2023年1月29日。
2022年度46回目のハゼ釣りに行ってきました。
釣り場:「秘密の花園その2」
※釣り場は諸事情により場所は明かせません。申し訳ないです。
天気:晴れ
釣行時間:8時30分(潮位:145cm上げ8分)〜12時00分くらい(潮位:145cm下げ2)小潮
水温:8℃
釣果:マハゼ20匹(11〜18.5cm)
竿:ベイシックジャパン「行雲流水」1.5m
道糸:フロロカーボン1.5号
ハリス:フロロカーボン1号
ハリ:袖スレ4号
オモリ:自作Fe(鉄)オモリ:1号相当の重さ
エサ:アオイソメ&アミエビ&ボイルベビーホタテ
ハリス3cmの胴付ミャク釣り仕掛け
いよいよ、2022年度シーズンもラストのハゼ釣りとなりました。
今シーズンはいろいろあったな〜
いつもの夏のハゼ釣り場では、工事でマトモに釣り場にすら近寄れなかった。
まぁ、だからこそ一般の釣り人が少なくて、数が釣れた年でもあった。
冬の穴釣りでは、新たな穴釣り場『秘密の花園その2』に通い始めた。
本日も来てるんだけど、こんな時期なのに数釣りが出来る珍しい釣り場で、このような貴重な釣り場は大切にしたいところ。
しかし、今季も20cmオーバーは釣れなかったなぁ〜
仲間は上げてるんだけど、オッサンだけ釣れないんだよな〜
なんでだろ…?
日頃の行いと言われれば納得せざるを得ないが、それでもコレだけ数釣ってるんだから、一匹くらいは釣れてもバチは当たらんだろ!
昨晩は恐怖の夜釣りだったが、いかんせん釣れなくて、くすぶったハゼ釣りだった。
その八つ当たりをすべく、本日も朝っぱらから出撃なんだけど、やはり疲れは残っているようで、愛車を漕ぐ力もヨレヨレだ。
寒さと戦いながらチンタラ釣り場に到着すると、いつもよりも多くの穴釣り師達がいた。
考えることは皆同じで、本日、1月の最終日曜日で今シーズン終了とする釣り師達。
だもんでラストは頑張りましょう!なんだと思う。
オッサンも気持ち的には『お疲れ様でした!』ではあるが、2022年度のラスト記念として、一発逆転を目指してあるスポットを目指す。
『秘密の花園2』の二回目にもチャレンジした、通称【サルガッソー・エリア】
ちなみに『サルガッソー海』とは、北大西洋のバミューダ・トライアングル内に位置する「船の墓場」と恐れられた海域。
なんだけど、実際には船の残骸や幽霊船なんてなくて、サルガッソー海にはそれらしきものは見当たらないらしい。
伝説の生まれた背景としては、凪が多く、魚が全く漁れない海域だったが故に、船乗りからは忌避されたと言う説が有力らしい。
ちなみに海藻が船の進路を妨げるからと言う伝承もあるが、確かに海藻こそ多いものの、航行に支障をきたす程ではないらしい。
なんだそりゃ〜!って感じですな。
こういう海に関する伝承って大げさな事が多いよね!
でも、海は人間の世界じゃなく、ちょっとしたことでも命に関わるから、敏感になる気持ちも分かるな〜
ちなみに【サルガッソー・エリア】の呼び名は、通称でもなんでもなくて、オッサンが勝手にそう呼んでるだけでして…
このエリアは、広大な『秘密の花園2』でも最奥部に位置する。
ただでさえ辺境の地の釣り場へ苦労してやって来て、更に釣り場内での大移動。
しかも、良型大型ハゼが釣れるならいざ知らず、釣れないくせに根掛かり率がハンパないので、モチベーションを木端微塵に打ち砕く苦行エリア。
なので、誰も釣り糸を垂れないもんだから、もしかしたら超大型ハゼがバンバン釣れるかもしれない、という期待がないわけでもない。
ロマンというか、野望というか、我欲を満たすために一発勝負を掛けるオッサン。
トコトコと釣り場を移動し、最果てエリアまでやってくるが、こちらは通常エリアとは少し方角が違うので、なかなかの寒風が吹き付けてくる。
風で水面が波打って、狙うべき穴がよく見えない。
穴が見えないんですが…
しかし、大型ハゼ釣っちゃる!と誰もいない釣り場でひとり意気込むオッサンなのでした。
本日使う竿は『行雲流水1.5m』
実は、しばらく使っていた『小魚名人1.5m』は折ってしまいまして…
もうかなり使い込んでいて、粘りも無くなり固くなっていたので、もう時間の問題だな…と思っていた矢先、根掛かりを外そうとブンブンやったらバキッ!とね。
まぁ、竿は使っていればいつかは折れるから、しょうがないかな…
予備でこの竿は二本持ってる
餌は、昨日の余りのアオイソメから。
大型ハゼ狙いとなると、やはりイソメが良いでしょう。
虫餌の方が釣れる型が良い傾向
一応、針掛かり重視で垂らしは短めからのスタートだが、喰いが悪くなるので難しいところ…
喰ってくるかな?
