2024年7月28日。
2024年夏シーズン11回目のハゼ釣りに行ってきました。
釣り場:大井ふ頭中央海浜公園【はぜつき磯】
天気:晴れ
釣行時間:5時30分くらい(潮位:75cmほぼ干潮)〜9時00分くらい(潮位:153cmほぼ満潮)小潮
釣果:マハゼ148匹(8cm〜12cm)
竿:3.5m(清流X)
道糸:ナイロン0.8号
ハリス:ホンテロン0.6号
ハリ:袖スレ1号
オモリ:自作Fe(鉄)オモリ。1号相当の重さ
エサ:ベビーボイルホタテ
ハリス3cmの胴付ミャク釣り仕掛け
誰にでも経験あると思いますが、突然襲ってくる謎の腹痛。
さっきまではな〜んともなかったのに、突然下腹を突き上げてくるような重量級の鈍痛。
冷や汗をかきながら、その原因を突き詰める。
「晩御飯の食い合わせでも悪かったのか?」
「なんか悪いもんでも拾い食いしたのか?」
「妻に毒でも盛られたのか?」
思い当たるフシがあるだけに、その原因の追求は困難を極める。
このように、何の前触れもなく襲ってくる腹痛。
コレが自宅にいるときなら対処のしようがあるが、往々にして、外出している時に強襲される事が多いから手に負えない。
しかも、のっぴきならない状況の時に。
大事な会議中、通勤ラッシュの電車内、お盆の帰省大渋滞の高速道路上etc、etc…
「なんで今このタイミングで!?」
最悪のバッドタイミング!それが腹痛という野郎だ。
腹痛の一番の問題点は、腹が痛いだけでは済まない点である。
痛みだけなら、その場で耐えていればそのうちに治まる事もあるが、そうはいかないのが腹痛の恐ろしいところ。
つまり、腹痛=トイレにダッシュ!という図式。
腹痛のウェーブに瞬発力があればあるほど、その波はビッグウェーブになりやすい。
意識が朦朧とする中で、ある一点(トイレ)だけを血眼になって夢中に探し求める。
コレがすぐに見つかれば問題解決だが、なかなか見つからないんだな〜
もう恥も外聞もなく、冷や汗をかきながらそこら中の人に訪ね歩き、やっと辿り着いた桃源郷と思いきや、トイレの表示錠はレッド!
万が一の望みを託してドアをKnock!kcock!
こっちとしては普通にドアを叩いているつもりだけど、この場合はきっと強打になってると思うし、その方が気持ちが伝わるだろうて。
しかし、無常にもノック返しのお返事が…
「早く出てこいや!ブチ◯すぞっ!」
心の叫びとは裏腹に、なかなかドアは開かない。
もしくは入口に『トイレ清掃中 ご協力お願いいたします♪』の立て札。
「協力なんぞできるかぁ!こちとら、それどころじゃねぇ〜んだよ!」
「こんな時間にチンタラやってんじゃねぇ〜よ!」
無理を承知で、掃除のオバチャンを説得。
しかし、死んだ魚の眼で「今掃除してるから、他でお願いしま〜す」とこちらの緊急を全く意に介さないオバチャン。
ここで重大な決断を強いられる。
留まるべきか、移動するべきか…
この決断が今後の人生を左右すると言っても過言ではない。
どちらにせよ、万が一メルトダウン!した日にゃ〜、人生の黒歴史確定である。
恐らく、その場の周りの人は全員他人で、もう二度と出会わないから傷は浅いだろうけど、思い出したくないその事実だけは自分の中に永遠に残る。
誰にも言えない秘密のサムシングとして、墓場まで持って行くことになるのだ。
もう7月も最終週。
あっという間に時は過ぎてゆくが、この厳しい暑さはまだまだ続きそうだ。
寝苦しい夜を超え、オールナイトでエアコンを稼働してるもんだから寝起きが悪いし、身体もダルい。
「今日もハゼ釣りか…」
身体にバラ鞭打って起き出す。
自宅のドアを開け早朝の爽やかな空気で深呼吸!っという事は全くなくて、既に外の空気はムア〜っとどんよりしている。
「今日もこのクソ暑さか…」
愛車を漕ぎ出し、いつものハゼ釣り場へ向かう。
夜がほのぼの明けてきて、街灯がひとつまたひとつ消えてゆく時間帯。
いつもの橋へ差し掛かる頃には、空は明るくなっていた。
釣り場を見渡すと、既に10人くらいのハゼ釣り人。
半分くらいは知っている常連たちらしい。
みんな早いな〜
釣り場脇を通り過ぎながら、常連たちにハゼ釣りの塩梅を伺うが、「今、来たばかり!」で釣れるのか釣れないのか、イマイチ分からない状況。
水の色は澄んでいるので、悪くはなさそうだけど。
釣れる!とも言い切れない雰囲気
ハゼ釣りはしないけど【夕やけなぎさ】の様子も見に行ってみると、こちらはもっと釣り人がいたけど、竿が上がってないな〜。
人は多いけどハゼは…
ちょっと迷ったけど、まずはオッサンのお気になエリアに移動する。
やってきたのは【はぜつき磯】のいつもの深場エリア。
さあ、まずは釣りの準備から!と思ったけど、やはり先に行ってこよう!
