2024年7月21日。
2024年夏シーズン10回目のハゼ釣りに行ってきました。
釣り場:大井ふ頭中央海浜公園【はぜつき磯】のち【しおじ磯】
天気:曇り一時雨のち晴れ
釣行時間:5時30分くらい(潮位:185cmほぼ満潮)〜10時00分くらい(潮位:22cm下げ9分)大潮
釣果:マハゼ126匹(8cm〜12.5cm)
竿:4.5m(ゼロサム初梅)
道糸:ナイロン0.8号
ハリス:ホンテロン0.6号
ハリ:袖スレ1号
オモリ:自作Fe(鉄)オモリ。1号相当の重さ
エサ:ベビーボイルホタテ一時アオイソメ
ハリス3cmの胴付ミャク釣り仕掛け
何事にもピークがある。
ピークとは、最高点や頂点を意味し、山の頂上やある期間の最も高い値といった、ある現象が最大限に達した状態を言う。
経済の好景気や人気商品の売上が最高潮に達した時、自分の気力体力が最高に良い状態やモテ期などなど…
ピークという状態がとらえどころのないモノである原因は、ピークは過ぎ去ってからでないと、その状態を認識することができない所である。
「あぁ今思えば、ピークはあん時だったな〜…」
ピークが終わってやっとその存在に気づくもの、そして、その真っ只中にいる時は実感のないもの。
それがピークの正体である。
もちろんハゼ釣りにもピークが存在する。
そのピークの内容は、人によってそれぞれ違うと思う。
釣れたハゼのサイズや楽しい釣れ味加減、はてまた、気持ち良い釣り場の雰囲気などなど。
オッサンの場合は、分かりやすい指標で単純に釣れた数だったりする。
先週の三連休は、オッサンも三連休だった。
通常は土曜日も仕事なんだけど、会社を失敬して釣りに行ってたので、三連続の釣行だった。
一日目がアジ釣りで、あとの二日はいつものハゼ釣り。
三連続でハゼ釣りしていた常連たちによると、初日をピークに三連休中はハゼが釣れまくったらしい。
常連たちのハゼをかき集めて集計したところ、初日は1,000匹オーバー、二日目と三日目は800匹は釣れたらしい。
まぁ、よくそこまで釣るもんだと呆れるが、それ以上に、このハゼを全部持って帰ったH2氏は、一体どうやってあの数のハゼを消費しているのか?は謎である。
んで、この好調が続くのか?と思ったら、毎日ように釣り場に通っているリタイヤ層の常連たちによると、今週は厳しいハゼ釣りになっているようだ。
そりゃそうだ!毎日毎日1,000匹も釣られた日にゃ〜、ハゼもたまったもんじゃないだろうて。
まぁ、釣れない原因はやっぱり赤潮らしい。
東京も梅雨明けになり、今季の最高気温を塗り替えるような酷暑が続いているもんだから、赤潮にもなるわな〜
っという訳で、先週の三連休をピークに、ハゼの数釣り時期も過ぎたようである。
例年なら、7月いっぱいは数釣り出来るんだけど、2024年はちょっと早い気がする。
いつものように、釣り仲間のO氏から「今日も釣れなかった…」という内容のスパムメールが届く。
O氏はハゼを釣ることよりも、釣り場をウロウロすることに光明を見出しているので、O氏の釣れなかったは全く気にしていない。
とは言え、1/10くらいの確率で本当の事を言ってくるので、そこら辺は気をつけなければならない。
赤潮は想定内なので、オッサンも赤潮対策の作戦を立ててはいた。
完璧な作戦を練り、昨晩は布団に入ったが、ちょうど眠りにつきそうなときに雷光と雷鳴が始まり、次第に雨も降り始めた。
雨は次第に激しくなり、オッサンの住んでいる地域には大雨警報まで出やがって!
