2024年13回目の夏シーズン東京ハゼ釣りは羽田遠征その1

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2024年夏シーズン13回目の東京ハゼ釣りは第1回羽田遠征

2024年8月4日。

2024年夏シーズン13回目のハゼ釣りに行ってきました。

 

釣り場:多摩川【羽田付近】

天気:晴れ

釣行時間:5時30分くらい(潮位:190cm満潮)〜8時00分くらい(潮位:112cm下げ5分)大潮

釣果:マハゼ140匹(8.5cm〜12cm)

 

竿:2.1m(行雲流水と彩峰Uの合体竿)のち3.5m(清流X)

道糸:ナイロン0.8号

ハリス:ホンテロン0.6号

ハリ:袖スレ1号

オモリ:自作Fe(鉄)オモリ。1号相当の重さ

エサ:ボイルベビーホタテ

ハリス3cmの胴付ミャク釣り仕掛け

 

 

今朝、ふと目が覚めると部屋が明るかった。

 

朝なんだから当たり前だけど、今日もハゼ釣りに行くので、かなり早めの朝でなければおかしい。

 

なので、ハゼ釣り日の朝の起床時間は、部屋は暗くなくてはならないのである。

 

つまり早い話が寝坊した。

 

時計を確認すると、もう釣り場にいなくてなならない時間だった。

 

ヤバい!混乱しながらも一瞬考える…

 

 

実は本日のハゼ釣り場は、今季初の多摩川羽田遠征のつもりだった。

 

この釣り場は高潮位限定の釣り場なので、ハゼ釣りが成立する状況が限られている。

 

本日はその状況が揃っている数少ない日程。

 

正直、羽田遠征には時期的にまだ少し早いんだけど、大井ふ頭中央海浜公園の釣り場にも飽きたので気分転換。

 

だけど、しっかり寝坊しちまった!という訳である。

 

本日は大潮で、これから潮があっという間に引き始める。

 

これから自宅を出発し、一番遠い釣り場へ愛車を飛ばすとしても、どれくらいの時間ハゼ釣りが出来るのか?

 

時間を逆算してみると、ハゼ釣りは2時間できれば良い方だと思う。

 

2時間限定のハゼ釣り…

 

果たして、そのためにわざわざ遠くの釣り場へ行く価値があるのか?

 

もう今日は羽田は諦めて、いつもの大井ふ頭中央海浜公園の釣り場へ行くべきではないだろうか?

 

しかし、昨日常連たちに「明日は羽田で爆釣じゃ〜!」っと豪語しちゃったもんだから、ぬけぬけと大井の釣り場に行けないよね…

 

「完熟おやじもすっかりヤキがまわったな…。もう引退だろうよ!」と冷笑されるのがオチだろうて。

 

常連たちの意地悪な冷笑顔を想像すると腹が立ったので、一路、羽田へ向かう。

 

気持ちは急いでるんだけど、愛車を漕ぐ足はチンタラしている。

 

なぜなら、少し前だけど羽田のハゼ釣り場を主戦場としているH氏からの情報によれば、ハゼサイズはまだ小さいらしい。

 

「どうせ釣れても、ハゼは小さいんだろうな〜…」と考えると、気持ちが後ろ向きになる。

 

 

以前、オッサンが釣り場へ向かっている時、釣り仲間と出会って言われた事がある。

 

「本当にチンタラと自転車漕いでるんですね!」

 

そうなんだよね〜

 

まだチンタラしているのは良い方で、わざと知らない道を通って遠回りしたり、人懐っこい野良猫を見つけると自転車を停めて遊んでたりと、登校拒否気味の小学生のようになかなか釣り場へ到着しないオッサン。

 

オッサンが釣り場へ来るのが遅いのは、こんな事情があったりもする。

 

別にハゼ釣りが嫌なわけではなくて、興味が他へ逸れてソレに集中してしまうのカモ知れない。

 

もしかしてオッサンは、ADHDなのかもしんまい。

 

こう書くと本当にソレで悩んでいる方に失礼なのだが、このストレスフルな現代では、ほとんどの人が精神的に何かしらの疾患を持ってると思う。

 

今の時代はいろいろと病名を付けてくれるから、優しい時代だよね。

 

昔だったら、キチ◯イ!とレッテルを貼られてお終いだよ。

 

ところで、この【キチ◯イ】とはどういう意味で、それは一体誰のことなのか?

