2024年10月13日。
2024年5回目のビシアジ釣りに行ってきました。
釣り場:東京湾【横須賀走水沖】
天気:晴れ
釣行時間:8時00分(潮位:62cm干潮)〜13時00分くらい(潮位:142cm上げ8分)若潮
釣果:マアジ41匹(22cm〜37cm)
ロッド:ダイワ リーディング82H190
リール:ダイワ ハイパータナコン400FBe
ライン:PE4号
ハリス:フロロ3号
ハリ:アジ針12号(ハリス長さ1.8mの二本針)
エサ:アオイソメ
アンドンビシ130号の天秤仕掛け
このブログを見て初めて気づいたんだけど、2024年のアジ釣りはもう5回も行ってるんだ!
船釣りって大枚はたくから、社会の底辺で生きているオッサンはそうそう行けるもんでもないが、思ったよりもアジ釣りに投資してたんだな〜
思うに、船代が高いとはいうものの、オッサンが通っている横須賀から出船するアジ釣りは目の前が釣り場なので、燃料代が掛からないから他の地域の船宿に比べてリーズナブル。
とは言え、5回ともなればそこそこの金額になるんだけど…
あと、アジっていうくらいだからもちろん美味でレシピも豊富だから、釣った後の食事も楽しめるからかな?
願わくば、アジの捌きやキュイジーヌも誰かがやってくれるとありがたいのだが、愚妻曰く「ソコまで(魚を捌き→調理→後片付けまでの全て)やって釣りでしょ!」とグゥの音も出ない台詞をぶつけられてしまっているので、自分でやっつけるしかない。
っというわけで、釣って楽しい・食して美味しいアジだから、2024年は5回も行ったんだろうな〜
んで、恐らくは2024年ラストとなるアジ釣りに行ってきました。
さすがに毎回同じだと飽きるので、今回のお試しはアジ天秤。
いつも使っている天秤も全く問題なくて気に入ってるんだけど、「もっともっと釣るには?」を追い求めてしまうのが、釣り人という人種の始末の悪い性。
正直、天秤をチェンジしたところで劇的に釣果が変わるとは思えないが、マンネリを防ぐという意味も兼ねてまして…
果たして違いはあるのか?
グリップ部が黒いのが今まで使っていた『ダイワ 快適天秤アーチ 1.5mm-35cm』
青色と白色のが今回お試しの『ジョーカー ジャックアームA 1.4mm-35cmと同じくジャックアームA 1.4mm-45cm』
『ジョーカー』ってあまり聞かないマイナーなメーカーだけど、痒い所に手が届く商品を出している知る人ぞ知るメーカー。
天秤の形状は、新旧共に同じような弓型。
オッサンの拙い経験では、アーム形状がストレートよりもアーチ型の方がアタリがハッキリと出るような気がしている。
今回はアーム長さが35cmと45cmでどう違うのか?がテーマ。
あと、オッサン愛用のポリカーボネート製のアジビシがもう手に入らなくなった。
どうやら廃盤になったらしく、どこにも売ってない。
良いビシだったのにな〜!
コレが壊れたり海に奉納になったらお終いだ…
コレが愛用だったのに…
オモリが外せて洗うのが楽ちん
底の窓が調整可能でコマセ量を変えられる
開閉部もすぐに壊れるかと思ったけど、ポリカ製だからけっこう丈夫らしい
いつものように同行はハゼ釣りでもお馴染みのH2氏。
オッサン同様にアジ釣りも好きみたいでありがたいんだけど、如何せん、いつもこのメンツなので新鮮味がない。
ハゼ釣り仲間に「アジ釣りもトゥゲザーしようぜ!」と誘ってるんだけど、どいつもこいつも良い顔をしない。
「ケッ!この貧乏人どもがぁ!!」
なんだけど、船酔いで玉砕し生涯のトラウマを作ってしまったMR氏の前例もあるから、船釣りって敷居が高いよね。
当日はH2氏が車を出してくれ、横須賀へGo!
