ハゼのミャク釣りに使う高級長竿(4.5m)を買ってしまった!

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ハゼのミャク釣りに使う長竿を買ってしまった!

昨今は大増税、値上げラッシュ、ヤクルト連敗など、のっぴきならないこのご時世。

 

普段は爪に火をともすような倹約生活や、貧しく苦しい生活を余儀なくされている方が大多数だと思う。

 

とは言え、このような苦しい生活においても、誰にでもひとつくらいは見境なくお金を注ぎ込むモノやコトがあるもんで…

 

趣味やギャンブル、はてまた姦通行為など、浪費のアウトバーンのスイッチは人によってそれぞれ。

 

頑張ったご褒美程度ならカワイイもんだが、場合によっては人生終了な金額に膨れあがることもあるから油断ならない。

 

普段から節制して暮らしているからこそ、一旦タガが外れるとヤバくなる事も多いのだろうて。

 

社会の底辺で辛うじて生きているオッサンにもそんなモノは存在するが、さすがに見境なくというわけにもいかない。

 

それでも我慢のタガが緩んでしまう事も少なくない。

 

もうご想像がつくと思いますが、オッサンの場合は釣りである。

 

ひとくちに釣りと言っても、釣りものによってフィールドや釣り方、使うアイテムなどによって、それに注ぎ込む労力やマニーが大きく変わる。

 

電気的アイテムを使っての沖釣りなら頑張ればまだなんとかなりそうだが、大海原を舞台に漢(おとこ)の浪漫系ともなればプレミアムなコミッションは免れない。

 

まぁ、オッサンなんてチャリ圏でのハゼ釣りだからあぶく銭程度だけど、それでも長く続けているとそれなりのアイテムが欲しくもなる。

 

「ハゼ釣りなんぞで金かかるか?」と思われるかも知れない。

 

近所の釣り場で、餌さえ付てりゃ〜誰でも釣れるじゃん!と思われている、手軽な釣りものの代表格なハゼ釣り。

 

安くあげようと思えば100均でも揃ったりするんだけど、釣れるのと釣るのとは別のお話。

 

人様よりも釣りたいと思えば、それなりの装備と知識、経験が必要になるのは、どんな釣りモノでも同じ。

 

そりゃ〜和竿とかに手を出せば、かなりの出費になるけれど、それなりに楽しい想いをしたけりゃ〜、それなりのアイテムは必要になりますよ!

その名は『ゼロサム初梅450』

ハゼ釣りにおいて、最も大事なアイテムが竿なのは間違いない。

 

ここで言う”竿”とは、投げ竿ではなくて、リールを使わない”のべ竿”なのは言うまでもない。

 

オッサンの場合は、浮きを使わないミャク釣りになるので、竿の性能が釣果を大きく左右する。

 

今までも様々な竿をお試しし、お蔵入りやテナガエビ釣り用に格下げとなった竿も少なくない。

 

長年のオーディションにて、晴れて一軍の地位をゲットしている竿も既にあるんだけど、それでも十分なラインナップとは言えない現状。

 

実は、今までは4.5mクラスの長い竿を持っていなかった。

 

3.6mまでは持っていたのでとりあえずはソレでしのいでいたのだが、「ハゼが居るのは、もうちょっと沖なんだよな〜」と思うことが多々あった。

 

「もっと長い竿があれば攻められるのに…」

 

しかし、4.5mの長さののべ竿ともなると、長くて重くなる。

 

先述の通り、オッサンのハゼ釣りは浮きを使わないミャク釣りなので、道糸のテンションを微妙に張ったまま、繊細な誘いやクイックなアワセを入れなくてはならない。

 

長さはともかく、竿の重量があるととてもやってられない作業だぞ!っと、今ひとつシビレのないまま3.6mの竿で我慢していた。

 

 

しかし、Xデーは訪れる。

 

ある日、いつものようにネットでウィンドウ・ショッピングをしていると、『こんなおすすめ商品、どないでっか?』と頼んでもいないおすすめをご紹介してくる。

 

いつもだったら、おすすめの押し売りには目もくれないんだけど、ふとある商品に目が留まる。

 

それは、ある竿のオススメ。

 

やはり自分の趣味に関連するものには、心が動いてしまう。

 

コレが『ゼロサム初梅450』との出会いである。

 

なんでも、現在売られているハエ竿の中でも最軽量!という謳い文句。

 

オッサンの釣りはハエではなくハゼなのですが…、っという突っ込みはナシにしても、4.5mの長さののべ竿で40gという驚異的な超軽量竿だ!