 

恐らくは、常軌を逸した者、あるいは精神的に病んでいる人を指す中傷的な表現かと思われるが、本当の意味では違うと思う。

 

【キチ◯イ】という言葉を調べてみる。

1-精神が乱れること(人)

2-ものごとに集中すること

 

重要なのは2の部分である。

 

この意味が黙殺されているのは、大変な損失である。

 

ひとつの事に異常に熱中して、人から「□□キチ◯イ!」と呼ばれるなんて素晴らしいことだ!

 

キチ◯イは褒め言葉である。

 

少なくともオッサンは憧れるし、そう呼ばれたいと思う。

釣れるんだけど小ハゼか?

っという訳で、なかなかハゼ釣り場へたどり着けないんだけど、やっと本日のハゼ釣り場多摩川の羽田へ到着。

 

毎年訪れてはいるが、今季初なので新鮮だ!

 

ハゼ釣り人は思っていたよりも少なかった。

 

「やはり、まだ厳しいのかな?」

ハゼ釣り人はわずか5人程度

 

ふと見ると、この釣り場の主であるH氏がいた。

 

サツを交わし、ハゼ釣りの塩梅を伺うが「まだ来たばかりで、よく分からん!」とのこと。

 

ちょっと見ていると釣り上げたんだけど、10cmくらいのハゼだったから、少しは成長しているようだ。

 

んだば、オッサンもハゼ釣りの準備。

 

釣り座は船宿「えさ政」さんの横。

 

オッサンはいつもここらへんを釣り座としている。

 

『釣り座』って船釣り用語だけど、オッサンはこの釣り場では座り込んで釣り糸を垂れるので、釣り座という表現が的確だと思う。

「えさ政」さんの横に居を構える

 

今現在は満潮時間帯からの引き始めで、まずは2.1mの短竿から始める。

久しぶりの短竿

 

ちなみにこの竿には、竿先にステンレスのローリングトップを装着してるんだけど、未だそのメリットはよく分からじ。

良いのやら悪いのやら分からん

 

竿の長さが変わっても、仕掛けはいつもの通り。

この仕掛けはいつ何時でも同じ

 

餌は小ハゼを想定していたので、ベビーボイルホタテ一択。

ホタテなら間違いないっしょ!

 

付けるホタテはこれくらいの大きさ。

これくらいのサイズで餌つけ

 

オッサンは大きめにホタテを付けています。

 

大きい方がハゼがすぐに喰ってくるし、針に掛けると暴れて、ホタテが水中で派手に散るから良いコマセになるでしょう。

 

ハテ?これは何でしょう?

ハテ〜?

 

まぁ、見ての通り水汲みバケツですが、穴開きのフタを付けました。

 

オッサンはこの釣り場では釣れたハゼをこの水汲みバケツに入れておくのですが、バケツに入れたハゼが脱走して飛び出してしまうのでフタを付けました。

 

ただのフタだと釣れたハゼを入れるのに邪魔なので、真ん中にスリットを入れた穴を開け、そこからハゼを挿入する仕様になってます。

フタは脱着可能

 

さぁ、釣るぞ!っと座り込む。

 

先述の通り、オッサンはこの釣り場では座って釣りするもんでね。

座って釣りが出来るから楽ちんだ

 

まずはコンクリート護岸のヘチ近くに落とすが、短竿は久しぶりなもんで長竿との感覚の違いにちょっと戸惑う。

 

「あれ?2.1mの竿ってこんなに短かたっけ?」

 

スンスン誘うんだけど、数cm程度動かすつもりが10cmくらいズレて、大味な誘いになってしまった。

 

ソレでも待っているとクン!とアタって来た。

 

そのアタリ方から小ハゼのようで、やはりまだ羽田のハゼは小さいのかな?

