2020年8月16日。2020年夏シーズン11回目のハゼ釣りに行ってきました。
釣り場:秘密の花園→大井ふ頭中央海浜公園【しおじ磯】天気:晴れ釣行時間:7時00分くらい(潮位:83cm下げ7分)〜10時00分くらい(潮位:34cm干潮)中潮釣果:マハゼ51匹(10cm〜13cm)
竿:3.0mのち2.1m 道糸:ナイロン0.8号 ハリス:ナイロン0.6号ハリ:袖1号スレ オモリ:自作Fe(鉄)オモリ。1号相当の重さエサ:ボイルベビーホタテハリス3cmの胴付ミャク釣り仕掛け
この世は情報で溢れている。
以前は自分の欲しい情報は探さなければ見つからなかったが、現在は情報が氾濫していて、その溢れた情報土砂から取捨選択しなければならないくらいだ。
ボ〜っとしていると不意に情報の方から襲ってくるのであって、全く無意味な情報やトンチンカンな情報を掴まされたりと油断ならない。
情報洪水に流されてるのにも気づかず、知ったかぶりで薄っぺらいバズワードを声を荒げて連呼するアホがいるが、傍から見ると哀れを通り越してもはやうすら笑いでしかない。
どこからか仕入れた情報をさも自分が経験したように物語ってしまうのはよくあることだ。
SNSやさまざまなメディア媒体から仕入れた話に自分なりの尾ひれを付け足し、説得力をもたせようと小細工する。
別にそれ自体は決して責められるべき事柄ではなく、普通の人間なら普通にやってることだ。
いつしか人は、他人の構成したフィクションをさも自分が体験したように自己暗示をかけてしまうものである。
逆に自分の実体験のみしか発表しないとなると、それはとてつもなく狭い世界のさぞかしつまらない話で、そもそもが会話にすらならんだろう。
会話とはお互いの共通の話題を確認しつつ、それぞれの珠玉の持ちネタを発表し合う場なのだから。
とは言うものの、やはりモノをいうのは自分の実際の経験から得た実体験による物語で、それこそ相手を圧倒するネタである。
実体験に基づくエピソードは、フィクションとは比べ物にならない説得力があるし、出来ることなら自分が体験することで自身の経験を積みたいものである。
だからオッサンも面倒臭がりなんだけど、自分の手の届く範囲くらいはなるべく赴いて、少しでも自分の経験値をアップさせたいと思っている。
どこからかの曖昧な情報を闇雲に正しいと受け入れる事が怖いからだ。
そんな理由から本日のハゼ釣り現場が決定した。
現場は『秘密の花園』である。
秘密の花園とはオッサンが秋〜冬にかけて通い詰める、ハゼの穴釣り場。
申し訳ないのですが、諸般の事情により釣り場は発表出来ません。
まぁ、知ってる人は知ってるのですが…
ご存知の通り、8月のハゼ釣りはほぼ全滅の様相を呈していてどこ行くアテもない。
情報によれば、江戸川や旧中川方面はハゼの調子が良さそうなんだけど、ハゼ釣りごときで遠出するのもなんだかな〜。
まぁ、オッサンちは自転車でハゼ釣りに行ける恵まれた環境だからこんな事が言えるんだろうけど、こちら方面にハゼ釣りしに来る方にはわざわざ車でいらっしゃる方もいる。
んがしかし!自転車でこそのハゼ釣りがオッサンのテーマなので、そこは譲れません!
という訳で、ハゼを求めて近隣の釣り場を放浪してるわけでして…
この秘密の花園も冬は腐るほど来てるけど、夏に来たことはなかった。
この釣り場で出会ったハゼの穴釣りのお師匠様曰く「夏も釣れないことはないけど、わざわざここに来る程のこともない」程度らしい。
今まではその言葉を真に受けて人様に同じセリフを吐いてたんだけど、自分でやったことがなかったもんだから後ろめたい気持ちはあった。
そこで今回、説得力を持たせる意味でも自分でやってみることにした。
朝、目が覚めると既に怪しい時間になっていた。
これが他の釣り場なら良ポイントを確保するために飛び起きてダッシュで釣り場に向かうところだが、今日の釣り場はどうせ誰もいないだろうから時間なんてど〜でもいい。
布団の中で起きるんだか寝るんだかハッキリせず、グズグズするオッサン。
ようやく起き出すが、「どうせ釣れないんだろうな〜…」と足取り重く愛車を漕ぎ出す。
いつもは爽やかな早朝に自転車を漕いでるんだけど、今日はやけに暑い。
酷暑が酷くなってるのもあるんだろうけど、たぶん時間が遅いからだろうな…
チンタラ漕いでやっと現場に到着するが、案の定、誰も釣り人はいない。
広大な釣り場を見渡すが、オッサンがポツンと一人…
太平洋一人ぽっち。ハゼ釣りのガラパゴス諸島。
潮は引き続けていて、水深もかなり浅くなっている。
もう見るからに釣れない状況だ。
釣れる雰囲気ゼロ
急いでもしょうがないので、まずは腹ごしらえ。
○ーソンの悪魔シリーズ
おにぎりはそこそこ美味いが、パンの方は…
何?この黒い物体!?
不本意にお腹が満たされ、さぁハゼ釣りじゃ!
