2020年8月30日。2020年夏シーズン13回目のハゼ釣りに行ってきました。
釣り場:大井ふ頭中央海浜公園【しおじ磯】天気:晴れ釣行時間:6時00分くらい(潮位:116cm下げ5分)〜8時30分くらい(潮位:50cmほぼ干潮)中潮釣果:マハゼ54匹(10cm〜13cm)
竿:3.0m 道糸:ナイロン0.8号 ハリス:ナイロン0.6号ハリ:袖1号スレ オモリ:自作Fe(鉄)オモリ。1号相当の重さエサ:ボイルベビーホタテハリス3cmの胴付ミャク釣り仕掛け
『継続は力なり』とは言うものの、ただ単に続けてるだけでは何の役にもたたない。
物事を継続するにはそれなりの気力、労力、財力が必要になる。
続けるという行為は上記を消費するとともに、人生でいちばん大事な時間をも削ってゆくのである。
似たような名言で『努力に勝る天才なし』という言葉がある通り、継続するには努力という才能が必要だ。
やりたくない事や時でも、やり続ける行動力。
自分の意思に反した事柄を実行する事を努力というのカモしれない。
これとは別に、自分の好きな事柄なら無意識に熱中し、継続してゆく事は出来るだろう。
それを努力と表現するのかは人それぞれだと思うけど…
ある漫画のリフで「努力した者が全て報われるとは限らん。しかし、成功した者は皆すべからく努力しておる!!」という名言がある。
けっこう有名な名言だから知ってる方も多いと思いますが、漫画「はじめの一歩」に登場する鴨川ジムの会長・鴨川源二の言葉である。
ちなみに漫画とかのおじいちゃん言葉で「おる」とか「じゃが」を末尾に付けるのがあるけど、現実的にそんな言葉を聞いたことがない。
まぁ、あーいうもんは現実的かどうかは置いといて、雰囲気が伝わればそれで良い。
確かに鴨川会長の言う通り、努力が報われない事もあるだろう。
っていうか、ほとんどの努力は陽の目を見る事がない。
分かりやすいのが高校球児。
幼い頃から野球に打ち込み、家族もろともそれを応援、甲子園出場からのドラフト指名という某番組に涙する一方、その影にはそれ以上に努力をしたにも関わらず、親も家運をねじ曲げてまで協力したにも関わらず、甲子園どころか地方大会の一回戦敗退で夢を絶たれる球児の方が遥かに多いのだ。
「ここまでやったんだ…きっと何かのカタチで報われるさ!」という強がりと周囲の慰めに納得しききれないしどけなさ。
今までの努力とソレに費やした時間が全て無に帰し、それに対する自分への信頼が大規模な範囲で崩れてゆく。
”一体、何が間違っていたんだ…”自問自答するが答えは見つからず、その難問を一生背負ってゆくことになる。
努力の方向性と質量、そして何よりも才能が届かなかった場合は、力という結果に結びつく事は難しい。
のほほ〜んと生きてるオッサンはそんな人生ドラマとは無縁ではあるんだけど、『継続は力なり』を実感する事が発生。
このブログである。
この板に、くだらん日常をとつとつと綴りはじめてもう7年にもなる。
何で始めてしまったのか今考えても謎だが、ど〜せたいした理由でも無いだろうて…
皆さんも御存知の通り、ここしばらくは激渋のハゼ釣りが続いている。
「もう今シーズンはどうしようもないね…」多くの方が危惧しているかもしれませんが、オッサンはさにあらず!
「これから数週間はハゼ釣りが上向きになる!
1束超えも可能だぁ!!」という期待すらある。
その根拠はこのブログ。
昨シーズンの釣果をみると、8月に入ると釣れなくなり9月初めに激渋のピーク。
しかし、その翌週からハゼが釣れ始めているのだ。
昨年と比べると今季は一週間前倒しなんだけど、まさに今この通りの展開になっている。
基本、オッサンはこのブログに書いた事を見直すことは無い。
当然、昔の記事なんて忘れてるし、むしろ忘れたいという気持ちがあるもんだから懐古するなんてもってのほかである。
しかし、記憶の片隅に「昨年の9月ってハゼ釣れた気がするんだけど…」というのがあったもんで、恐る恐る覗いてみることにした。
そして思った通り、昨年の9月は釣れてるじゃないですか!
しかも1束超えさえしてるじゃん!
これは行くしかない!絶対釣れるハズ!!
このブログが初めてオッサンの役にたった瞬間だった。
今朝は珍しくオッサンのモチベーションが高く、爽やかな目覚めを迎えた。
昨晩仕込んでおいた仕掛けを愛車にブッ込みレッツ・ハゼ釣り!
