2023年8月15日。
2023年15回目のハゼ釣りに行ってきました。
釣り場:大井ふ頭中央海浜公園【しおじ磯】
天気:晴れ時々曇
釣行時間:6時00分くらい(潮位:165cm下げ2分)〜10時30分くらい(潮位:30cmほぼ干潮)大潮
水温:29℃
釣果:マハゼ195匹(7cm〜13cm)
竿:3.5m(清流X 硬調)→2.0m(そよ風)
道糸:ナイロン0.8号
ハリス:ホンテロン0.6号
ハリ:袖スレ1号
オモリ:自作Fe(鉄)オモリ。1号相当の重さ
エサ:ベビーボイルホタテ
ハリス3cmの胴付ミャク釣り仕掛け
現在、台風7号が近畿地方を縦断中。
影響を受けてしまう地域では、被害が少ないことを願うばかりです。
けっこう前の予報では、東海から関東地方あたりに直撃だったけど、かなりそれた。
それた地方にしてみればホッと胸をなでおろし、直撃な地方にしてみれば「なんでコッチやねん!」と憤る。
この世はバランスが取れているので、良い思いの人がいれば、逆に被害者もいる。
それたとは言え、こちらでも昨晩〜夜中にかけてかなりの雨が降った。
オッサン的には、多少の雨でもハゼ釣りへ強行突破の覚悟でいたから「明日のハゼ釣りはどうなるかな?」と少々心配だった。
台風や豪雨など大きな気象現象後の釣りは、どちらかに大きく振れる。
爆釣or激渋
だいたいが激渋なんだけど、時おりあり得ないような爆釣だったという情報が入る度に、その常識を刺激する。
まだ夜中の時間帯でも激しい雨が降っていたから、「釣り場も水潮で厳しいかな…」と思っていた。
そもそも「この豪雨で釣りになるんかな?」の方が正解だろう。
んで、まだ薄暗い時間帯に目が覚めると、外は静かになっていた。
「アレ?雨が止んでる?」と思いながら窓から確認すると、雨どころか晴れ間が見えているではないですか!?
これはハゼ釣り行くしかないだろう!
しかし問題は何を着ていくのか?だった。
予報では雨マークも出ているし、昨日はハゼ釣り帰りに地獄のような土砂降りに直撃され、コレ以上濡れまへん!というくらいにビショ濡れになった。
二日連続で濡れてはかなわん!ので、自宅を出る時からカッパを装着し、万全の態勢で出撃。
道路には其処此処に水たまりがあり、昨晩の激しい雨を物語っている。
しかし、暑い!
一応透湿系のカッパではあるが、防水には違いないので爽やかとは程遠く、出発から10分も経たないうちに既に汗だくである。
「早く水に立ち込みてぇ〜」の一心で愛車を漕ぐ。
空を見上げると、すっかり青空が広がっていて、雨の気配は全くない。
こんなに晴れる予報だっけ?
「せっかくカッパ着てるんだから、雨降らんかな?」
ついつい、雨の神様への雨乞いのおまじないを唱え始める。
「ウンディーネ、ガンジ、ガンジ、ガンガンジ…」
いつもの橋から【はぜつき磯】を見渡すと、さすがはお盆WEEKの最終にして最大重要日の15日だからか、それとも台風の影響を警戒して自宅待機しているのか、ハゼ釣り人はわずかに3人。
ここまで少ないのも見たことないな
【夕やけなぎさ】に至っては、たったひとりだけのロンリー・アングラー。
おひとり様でよろしかったですか?
本日お目当ての釣り場は【しおじ磯】
昨日もこの【しおじ磯】でハゼ釣りやってて、釣り人はあまりいないんだけど、釣りの感触は悪くなかったので、本日も継続審議のつもりで連日の調査。
まだ誰も釣り人がいない…
オッサンが到着すると、既にH2氏とTG氏がいて情報交換中だった。
ん〜?H2氏は「今日はハゼ釣りやらない!」と言ってた気がするんだけど…
そう言えば【はぜつき磯】にMR氏もいて、MR氏も同じことを言ってた気がする。
まぁ、予報に反してお天気になったから、ジッとしてられなかったんだと思う。
サツを交わし、それぞれお目当てのポイントに散る。
オッサンは迷わず、昨日良型を連発したエリアにやってくる。
このエリアは深場ではないんだけど、どうやら沖の方に良型ハゼがいるようなので、本日も長竿からスタート。
今日もよろしく!
