そんな不精な釣りでもポツリポツリと釣れ、たまに天ぷらサイズもズッシリと上がってくる。
そんなペースで釣っていると、隣(と言っても10m以上離れていたのですが)の常連と思われるオッサン達がこちらにやってくる。
「さっきからずいぶん釣るね〜!」
「へ?」とオッサン。
自分では”ずいぶん”というペースではないのですが、今日は全然釣れないらしい。
いろいろと聞かれたので丁寧にお応えする。
同じハゼ釣りといえども、釣り場が違うと文化が違うようでオッサンの仕掛けと餌を珍しそうに見ていた。
聞くところによると、海老取川の釣りは小型リールで川のセンター付近の深場を狙うのがスタンダードらしい。そして、釣り上げたハゼは天ぷらにして喰らうということだった。確かに深場狙いなら数は釣れませんが、天ぷらサイズがあがりそうです。
ハゼの天ぷらも美味しそうだね!!
夜釣りでは浅場で数釣りが楽しめるらしいが、おっかなくてここで夜釣りをする勇気はありません。
90分くらいで20cm弱の大ハゼ数匹を含め、15cmくらいを中心に総数25匹とこの季節にしては面白い釣りが楽しめました。
こんなに釣れる予定じゃなかったので、いつものズックビクではなく、小さなビニールバケツにハゼを入れていたのでバケツの中は満員状態。ハゼがバケツから飛び出し始めました。
何度も飛び出したハゼをバケツに入れるのも飽きたので、先ほどの常連さんにハゼを差し上げると喜んでもらってくれました。
お礼にビールを2本も頂きました。ハゼのお礼をもらったのは初めてです。いい人達だ!
ん?これはビールでなく”発泡酒”になるのかな
かなり寒かったのですが、せっかく頂いたのでビールを飲みながら釣り糸を垂れる。ビールのつまみはお昼ご飯と一緒に買った「しっとりチョコ」です。オッサンはお酒のつまみにお菓子を食べられるタイプだ。
その後はアタリがなくなったので作戦変更。ウキ仕掛けだった3.6mの竿をミャク仕掛けにチェンジして深場を狙うと再び釣れ始めました。
結局、2時間の釣行で37匹とかなり楽しい釣りができました。
謎の魚。ヌルヌルして平べったいのでチチブの仲間かな?
↑コレ「ギンポ」だそうです。海老取川でギンポが釣れるとは思わなんだ!教えてくださった釣り名人「Mさん」ありがとうございました。
再び常連さんにハゼをあげると「今日は夜までやるつもりだったけど、これだけあればもういいや!」と納竿し始めました。
ここで夜釣りだなんて君は勇者だ!ちょっと尊敬してしまいます。
まぁオッサンが勝手に怖がっているだけなんですが。
今日は海老取川を見直しました。ハゼの型はいいし、人はいいし、座って釣りができるし。
ちょっと遠いけど、釣り場の選択肢が増えて嬉しいオッサンなのでした。
今シーズン中にまた来てみよう!