2020年20回めのハゼ釣りは祝!秘密の花園開幕!!

2020年20回目のハゼ釣りは穴釣り場開幕!

2020年10月18日。2020年20回目のハゼ釣りに行ってきました。

 

釣り場:「秘密の花園」(KL-B〜KR-@)※釣り場は諸事情により場所は明かせません。申し訳ないです。天気:晴れ時々曇り釣行時間:7時30分(潮位:200cmほぼ満潮)〜12時00分くらい(潮位:61cmほぼ干潮)大潮釣果:マハゼ42匹(14〜16.5cm)

 

竿:OGK(大阪釣具)「小魚名人」1.5m道糸:ナイロン1.5号 ハリス:ナイロン1号 ハリ:はぜバリ7号オモリ:丸形1号エサ:アオイソメハリス3cmの中通し遊動仕掛け

 

 

 

今年”も”大井ふ頭中央海浜公園の【はぜつき磯】や【夕やけなぎさ】の浅い釣り場はてんでダメで、もっぱら【しおじ磯】で2m以上もあるような深場でのハゼ釣りを余儀なくされていた。

 

頼みの綱の多摩川羽田も工事の影響か知らんが全然お話にならなくて、どこへ行ってもパッとしない厳しい城南地区のハゼ釣りでした。

 

翻って旧中川や横十間川方面は調子が良かったらしく、こっちに見切りを付け、あっち方面に遠征した仲間からは束超え当たり前の釣果報告が入っていた。

 

羨ましいとは思うが、ハゼ釣りなんぞでわざわざ遠征っちゅうのも馬鹿らしい。

 

車でハゼ釣りに来てる方には申し訳ないが、チャリンコでチンタラ移動するからこそのハゼ釣りであって、いちいち車なんぞで行ってられんのである。

 

 

そんな湿りがちだった2020年もいよいよハゼの穴釣りの季節になってきました。

 

実はオッサン的には今季の穴釣りは期待していて、穴釣りならいけるんジャマイカ!?と思っていた。

 

夏はたいして釣れなかったけど、とりあえずそこそこ数のハゼはいるんだろうて…

 

ハゼは深場とか釣り人のいないスポットに分散していたんだろうけど、寒くなってくるとハゼが集まってくる場所は決まっている。

 

ハゼ達は産卵場所でもある穴釣り場に集まってくる。

 

しかも夏に釣れなかった分、相当数のハゼが集まってくるかもしんまい!

 

根拠も拠り所もエビデンスも何も無くて、オッサンが勝手にそう思い込んでいるだけの希望的観測でしかないんだけど、今季の穴釣りはなんとなく釣れる気がしていた。

 

 

 

このブログにも頻繁に登場する釣り仲間のH2氏は、今年から週半分の時短勤務となった。

 

まぁそこそこの年齢なもんだから勤め先から見切品シールを貼り付けられ、廃棄処分目前の悲しい現実。

 

オッサンからすると自由時間が増えて羨ましいのだが、本人的には憤ってるらしい。

 

そんなH2氏はいきなり休みが増えたからと言えどもたいしてやることもなく、しょうがないからハゼ釣りでもしましょかね?くらいの案しかないらしい。

 

平日の真っ昼間からハゼ釣りに勤しんでいるようで、なぜかマメにオッサンに釣果報告を送ってくる。

 

 

そこで穴釣りである。

 

H2氏は暇に任せ、すでに穴釣り場『秘密の花園』に頻繁に繰り出してるんだけど、その釣果報告がナヌ!?というくらいに釣れているのだ!

 

通常、ハゼの穴釣りなんて10匹とかがせいぜいなんだけど、今季は20匹オーバー当然のコメントをブチかましてくるH2氏。

 

やっぱり釣れてるんだ!

 

やっと釣れてひと安心

そんな訳でハゼの穴釣り場への出撃を楽しみにしていたオッサン。

 

前回はタコ釣りで屈辱のボウズを喰らったので、早くハゼに八つ当たりしたいところ。

 

八つ当たりとは言っても穴釣りだから大したことなくて、最悪、ハゼでもボウズなんて事態にならないのを願うばかりだ。

 

一応、オッサンはハゼ釣りでボウズを喰らったことは一度もないが、いつか喰らうのかな…なんとか逃げ切りたいけど…

 

 

ハゼの穴釣りは場所取りとか必要ないからいつもはゆっくり出発するんだけど、本日は気合が入っていたので早めの出撃。

 

まぁ早いと言っても7時出発だけど…

 

 

 

ハゼの穴釣り場『秘密の花園』は広大な広さだけど、ついつい実績のあるポイントへ向かってしまう。

 

釣り場に到着するが、そのポイントには既に何人もの常連達が陣取っていた。

 