餌はいつものベビーボイルホタテ。
今年はいつまで経ってもホタテ餌のまま
水温は29℃くらい。
さすがに30℃はいかないかな…
仕掛けはミャク釣りの胴付き仕掛け。
オモリがサビてるが新品だよ!
水は澄んでいるとは言わんが、心配していた水潮でもない。
いつものように濁ってはいるんだけど、濁りの色が変わった感じ。
コレが良いのか悪いのか良く分からんが、まぁ、釣りを始めればハッキリするんだろうて…
いよいよ釣り開始!
まずはスタートダッシュを決めたいので、昨日の実績ポイントから攻めるが、アタリなし!
角度を変えて何度か入れ直してみるが、シ〜ン…という音が聞こえてきそうなくらいに、な〜んも生命反応が無い。
アレ?やはり昨日の雨が影響してるのかな?
昨日の記憶を呼び起こしながら、ハゼがアタって来たスポットを丁寧に探る。
すると、やっとハゼの反応があった。
今期の特徴なんだけど、ハゼが喰ってくる範囲がものすごく狭くて、体感的に直径約10cmくらい。
そこを少しでも逸れると全くアタって来なくなる。
この10cmを探せるかどうか?が釣果に大きく影響します。
そのアタリからどうみても小ハゼなんだけど、まずは本日の一匹目。
まずは釣れればいいや!
一匹目が上がるとそのエリアを外さなければ、連打が始まる。
昨日のような良型が上がり続ける!のではなく、10cm弱クラスばかりなんだけど、とにかく釣れる内に釣っておきましょう!
ただ、たまに10cmオーバーも釣れるから楽しくはある。
さすがお盆にもなるとハゼも成長してて、そこそこの良型クラスはまるまる太ったハゼも多く、メタボハゼはパワーもあるからナイスファイトをしてくれる。
メタボハゼはパワーもあるぜ!
釣り始めは小ハゼも多かったけど、その内に10cmオーバーの良型も多く上がり始める。
良型が連打になると楽しいね!
不思議なもので、一度釣れ始めると、ハゼが釣れるホットスポットがどんどん見つかるようになる。
恐らくは、一匹のハゼが餌を喰うことにより、他のハゼ達も刺激され、最終的にはそのエリア全体がサワつき始め、全体のハゼの活性が上がっているからだと思う。
とは言え、爆釣という釣れ具合ではないので、丁寧にハゼスポットを探さなきゃならないけどね。
ハゼが喰ってくる範囲が狭いので、誘いも派手やるとホットスポットから外れてしまうので、必然小さめの誘いになる。
今日有効だったのは、竿をブルブル振動させる誘い。
竿を左右に振ると竿先がブルブルと震え、その振動が餌にも伝わるという仕組み。
コレもおとなしめではなく、けっこう派手にやる方がハゼの反応が良かった。
ブルブルは3往復くらいかな。
振った後に竿をピタッと止めると、ハゼのアタリが来るといった塩梅。
コレって長竿だとハゼが反応するんだけど、不思議なことに短竿だと無反応なんだよね。
なんでだろ?
80匹ほど釣り上げたところでH2氏がやってきた。
「こっちはどうよ?」
「そこそこサイズがそこそこ釣れてますよ!」
「あっちはスゴイよ!すぐ手前で10cm以上が入れ喰いだよ!!」
「マジ!?」
オッサン的には、こちらでも面白かったのでこのままステイでも良かったが、長竿を使っているので手返しがいまいち悪い。
短竿なら手返しも早くなるから、数も稼げるし、そもそも良型が入れ喰いだと!?
っという訳で移動開始。
やってきたのは、超浅場エリア。
H2氏は朝イチからずっとここでやってて、遠目から見て全然動かなかったから、釣れてんだろうな〜と思っていた。
もちろん竿は短竿にチェンジ。
本日の短竿は「そよ風」
少々柔らかめだから数釣りは苦手
さぁ、良型入れ喰いタイム開始!なハズだったがそう甘くはなく、アタリが遠い。
いくつか入れ替えてやっとアタって来たが、良型とは程遠いサイズ。
良型!?