潮が低いので竿は長い3mを選択。
今シーズンは出番が多いな
準備を済ませ投入するが、やはりアタリが無い。
どこに落としても何も無い。
試しに岩の隙間に落とすとダボハゼは釣れるが、マハゼは影も形もない。
移動しながら探っていると、やっとアタるスポットにたどり着いた。
上がってきたのは12cmほどの良型。
型は良いんだけどね〜
しかし、如何せん数が…
30分程粘ったが、釣れたのは良型のマハゼ3匹とチヌの稚魚1匹。
ここでもコレが釣れるんだな〜っていうかこちらの釣り場の方が本場か
一度、ものすごい勢いで竿ごと持っていかれたけど、たぶんでかいチヌを引っ掛けたんだろうな。
コレ以上粘っても釣れる気配がなかったので納竿。
やはりダメだったけど今後は声を大にして言える。
「あ〜、アソコは夏でも釣れないことはないけど、わざわざ行く程でもないわな〜!」
オッサンはまた一つ経験値を得た。
テレレレッテッテッテー♪↑ドラクエのレベルアップの音のつもり
オッサンは釣れないハゼ釣り場を覚えた。
覚えんでもいいんだけどサ…
さて、どうしよう…
このまま帰っても燻るだけだし…
まぁ、大井ふ頭中央海浜公園の様子でも見に行きましょうかね…と移動開始する。
チンタラ自転車を漕いで大井ふ頭中央海浜公園に到着。
もうこんな時間なので常連たちは釣りを終了してダベっていた。
「今日も釣れないね〜。暑いだけだよ〜全く…」とでも言ってるんだろう。
首を突っ込むと長くなりそうなのでスル〜する。
【はぜつき磯】は終了してる雰囲気だったので、【夕やけなぎさ】に行ってみると相変わらずハゼ釣り人で大盛況。
付け入るスキも無い。
すげぇ〜人、人、人
自転車を降りて様子を伺うが、これだけ人がいるのに全然竿が上がらない。
釣れるハゼよりも釣り人の方が多いんだろうな…
まぁ、無理やり入れば釣りも出来るけど、そこまでしてやるほどでもなかろうて。
再び移動する。
最後の砦は【しおじ磯】
こちらも人出はそこそこいるんだけど、隙がない程でもないからこちらでやることにする。
こちらはだいたい釣りをする事が出来る
この時点で既に8時を過ぎていて、暑さもかなりのものだった。
暑さ回避で水に立ち込むので竿は2.1mで良いが、いつものように竿を組み直すのが面倒臭い。
水に立ち込んで気持ち良いが、釣り船が通過した後なので水が濁りまくっていた。
何も見えないので立ち込み時は気をつけないとね!
さぁ、どうだ!?と落とすとすぐにアタリあり!
最近にしては珍しく一投目で上がってきた。
10cm。まぁこのサイズだよね
お!釣れんじゃん!!
嬉しくなるが、やはり連打は無くて一匹一匹の拾い釣りとなる。
ここ最近の釣り方は、円弧状に落としたら長めに20秒くらい待つ、アタリがなければ1回だけ2cmズル引きして、ダメなら入れ直します。
誘いはあまり続けなくて、せいぜい1回程度。
喰いが悪いから、誘い続けるよりも入れ直した方がハゼの反応が良いと思います。
まぁ、こんな調子で釣り続ける。
たま〜に数匹くらい連打するスポットはあるけど、もうほとんどは一匹拾ったら次のアタリスポットを探す感じ。
アタったスポットに正確(感覚的に半径5cm以内)に落とさないとセカンドチャンスは来ないから、普段からキチンと釣りをして技術を磨いてないと数が伸びない厳しいハゼ釣りになります。
エサ付けも重要な要素で、小さいとハゼが見向きもしないですね。
かと言って、大きすぎるとハリ掛かりしないので、そのバランスの見極めがポイントになるかな。
使っているハリのサイズにもよるから、一概にこのサイズとは言えないのがもどかしい。
とにかく今季のエサは大きめが吉です。
なんとか拾いながら釣りをしていると、やはりウェイクボードのボートが往復し始める。しかも2台も!マジか!?
さらには終了間際、遠くから懐かしい一団が近付いてくる。
ジェットスキー(水上バイク)だ!
久しぶりに見るな〜、まだいたんだ!!
そういえば最近はこの時間まで釣りしてなかったから、見かけなかったのかな?
以前は狂ったようなスピードで暴走していたが、今日はチンタラなスピードだ。
恐らく、運河はゆっくり走れ!というようなお達しが出たんだろうな。
きゃつらも渋々といった表情で運転している。
まぁ、広い場所に出れば狂い出すんだろうて。
探ればまだ釣れそうだったけど、暑さでオッサンがギブアップ!
【しおじ磯】では2時間で51匹とまぁ頑張ったよ!
結構サイズも良いぞ!
正直、朝イチからこちらに来ていればもっと釣れたと思うけど、この程度がオッサンの実力なんだろう。
本日でオッサンのお盆休みも終了。
結局4日のうち3日もハゼ釣りにしていたっちゅう訳でして…
他に何かやること無いんか?俺!?とも思う。
昨日の8月15日は終戦の日だからってこともないけど、こんな日に殺生はイカン!と釣りはしなかった。
ちなみに刺し身の日でもあったらしいが、だからといって刺し身を食ったわけでもない。