2022年32回目のハゼ釣りは穴釣り開幕!2022年10月23日。2022年32回目のハゼ釣りに行ってきました。釣り場:「秘密の花園」(KL?・?、KR?)※釣り場は諸事情により場所は明かせません。申し訳ないです。天気:晴れ釣行時間:7時00分(潮位:125cm下げ5分)〜11時30分くらい(潮位:75cm上げ2分)中潮釣果:マハゼ25匹(12〜16.5cm)ウロハゼ1匹(15cm) 竿:ベイシックジャパン「行雲流水」1.5m 道糸:フロロカーボン1.5号 ハリス:フロロカーボン1号ハリ:袖3号 オモリ:自作Fe(鉄)オモリ:1号相当の重さ エサ:アミエビ・ベビーボイルホタテハリス3cmの胴付ミャク釣り仕掛けいよいよというか、やっとハゼの穴釣りが始まりました。もっと早くから行っても良かったんだけど、まだ10月の中旬くらいだと穴釣りという気分になれなかったもんで…気の早い仲間はもうとっくにハゼの穴釣り場『秘密の花園』へ通っていて、時には50以上も釣れたり、そうかと思えば4〜5匹とかだったり…まぁ、穴釣りに限らず釣りとはこういうもので、自然相手なんだから、釣れたり釣れなかったりの差が出るものだ。ただ、穴釣りの場合はその差が大きいかな?その日の塩梅によっても違うし、釣り人によっても違ったりする。すぐ近所で釣ってるのに、釣果に大きな差が出ることが往々にしてある。絶好調な人はアタリ穴に連続ヒットで、しかもひとつの穴から何匹も釣れるフィーバー状態!ハズレな人はどこに落としても音沙汰なし!不憫に思ったアタリ人がハズレ人に「ここでやってみなよ!ハゼがいるから!!」と珠玉のアタリ穴をご紹介しても、ハズレはそこでも空振り…「おかしいな〜、さっきは喰ったんだけど…」と、アタリ人がソコに落とすとまた釣れるというやるせなさ。こんな理不尽な現実が起こるのが、穴釣りの魔力なのである。ご存知の通り、穴釣りとは岩と岩の間の隙間にエサを垂らし、その穴に潜むハゼを釣り上げるという、ハゼにとっては逃げ場なし!の無慈悲な釣法。ハゼ側としては単に喰わなきゃいい話なんだけど、目の前にご馳走が落ちてるのに手を出さないという選択肢は、かなり悩ましいと思う。自然界において、食料はいつでもどこでも手に入る訳ではない。人間のように、そこら辺のコンビニで簡単に手に入るモノではないのだ。喰える時に喰っておかなければ、次はいつ、ありつけるのかの保証はないのである。そんな状況下において、ある日突然、目の前にポトリ!と落ちてくるデリカテッセン。どう見ても怪しい…変な光る針金(針)は付いてるし、そこから長いヒモ(ハリス)がつながっている。魚には釣り針もハリスも見えています。どう考えても自然のモノではない…しかし、目前の食料はいつも食べてる質素な物体ではなく、栄養満点ですこぶる美味なおまんまである。疑心暗鬼な気持ちと食欲という本能とのせめぎあい…我慢できずについついついばんでみる。美味しい!こんな美味しいの食べたことない!夢中になって食べてしまい、気づいたときには「どんなにどんなにもがいても♪ハリが喉からとれないよ♪」状態。「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり」諸行無常は人生のはかなさ、生命のもろさ、時には死を意味する言葉ですが、本来は、この世のものはたえまなく変化し続けているという事実を、ありのままに述べたものらしい。命あるものが死ぬのも無常ですが、生まれるのも無常、成長するのもまた無常。万物は常に流転していて、だからこそ努力するのであり、一刻一刻が貴重なのであり、限りある命を大切にする。ところで、釣りって殺生なのか!?コレは釣りに限らず、生きるという目的の為に殺生は許されるのか?永遠の命題なんだけど、んな事考えると人生は刹那すぎるので、何も考えずに”のんべんだらりん、のほほ〜ん”と生きた方が幸せだとも思う。