 

次で釣り上げたが、やはりなサイズ。

う〜ん、やっぱりこのサイズか…

 

穴開きバケツに投入。

こんな感じ

 

ハゼサイズはまだ小ぶりだけど、一か所に塊っているようで連打が始まる。

 

んだけど、ハゼは10cmに満たない小ハゼばかり。

 

やはり、この釣り場はお盆明けからかな?

もうひと超え欲しいな〜

暑い時は早く撤収すべし!

どこでもアタって来るわけではなくて、アタるスポットは探さなきゃならないけど、ハゼの活性は良いので、ホットスポットを外さなければ着底すぐにアタって来て連打が始まる。

 

潮はドンドン引いているから時間との勝負で、まずは手前のコンクリ護岸の脇から攻めているんだけど、オッサンの釣り座の左右両方でしっかりアタって来るからありがたい。

 

釣り開始から30分ほどは、10cm弱のハゼばかりだったけど、潮の流れが良くなっているのかハゼのサイズがアップ!

お!サイズアップし始めたぞ!

 

ここからオッサンのやる気もアップ!

 

短竿にも慣れてきたので、狙いに寸分違わず落とすと誘わずともグン!と持っていかれて自動的にハリ掛かり。

 

まぁ、この派手なアタリは小さめのハゼで、もっと良型ハゼのアタリは竿先をわずかにスン!と1cmほど拝ませるおとなしいアタリ。

 

なので、仕掛けが着底した時には、既にこの僅かなアタリが取れるように準備が出来ていなければならない。

 

たぶん、どんな釣りモノでも数釣りをする時は、この準備がキモになると思う。

 

数釣る人って、ほとんど誘わずとも釣ってるからね〜

 

魚が喰ってくるスポットや棚に正確に落とし、僅かな前アタリで確実にフッキングさせる。

 

下手な人ってこの準備が出来てないから、一生懸命誘わなきゃならなかったり、アタリに気づかずにいて、餌を取られてもソレにすら気付かないもんだから、無駄に時間を浪費する。

 

魚が釣れる時間帯って限られてるから、その時間内でいかに釣りまくるか?が大きく釣果に影響します。

 

ハゼのサイズが10cmを超えているし、ここのハゼは丸々と太っているので、針に掛けるとそのパワーで暴れまくり、道糸がヒュンヒュン鳴って楽しい!

ハゼが太ってるからパワーもある!

 

オッサンのお手々がフル回転でハゼを取り込んでゆく。

 

なにせ、潮はみるみると引いているもんだから、いつパタリと釣れなくなるのか?時間との勝負である。

 

ところが、この釣り座の欠点が船宿のすぐ横ということ。

 

船宿だから釣り客がやって来る。

 

しかもこの「えさ政」さんは、大型船を何艘も所有しているから釣り客も多い。

 

その釣り客達が、オッサンのすぐ脇を通過しながらゾロゾロと船に乗り込んでくる。

 

船に乗るほどのお金持ち達を横目に、オッサンは貧乏臭いハゼ釣りをする、格差社会を地で言うような景色。

 

しかし、沖釣りをするくらい釣りに興味があるからだろうか、貧乏臭い人間に対する哀れみからだろうからか、オッサンに声を掛けてくる人もいる。

 

「何が釣れるんですか?」

「ハゼです!」

「釣れますか?」

おもむろにバケツのフタを開けるオッサン。

「ほほ〜う、釣れてますね!餌はなんですか?etc、etc…」

 

こんなやり取りが何度も繰り返される。

 

釣れる時に限って繰り返されるこのやり取り。

 

”こちとらの釣れる時間は限られてるんじゃ〜!ど〜せ教えてもハゼ釣りなんぞやらんだろうが!”と心で絶叫するが、外面が良いオッサンは親切丁寧に対応する。

 

 

しかし、時間が経つに釣れてギンギンに暑くなってきた。

 

しかもこの釣り場には日陰がほぼ無くて逃げ場もないし、尻の下はコンクリ護岸なもんだから下からも暑い。

 

上下からの熱射攻撃でオッサンがグロッキーするか?潮が引き過ぎて釣りにならなくなるのか?