向かう現場は、大井ふ頭中央海浜公園。
水に立ち込み前提だから短パン&サンダルスタイルだが、まだ猛暑も続いてるからこんな格好がちょうどイイね!
いつもの橋からまずは【はぜつき磯】が見えてくるが、さすがに釣れない時期が続いていたもんだからハゼ釣り人はそこそこ程度。
今シーズンはほとんどやってない【はぜつき磯】
いつもの常連の姿も見えないから、きゃつらはもう諦めたかな?
【はぜつき磯】を横目に見ながら【夕やけなぎさ】の様子をば。
こちらもいつもよりは少ない釣り人。
ハゼが釣れてればワンサといるんだろうけど、居ないですな〜
いつもよりも全然釣り人がいない寂しいなぎさ
しばらく眺めるが全然竿が上がらないぞ!
う〜ん…もしかして、ハゼが釣れ出すのは来週かな?
今週はまだ勇み足だったカモしんまい…とちょっと心配になるオッサン。
再び移動してお目当ての【しおじ磯】に向かう。
【夕やけなぎさ】も人がいなかったから様子をみても良かったけど、まずは釣れる時間帯に一番期待できるポイントでやりたいところ。
やっと【しおじ磯】に到着。
本日ここへ来たのは、以前来た時に感触の良いポイントを見つけたので本格的に探ってみたかったから。
オッサン的には絶対釣れると思ってるんだけど、オッサンのやる気とは裏腹に【しおじ磯】には数名のハゼ釣り人がいるだけで、釣り場は閑静な佇まいだった。
アレ〜?全然人いないじゃん
まぁ、空いてる方がいいや!
お目当てのポイントもゲット出来たからまずは腹ごしらえ。
最近お気にのジャスミン茶とリコピンパワーを注入
もぐもぐしながら現場をチェック。
水は澄んでるがハゼの姿は見えず。
今シーズンはハゼの姿を見ないな…
まぁ、見えたところでオッサンの狙いが変わる訳でもない。
本日使う竿は3mの合体竿。
今シーズンは大活躍のコイツ
正直、今の潮位だと水に立ち込んだとしても狙うポイントにちょっと届かない。
3.6mの竿を持って来ようとも思ったんだんだけど、あの長さだと釣りが鈍くなるし、疲れるので3mにした。
まぁ、これからドンドン潮が引くからそれまでは我慢の釣りになる。
水に立ち込むと思ったよりも水温が低かったので、夏も終わりつつあるんだな〜っとしみじみする。
朝はけっこう水温が低い
ホタテエサを大きめに付けて第一投するが、案の定お目当てのポイントには届かない。
腕を目一杯伸ばしてるんだけど、オッサン脚は長いんだけど腕は短いんだよね〜
悲しいアンバランス体型を嘆きつつ入れ直そうとするが、いきなりの根掛りで仕掛けロスト。
マジかよ!一発目でロストとは…
数分後、仕掛けを作り直し、気分新たに再投入するも音沙汰なし。
やはり届かないのが原因か…それともまだ激渋が続いているのか…
移動しながら投入していると、やっと水深2m程の深場を発見!
あった、ここだ!すぐにハゼのアタリがあり本日の一匹目が上がってきた。
やっとだよ〜!10cmくらい
今シーズンは浅場ではなかなか釣れないから、比較的深いスポットが吉になる。
一匹めが上がったのが開始15分後だったので、本日の目標は1束から大幅な下方修正を余儀なくされた。
ただ、希望が無いわけでもなくて、今までは一匹ずつ拾っていかなきゃならなかったけど、今日は上がったスポットで数匹は釣れる。
これはハゼが群れで移動してるという証拠で、良い兆候である。
ただどこに落としてもアタる訳ではなくて、アタリスポットはかなり限られてるのでソコを見つけられるかが勝負になる。
もうこの時期でしかも深場を攻めてるもんだから、上がってくるハゼの型は良い。
10cm以上は当たり前で、時には13cmクラスも上がってくる。
これくらいが上がると楽しいよね!
時にはこんなお客様も上がってくる。
コハダ。珍しいな
ちなみにコハダとコノシロは同じ魚で、サイズが変わると呼び名が変わる出世魚です。
ポツリポツリだけど飽きない程度にはアタリがあって、アタリスポットもきちんと探せば見つかる。
上がってくるのは良型が多いから、数の割には楽しいハゼ釣りになる。
釣り船が通過し始めたところで1時間が終了し、23匹という微妙な釣果。
型は良いからそこそこ楽しめる
まぁ最初の1時間の倍がその日の釣果になるから、今日は50匹と予想する。
せっかくなので休憩タイム。
以前、釣り仲間K氏からもらった虎屋の高級羊かんをありがたく頂く。
やはり虎屋は違うね〜!