やはりH2氏の報告通り、今季は釣れてるらしい。

 

無理くり入れないこともないが、何でこんな広大な釣り場でむさ苦しいジジィ達と密に釣り糸垂れなきゃならん!?と憤ったので空いてるポイントに移動。

 

 

しばらくぶりにやってきた別ポイント。

 

見渡す限り誰もいない太平洋ひとりボッチな気分だが、それもまた心地よい。

 

 

いそいそと釣りの準備をしながら状況確認。

 

現在は満潮で大潮なもんだからかなり潮位が高い。

 

この釣り場は出来るなら上げ潮が釣れやすいが、贅沢は言ってられん。

潮位が高すぎるな…

 

不思議なもんでハゼの居るポイント帯って決まっていて、ほぼ同じラインでしか釣れない。

 

現在は潮が高すぎてそのラインがかろうじて見えるか見えないかの微妙な感じ。

 

まぁ、釣ってる内に良い感じに潮が下がって来るだろうて…

 

エサは当然アオイソメ。

 

ホタテやエビとかもやってはみたけど、やはりイソメが一番喰いが良い。

 

あのニョロニョロな動きがハゼへの誘いになってるらしいし、暗い穴の中ではイソメは目立つようだ。

 

魚からみるとイソメは光って見えるらしいが、本当なのかな…?

さすが万能エサ!だけど臭いんだよね〜

 

使う竿は昨年同様、1.5mの短い竿。

 

足元狙いだから長い必要がないし、穴釣りも微細な操作が必要だから短い方がやりやすい。

 

当然、このクラスの竿はタナゴや小ブナ等の小魚用だから穴ハゼが掛かると半月状にしなる。

 

それが面白くもあるが竿が不憫な気もする。

今年も頼むぞ!

 

初の試みとして、今季から仕掛けを一新しました。

 

今までは夏ハゼ同様に胴付き仕掛けだったんだけど、今季からは丸オモリの中通し遊動仕掛けにジョブチェンジ。

 

というのも、球状のオモリがコロンコロンと穴の底まで自動的に落ちてゆく優位性を期待しての試み。

 

その時々で違うんだけど、基本的にハゼは穴の底にいます。

 

穴って真っ直ぐじゃないことが多くて、通常のオモリだと途中で止まってしまい、ハゼのいる場所まで到達出来てないかもしんまい!と思ったからです。

 

例えば、他の釣り人が探って何も反応なかった穴でも、違う人が落としたら釣れたということが往々にして起こるのが穴釣り。

 

この現象はハゼの気まぐれカモ知れませんが、実はハゼのいる場所にまで届いてなかった…のが原因だったのかも知れません。

 

という訳で他人のおこぼれ狙いのトホホな作戦です。

名付けて「おむすびころりん」作戦。別に名付けんでもいいか…

 

ついでに針もいつもとは違うものです。

 

例年は袖4号のスレ針を使ってますが、今季はハゼ針7号です。

 

これは別にこだわりがある訳じゃなくて、友人からと大量にもらったから。

 

かなりの年代物で古くてハリスが切れないか心配だけど、切れたら切れたでしょうがないな…

針も安くはございませんので大助かり

 

まずはイソメを刺し通し、垂らしは5〜6cmくらい長めにするのがオッサン流。

 

やはりエサは長い方がハゼは喰ってくるので、ソコにハゼが居るかどうかの確認とハゼの喰い気を上げるためです。

 

例えこの長さの垂らしでアタリがあってもまずハリ掛かりしないから、アタって来たらゆっくりと一度上げてエサを短くカットするか適正な長さのイソメに付け替え次で仕留めます。

 

コレで怖いのが、エサだけ咥えてハゼが穴から出てきてしまったり、中途半端なハリ掛かりで釣りきれない事。

 

こうなるとハゼが一発でスレて、そのハゼは釣れなくなります。

 

 

準備完了!にて適当な穴にスルスル落とす。

 

当然ながらすぐにアタリなんぞある訳ない。

 

というのも今落としているのはすぐ手前の見える穴で、ハゼなんぞ居ないだろう前提。

 

まずはオモリの重さと挙動を確認しているだけ。

 

 

んでいよいよ本番です!

 

狙うはハゼの居るライン帯なんだけど、今現在は微かに見えるか見えないかくらいで、岩の形を推察して穴があるであろう前提で狙う。

 

スルスル…、コン!と着底。

 

すぐに3cm程上げてゆっくりと落とす。

 

コレは一番底かどうかの確認です。

 

途中で引っかかってる場合はさらにスルスルと落ちていきます。

 

コロンコロンとオモリが回転しながら落ちていく様をイメージしながら、オッサンの頭の中では童話「おむすびころりん」のネズミの歌がパワープレイする。

 

♪おむすびころりん すっとんとん
ころころころ りん すっとんとん♪

 

確かあの童話にも正直爺さんと意地悪爺さんが登場するが、何でそういう配役なんだろう?

