2020年9月27日。2020年夏シーズン19回目のハゼ釣りに行ってきました。
釣り場:大井ふ頭中央海浜公園【しおじ磯】天気:曇り釣行時間:6時30分くらい(潮位:80cm下げ8分)〜11時00分くらい(潮位:98cm上げ3分)若潮釣果:マハゼ78匹(10cm〜14cm)
竿:3.6m 道糸:ナイロン0.8号 ハリス:ナイロン0.6号ハリ:袖1号スレ オモリ:自作Fe(鉄)オモリ。1号相当の重さエサ:ボイル桜エビやらアオイソメやらボイルベビーホタテやらハリス3cmの胴付ミャク釣り仕掛け
先週のシルバーウィークは地獄のハゼ釣り3連戦だった。
何が悲しゅ〜てハゼ釣りばかり行ってたのか、思い出すと切なくなるのでなるべく触れたくはないが、まぁ何もすることがないしそもそも他にやる気すらもない。
最近は、オッサンももう死期が近いからか無気力感に苛まれている。
歳の近い友人達とは「どのような死に様が良いか?」とかの殺伐とした会話が繰り広げられる。
ある友人は「自宅で家族に囲まれて静かに眠るように逝きたい」といったメルヒェンなコメントだった。
しかし、その場一同は「それもど〜かなぁ…」と異論の嵐。
「自宅で死んだら後片付けが大変だよ!」「自分の死骸が運ばれる様を近所に見られるなんてヤダよ!」「いくら自分ちでも人が死んだ家なんて事故物件だよ!」
皆が納得したのはやはりお得な死に様。
警察署の目の前で、こちらは信号待ちで相手が車で思いっきり突っ込んで来て、何が起こったかも分からずのご臨終。
監視カメラ及び目撃者多数で逃亡不可能。
100%相手が悪い状況で、相手はキチンと無制限の保険に入っている上、かなりの資産家。
生命保険は当然ながら慰謝料ガッポリのナイスな死に様。
心残りはその死に体で、決してキレイとは言えず、長年さまざまなホトケを見てきたベテラン刑事も目を背けるほどかもしれんが、死んでしまえばカンケー無いね!
現場には献花台が設置され、ニュースでは”被害者は本当に良い人で…”と善人に仕立て上げられ、残された家族は一家の大黒柱を失い不憫がられる。
まぁ、裏では家族からは「お父さん最後にいい仕事したね〜!」とレジェンド扱いだろう。
なかなか難しいシチュエーションではあるが、ジャンボ宝くじに当選するより確率が高いのではないだろうか…
エ〜っと何の話だっけ…?
そうだ!ハゼ釣りだ!!
いよいよ本日で9月のハゼ釣りも終了。
世の中はめっきり秋の様相で、衣替えも急がねばならないほど季節の移り変わりは早い。
今朝目覚めるとまだちょっと薄暗いが、時計を見るともう6時前で太陽もチンタラ登るようになったもんだ。
もうこの時期になるとハゼ釣り人も少なくなるから場所取りで急ぐこともないけど、潮位は刻々と変わっていくからノンビリという訳にもいかない。
本日も目指す現場は【しおじ磯】。
今までオッサンは【しおじ磯】でのハゼ釣りはひとシーズンに行くか行かないか程度だったんだけど、2020年は深場狙いのハゼ釣りとなっているので、今季はほぼこちらへの出撃となっている。
もう水になんて立ち込めないから陸っぱりスタイルで、今朝なんて寒いくらいだったからウィンドブレーカーを羽織った。
愛車を漕ぎ始めるが、もう手が冷たく感じられるくらいに寒い。
「う〜ん、先週は短パン&サンダルスタイルだったのに、いきなりこんな寒くなるとハゼも喰ってこないかな〜…」と、少々心配になる。
まぁ、水の中は季節がズレるからまだ夏終盤くらいとも思うが、ハゼいる浅場はもう秋かもね。
いつものように橋から見渡すとハゼ釣り人もだんだん少なくなってきた。
そもそも今年は釣り人少ないけど、ますます…
【夕やけなぎさ】なんて寂しい限りだった。
まぁ釣れないんじゃ〜こうなるわな…
たま〜に爆釣という当り日も無いことは無いんだけど、釣れない時の過ごし方ってけっこう難しいよね…
オッサン的にはダメな時は、大きく動いてしまう方が吉と出る事が多かったかな。
でもいろんな釣り場を知ってないとそれも難しいし、小回りのきく足も無いと、とか…地元民じゃないと厳しいかな。
釣り場を移動する際の簡単なポイントとしては、深さと水底の様相の違う所に移動するべきだと思います。
同じようなポイントに動いても結果はそう変わらないのでは…
浅場でやってダメならもっと深場へとか、砂地でやってダメなら岩場へとか。
その日、その時によってハゼの居場所は変わるから、いろいろと違うポイントを探っていくと大体の傾向が見えてくると思います。
常連でいっつも同じポイントでやってる方もいる。
ハゼの居つく場所は決まってる事が多いから釣れやすいのかもしれないけど、それじゃ〜応用がきかないですよね。
状況によって幅広く対処できないと受動的なハゼ釣りになっちゃうし、いつも同じだと飽きると思うんだけどな〜
まぁ、楽しみ方はひとそれぞれだから別に良いんだけどサ…
んで、今日も変わらずの【しおじ磯】で受動的なハゼ釣りのオッサン。
だってココしか釣れないんだからしょうがないじゃん!