羊かんをじっくり味わいながら、ふと思い出したのでここに書かせてもらう。
せっかく頂いて言うのもなんだけど、この虎屋のシリーズにはオッサンの大好きな小倉羊かんと双璧をなす「新緑」という抹茶入り羊かんがあったはずだが、K氏から貰った中には入ってなかった。
K氏、「新緑」を抜いたな!
自分が好きなものは他人も好みであることが多い。
ソレをちゃっかり抜くところがK氏、なかなか抜け目のない男である。
羊かんでエネルギー充填120%になったのでハゼ釣りを続ける。
ちなみにこのエネルギー充填120%は、オッサン世代ドンピの宇宙戦艦ヤマトの必殺技「波動砲」を打つ時に波動エネルギーをチャージする時のリフ。
100%を超えた120%!?何だか意味が分からないが、波動砲はスゴい威力なんだ!!と子供心に思ったものである。
宇宙戦艦ヤマトと言えば、ヒロインの森雪が体型もろ出しのボディスーツや看護婦姿のコスプレに当時はドキドキした。
現在もヤマトのアニメは続いてるが、そのお色気に更に磨きがかかり、その内にモザイクが必要な勢いなのが少々心配である。
通販などで実際に着用できる森雪ボディスーツが売られているが、それは森雪やそれに準じたモデルスタイルだからこそ許されるのであって、一般ピープルの着用は無謀を超えた犯罪レベルなのでやめたほうがよいだろう。
話が進まなくて申し訳ないです。
休憩していると潮位が更に低くなり、今いるポイントのどこからでも深場を狙えるちょうど良い塩梅になってきた。
ヨシ!ここからが本番じゃ!!と気合を入れ直すが、気合だけで釣れるほど釣りは甘くない。
まぁ、先程と同じくらいにしか釣れない。
一応、今日もエサは大きめに付けないとハゼは見向きもしない。
ただオッサンが使っているハリは袖1号と小さいから、エサが大きいとハリ掛かりしづらくなる。
なので、単に大きくではなく、大きめに付けてエサの左右を指で潰すことにより、水中でフワッっとホタテの繊維が広がるようにするとともに、ホタテエキスが出やすいようにしてサイズが届かないのをソレで補っている。
これがハゼ釣れていれば小さめでも、潰さなくても良いんだけど、喰いが悪い時はそれなりの工夫が必要になる。
釣れないエサでいくら粘ってもダメなものはダメで、魚が直接接触するエサ部は極力気を使うべきである。
釣れない時はまずはエサを疑うべきで、サイズや付け方がおかしな場合が多いし、人間側にしてみれば同じように付けてるつもりでもお魚様がお気に召さない事もある。
同じホタテを使ってるんだけど、なぜか釣れる釣れないがあって、そのサジ加減はハゼ様にしか分からない微妙なもののようだ。
そんな訳で釣れても釣れなくてもドンドンエサをチェンジするもんだから、みるみるうちにエサが無くなってゆく。
もったいないと言えばもったいないけど、エサをケチって釣れない時間を無為に過ごす方がよっぽどもったいないと思う。
釣り場の対岸は大井競馬場の厩舎で馬が行き来するのが見える。
今日も風向きが悪くぷ〜〜〜んっと生きてる臭いが漂ってくる。
まぁ、身体に害があるもんじゃないし…とは思うが、良いものでもないだろう。
馬臭を楽しんでいるとおひさまが高く登ってきて、ついにオッサンを直接炙り始めた。
さすがにこの時間にもなると暑くなってきたのでギブアップ。
2時間30分ほどで54匹と数の割には楽しいハゼ釣りとなりました。
サイズが良いから数の割にはビクが賑やか
これくらいがスタンダードサイズ
13cmクラスは腹も黄色くなっているから、そろそろ秋ハゼ近し。
アッという間に季節は移りゆくんだな〜
厳しかったハゼ釣りも復調の兆しが見えてきました。
このブログの記録がなければ「今シーズンももう終わりかな…」と諦めていたかもしれません。
昨年の釣果とオッサンの予想によると、来週と再来週が今季夏シーズンハゼ釣り最後の希望となります。
手前味噌で申し訳ないですが、こう自信を持って言えるのはこのアホなブログがあってこそ。
しかしこの7年の間、世のため人のため何度このブログを抹殺しようと思ったか…
いわれのない誹謗中傷を受けながらも(否!いわれはあるんだけども…)、頑張った自分を自分で褒めた。
7年続いたブログがミジンコ程度でも役にたったと思うと、7年後のオッサンはたいそう嬉しい。