愛車を漕いでいる時からムズムズ違和感があった。
何度かの波があったんだけど、その波がちょっと大波になってきたので…
つまり、腹が痛いのである。
寝ている時はエアコンをつけっぱなしだから、身体が冷えたのかな〜?
ビッグウェンズデーまではいかないが、稲村ジェーンくらいの波はあるだろうて。
まずは公園内のトイレに駆け込む。
まだ新しいトイレだから気持ちが良いし、尻洗浄機付きだから快適だ!
日本の公衆便所は、その清潔さでインバウンドの外人観光客に驚かれるが、こんな場末の公園内のトイレでも尻が洗浄できるんだからたいしたもんだ!
後腐れの無いよう、いつもよりも勢い良く洗浄し出し切る。
ひと仕事を終え、ハゼ釣りへリターン。
まずはまだ凍っているホタテの解凍から。
水に浸けるのが一番早い
本日の竿はダイワ『清流X 硬調35』
ここ2回ほどは、長竿といえば『ゼロサム初梅450』を使ってたんだけど、狙い地点に落とすにはちょっと長くて、竿先を上げたり、斜めに方向に落としたりで対応していた。
なので、本日はちょうど良さそうな3.5mの竿にて。
久しぶりに登場
仕掛けはいつも通りのミャク釣り仕掛け。
コレだけは変わらんな〜
しかし、改めて画像で見てもオッサンの手が汚いな!
手の皮がベロベロに剥がれてます。
一年に数回あるんだけど、このように手の皮のほぼ全体が剥がれるんですよ!
何でだろう?
オッサンは手を酷使する仕事をしているからカモ。
オッサンはこの現象を脱皮と呼んでます。
脱皮したからと言って、フリーザ様のように形態が変わるわけじゃなくて、オッサンはオッサンのままなんだけど…
また脱皮が始まった
痛みがあるわけでもないから、クリームだけはマメに塗って放って置くと、そのうちに治るから医者にも行かないが。
やはり、『ドモホルンリンクル』は肌に合わないのかな?
次からは、『コスメデコルテ』あたりにでもしようかな?
と、ニベア(青缶)使いの分際で能書きたれるオッサン。
ハゼ釣りの準備しているとホタテの解凍も終了。
解凍完了
さぁ、今日も殺るぞ!じゃなくて、やるぞ!と水に立ち込むと、水が冷たくなくて、ぬるい…
酷暑が続いているので、運河の水温も高騰中らしい。
水がぬるくて気持ち悪い
「んだよ!せっかく冷たい水を期待してたのに…」
ただ、本日はちょっと濁っているけど、いつもよりは水が澄んでいるので期待はしている。
まずは第一投。
ブ〜ン!と思い切り沖へ落として軟着底。
スンスン…と誘うんだけど、アタらないな〜
数回入れ直したんだけど、全然アタリがナッシング!
ムムム…、やはり厳しいのか?と思いながら、しつこく手前に誘い続けていると、スン!とアタって来た!
あ〜!こんな手前にハゼが居たんだ!
3.5mの竿を45°くらい上にあげたところでアタって来た。
本日の一匹目
以外に手前にハゼが居て、3.5mの竿だと長くて、2.1mの竿だとちょっと届かないくらいの微妙な距離にハゼが居るらしい。
っという訳で、竿の角度が悪いのでオッサンはプチ移動して、横斜め方向に竿を出す感じにして、今釣れたスポットを快適な角度で狙えるようにする。
オッサンの釣りやすい縦方向の竿角度は、だいたい20°くらい。
自分の釣りやすい縦方向と横方向角度で釣りが出来るように、自分が移動。
コレって仕掛けや釣り方によって人それぞれだと思うけど、周りの人を見ていると、たぶんオッサンは竿を寝かす方かな。
ハゼが喰ってくるホットスポットを見つけても、無理にやりにくい釣り方をするよりも、自分で動いて、やりやすい角度でやった方が釣れるし、バラシも少ないと思いますよ。
ハゼをバラしまくるとハゼが散ってしまい、せっかく見つけたホットスポットが台無しになってしまいます。
やはりマズイんですよ!バラすって言うのは。
まだ、水面近くとか空中で落ちた!なら良いんだけど、アワセてすぐのバラシは、その近所にいるハゼに警戒させるのか分からんけど、喰ってこなくなるんですよね〜
例え喰ってきても、すぐにハゼが小型化してしまう事が多いです。
っという訳で、オッサンの方が移動してそのスポットを攻める。
二匹目はサイズダウン
三匹目はナイスサイズ!