今日もココかよ!
本日”も”3.6mの竿に桜エビエサから始める。
今回で桜エビも終了
先に来てる常連さんに釣れ具合を伺うが「全然ダメだよ!」といつものお返事。
そりゃ〜そんな浅場じゃ釣れんだろ!と思うが、オッサンとは違う狙いのようなので黙っておく。
いつもの深場ポイントから始める。
何ヶ所か探るが厳しいご様子。
開始から10分ほどでやっと小さなアタリあり!
そのアタリ方から10cmそこそこサイズと予想するが、なかなかハリ掛かりしない。
いくらハゼとは言え何度も掛け損ねると喰ってこなくなる。
ちょっと焦るが何とか掛けて上がってきたのは、思ったよりも良型だった。
ハゼが太くなってきたということは、いよいよ産卵期も近し
その後もアタリの割には掛かりが浅くて苦戦する。
いや、分かってるんですよ原因は。
分かっちゃいるけど、その問題を解決するには一度荷物の場所に戻らなきゃならなくて、それが面倒臭いんですよ。
我慢しながら釣り続けるが相変わらず掛け損ねが多い。
もう我慢ならん!っというわけで、決心して一度戻る。
その原因とはエサ。
今まで使っていた桜エビは、喰っては来るんだけどハリ掛かりがイマイチ。
まぁ、オッサンが使っている針が小さいからそうなのであって、決して桜エビに罪があるわけではない。
針とエサの相性が良くないというだけの事である。
っというわけでエサをホタテにジョブチェンジ。
やはりホタテは落ち着くね〜
するとさっきまでの掛かりづらさが嘘のようにハゼが上がってきた。
ココから一気にペースアップ!
ほぼ入れ喰いがスタートする。
やはりホタテエサは良いね〜!っと気持ちよいハゼ釣りが始まる。
念の為言ってはおきますが、対象魚が喰ってくればエサは何でも良いと思っています。
オッサンもそうなんだけど、常連とかがよく「エサは○○が良いよ!」とか「今日は○○がよく釣れたよ!」とか言ってるけどそうとも思わん。
喰い気のあるハゼはエサは何を使っても喰ってくると思う。
ハゼは雑食性なので何でもエサになると言われるけど、通常使われるイソメ、ホタテ、エビあたりのエサなら何を使っても問題ないし、喰いに違いは無いと思う。
違いがあるとすれば人間側の方で、使ってる仕掛けや喰わせの間、付けるエサのサイズやボリュームによって釣れる釣れないの判断になっているだけ。
釣りをするその人それぞれの都合がエサによる違いになって現れるだけで、ハゼが「今日はイソメの日だな」とか、「ホタテはもう飽きたんだよね〜」とか選り好みしてる訳ではないハズだ。
なので、仕掛けや付けエサのサイズなどが適正ならどんなエサだって釣れると思う。
ここまで豪語して言うのもなんだけど、オッサン都合ではホタテが一番釣れると信じてます。
オッサンの釣りは、小さいアタリから〜の即掛けなのでホタテエサが合っているんですよね。
桜エビはちょっと喰わせの間が必要だし、イソメに至っては太さによって付けエサの長さを変えなくちゃならないから面倒臭いうえ、エビよりも喰わせる間が長いのでストレスが溜まる。
なのでホタテ最高!という評価です。
人によってエサの評価は分かれるので、釣れれば何でも良いです。
言いたかったのは「エサ単体の効果によって釣れる釣れないは無い!」という事が言いたかっただけです。
チョロチョロと気持ちよく釣り続けていたが、みるみるうちにホタテが無くなってゆく。
マズイな…ホタテが尽きたら桜エビでやることになるが、そうなるとペースダウンは否めないだろうて…
半分諦めていると釣り仲間のG氏が現れた。
お会いするのは今季初めてで、今年は厳しいハゼ釣りだったから他の釣りモノをしていたらしい。
もう帰るということでアオイソメを頂いた。
地獄に仏、オッサン的にはエビよりもイソメの方がやりやすい。
ホタテが無くなりすぐにイソメにチェンジ!