もう生まれてしまったということは、その瞬間から終わりへのカウントダウンは無常にカウントされてゆく…人生の真理を追求しようとも、全く何も考えずとも、そのカウントが止まることはない…いつ、そのカウントがゼロになるのか?それは神のみぞ知るのであり、もしかしたら神すらも分からないのかもしれない。そもそもがこの世自体が仮想現実なのかもしれないと、映画『マトリックス』みたいな”希望”を持ったりもする。もし『赤い薬と青い薬』が目の前にあったら、オッサンはどちらを選ぶのだろう?しかし、この厳しい昨今を鑑みるに、どちらを選んでも大差ないようにも思う。現実世界におけるデフレ、円高、増税、低賃金、パンデミックetc…の世界を生きるのも、テロリストとしてエージェントと切った張ったするのも、どちらも厳しい世界を生きぬく意味ではキツイだろう。映画の中では人間は機械の動力源として飼われていたが、いくら仮想現実とは言え、楽チンに生かしておいては大した電力を搾取できないのカモしれない。多少の負荷をかけ、その負荷に対する頑張りで一生懸命発電させるという”ハッスル発電”の方が効率が良いと機械側も考えているのでは。だからこそのこの現実ではないのだろうか…結局、赤い薬と青い薬のどちらを選んでも地獄なのである。Dead or dead人生とは、コレ無情なり〜!マハゼたちの沈黙そんな現実逃避気味なオッサンですが、唯一の心の拠り所というか、アイデンティティー発露の場でもあるハゼ釣り。2022年のハゼ釣りも第二フェーズに突入でございます。いよいよハゼの穴釣り編へ突入!とは言え、単に釣り場が変わるだけで、やることはいつものハゼ釣りするだけだ。例のごとく、至近の釣果情報が各方面から集まってくる。ハゼネットワークによると、穴釣りは釣れるは釣れるが、どうにもサイズがイマイチらしい。時期的にはまだ少々早いのでそ〜なのかも知れないが、平均的には15〜16cmあたりらしい。穴釣りサイズとしてはもの足りないんだけど、考えてみれば、平均サイズが15cmのハゼが釣れる釣り場ってそうそうないよね…数も30前後らしいので、楽しめるくらいには釣れるんだろうて。今朝はハゼ釣りに行くにも関わらず、ゆっくりしていた。穴釣りって、早朝から頑張っても釣れるものではない。夏のハゼ釣りのように朝マズメという時間帯ではなく、おひさまが登ってきて、辺りが明るくなってくると釣れ始める。穴の中がまだ暗いうちは釣れなくて、明るくなってくるとエサを食べ始めるようなのだ。なので、これからは朝はちょっとゆっくりめなので、ありがたい。とは言え、朝はけっこう寒くて、愛車のハンドルを握ってる手が冷たくて手袋が欲しいくらいだった。釣り場『秘密の花園』に到着すると、既に常連たちが釣り糸を垂れていた。かな〜り久しぶりに『秘密の花園』にやって来たので気分はフレッシュではあったが、釣り人達はいつものメンバーだったので見た目には新鮮味は皆無だった。『秘密の花園』は広大な釣り場で、常連達にはそれぞれのお気にというか得意なスポットがあるんだけど、その時の釣れ具合によっては一ヶ所に密集することもある。常連達の釣果情報は、口頭伝承なくせに6Gなみに伝達スピードが早くて、どこぞで釣れたぞ!という口コミが広がると、次回にはそのスポットにズラリと並ぶという塩梅。こんな広大な釣り場なのに、本日お目当てのスポットにはズラリと釣り人が並んでいた。まぁ、オッサンもそんなひとりなんだけどサ!O氏が近くにいて、釣れ具合を聞くと「今日はダメだよ〜!まだ1匹だよ!」と寂しいレスポンス。”まぁ、O氏の釣果はいつもイマイチだからな…”とアテにしてなかったんだけど、「他でもダメだから、今日は厳しいよ〜」と追い打ちをかけてくる。「うげ!他もダメなのか…」O氏がダメならまだ望みはあるが、他の仲間も厳しいとなると話は別だ。