「うわ〜、マジですごい雨なんですけど…」
予報によると朝には雨も止むようなので、釣り自体は心配していなかったし、「もしかしてこの大雨で赤潮が解消されるかもしんまい!」という期待が無いわけでもなかった。
んで、ハゼ釣りに行く時間なんだけど、しっかりと雨は降っていた。
「うげ、雨止んでないじゃんかよ!」
予報がズレてもう少しだけ雨は続くようである。
こういう天気が一番嫌なんだよな〜
降るなら降る、止むなら止むでハッキリしてくれ!
ブツブツ言いながら、現場に向かって愛車を漕ぐオッサン。
昨晩の大雨の爪痕が、街中のいたるところに散見される。
昨今の雨は、降り始めると豪雨になるから怖いね〜
いつもの橋から釣り場を見渡すが、期待通りの風景ではなかった。
赤潮解消どころか、水潮と赤潮が混ざったような泥水のような水の色。
ありゃ〜、こりゃ〜ダメだわ…
水の色を見た瞬間に、厳しいハゼ釣りを覚悟した。
もう泥水じゃん!
それでも【はぜつき磯】にはけっこうなハゼ釣り人がいる。
園路を通過しながら、常連たちにハゼ釣りの塩梅を伺うが、予想通りの虚ろな返事しか返ってこなかった。
死んだ釣り場
一応、【夕やけなぎさ】の様子も見に行ってみる。
こちらにもそこそこのハゼ釣り人がいたんだけど、完全にダウナーな雰囲気。
死んだ釣り場その2
こちらではH2氏とMR氏、MT氏が額を寄せ合って釣り糸垂れていた。
「何やってんの?」の問いに「この一点しか釣れないから、こうやってる」
三人してアタリがある1点に集中して釣り糸垂れてるんだけど、なにやってんだか…
どうやら、オッサンの思った以上に悲惨なハゼ釣りになっとるらしい。
んで、オッサンは予定通りの作戦を決行。
いつもの深場エリアにて、長竿を使っての沖攻め作戦!
とは言うものの、やることはいつもとそう変わらないんですけど…
こちらでは既にSS氏が釣り糸を垂れているんだけど、なかなか厳しいらしい。
それでもオッサンには考えがある。
まずは釣りの準備。
本日の竿は、4.5mの長竿『ゼロサム初梅450』
長竿登場!
お隣りのSS氏は3.5mの竿を使っているが、オッサンはもっと沖を狙えるからきっと爆釣のハズじゃ!
違いを見せつけちゃる!の勢いである。
仕掛けはいつもの3cmハリスの胴付き仕掛け。
これは変わらず
そして、本日のお試しがコレ。
「休日だし。」えびだしVer.
すぐそこのBBQエリアで鍋パーティっという訳でなくて、この粉末だし調味料を餌のホタテにふりかけて旨味成分アップ作戦。
エビ成分や塩、旨味成分のアミノ酸も入ってるので期待できると思う。
先日、某『家事ヤロウ!!!』という番組を観ていたら、この製品が登場して「コレってハゼの餌に使えるんじゃね?」と思った。
ひと通り良さげな材料が入ってる
小包というのも使いやすいね!
この「休日だし。」には、えび、ほたて、きのこの三種類のフレーバーがあるんだけど、ほたてはハゼの餌と被るし、きのこはオッサン好きじゃないのでえびをチョイス。
もし、ハゼ餌がえびだったら、ほたてフレーバーになるのかな。
どちらにせよ、きのこは使わないよ!嫌いだもん!!
まぁ、数年前にコレと同じような事をやった気もする。
その時は、味の素と塩を混ぜたものをホタテ餌に添付したんだけど、普通のホタテ餌とたいして違わなかったと記憶しております。
そして、恐らくは本日の『休日だし。えびVer.』もいつものホタテ餌と変わらないと思います。
だって、しょうがないじゃない!
こんなネタも挟まないとマンネリになっちゃうからね〜
餌のホタテにフリフリ
ちなみに、『ゼロサム初梅450』を使う時は、道糸を竿よりも20cm短く作ると1号オモリを付けた時にちょうど同じ長さになる。
コレなら釣りやすいね
よし!準備完了にて爆釣開始!!