 

どちらにせよ、残された時間はあと僅かだろうて…

 

 

ちなみにこの釣り場では、先程の水汲みバケツの他にいつものビクも持って来ています。

 

っというのも、水汲みバケツだけだとハゼが酸欠になるし、この暑さでバケツ内の水がすぐにお湯になるので、ビクを多摩川に吊り下げておき、頃合いを見計らいながらハゼをそちらに移しています。

 

 

無慈悲にも潮は下がり続け、2.1mの短竿ではアタリが遠のいて来たし、釣れるハゼも小ハゼばかりになってきた。

 

どうするべきか?

 

この事態を想定して3.5mの長竿も持ってきてはいるので、長竿で沖を狙えばまだまだハゼは釣れるハズ。

 

しかし、このクソ暑さでオッサンもオーバーヒート目前だ!キリの良いところでぶっ倒れる前に撤収するべきでは?

 

しばし葛藤するが、おもむろに長竿を取り出す。

 

毒を喰らわば皿まで!

 

多摩川の藻屑になろうとも、ハゼが釣れる限りは釣りを続行するべき!

 

たぶんこの時は、暑さで冷静な判断力を失ってたんだと思う。

3.5mの長竿登場!

 

沖を狙えばまだハゼは釣れる!

沖にはまだこのサイズがウロウロしている

 

さすがに短竿のようにポンポンと釣れる訳じゃないけど、それでも針に掛かれば良型サイズで、長竿が軟らかい竿なもんだから、ハリ掛かりさせるとグルグル円を描いて暴れまくって楽しい!

 

長竿で釣れたのは僅かに20分くらいかな?

 

もう足元は水が無くなり陸地になるくらいに潮が引いてしまい、アタリもほぼ無くなった。

 

ハゼが入ったビクも十分に水に浸からなくなり、このままでは全滅になってしまうので納竿。

 

2時間半ほどで140匹と短期決戦でした。

皆さん元気にお帰りになりました

 

惜しむらくは、寝坊しなければ確実に2束はいったと思う。

 

この釣れ具合と内容なら、もうこの釣り場でも楽しいハゼ釣りが出来そうですね!

 

まぁ、釣れる状況が限られるから、状況をみながらまた来たいと思います。

 

しかし、暑かったぁ〜!

 

どこにも逃げ場がないから、暑さ対策って言ってもやりようがないよ!

 

せめて立って釣りすれば、尻の暑さは免れる程度か?

 

 

今日は水に立ち込む前提ではないから、日焼け対策で長ズボン履いてたんだけど、サンダル履きだったから足首が盲点でしっかり焼けた。

日焼けで痛くなりそうだな〜

 

帰り際、少し下流の釣り場の様子も見てみる。

 

かつて、ハゼ釣りのメッカだった海老取川との合流部。

 

ここらへんは、しばらく護岸工事をしていて、まだ完全ではないけど一部ハゼ釣りも出来るようになっていた。

まだこの柵はあるんだ

 

最終的には、海老取川沿いには柵が並んで立つらしく、たぶん柵を挟んでハゼ釣りは出来そう。

 

ただ、一度破壊された釣り場が回復するには、かなりの時間が必要だと思うよ。

ハゼ釣りはできそうだけど…

 

合流部の出島にはハゼ釣り人がいたけど、釣れてなさそうだった。

 

まぁ、釣れない時間帯だったからだろうけど、この釣り場で唯一立ち込んで釣りができるから、暑さをしのぐには良いかもね。

水に立ち込めるのはありがたや〜

 

ここらへん一帯は、派手に護岸工事をやったもんだからかつての釣り場では無くなったけど、元々はハゼ釣り場としてのポテンシャルは高かったから、その内にまた釣れるようになると思います。

 

オッサンも頃合いを見計らいながら、いろいろ調査をしてみようと思ってます。

 

 

次の記事>>>「2024年14回目の夏シーズン東京ハゼ釣りは第2回羽田遠征」へ

 

 

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