とは言え、穴釣りにおいてはひとりだけ連発!もあり得るので、お花畑な発想は捨てないでおく。では早速釣りの準備をば。使う竿は穴釣り用の1.5mの短竿。狙うのは足元とかだから短い方が狙いやすい。穴釣りでは18cmクラス以上の大型サイズが対象なので、小物釣り用の短竿ではパワー不足ではあるんだけど、この竿で良型大型を掛けるとグ〜ン!と半月状に竿がしなって楽しくもある。本来はもっと腰のある竿が欲しいけど、この短さで強い竿ってないんだよね〜おなじみ「行雲流水」シリーズの1.5mリンクエサは穴釣りでもアミエビ&ボイルホタテの二刀流。まだ穴釣りが本調子ではないので、アオイソメ及びジャリメを買うのはもったいないというのがホンネ。O氏曰く「アミエビでも問題なく釣れるよ!ハゼがいればチャンと喰ってくる」らしく、K氏はアミエビ餌で50匹上げてるらしい。まぁ、コレでしばらくは様子見仕掛けは夏ハゼと同じ、3cmハリスの胴付き仕掛け。穴釣り定番の中通し誘導オモリの直線仕掛けでもやってみたけど、根掛かり率も変わらなかったから、アタリが取りやすく掛かりも良い胴付き仕掛けに落ち着いてます。やはりこの仕掛けが使いやすいな水温は穴釣りのくせに20℃近い。今日は暖かいんだけど、コレでハゼが釣れないの?この水温でもハゼが喰ってこないの?オッサンが準備をしてる脇で、O氏が釣り糸を垂れながらいろいろ話しかけてくるんだけど、聞いてるフリをしながらテキトーに相槌を打っておいた。オッサンは本日が穴釣り初日だから、緊張&集中していて、O氏の話なんぞは聞いちゃ〜いなかった。いよいよ穴釣りシーズン開幕戦!水際に仁王立ちするが、今現在は干潮近くなので深そうな穴は見当たらない、ちょっぴり厳しい状況。水温も高いから、穴だけでなく岩陰でもハゼが喰ってくると思われるので、穴にこだわらないのが数を伸ばすポイントだろうて。良さげな穴が見当たらないな〜適当な穴に落とすが、いきなりハゼのアタリが!?っという事は全くなくて、何の音沙汰もない。決して悪い穴ではなさそうだけど、な〜んもないな…いくつかの穴を探ってみるが、生命反応は皆無でダボハゼすらも喰ってこない。「ん〜、やはり厳しいらしい」すぐ近くにO氏がいて「お!喰ってきた!」とか実況中継をやってるんだけど、「あ!落ちた!」とかオチも決まっているので聞こえないフリである。今日は暖かいからハゼの活性も良さそうなもんだけど、全然喰ってこないな〜たぶん、ハゼは穴の中にいると思うんだけどな〜やはり餌のアミエビが原因か!?と思ったので、O氏に難癖をつける。「アミエビって、ハゼが喰ってくるの?」今まで散々アミエビで釣り上げておきながらのクレームである。「え〜!釣れるよ!」「だって、釣れてないじゃん!」この時はO氏もまだ2匹しか釣れてなかった。開始から20分ほど経った頃だろうか、やっとマハゼのアタリが来た!んが、焦っていたのか、アワセを入れるのが早くて空振り。すかさずエサを付け替え、同じ穴へ投入すると、喰ってきた!今度は落ち着いてしっかり喰わせてから、ココぞというところでアワセると掛かった!ググン、ググンっと、穴ハゼ特有の重量のある力強い引き。「コレだよ!コレが味わいたくて穴釣りやってるんだよ!」上がってきたのは、16cmくらいのマハゼ。今シーズン初の穴ハゼ。※お初のハゼですが、写真を撮ってません。写真を撮ってる時にハゼが暴れてポチャ!を回避しました。申し訳ないです。とりあえずボウズ逃れでホッとひと安心なオッサン。すぐにもう一匹釣れたんだけど、ここから次が長かった…全然アタリすら無いな〜っと思っていると、久しぶりにマハゼのアタリ!落ち着いてアワセると掛かって、一気に潜られて微動だにしない。この手のハゼは大型サイズが多いから、期待が膨らむ。慎重に引っ張り出すと、やはりかなりの重量と強引な引き!んが、上がってきたのは、頭でっかちでズングリムックリなウロハゼ。