ブ〜ン!と沖に落として、ス〜っと円弧状に柔着底。
すぐにアタリが!っという事は無くて、スンスン…と誘うがアタリがない。
ムムム、やはり厳しいのか…
それとも、まだこの柔らかい竿に慣れてないからアタリが取れていないのか…
まぁ、オッサンはスロースターターだから、初っ端からアタって来るなんて滅多に無くて、しばらくはいろいろな角度で誘い続ける。
するとやっと小さなアタリが来たんだけど、空振り。
どう見ても小ハゼのアタリ方だけど、オッサンに居場所を知られては見逃すわけにはいかんな〜
すぐに次で仕留めた。
やっぱりこのサイズか
一応、同じスポットを攻めれば連打になるが、数匹程度な上、サイズアップしない。
とは言え、こんな日に贅沢は言ってられんので、釣れるだけ釣ります。
基本的に1ヶ所で3〜4匹釣ったら、次のスポットを探す感じなんだけど、コレがなかなか見つからないんだよね〜
場所を移動するほどではないんだけど、なかなか喰ってこない。
着底すぐにアタる事はまずなくて、スンスン…と小さく大人しく誘って、ステイさせると3秒後くらいにやっと喰ってくる感じ。
だから、次を見つけるのに時間がかかる。
でも、ホットスポットが見つかればそこそこサイズも上がってきたりもする。
このサイズならOK
本日のハゼは気まぐれらしく、さっき誘って空振りだったスポットでも、もう一度やってみると喰ってくることもある。
なので、繰り返し、繰り返し攻めると釣れたりもする。
んで、本日はタチが悪い事に、良型に限って居喰いが多い。
2mくらいの短い竿なら居喰いのアタリも取れるんだけど、4.5mの竿で居喰いなんて取れやしない!
なら何で釣れるの?なんだけど、居喰いに気づかずとも、ハゼは餌を咥えているもんだから、スンスンと動かそうとすると仕掛けが動かない。
「あ〜、そういうことね!」とやっとココでアワセを入れる事になる。
この『ゼロサム初梅』という竿は柔らかい故に、違和感なく餌を喰い込んでいるらしく、こんな釣り方も出来るらしい。
コイツも居喰い
コイツも居喰いで釣れた
んで、深場で釣ってるもんだからゲストも登場。
キビレの稚魚
が二連続
針に掛けた途端にナイスな引きをするんだけど、明らかにハゼとは違う挙動をするからガッカリなんだよね。
釣り船が通り過ぎる時間帯になり、小休憩。
この時点で65匹と厳しいハゼ釣りなのでした。
まぁ、まだマシな方かな?
休憩しながら作戦タイム。
相変わらず【夕やけなぎさ】は釣れて無いようで、常連たちがズラリと並んでいるんだけど、なんで釣れないところでやってるのか不思議だった。
まぁ、こちらは問題外だが、先程の【はぜつき磯】に戻るべきか、【しおじ磯】に移動すべきか?
まだ今季の【しおじ磯】は安定しないから、実績で考えれば先程の【はぜつき磯】に戻るべきなんだけど…
もぐもぐタイム中考えてたんだけど、結局【しおじ磯】に移動することにした。
分かりきった実績よりも、もしかして!の希望にいろんなところを膨らませたほうが楽しいじゃん!
やって来たよ【しおじ磯】
こちらもそこそこのハゼ釣り人が居るんだけど、釣れてる雰囲気は無い。
こっちは日向か…
まぁ、水の色がこれまた泥だから、釣れないのかな?
うわ〜泥色
こちらでも当然ながら深場エリアにて。
ココはオッサンお気になエリアなんだけど、4.5mの竿でやるのは初めてで、【しおじ磯】が釣れるようになったら4.5mでやってみたい!と思っていた。
念願かなったんだけど、何もこんな日にやらなくても…、という気がしないでもない。
泥水に向かってブ〜ンと第一投。
ス〜っと仕掛けが落ちてゆくが、さすが深場。
水深は2.5m以上はある。
スンスン…と誘うがアタリなし!
あちゃ〜!やはり厳しいのかな?と思ってたら、クン!とアタって来た!