コレも釣りあるある。
良型が入れ喰いになり、『この喜びを分かちあおう!』と地獄に咲いた一輪の良心で仲間を呼び寄せると、先程とは打って変わって渋くなる。
「アレ〜?さっきまで良かったんだけど…」
せっかくの善行が偽善になり、終いには嘘つき呼ばわり。
よくある!よくある!と分かっちゃいるが、ど〜にもくすぶるのは否めない。
とは言え、ハゼは虚報よりしぼんだが、アタリ自体は多い。
このまま短竿で手返し良く釣り上げ、数を稼ぐ作戦に変更。
基本的には9cmクラスが多いが、中には報告通りに良型と言えるサイズも上がってくる。
このクラスが上がれば申し分ない
ただ、岩場でもあるのでコイツが邪魔をしてくる。
お前はいらんのだが…
あと気になったのが、すっぽ抜けが頻発した。
確実に針に掛かっているであろうが、そろそろ抜き上げようかな?というタイミングでスポ〜ン!とハゼが外れる。
オッサンが使っている針が、スレ針の袖1号だからかもしれないが、コレほど抜けるかな?
ありがちなのが、ホタテ餌が団子状になってると針掛かりが浅くなり、抜けることがある。
釣れる度に餌をチェンジしてれば問題ないが、手返し重視で何度か連続して使ってると、ホタテの貝柱が丸く固まり団子状になる。
こんな感じになる
なので、ホタテをマメに付け直すんだけど、それでも抜けるんだよな〜
やはり竿かな?
今使っている『そよ風』はけっこう柔らかいから、ハゼを掛けた時に暴れ、道糸のテンションが緩くなる瞬間の時間帯が長いのかな?
なので、あまりに硬い竿は逆にハゼを弾いてコレまた抜けるんだけど、ある程度は硬めの竿の方が外れにくいと思います。
実はオッサンが『そよ風』をあまり使わないのは、この理由もあるんだよね〜
本日も昨日に引き続き、台風の影響で釣り船が通らない。
常連達は口を揃えて言う。
「船が通らないと、全然違うよね!」
ハゼの釣れ具合といい、水の濁り具合といい、船が通る度に邪魔をされる不愉快さといい…
だもんで、みんな珍しく粘っている。
予報に反して、悲しいくらいにお天気で、おひさまも照らしてくる。
オッサンの願い虚しく、時おり、数られる程度にポツリポツリと雨が落ちてくる程度。
自宅からカッパを着込み「いつでも雨カモ〜ン!」の必勝体制だったけど、全く必要なかった。
雨あるあるで、用心深く雨具の用意をしていると降らずに、油断して無防備だと雨に会ったりする。
当然、身体はサウナ状態で、服の中は汗がダラダラと滴り落ちる。
我慢ならずに納竿。
4時間半粘って195匹とあとわずかで2束だったが、ど〜でもいい!
ビク内は賑やか!
今日は型も揃ったから、釣れたハゼもボリューミーだった。
願わくば、どこの釣り場でも数&型が揃えば良いんだけど、なかなかそうもいかないわな〜
昨今はハゼも目に見えて少なくなっているので、一か所固定で釣れ続けるという事もほぼ無くなった。
なので、小移動を繰り返しながら釣り歩かないと、釣果も厳しい。
”一応”ハゼ釣りの最盛期は秋と言われているので、これから釣り場が混んでくるのかな?
そうなると動きづらくなるね〜
次の記事>>>「2023年度16回目のハゼ釣りは昼間の強風でもなんとか!」へ
オッサンが毎回ハゼサイズの計測をしているハゼスケールの販売を始めました。
結構お問い合わせを頂いてて、んだば!商売しちゃおっかな〜って思ったんだけど、実際に売るとなると、材料確保が面倒臭かったり、製作にとても気を使うやらでテンヤワンヤ…
正直、利益なんてほとんど無くて商売になりませんが、もしよかったら覗いてみて下さい。
販売しているのは、オッサンがいつも使っているスケールに改良を加え、なるべく丁寧に作っているので、幾分マシだと思います。
売り切れだったり、怠けて作ってなかったりで、売ってなかったら申し訳ないです。
なるべく頑張って製作します。