 

4.5mの竿のくせに、オッサンが持っている3.5mの竿よりも軽いとは、一体ど〜なってんの?

 

良いな〜!この竿。

 

コレならミャク釣りも楽々出来るだろうな〜

 

メーカーも『宇崎日新』と決してメジャーではないけど、目的とコンセプトがハッキリしているアイテムを作る決め打ちの釣具メーカーというイメージ。

 

オッサンも持っているのべ竿『軽極ハゼ』を作っているメーカーでもある。

 

んで、気になるお値段はというと…

 

はぁ!?

 

っと、お話にならないスペシャルプライス!

 

天才外科医のブラック・ジャックがふっかけてきそうなお値段だった。

 

話にならん!とすぐに画面を閉じたんだけど、気にはなっていた。

 

それから3日連続で『ゼロサム初梅』のショッピングサイトを開き、後は購入するボタンを押すだけで迷っていた。

 

「たかがハゼ釣りにこの値段を出すのか?出せるのか?」

 

「しかし、何の為に毎週のようにハゼ釣りしてるの?楽しい想いをするためでは?」

 

「しかし、現実的にそこまで出費できるのか!キリがないよ!釣りが出来るだけでも幸せじゃん!」

 

「でも、このままでは同じ事の繰り返しでは?迷っているうちにハゼ釣りシーズン終わっちゃうよ!」

 

「いやしかし…」

 

迷いに迷った挙げ句、ついに目をつぶって購入するをポチっとな!

 

また、やってしまった…

 

もうここまで来ると心のなかでは買うのはもう決めていて、あとは誰かに背中を押して欲しいだけだったんだと思う。

 

結局は、自分で自分の背中を押したんだけど、分かりきった既成の現実よりも、まだ見ぬ世界への好奇心が勝ったんだと思う。

 

別に、人間国宝が作った何十万両の和竿を買えというわけではないし、このくらいの値段なら、毎月のように大人買いしている『紋次郎いか』を我慢すればなんとかなるだろうて。

 

っと自分を納得させ、「今後しばらくは、締まった生活をせねば!」と心に誓うオッサンなのでした。

 

早く来ないかな〜!

やって来たよ!高級竿

昨今のネットショッピングは、親切というか用心深いというか…

 

購入ボタンを押すと「ありがとうございまふ!」と、『注文内容のご確認』というタイトルの念押しメールが返ってくる。

 

その後、『発送しましたメール』→『お荷物お届け日時のご案内メール』→『本日、お荷物お届けしますメール』を経て、最後は『配送完了メール』が来る。

 

まぁ、よくこれだけのメールを乱発するものだと呆れるが、問題は最後の完了メールである。

 

コロナ禍以後、人と人の接触を避ける為に『置き配』という制度が当たり前になったけど、配達完了しましたぁ!と画像付きで送って来られても、平日昼間とか誰も家に居ない時だと、こちとらは何も対処しようがないじゃん!

 

誰かに持って行かれたらどないすんねん?

 

玄関先に捨てるように置かれた荷物。

 

どう見ても置き配されたブツ。

 

「何か香ばしいブツが入ってるんじゃね?」と、怪しい魅力を放っている段ボール箱。

 

その家の家族構成や家人の趣味、懐事情までもが荷物ひとつで分かってしまうのである。

 

当たり前のように普通に玄関先に置いてあるんだけど、果たして持って行かれないのかね?

 

日本はもう平和な国ではないんだから、昔のような性善説は通用しないよね〜

 

万が一盗まれたら、発送元や受取人にも責任があるみたいだけど、置き配一択だと責任って言われてもどうしようもないよね。

 

置き配されたくない至極プライベートなブツだったり、高価なブツだってあるだろうに…

 

宅配業者さんには悪いけど、もし選べるなら置き配は嫌だな〜

 

そんなに心配なら、営業所やコンビニ受け取りとかにすれ!なんだけど、会員にならなきゃだったり、受取り手続きが面倒臭かったりするじゃん。

 

っという訳で、オッサンが大枚はたいて購入した『ゼロサム初梅450』は、玄関先に捨てるように置かれたのでした。

 

配達完了メールがスマホに届いたんだけど、運悪く自宅に誰も居ない時だった。

 

「なんてこったい!盗られる!」もう気が気じゃないオッサン。

 

仕事なんてやっとる場合ではないので、ちょいとばかり失敬して自宅へダッシュ!