お前かよ!大型ハゼを期待したんだけど、まさかの外道。ウロハゼを狙って釣る人もいるし、岡山県の方ではハゼと言えばウロハゼの事らしいですが、ココらでは外道扱い。そしてまた、長い沈黙の時間が流れるのでした。尻上がりなハゼ釣りラチが明かないので、ポイントを大きく移動する。すると先程の沈黙が嘘のように釣れ始める。まぁ、入れ喰いには程遠いが、ポツリポツリ釣れ始めた。ポイントが良かったのか、釣れる時間帯なのか、はてまた、オッサンの目が穴釣り仕様になってきたのか…慣れてくれば、なんとなくハゼが居そうな穴の見分けというか、アンテナが研ぎ澄まされて来るんだけど、本日は開幕戦。目が全然慣れてないもんだから、誰にでも見える目立つ穴にしか目が行かないぞ!だから最初の方は全然釣れなかったけど、ようやく目が出来始めてきたらしい。ハゼのアタリ率が格段に上がった来た!とは言え、今日はそれほど甘くなく、基本的に穴に落として最初にアタって来るワンチャンスで掛けないと次が無い。アワセても空振り、エサを新しく付け替えた後にまた同じ穴に落としても、全然喰って来なくなる。コレは喰いが悪い時にありがちな状況。こんな時に「絶対にこの穴にハゼはいるハズ!」とムキになって粘っても時間の無駄なので、サッサと見切りをつけて次の穴に行くべき。どうしても気になるようなら10〜20分後に戻ってきても良いけど、ほとんど喰ってこない事が多いですね〜本日は、多い時はひとつの穴から4匹上がってきたんだけど、それ以上の穴は見つからなかった。まぁ、ほとんど干潮だったから水深のある穴が無くて苦戦した。幸いなことに、針掛かりさせてからのボチャ!は無かったけど、ハゼを大人しくさせてから取り込む事があまりできなくて、恐る恐るだった。本来なら、針掛かりさせてから穴から引きずり出し、しばらく水中でハゼを泳がせて疲れさせ、クタ〜っとしたところで安全に取り込む。泳がせて疲れさせるのが本来の取り込み方潮が低いとコレが出来ないから、確実にハゼをキャッチするまでハゼが元気だから危ないんだよね〜今日のハゼの喰いが悪いのはアミエビのせいにしたかったんだけど、イソメやジャリメでやっていた仲間も同じくらいの釣れ具合だったから、どうもエサのせいでもないようだ。せっかくけちょんけちょんにアミエビを悪者にして、O氏に因縁つけようと思ってるのに出来ないじゃん!ちなみにアミエビは一匹ではなくて、二匹掛けが基本。特にハゼがいるかどうかの探り時は、アミエビを二匹掛けないと見逃す可能性が高いですね〜一度喰って来て、喰いがたてば一匹でも喰って来ることがあるけど、やはり二匹掛けが無難です。二匹掛けだと針掛かりが悪いと思う時もあるけど、そんなハゼは例え一匹掛けでもダメだと思いますよ!結局、初穴釣りを記念して4時間半ほど粘って25匹という釣果でした。正直、もうちょっと釣れても良かったな〜と思うけど、前半のダメっぷりを考えると盛り返したと考えるべきかな…まぁ、良かったと思うべきかここらへんが平均サイズ最大サイズは16.5cmとイマイチ穴釣りでのハゼは、たった1cm違えば重量感と引きが格段に変わります。それゆえ、少しでもサイズアップを求めて釣り人は粘るのですが、いつどこに大型ハゼが潜んでいるのか分からないから、とにかくシラミ潰しに攻めるしかないですね!ちなみにオッサンの勝手な基準だけど、大型ハゼは18cm以上と思ってます。昔ならキリが良い20cm以上って感じだったかも知れませんが、昨今はひとシーズン粘っても20cmオーバーは上がるか上がらないかってところ。なので、現実的な基準にダウンサイジングしています。いよいよ始まったハゼの穴釣り。昨年は仲間内でもオッサンだけ20cmオーバー上げてないから、今シーズンこそは釣らな!リンク次の記事>>>「2022年33回目のハゼ釣りは数だけは釣れた数だけは…」へ