水温は8℃でやはり冷たいな。
コレくらいの水温が底になるのかな?
さぁ、いよいよ今シーズンラストの穴釣りを始めたいが、風が吹いているので、水面が波立っていて穴がよく見えない。
まぁ、適当な穴から始める。
狙うは大型なので、そこそこの深さがある穴を探す。
このエリアでは、穴選びは慎重にしなければならない。
なにせ、一度落としたら根掛かりする確率がかなり高い。
無事に仕掛けを回収する最善策は、ハゼを掛ける事だから、落としたらハゼに喰わせにゃ〜ならん。
すぐに70〜80cmはある深い穴が見つかるが、生命反応は無し!
スンスンと細かく&しつこく誘うんだけど、な〜んの反応もない。
このエリアは結構深めの穴が多くて、絶対ハゼがいるはずなんだけどな〜
ハゼの代わりにダボやカニがちょっかい出してくる。
ダボハゼだったら針に掛けちゃえば仕掛けを回収できるけど、問題はカニだ。
こいつが餌を掴むと素直に上がってこないし、竿をグン!とやって餌を離されちゃうと、その勢いで根掛かりが多発する厄介者。
案の定、根掛かり多発でみるみる内に針が無くなってゆく…
今日は、このエリアを攻める前提だったから針を多く持ってきたんだけど、このままではアッという間に針が無くなる。
そして、相変わらずハゼのアタリは全くない。
1時間足らずの間に根掛かりで針を8本ロストして、ついに心が折れた。
この間は大型どころか、一度だけ15cm程度のハゼが餌だけ咥えて上がってきて、水面でバレたのを見たっきり…
コレ以外はアタリさえ無かった。
やっぱりダメじゃん!移動じゃ!!
いつもの側にやって来る。
ハゼ釣り人は6人ほど見えるが、それぞれがあまりにも離れているので、釣れてるのかどうかは全くわからない。
こちら側のハゼは型は期待していないので、アミエビとボイルベビーホタテがメイン餌になる。
イソメ&アミエビ&ホタテの豪華な餌の布陣
目につく適当な穴に落とすと、3つ目の穴でハゼのアタリあり!
この時期になると、素直にグ〜ン!と引っ張る本アタリがなかなか来ない。
前アタリのスンスン!で待ってみたけど、本アタリが無いまま沈黙…
「やっぱりこんな感じなのね…」
一度回収し、餌を付け直して再度落とすと、すぐに喰ってくる。
スンスン…
このまま待ってても同じなので、ゆ〜っくりス〜〜〜っと竿を上げると、グ〜ン!と引っ張ったのでアワセると掛かった!
とは言え、油断ならないのが今の時期の穴釣り。
基本的に喰いが浅いもんだからハリ掛かりも甘いことが多くて、ハゼに好きにさせておくとバレる事も多い。
微妙な力加減で穴から引きずり出したら、サッサと水中から上げてしまう。
大き目の平らな護岸の上にハゼを下ろしてから、落ち着いてハリから外す。
ここで以前にも書いたけど、釣れたハゼを手でキャッチなんてやってたら、せっかくのハゼがポチャ!と落ちる可能性が高いのである。
やっと本日の一匹目
その穴の活性が良い内にサッサと勝負をかける。
すかさず、次も着底と同時にアタって来る!
サイズは見なかったことにしよう…
んで次も!
せめてコレくらいのサイズは欲しいよね
アタリがあればこちとらのやる気も出るが、もう一月も終わりのこの時期になると、なかなか来ないんだよね〜
絶対ハゼは穴にいると思うんですよ!
