2022年10月10日。
2022年29回目のハゼ釣りに行ってきました。
釣り場:大井ふ頭中央海浜公園【しおじ磯】
天気:曇り
釣行時間:6時30分くらい(潮位:205cm下げ1分)〜
10時00分くらい(潮位:77cm下げ8分)大潮
水温:19℃
釣果:マハゼ109匹(8cm〜12.5cm)
竿:3.6m(軽極ハゼ) 道糸:ナイロン0.8号 ハリス:ホンテロン0.6号
ハリ:袖1号スレ オモリ:自作Fe(鉄)オモリ。1号相当の重さ
エサ:アミエビ・ベビーボイルホタテ
ハリス3cmの胴付ミャク釣り仕掛け
まぁ、なんですよ…
ハゼ釣りも、もう終わりの季節になりまして…
時期外れの釣りともなれば、当然釣れないのでして…
2022年はハゼがよく釣れ続けた。
オッサンのサビついた記憶によると、今までで一番数釣りが出来た年だったと思う。
そんな余韻があるもんだから、釣れないという事態に我慢ならないし、”もう終わり…”という現実を受け入れる勇気がない。
オッサンは往生際が悪い人間なので、厳しい現実と向き合わず、ジタバタあがく為にどこでハゼ釣りすべきか?毎回腐心していた。
んでやっぱり、数を稼ぐには【しおじ磯】のいつもの指定席しかないという結論に至る。
芸がないと言うか、世界が狭いというか、限定的な範囲でしかハゼ釣りしてないから選択肢が無いのである。
しかしオッサンのハゼネットワークの情報を鑑みるに、現在のところ、数が一番上がるのはやはりソコしかないのである。
もちろん、サイズは全く期待できない。
10cmにも満たない小ハゼがチョロチョロと釣れるだけなんだけど、な〜〜〜んのアタリも無いまま無為に時間を過ごすのは耐えられない。
だもんで、とにかく釣れればヨシ!とするハゼ釣り場に行くしかないのである。
朝、目覚めると雨は止んでいた。
昨晩はけっこう降ったので、雨が残りやしないかと心配したが、どうやら大丈夫そうである。
愛車にまたがり漕ぎ始めるが、シートからジワ〜っと雨が尻に染み出してくる。
冷た気色悪い感覚を楽しみながら、本日もハゼ釣り場へと進む。
いつものように橋から釣り場を見渡すが、ハゼ釣り人はたった一人しかいなかった。
昨日はかなりの人数がいたんだけど、今日は雨が残る予報だったから警戒されたかな?
たった一人のロンリーフィッシング
興味がてらに【夕やけなぎさ】にやって来るが、だ〜れも釣り人はいなかった。
♪だ〜れもいない海♪
こんな寂しい景色を見ると、本当にハゼ釣りは終わっちゃったんだな〜とシミジミする。
本日の釣り場【しおじ磯】にやって来るが、こちらも釣り人は一人でメランコリックな雰囲気である。
こちらも寂しいね〜
しんみりな雰囲気を楽しみながら釣りの準備。
深場狙いなので当然長竿なんだけど、本日の竿は『軽極ハゼ』を持ってきた。
今季初登場で、たまには新鮮な空気を吸わせたあげよう!という心意気。
使わないと竿の感覚を忘れるからね
水温は前回よりチョッピリ暖かい19℃
ぶっちゃけ、水温って関係あるのかな?
エサはいつもと同じアミエビとボイルホタテのコラボ。
最近はすっかりこの組み合わせで、確かにエサは複数種類あった方がハゼに飽きさせないのかもしんまい。
例えば、同じスポットを攻め続け、アタリが無くなったな〜っと思った時に違うエサを投入すると、またアタリ出す事もあるし…
どんなエサにもメリット・デメリットはあるので、ハゼ釣りの状況をみながら使い分ける事で、それぞれのエサで補完し合えば、コンスタントに釣れ続けるのかもしれない。
まぁ、こんな話は今更だけどもね。
使い分ければ釣り人側も飽きないしね
んで釣り開始なんだけど、心配なのが今現在の異常な潮位。
今までの経験で言わせてもらえば、この釣り場は干潮の方が釣れると思う。
よくよく考えてみると、ここら一帯のハゼ釣り場って、干潮前後の時に良い釣りができる事が多い。
理由はよく分からんが、恐らくは水中の状況がよく見えるようになるからなのかな?
そんな干潮とは真逆の状況なので、厳しい釣りになる予感である。
さらには、昨日の雨の影響で水が白っぽく濁っている。
ハゼ釣りって、水が透き通っている方が釣れる事が多いから、この濁りもマズいかもね。
水が濁っとるぞぃ!
今日も厳しい戦いが予想される。
とは言え、もう釣り場に来ちゃってるからやるしかないのである。
できる限り水際に陣取っての第一投。
ス〜っと円弧状に仕掛けが落ちてゆくが、潮位があるから、3.6mの竿でも竿先が水面に浸かる深さになる。
なかなかここまでの潮位ってないなぁ〜
スンスン…と誘いを入れるが、反応なし!
何か所か角度を変えて落としてみるが、な〜んも無い。
ん〜〜〜?かなりヤバいのかな?
絶対どこかに喰ってくるハゼがいるハズ!と信じて探しまくるんだけど、こういう時ってアセって広範囲に誘うよりも、エサを大きめにつけて一ヶ所で20秒くらいステイさせているとアタってくることが多い。
この時期はまだハゼはそこら辺にいるんだから、無理やり喰わせようとするよりは、粘り強くハゼが喰ってくるのを待つ方が良いこともあります。
まぁ、全然喰ってこないこともあるから、そこらへんは判断が難しいんだけどね!