やはり小ハゼのアタリなんだけど、アタって来たからにゃ〜釣り上げます。
やはりこのサイズ
ここからが入れ喰いタイムが始まる。
狙いのスポットに落とせば、着底と同時にアタって来る。
ほぼ誘わずともアタって来るから、ハゼのやる気はあるようだ。
ただ、サイズが小さいんだよね〜
上がってくるのが10cm弱が多い。
まぁ、このエリアは元々小さいのが多いから、コレは分かっちゃいたんだけどね。
コレくらいがスタンダード
とは言え、ポンポン釣れるし、針に掛けると深場で暴れるから、ソレを抜き上げるのは面白い。
入れ喰いとは言うものの、長竿でやってるから手返し良くとは言えないが、それでも1ヶ所から10匹くらいは釣れる感じ。
たまにはそこそこサイズも上がってくる。
このサイズを深場から抜き上げるのは楽しいね
んで、当然コイツも喰ってくる。
コッチでもかよ!
一応、深場エリアをひと通り釣り歩いたけど、やはり釣れる箇所は決まってくるかな。
もう少しすれば【しおじ磯】全体でも釣れるようになると思うので、またソレも楽しみにとっておこう。
まだまだ釣れるけど、もう暑いしタイムアップにて納竿。
【しおじ磯】では60匹程度と、サイズは小さいけど数は釣れました。
サイズはともかく数は上がった
っという訳で、本日は【はぜつき磯】と【しおじ磯】で4時間半ほどで126匹と4.5mの長竿での釣りの割には数は上がったと思う。
常連たちは「釣れないよ〜!」と言ってたけど、こんな泥水の日に短い竿じゃ厳しいわな。
好みもあるんだけど、2m程度の短い竿で釣れ続ける日なんて滅多に無いんだから、長い竿も持参するべきだと思います。
短い竿を使って浅場で手返し良くの釣りと、長い竿で深場から暴れるハゼを抜き上げる釣り。
どちらも楽しいので、どちらに偏ることなくやってみることをオススメします。
結局、本日は『ゼロサム初梅450』で一日やり通しました。
その日やその時に寄って違うんだけど、本日は3.5mの竿の方が釣れやすいと思ったし、ハゼがアタって来るエリア帯も3.5mの竿で十分届く感じだった。
とは言え、この竿に早く慣れたいという気持ちもあって、やり通しました。
「同じ竿で1,000匹釣らないと、その竿の本当の良し悪しは分からない」とある名人が言ってたが、本当にそうだと思う。
しかし、4.5mの長い竿を片手でヒョイヒョイと釣りが出来るのって、改めてスゴいことだと思います。
たぶん、この竿って端から見ると4.5mの長さに見えてないんだと思う。
しかし、クセが強いこの竿を早く使いこなせねば!とちょっぴり焦るオッサンなのでした。
『ゼロサム初梅450』の詳しくはこちら>>>「ハゼのミャク釣りに使う高級長竿(4.5m)を買ってしまった!」
ちなみに『休日だし。えびver.』の効果はと言うと…
別によ〜分からんな!といった感じ。
ただ、塩が入っているから、ホタテ餌がちょっとひき締まって使いやすくなったくらいかな。
えびの臭いはけっこう強いから、全くの無駄というわけでもないとは思うけどね〜
次の記事>>>「2024年11回目の夏シーズン東京ハゼ釣りは腹痛の中…」へ
オッサンが毎回ハゼサイズの計測をしているハゼスケールの販売を始めました。
結構お問い合わせを頂いてて、んだば!商売しちゃおっかな〜って思ったんだけど、実際に売るとなると、材料確保が面倒臭かったり、製作にとても気を使うやらでテンヤワンヤ…
正直、利益なんてほとんど無くて商売になりませんが、もしよかったら覗いてみて下さい。
販売しているのは、オッサンがいつも使っているスケールに改良を加え、なるべく丁寧に作っているので、幾分マシだと思います。
売り切れだったり、怠けて作ってなかったりで、売ってなかったら申し訳ないです。
なるべく頑張って製作します。