 

童話って結構その手が多くて勧善懲悪なストーリーなんだけど、モノホンの悪は完全な善を演ずることが出来るものだ。

 

もしかして正直爺さんの方が本当の悪党なのかもしれない。

 

善を完全に演じきり、目的を達成する(仮)正直爺さん。

 

あんたはモノホンだよ!っとひねくれたオッサン爺さん。

 

 

んで、オッサン爺さんの目的とやらは…

 

いくつか目の穴で明らかにハゼの反応あり!

 

ツン!ツン!と重く竿先を下げる。

 

まだか…!?

 

夏ハゼは即アワセなんだけど、穴ハゼはそうもいかない。

 

イソメの垂らしを長くしてるので針が口の中に入るまでは我慢の子。

 

ツンツン!と竿先が震えるが、コイツなかなか喰い込まないぞ!

 

それでも我慢してハゲそうになっていると竿先が大きくしなった!

 

来たぁ〜〜!!

 

アワセるとグ〜ン!!柔らかい竿が半月状にしなる。

 

穴の中で暴れていたハゼが穴から姿を現した。

 

まぁまぁサイズ。

 

穴に潜り込ませないよう加減しながらしばらく水中を泳がせ、力尽きるのを待つ。

 

ブラ〜ん…と力尽きて上がってきたハゼ。

 

今季第一号の穴ハゼが釣れた!

やっぱり穴ハゼはパワーとずっしり感が違うね〜!

 

16cm。この時期ならまぁまぁサイズ

 

第一号が釣れてホッとするオッサン。

 

 

しかしこの後、祭りが待っている由も知らないオッサンなのでした。

 

もうこれ以上は釣れないんじゃね?

穴釣りでは同じ穴から複数のハゼが釣れることも珍しくない。

 

それだけ良い物件には同居人がいつくものだが、モノには限度があるのが常である。

 

しかし、時にはリミットオーバーという事態が発生することがある。

 

 

 

第一号が釣れた穴からもう一匹釣れて幸先のよいスタートを切ったオッサン。

 

ちょうどその頃にH2氏もやってきた。

 

確か一昨年にこの釣り場を紹介し、すっかり穴釣りにハマってしまったH2氏。

 

ハゼの穴釣りって季節がら厳しいし、簡単に釣れないから一発でギブアップする釣り人も多いんだけど、なぜかハマってしまう奇特な輩も存在する。

 

H2氏もそのひとりで、元々センスが良かった事もあってメキメキ上達した。

 

もうすっかりこの釣り場の主(ぬし)の風情で、自信に満ち溢れている。

 

 

サツを交わし、今季のこの釣り場の情報を教えてくれた。

 

オッサンなんぞは既に格下である。

 

その言葉通りすぐにハゼを釣り上げるH2氏は「あんた何者!?」の域だ!

 

 

もう昔とは言え、オッサンが教えて差し上げた側なもんだから”一応”こちらもチープなプライドはある。頑張らねば!

 

と思った矢先、ある穴を発見!!

 

入り口はどこにでもある佇まい。

 

どちらかと言えばちょっと小さめなホール。

 

スルスルと落とすと50cmほどの頃良い深さ。

 

着底と同時にすぐにアタリあり!

 

喰いも良く、すぐにハリ掛かりする。

 

感触良い穴じゃん!この時はそんな程度の印象だった…

 

落としてすぐに喰ってくる穴には複数のハゼが潜んでいる事が多い。

 

思ったとおり、次もすぐに喰ってくる。2匹目…

 

まだ居るかな?3匹目…

 

もう終わりかな?4匹目…

 

そろそろ終わりだろ?5匹目…

 

祭りは既に始まっていたのだった。

 

さすがにコレは?6匹目…

 

いやいや…もうそろそろ?7匹目…

 

祭りはいつしかカーニバルな盛り上がりをみせていた!8匹目…

 

気分はドント・ストップな9匹目。

 

そしてついには10匹目。

 

さすがにここまでひとつ穴で釣るとアタリが無くなった。

 

しかし…

 

そのカーニバル・ホールを少し休ませ、他の穴で遊んでインターバルをとってみる。

 

10分後くらいにその穴に戻ってみると、再びアタリあり!

 

何と最終的には12匹ものハゼが上がってきたのでした!!