多少エサ付けに時間がかかるが、しっかりハゼが上がってくる。
面白いのは、イソメエサだと上がってくるハゼサイズがちょっとアップする。
これがたまたまなのか、それとも喰わせる間を取っているから良型が掛かってくるのかは分からないけど、事実、ハゼがサイズアップする。
入れ喰いタイムが落ち着いてきたところで、今度はH2氏がやって来た。
氏は今日は釣りをしないらしく、空のクーラーボックスとホタテエサを持ってやってきた。
当然そのクーラーボックスにはオッサンのハゼが投入される。
オッサンはハゼを持って帰らないのでこのように貰ってくれる方がいると助かる。
まぁリリースすればいいんだけど、オッサンが下手なもんで3.6mの竿を使ってると何匹かは針を飲まれてしまい、針外しを使って丁寧に外しても昇天してしまう。
H2氏はそんなハゼを飲み仲間とシェアして楽しく食べるんだそうで、オッサンみたいに「魚は嫌い!」とかふざけたことを言ってる輩に食われるよりはハゼも成仏できるだろう。
とりあえずH2氏のクーラーボックスにハゼを投入し、ホタテエサを恵んでもらった。
この時点で60匹ちょっと
H2氏はハゼとともに帰っていったが、はてオッサンはどうしよう…
もう疲れていたが、せっかくホタテを貰ったので釣り続けることにする。
オッサンのエサ箱にはホタテ、イソメ、桜エビがごちゃまぜになり、カオスな状態だった。
よりどりみどりなエサ達
その時の気分でエサをチェンジするが、一応大まかな作戦はあって、新しいポイントへの探りはイソメを大きめに付けてハゼが居るかどうかの確認。
そこでハゼを掛け損ねたらホタテを小さめに付けて、そのハゼを仕留める。
この時期は、最初エサが大きくないと喰って来ない事が多いけど、一度喰い気が上がったハゼはエサが小さくても喰ってきます。
エサは小さい方がハリ掛かりしやすいので、水中でフワッっと広がるホタテは小さくてもアピールしやすいから、そんな役割にはピッタリだ!
もちろんホタテの両端を指で潰して広がるようにしているのは言うまでもない。
桜エビはイソメが小さくなったらそのままエビを付け足し、抱き合わせ商法の如くボリュームアップ用という使い方。
あとかなり大事なことなんだけど、アタリで気をつけなきゃならないのが小さいアタリを如何に拾うかということ。
よく竿先をグ〜ン!って持っていくアタリがある。
そのアタリは魚が針の付いた怪しいエサに気づいて、逃げる時のアタリです。
そのアタリでハリ掛かりすればまだ良いんだけど、それで掛からない場合はもうハゼが逃げちゃっているので同じスポットに落としてもセカンドチャンスはありません。
さらに悪い事にその周りにいたハゼもビックリして散っちゃうもんだから、ますますハゼが釣れなくなる。
コレがハゼがエサを咥えただけの小さなアタリなら、例え掛け損ねてもハゼはまだソコにいるので、同じスポットに落とせばまた喰ってきます。
オッサンは見釣りが出来ていた数年前はコレをず〜っと観察していて、ハゼがパクっ!とエサを咥えた時にアワセてスッポ抜けた時、ハゼは何が起こったか分からないらしく、逃げることなくその場でジ〜としていたんですよね。
たぶん喰ったエサが突然消えた!くらいにしか感じてないと思います。
なので、このブログで口を酸っぱくして言い続けているホンのわずかなアタリを拾え!というのは、数釣りする上では必須の事なんです。
こんな感じで釣り続けるが、潮が上がり始めてアタリゾーンに届かなくなったので釣れなくなる。
恵んでもらったエサも無くなったので納竿。
今日は4時間30分の長丁場で78匹と思ったよりも釣れたので楽しかった。
しかし4時間30分とは言うものの、釣り仲間とけっこうダベっていたので実質的に釣りしていたのは3時間くらいかな。
H2氏に差し上げた後のおかわり分
最大サイズは14cmってところ
今日の感じだとまだ釣れますね!
来週か再来週までは、まだまだ釣りになると思います。
まぁ、どこでやるのかのポイント選定はとても重要だと思いますが…
ちなみに釣り仲間からの情報によると、横十間川とか旧中川とかの城東方面のハゼ釣りは調子が良いようです。
本日は1.5束を超えたみたいなので、ど〜してもハゼを手に入れねば!ののっぴきならない理由がある方はそちらに行ってみると良いかもしんまい。
でもオッサンのガセネタに踊らされ、釣れなくても責任は持ちませんが…