向かうはアジ釣りの定宿、横須賀新安浦港の『長谷川丸』さん。
東京湾大アジ釣りのメッカ『走水』が目の前だから、出船してすぐに釣りが出来る。
オッサンちの地元から船で横須賀まで走ると1時間半かかるのでとても耐えられんし、そのぶん釣りの時間も短かくなるんだからもったいない。
ならば!コッチから釣り場へ向かった方が無駄がない。
アクセルベタ踏みで、あっという間に到着。
けっこう近いんだよね〜
受付時に船長に「釣れてる?」と聞いてみるが、歯切れの悪いお返事。
そうなんだよね〜…
最近は、船すら出さない時もあるくらいにアジ釣りの調子が芳しくない。
とは言え、爆釣とはいかないまでも晩御飯のおかずくらいは釣れるハズだし、もしかしたら今日だけは大漁苑ぢゃね?という期待が無いわけでもない。
乗船し、釣りの準備。
本日の船は『第一長谷川丸』
もう手慣れたもので準備もすぐに終わる。
オッサンのコックピット
お試しの天秤は、まずは45cmのタイプから。
なんとなくやり辛そうな方から
さすがにこの時期になると、コマセもガチガチに凍っている。
最初から解けてるのも困るが…
準備完了にてブレックファースト。
最近はお疲れなので、栄養ドリンクでブースト。
効くぜ〜!海綿体まで滲みてきた
定刻を少し過ぎに出船。
何艘もの釣り船の中で、最後に河岸払いしたところにやる気の無さがみなぎってるぜ!
岸を離れた瞬間が一番ワクワクする
本日はそこそこに風が吹いているので少々波が荒く、水を被るのでキャビンに避難。
向かっているのは走水沖なんだけど、単独ポイントでの勝負ではなく、アジ船団に紛れて安パイ狙いらしい。
20分ほど走ってアジ船団に到着。
何艘ものアジ船が固まっている
船が定着するまで周りの船を眺めるが、ほとんど釣れてないね〜…
「どうぞ〜始めてください。水深64m、底から2〜3mで」
以前もココで書いたと思うけど、アジ釣りのタナは底から2〜3m以外聞いたことがない。
っというのも、アジがそのタナに居るわけではなくて、コチラの方でそのタナにアジを誘い、釣りやすくしているためらしい。
確かに、底から1mじゃ〜根掛かりするだろうし、10mじゃ〜タナをとるにも大変だよ。
開始時間帯はちょうど干潮時間だったので、潮流が大人しくてタナが取りやすい。
指示ダナは底から2〜3mだから、まずは2.5mくらいで様子をみるべきだが、天邪鬼なオッサンは1.5mで狙う。
っというのも、大型アジは小型が居る層を嫌うらしいので、ちょっとズラすと大型が釣れやすいらしい。
初っ端からズラすのもど〜かと思うが、開始直後で気持ちに余裕がある時じゃないと、こんな事も出来ないからね〜
とは言え、何度か入れ替えながらやってるんだけど、さっぱりアタらない。
毎度の事なんだけど、釣り始めはまずは船の周りにアジを寄せるのが仕事だから、皆でコマセを撒く共同作業。
なんだけど、船中誰も釣れない時間が続く…
オッサンも大型狙いなんて言ってらんなくなって、言う事を聞いて2〜3mの範囲でせっせとコマセを撒く。
H2氏と顔を見合わせ「今日もマズイね〜」と嫌な予感。
30〜40分ほど無の時間が続いたが、そろそろ反応が出てきて釣れ始めた。
んで、オッサンにもやっと釣れた!
しかも1匹目から、メガアジが釣れたので、今日は期待しちゃうな〜!
初っ端から30cmオーバー!
前回だったかな?