 

置き配を無事保護したのでした。

 

 

仕事を終え、自宅でゆっくりと保護した荷物を開けてみる。

 

『ゼロサム初梅450』現物との出会い。

 

さすが高級竿だ!箱がデカい!

間違いなく注文したブツ

 

一番の売りである軽量を全面に打ち出したパッケージ。

 

(約)40gの(約)って…

 

概要はこんな感じ

 

中身は、竿、竿袋、取説、保証書。

まぁ、そうだろうて…

 

竿袋はスウェード調で高級感がある。

さすが竿袋も違うね〜。使わないけどね

 

取説はよく見るやつだが、

 

 

保証書には「免責」が付いてるのね!

 

では、竿の方をば。

「初梅」って何で?

 

持ち手は、オッサン好みの糸を巻いてなくて滑り止め加工してある。

 

同じくメーカーの宇崎日新から出している「軽極ハゼ」にも言えるんだけど、この長さにしては持ち手がちょっち細目かな。

感触は良いけど細目

 

所々の深いワインレッドがアクセント

 

素材の影響なのか?竿がツルツルじゃなくてポコポコしている。

 

カーボン竿ってカーボン繊維と接着剤となる樹脂(レジン)の配合でランクが分かれる。

 

カーボン繊維が多い方がランクが高いんだけど、『ゼロサム初梅』は上から二番目のランク。

 

ちなみに『軽極ハゼ』は上から三番目になります。

表面はポコポコしている

 

 

さすが、先端のゴム栓もちょっと豪華。

ゴールドだよ!

 

でも、ちょっと緩いから落としそうだな…

ちょっと緩くね?

 

トップは回転するローリングトップだけど、オッサン的にはリリアンが回転しても道糸は絡むので、別に必要ないと思ってる。

回転しても絡むんだよね〜

 

下栓にはスポンジが入っている。

 

コレって地味だけど、嬉しい心遣い。

下栓にはスポンジ入り

 

残念ながら、竿の合わせ部には固着防止加工はなし!

 

この値段の竿なら固着防止加工するべきだと思うけどね〜

固着防止加工は無いんですね〜

 

あまりにも最軽量と豪語するので、そこまで言うなら実際はどうよ!と思ったので竿の重量を測ってみた。

 

最初に測ったら、44gだったので、なんだよ!看板に偽りあり!と思ったら、先端のゴム栓ごと測っていた。

ゴム栓入れて44g

 

気を取り直して、ゴム栓を外して計測すると間違いなく40gでした。

お!ピッタリ40g

 

ちなみにオッサン愛用の『清流X 硬調35』は42gです。

こちらは3.5mで42g

 

でも竿の重さって、実際に伸ばして使ってみないと分からないんですよね。

 

竿の重心がどこに来ているかで実際に持っている重さの感じが変化するので。

 

単純に竿の重量が軽ければ、使っていて軽いのか?と言われれば、そうでなかったりする事が往々にしてあったりする。

 

そして、その逆もまたしかり。

 

つまり、実釣してみないと、軽い重いの判断はつかないという事です。

 

なんだけど、重量が軽いに越したことはないけどね。

 

なので、使うのが楽しみだな〜!

 

 

ところで、ちょっと気になったのが竿のネーミング。

 

『ゼロサム初梅』って何?

 

まず『ゼロサム』って、「zero-sum」、「zero」は「ゼロ」、「sum」は「合計・総和」という意味で、つまりは「プラスマイナスゼロ」という概念。

 

釣りでプラマイゼロってなんだろね?

 

考えたんだけど、な〜んも分からんかった。

 

あと『初梅』。

 

なんか、和菓子とか日本酒にありがちなネーミングだけど、のべ竿で初梅って古風だよね。

 

季節の話なのかな?

 

梅の開花と考えると、品種や地域によって違うんだろうけど、開花始めくらいだろうから1月下旬〜2月上旬くらいのことかな?

 

この竿はハエ(ヤマベ・オイカワ)釣りの竿なんだけど、ハエ釣りって7月〜10月くらいの気がするんだけど…

 

ネーミングの由来が全くの謎に包まれた『ゼロサム初梅』

 

果たして、この秘密のベールを脱ぐのはいつになるのか?

 

ハゼを釣ってみればその謎が解けるのかもしんまいが、きっとそんな事も無いと思うが…

 

『ゼロサム初梅450』の実釣テストはこちら>>>「2024年7回目の夏シーズン東京ハゼ釣りは長〜い竿にて」

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