 

以前、この釣り場でダントツに釣り上げる穴師匠が「穴は底で道のように繋がっていて、ハゼはその道を行き来している」とメルヒェンな事を言ってた事があった。

 

確かに、あの小さな穴にそこそこサイズのハゼが何匹も入り込んで密になってるとはとても思えない。

 

穴師匠の言う通り、”道”とまではいかないかも知れないけど、近所のいくつかの穴は底で繋がっていてハゼが行き来してるんだと思う。

 

 

良くても5匹くらい上がってくるお祭りホールはたま〜にあるが、10匹以上のカーニバル・ホールはまずお目にかかれない。

 

サンバを踊り狂ったオッサンは今日はもう満足だったんだけど、恐ろしいことに隣りで黙々と釣り続けるH2氏が迫ってきていた!

 

ここで満足しては刺される!

 

何の危機感なのか訳が分からんが、このまま逃げ切らなければならない。

 

 

おむすびころりん作戦が功を奏しているのか、一旦止まったオモリをもう一度上下するとコロンコロンと落ちてゆく。

 

そんな穴はほぼ何らかの反応があるくらいに今日はハゼの活性が良い。

 

「この前やったアッチの方よりもハゼが濃いよ!」とH2氏もご満悦。

 

確かにこのアタリの多さは滅多にない。

 

 

しかし、アタリがあるのと釣り上げるのとは違う話である。

 

ツンツン!と喰ってくるからといって、必ずしも本アタリが来るとは限らない。

 

今日はアタリはあるけど、本アタリがなかなか来ない。

 

そんな時はしっかりと喰わせるために少々小細工が必要になる。

 

小細工@-イソメの尻尾

必勝エサのイソメの尻尾にチェンジ!

 

イソメの尻尾のニョロニョロの動きはハゼにはたまらないらしく、ハゼがいればまず間違いなく喰ってきます。

 

さらに尻尾は細いのでハゼが一気にパクっ!と喰い付けるのでハリ掛かりも良好。

 

もっと喰い付かない奴には尻尾×2の房掛けでイチコロだ!

 

 

小細工A-ホタテをプラス

イソメだけよりをホタテをプラスすると二重に誘えます。

 

イソメを刺し通したら、その針先にホタテの貝柱を少しだけ引っ掛けます。

 

イソメのニョロニョロとホタテ繊維のフワフワのダブルパンチでハゼが喰い付いてきます。

 

さらにはハゼが暴れるとホタテが撒き散らされてコマセの役目をするので、他のハゼの活性も上がります。

 

 

小細工B-数cmの誘い上げ

コレは穴釣りに限らず普通に夏ハゼでもやるんだけど、ス〜っと数cmエサを動かすとハゼが喰ってくる事が多いです。

 

ツン!とアタリが来てその後が続かない時は、竿先を数cmス〜っと上げると「エサが逃げちゃう!」ばりにハゼがエサを追っかけてくる事があります。

 

ハゼって飽きっぽいからエサを喰い続ける事はあまりありません。

 

なので、逃げるエサを演出してハゼを仕留めましょう!

 

 

 

今日はホタテを忘れたので尻尾と誘い上げ作戦でハゼを仕留めてゆく。

尻尾は勝負エサだ!

 

アタリは頻繁にあったけど、さすがに潮位も低くなってきたのでパッタリと静かになる。

 

オッサンは深い穴が点在するポイントに移動するがH2氏はその場にステイ。

 

 

コレが当りで移動先でも釣れ続ける。

 

調子よく釣り続けたが、エサもほぼ無くなってきた。

 

そろそろ終わりかな…と思ってたら、H2氏がやって来て「用事ができたから帰る」とのこと。

 

H2氏にハゼを差し上げ、代わりではないけど余ったイソメを頂いた。

H2氏に差し上げたハゼ達。30匹だけど穴サイズだからビクが賑やか

 

イソメをゲットしたので釣り続けるオッサン。

 

正直、もう疲れてたんだけどイソメを放流するのももったいないし…

 

しかし疲れることもあって釣りが雑になってくる。

 

イソメの真ん中に針をブッ刺して一匹で房掛けもどきで釣り始めるオッサン。

 

それでも釣れてくるのが悲しい。

 

そんなイソメの使い方をしてるもんだからすぐにエサも無くなり納竿。

 

 

最終的には4時間30分粘って42匹という釣果でした。

H2氏に差し上げた後のおかわり分の12匹

 

最大サイズはまだここらへんだな…

 

 

穴釣りでここまで釣れたことは無かったな〜!

 

しかし、数は凄かったけどサイズはまだまだで、穴釣り本番はもう少し先ですね。

 

20cmクラスのずっしり感が味わえる本当の穴釣りが楽しみです。

 

昨年は20cmオーバーは上がらなかったけど、今季は期待してます。

 

 

いよいよ始まったハゼの穴釣り。

 

厳しい戦いは今始まったばかりだ!!

 

っという程のものでもないが…

 

 

 

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