喰ってくるハゼが居る地帯ってその日その時によって決まっているので、ソレが分かれば大きく外すことは無い。
ソコを帯状に攻めると、ほぼ毎回落とす度にアタって来る。
アタって来るからと言って釣れるとは限らないけど、まずはアタらないと話にならないからね〜
っという訳で、ポンポンと調子良く釣り始めるオッサン。
4.5mの竿と違って、3.5mだとアタリも取りやすくて手返しも良い。
オッサン的には、2mくらいの竿と3.6mくらいの竿では、使い心地はほぼ変わらないと思う。
まぁ、使っている竿にもよるんだろうけど、よほど使いづらい竿を使ってない限りは3.6mまでなら遜色なく操作できると思います。
アタリの振動もしっかり伝わってくるしね。
ただ、コレ以上の長さの竿は全然感覚が変わるので、また別の技術が必要になるんだけどね。
なので、2mくらいと3.6mくらいの2本は、最低でも持って来てください。
「釣れない!」って言ってるのに限って、短い竿だけでやってるんだよね〜
潮位によって状況はドンドン変わるんだから、状況に合わせた竿は必要ですよ!
って書くと、「難しいな…」と思われるかも知れませんが、変わるのは自分の立ち位置なんです。
ハゼが居る地帯はそれほど変わらなくて、変わるのは自分が今立っている場所。
潮位が変わると前に行ったり後ろに下がったりと、自分が動くでしょ!
狙う地帯は変わらないんだから、ソコを狙うには竿の長さを変えないと届かなかったりするでしょ!
なので、ソコを狙える竿を使いましょう!というだけの話です。
もうこの時期になってくるとハゼも成長してきて、上がってくるのは10cm前後が多くなってくる。
しかも、丸々と太ってくるのでパワーもついて、針に掛けると暴れて楽しい。
今やっているエリアは深場なので、2mくらいの深場から暴れるハゼを抜き上げるのは「釣りしてるぜ!」と思わせる。
ハゼも大きくなってきた!
丸々とデブって来てるし!
っと調子良く釣っていると、再び稲村ジェーンが襲ってくる。
「せっかく調子良くなってきたのに…」
実は結構前から稲村ヶ崎だったけど、ハゼが釣れてくるもんだから我慢していた。
しかし、さすがにジェーンまで来ちゃうとダメだった!
ダッシュで事を済ませ、釣り場へリターン。
「オッサン珠玉のスポットを誰かに占領されてやしないか?」と気が気じゃなかったけど、戻って来ても誰もいなかった。
いつも不思議なんだけど、ココって釣れるのに誰も来ないんだよね〜
常連は釣れるのを知ってるはずなんだけどね…
まぁ、このエリアは長竿必須だから、ソレを嫌ってるんだろうね。
っと思ってたら、「釣れますか?」とMR氏がやって来た。
「入れ喰いだよ!餌を付けなくてもアタって来るよ!」
釣り人の話に尾ひれは付きものである。釣りだけに…
どうやらアッチの方はイマイチだったらしい。
誰も来ないからアッチでも釣れてたと思ってたんだけど、みんな燻っていたらしい。
MR氏も長竿で調子良く釣り始めた。
いつの間にかH2氏もやって来てたんだけど、H2氏は2.1mの竿だからちょっとハゼサイズが小さいかな。
それでも釣れれば楽しいおハゼ釣り。
結局、朝からこのエリアで釣り続け3時間半ほどで148匹と、まぁまぁ釣れました。
サイズもそこそこだからビクも賑やかだ
本日は竿を変えることなく、清流X3.5mでやり続けました。
竿に張りがあるから誘いやアワセも入れやすいし、何よりも軽いので、この時間中振り続けても腕の疲労もありません。
安くはないけど、お値段以上の秀逸な竿だと思います。
ハゼ釣りシーズンの真夏。
水に立ち込み、短い竿でハゼ釣りを楽しみたい気持ちは分かりますが、ソレでいつも釣れるとは限りません。
ハゼが沖に居ることもありますし、時には長い竿で深場狙いも楽しいですし、深場は良型ハゼも多い。
長竿に慣れると短い竿も操れますが、この逆は難しいかな。
オッサンだって以前は3.5mの長竿で1束超えが精一杯だったけど、今では1束は当たり前のように超えないと釣りに来た意味が無くて、悶々としてしまう。
考えてみれば、今季は2mの短い竿を使ったのは数回程度かな。
もうオッサンの中では、2mだろうが3.5mだろうが変わらないんだよね〜
なんかソレも問題な気がするんだけど…
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オッサンが毎回ハゼサイズの計測をしているハゼスケールの販売を始めました。
結構お問い合わせを頂いてて、んだば!商売しちゃおっかな〜って思ったんだけど、実際に売るとなると、材料確保が面倒臭かったり、製作にとても気を使うやらでテンヤワンヤ…
正直、利益なんてほとんど無くて商売になりませんが、もしよかったら覗いてみて下さい。
販売しているのは、オッサンがいつも使っているスケールに改良を加え、なるべく丁寧に作っているので、幾分マシだと思います。
売り切れだったり、怠けて作ってなかったりで、売ってなかったら申し訳ないです。
なるべく頑張って製作します。