全部の穴とは言わんけど、そこそこの深さがある良穴には、ハゼはいるはずですよ!
ソレをどうやって喰わせるのか?がこの時期のメインテーマになります。
オッサンはせっかちだから、ハゼとの我慢比べが出来なくて、すぐに見切ってしまう。
オッサンとは対極で、ひとつの穴でず〜っと待ってる仲間もいて「よく我慢できるな〜」と感心する。
もちろんただ待ってるだけじゃなくて、チョンチョン!と誘ってはいるんだけど、待てるんですよね。
オッサンならもう3つ4つ先の穴まで行ってるよ!な長時間待っていて、それでハゼが喰ってくるんだから不思議なもんだ!
こういう釣り方を見ていると、ハゼとの我慢比べも大事だな〜と思うし、やっぱりハゼってたいていの穴にはいるんだな!とも思うが、オッサンには絶対あんな呑気な釣りは出来ないな!と痛感もする。
なので、良さそうな穴だったらなるべく長めに待つんだけど、なかなかアタって来ないんだよね〜
本日改めて思ったんだけど、イソメの威力ってスゴイな!
基本的にアミエビとホタテのコラボ餌でやってるんだけど、粘ってもアタリがない穴で、イソメ餌にチェンジした途端にアタって来る事が多発した。
今日はたまたまイソメが当たり餌だったのかもしれないけど、不思議なくらいイソメに喰ってくるんですよね〜
特にイソメの尻尾部は特エサだった。
頭に近い方は太いから、ハリ掛かりし辛いんだけど、それでもきっちりアタって来た。
エビとかホタテ餌を使ってて、前アタリだけで終わった穴でも、必殺のイソメの尻尾を使うと落としてすぐに一気に本アタリしてくる喰いっぷり!
コレは、死んだ餌と活きた餌の違いなんだと思う。
人間様がいくらチョンチョン誘っても、しょせんは人工的な不自然な動き。
反面、活きたイソメはとても自然な動きなので、ハゼの本脳が刺激され、我慢できずに喰いついて来るんだと思う。
しかもイソメで釣れるハゼは型が良い!
こんなのとか
コレも
本日最大の18.5cmも全部イソメ餌
とは言え、イソメも残り少ないので、ここぞ!というポイントでのスポット参戦を余儀なくされた。
イソメ餌を使ってその穴の活性を上げつつ、エビ&ホタテ餌も交えて一気に勝負を付けるという作戦で釣り続けた。
という訳で、3時間半ほどで20匹という釣果で、だんだんと釣れなくなってきた。
さすがに釣れなくなったな…
とは言え、もう1月の終わりでコレだけ釣れるんだからヨシとしなくちゃね!
この釣り場『秘密の花園2』は数が釣れるけど型が小さい…という都市伝説は、もしかしたら餌の問題なのかもしれない。
今までは、釣れるハゼが小さいから、喰わせる必要が無くてハリ掛かりの良い、ホタテとかエビ餌を使っていた。
んがしかし!イソメ餌を使えば数は多少落ちるかもしれないけど、型が良くなるかもしんまい!
と思ったんだけど、年配の常連たちはイソメ使ってるけど、たいして釣れてないし型もイマイチなんだよね〜
う〜ん…、難しい問題だ。
とにかく、本日で2022年度のハゼ釣りも一旦終了となります。
次は6月に入ってからか、もしかしたら5月の終わりくらいには、2023年のハゼ釣りも開幕するのかな?
来シーズンはどんなハゼ釣りになるやら…
週末はほぼず〜っとハゼ釣ってたから、コレでやっと冬眠に入れてホッとしています。
釣り場でお会いした多くの釣り師の皆様に深く御礼申し上げます。
また釣り場でお会いしましょう!
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オッサンが毎回ハゼサイズの計測をしているハゼスケールの販売を始めました。
結構お問い合わせを頂いてて、んだば!商売しちゃおっかな〜って思ったんだけど、実際に売るとなると、材料確保が面倒臭かったり、製作にとても気を使うやらでテンヤワンヤ…
正直、利益なんてほとんど無くて商売になりませんが、もしよかったら覗いてみて下さい。
販売しているのは、オッサンがいつも使っているスケールに改良を加え、なるべく丁寧に作っているので、幾分マシだと思います。
売り切れだったり、怠けて作ってなかったりで、売ってなかったら申し訳ないです。
なるべく頑張って製作します。