とにかく、一回でも喰ってくればハゼの食い気が上がって釣れ始めるから、そんなオンリーワンなハゼをまずは見つけることから始まります。
開始から10分ほど経過し、やっと喰ってくるハゼが見つかった!
コレでやっと釣り開始のゴング。
針掛かりしなかったけど、三度目で掛けて上がってきたのは「う〜ん、どうでしょう?」なサイズ。
まずは取っ掛かりだから、サイズは気にしない、気にしない
同じスポットに落とすと、すぐに二匹目。
このサイズなら合格!
んで次は一気にしぼんだ…
ひぇ〜!なサイズ
このクラスになるとなかなか針掛かりも難しくて、エササイズとアワセのタイミングを工夫して掛けてゆく。
まぁ、ここまでして小ハゼを釣るのもなんだかな〜っと憤るが、夏のハゼ釣りのように他でアタリがあるわけでもないので、とにかくアテってくるスポットを大事に育てるしかないのである。
本日もH2氏が近所にいるんだけど、やはり苦戦している。
アタリはあるんだけど、針掛かりが悪いらしい。
釣りでは『掛ける』という技術が一番難しいかもしれない。
アタリを察知してから、どこでアワセを入れるのか?
「ヒラメ40コチ20」なんて言葉があるように、さまざまな釣りモノによって、アワセの入れ方がまことしやかに語られる。
しかし、その時の状況や仕掛けの進化などによって、そんな都市伝説が通じないことが往々にして発生する。
ある程度の経験を積むと、必ずブチ当たる壁がこの掛けるという行為。
釣りって全く同じ仕様でやることはないから、他人のアドバイスなんて通用しなくて、自己解決するしか無いのが正直なところ。
ただ、オッサンがH2氏のアワセ方を見るに、動作が大きいかな〜っと感じる。
しっかりアワセようとしているからだと思うけど、アワセを入れる時に一瞬振りかぶる感じになっている。
コレって他のハゼ釣り人でもよく見るんだけど、竿を上にあげる前に、一瞬わずかに下がってから上がり始めている。
野球のバッティングいうところの「テイクバック」が入っている感じ。
最近、野球ではテイクバック不要論が浮上しているのと同様に、ハゼ釣りもアワセを早く入れたい場合はテイクバックはやらないほうが良いと思います。
テイクバックする人って、アワセを入れる時に肩〜肘が動くんですよね。
そうなると必然アワセが遅れる事になります。
なので肩〜肘は動かさずに、単に手首だけでアワセを入れれば良いと思います。
あとは竿をしっかり握ってる事も遅れる原因となります。
長くて重い竿を使っていると握らざるを得ないかも知れませんが、竿は握るのではなく、引っ掛ける程度の方が素早くアワセを入れることが出来ます。
アワセを入れる瞬間のみしっかり握る(針掛かりさせた後もしっかり握るけど)、つまり針に掛けるインパクトの瞬間のみ握るようにします。
何かを握る系のスポーツや武道でも、持っている時は軽く引っ掛けるくらいで、力を入れて握る時ってホンの一瞬だけの事が多いと思います。
そうする事により、素早く反応することが可能になります。
ギッチリ握り続けていると、動きが遅くなりますよ〜
まぁ、今までの癖を直すのは大変だけど、改良し続けないと上達しないから、まずは自分で意識することから始めないとね〜
喰ってくるハゼを探しながら、一ヶ所で数匹釣ったら移動を繰り返すがポツリポツリなスローペース。
正直、もう飽きた!
っていうか、最初の30匹ほど釣ったところで既に飽きていた。
だって、全然型が上がらないんだもん!
もうそろそろ潮時だな〜って思ってたら、他でハゼ釣りしているO氏から着信アリ!
「コッチは16cmが立て続けに4匹釣れたよ!」
フッ…、始まったよ…!
H2氏と顔を見合わせながら白髪三千丈な玉虫色のコメントと疑うが、こちとらももう飽きていたので「んじゃ〜、とりあえずは様子見にでも行ってみますか!?」と移動開始。
まず【しおじ磯】では3時間半ほどで109匹で終了。
小ハゼが多いな〜
最大サイズは12.5cm
向かった先は、橋を挟んでお隣りの釣り場。
常連たちの間では「八潮団地」で通っているが、正式名称は【京浜運河緑道公園】
一直線の護岸が400mほど続いている釣り場。
オッサンも以前通ってた釣り場なんだけど、ここしばらくは来なかったのでとても新鮮な気持ち。
先行している常連達に混ざって釣り始めると、すぐにナイスサイズが上がってきた。
このサイズが普通に釣れる!
釣り人特有の大風呂敷合戦な釣りで、小一時間ほど遊んで納竿。
「面白いな〜ココ!機会があったらまた来ようっと!」
んで、全員の釣果を確認するが、O氏の誘い文句の16cmが4匹は影も形もなかった。
オッサンのスケールで精査するが、せいぜいが14cmか良くても14.5cmってところだよね〜
またしてもオオカミ少年なO氏なのでした。
釣り人とは、他人にはどんな軍隊よりも厳しく、自分にはスタバの「キャラメルクッキーバーフラペチーノ」にキャラメル&チョコソースダブル増々のように大甘な人種である。
だからみんなにハゼスケールを配ったのに、面倒臭がって誰も持って来ないんだよね…
現実としっかり向き合いなさい!君達!