アジのサイズによって呼び名があるというのをやった記憶がある。
もう一度復習すると、
・メガアジ:30〜39cm
・ギガアジ:40〜49cm
・テラアジ:50cm以上
となっておりまする。
当然ながら走水までやって来ているということは、メガアジ以上狙いでございます。
ちなみに、オッサンはギガアジまでは釣ったことはあるけどテラアジは未だお目にかかったことがないです。
話をアジ釣りに戻す。
初手からメガアジが釣れた期待とは裏腹に、次が続かない…
釣れないわけじゃないんだけど、メガアジ以下のクラスばかり…
とは言え、20cm代後半サイズがほとんどだから悪くはないんだけど、ライトアジ釣りなら「良いサイズですな!」だけど、走水のフルスペックアジ釣りでは物足りないぞ。
それでも釣れないよりはマシ!とまずはサイズ関係なく10匹釣ってから、心に余裕を持ってギガアジ以上狙いの作戦。
本日の棚は底から2mがアタリ棚らしいので、着底したら1m巻き上げコマセを4回振り、もう1m巻き上げコマセを2回振ってそのままステイですぐにアタって来た。
コレでアタらない場合は、一度棚を取り直してから2m一気に巻き上げ、そこで20〜30cmの振り幅でフワン!フワン!と優しくロッドを揺らしているとググン!とアタって来る。
面白いのはこの誘いをやっていると、前アタリみたいな違和感が伝わって来て「お!来た来た…」と思っているとググン!と本アタリが来るところ。
コレはあるアジ釣り名人の技なんだけど、名人曰く「アジが餌を喰おうと周りを泳ぎ回っている時に前アタリを感じる」らしい。
今までのアジ釣りで前アタリなんて感じたことがなかったから、コレは新しい発見でした。
活性が良くなったのか、大量のアジが寄って来ているのか、棚に入るとすぐにアタリが来て忙しい釣りになる。
オッサンは手返し良く釣っている反面、お隣りのH2氏は絡まったハリスをほどこうと知恵の輪をしていた。
「だから3本針はダメなんだよ!」
オッサンは手返しの良い2本針仕掛けで、H2氏は3本針仕掛けを使っている。
どちらもオッサンが作っているんだけど、作っている最中も3本針は絡むんだから、実釣時なんて余計にそうなるわな〜
しかも、釣れてる時にそんな事で時間を使ってしまうのはもったいない!
釣りはいつ何時釣れなくなるか分からないので、釣れてる時は一気に勝負を掛けないと!
小アジなら3本針に一荷で3匹掛かることもあるけど、メガアジ以上ともなれば基本的に1匹ずつしか掛からないし、例え複数掛かったとしても、その重量と強引な引きでハリスをブチ切られるので、針が多くても意味がない。
っと何度もH2氏に意見してるんだけど、頑なに3本針にこだわるH2氏。
釣れてる時を無駄にしていたH2氏だったが、更に気の毒な事に、今日はやたらと小カサゴを釣り上げていた。
酷い時は、3本針に全てカサゴがくっついていることも。
小さいカサゴなんて外道だから針から外して海に返却するんだけど、ソレを狙ってカモメが待ち構えている。
海に落として水面近くに浮いている外道を、ご馳走とばかりにカモメがかっさらってゆく。
本日のH2氏はカモメにとってお得意様らしく、H2氏の周りにはカモメが群がっていた。
しかしオッサンにはほぼ外道が掛かって来ないのに、なんでこんなに外道が掛かってくるのか?
まぁ、コレは誘いの違いかな?
H2氏は年齢に則して、コマセを振ったらロッドをホルダーに固定してしばらく待ってるからな〜
オッサンは常にいじくりたいタイプで、ジッとしてないから外道が喰ってくる暇がないかもしれない。
しばらくの入れ喰いタイムが楽しくて、いつの間にか20匹は釣っていた。
「コレだけ釣れれば晩のオカズにはなるだろうて…」
気持ちに余裕ができたので、メガアジ狙いの釣り方に変更。
棚を3.5〜4mにズラし、誘い方は一気に狙いの棚まで巻き上げてフワンフワンを20回やって10秒ステイ、といった具合。
棚がズレているので小アジは喰ってこないから数は伸びないけど、アタってくれば重量級の引きが楽しめる。
メガアジ狙い
一応狙いはメガアジなんだけど、小アジ棚の2mを通過する際に小アジ喰ってきてしまう事もあって、仕方なく釣り上げることも多々あり。
「なんだよ!喰ってくんなよ!!」
贅沢な文句なんだけど、小アジ釣りはもう飽きた。
船中が小アジ釣りに飽きたのとアタリが遠のいたタイミングで、小移動。
お次は走水の更に沖。
本格的に沖の釣り場
こちらはさすが!走水!といった塩梅で、今日は若潮のくせに水流がスゴく速い。
水深は70m以上な上、ラインが45°以上の斜めに落ちているから釣りづらい。
普通ならかなり手こずるんだけど、オッサンには作戦がある。
まぁ、やることは先程のフワンフワン作戦なんだけどサ!
でも、こういう時にすごく有効な釣り方ですよ。
この流れではまともに棚なんて取れないから、通常の誘いだとあっという間に棚がズレてしまう。
当然、全然釣れない。
しかし、フワン作戦だと勝負が早いから、棚がズレる前にアタリが来る。
この釣り方の利点はコマセを撒きすぎない点だと思います。
普通の誘い方だとコマセを多く広くばらまく感じになるから、このような速い潮流だとコマセが散ってアジもコマセを追ってそっちへ行ってしまう。
しかし、フワンだとポロリポロリ程度にしかコマセが出ないから、アジが針に付いた餌を喰う確率が高くなるという感じ。
フワンフワンを10回やったら5秒ステイ、喰わなければすぐに棚を取り直して、またフワンフワン……以後リピート。
こんな感じでやっていると、周りの人は手こずっているようで釣れてないけど、オッサンはほぼ毎回アジを上げていて楽しい。
さすがに沖だからか、本日最大サイズもココで上がってきた!
メガアジげっとぉ!
コイツはよく引いて、姿を見るまでは大型のサバかと思ったくらいのナイスファイトでした。
でも、スレで上がってきたのはナイショだよ!
程なく、沖上がりの時間になり納竿。
このポイントに来たのも終了間際だったし、船長も最後に大アジ狙いでコッチに来たんだと思う。
オッサン的にはもっと早くコッチに来て欲しかったな〜
5時間で41匹とオカズには十分釣れました。
コレならひと通りのレシピは作れるぞ!
30cm以上のメガアジは6匹と、できればもう少し欲しかったなぁ〜
でも、ココしばらくはアジ釣りの調子が良くなかったから、今日は良い日だったと思います。
オッサンのアジ釣りも毎回いろいろお試しをして玉砕ばかりだったけど、今日は少し手応えを感じました。
大アジ狙いの釣り方と、ソレをいつ仕掛けるのかのタイミングをちょっぴり掴んだような気がしました。
ちなみにオッサンは竿頭ではなくて次頭(「じとう」と読みます)でした。
本日のH2氏はイマイチで、やはり釣れる時のハリス知恵の輪が響いたようでした。
さすがにもう懲りたようで「次は2本針で!」とのこと。
数釣りたいなら針は多い方が有利なんだけど、トラブルも多いからね〜
オッサン的には、せっかく走水に来てるんだから数よりもサイズ狙いになるかな。
もちろん両方満足できれば言う事ナシだが、なかなかそうもいかなくて…
数を狙えばサイズが出ないし、その逆もまた然り。
どっちを狙うのかはその人それぞれで、みんな自分の狙いがあって船に乗ってるんだと思います。
忘れてたけど、新しい天秤は今回は大きい奴だけしか使わなかったので、小さいのは次の機会にでも。
この天秤は、10cm程度の外道の僅かなアタリも取れてたからなかなか良いね!
一番良かったのは、取り込む時に弓型のアームが伸びているとアジが掛かっているのが分かるという点。
「そんなの巻いてる時に分かるだろ!」
まぁそうなんですが、そうでもない時があるじゃん?
小アジだったり、途中でバレたりとか…
そんな時に、天秤を見てアジが居るか居ないかが分かれば、その後の行動を慎重にするべきか、ガサツになってしまうのか。
この天秤には、きっとこんな狙いもあるんだと思ってます。
さすがはアジ釣り名人監修の天秤である。
釣り人の気持ちも伝わってくる天秤だ。
アジは【なめろう】【アジフライ(カレー風味)】【アジハンバーグ】【つみれ汁】に化けて、美味しくいただきました。
アジ料理っていろいろあるんだけど、そろそろレシピが固定化されてきてるな〜
次は違うレシピも入れてみよ〜っと!