2015年9月13日。2015年11回目のハゼ釣りに行ってきました。釣り場:大井ふ頭中央海浜公園(はぜつき磯)天気:晴れのち曇り釣行時間:6時30分〜9時30分(満潮5:19〜干潮11:24 大潮)釣果:マハゼ157匹(6cm〜12cm 9cmくらいのサイズが多し) ダボハゼ6匹 【今シーズン総釣果:1,315匹】
竿:2.0m 道糸:0.8号 ハリス:0.6号 ハリ:袖1号(スレバリ) オモリ:ナス1号 エサ:ベビーホタテ(一回だけ”釜揚げしらす”)ハリス3cmの胴付ミャク釣り仕掛け
今回は通販で手に入れた袖1号のスレバリ(カエシがないハリ)を使ってみました。
何でスレバリを使ってみたのか?
江戸川でハゼを一日1000匹以上釣り上げる名人がいらっしゃるのですが、その名人の手返しの速さがものすごいのです。
特筆すべきは釣り上げたハゼをハリから外すその速さ。
釣ったハゼを持った時には、もうハリを外しているくらいなのです。
それを見たオッサンは「コレってカエシがついていないハリを使っているのでは・・・?」と思ったのです。※オッサンが勝手に想像しているだけで、実際に名人がスレバリを使っているかは謎です。
カエシがついていたら、ハゼのクチの硬いところにハリが掛かれば1号のハリでもそう簡単には外れません。
スレバリなら簡単に外せるからあの速さはあり得る・・・
オッサンは袖1号のハリを使っていますが、袖1号のスレバリなんて釣具屋さんで見たことがありません。
ベンチなどでカエシを潰すという方法もありますが、面倒臭さから実行に移らず・・・
ところがつい最近、ネット通販にて袖1号のスレバリを手に入れたので今回の実釣に至ったわけであります。
大井ふ頭中央海浜公園のはぜつき磯に到着すると、最盛期とは言わないまでもまぁまぁの釣り人の賑わい。
オッサンのはぜつき磯での釣り場も決まってきました。なぜかここら辺はいつもすいてるんですよね〜
新しい仕掛けを試す時はドキドキワクワクします。
目印に「スレ」と書いてみたが、字が汚いのは生まれつき・・・
先日までのスゴイ豪雨の影響で、ハゼが釣れるかどうかはやってみなければわからないというところ・・・
水もだんだんと冷たくなってきて、もう短パン&サンダルでの立ち込み釣りは厳しい状況。
今までは第一投を入れるとすぐにアタリがあったのですが、今日はアタリが遠い・・・
数回仕掛けを入れ直してやっとアタリが来ました。
本日の一匹目は少し小振りでした
予想通り、スレバリはスっとハリが外せます。
やはりスレバリなら手返しが速くなると確信しましたが、カエシがないので釣り上げたハゼをバラす可能性も高くなります。
果たして今日はどれくらいバラしがあるか・・・
なんて考えていたら、ハゼのホットスポットを発見し、入れ喰いが続く!
これくらいのサイズもしっかりとあがってくるが、スレバリを使っているので、写真を撮るときにハゼが暴れてバレやしないかおっかなビックリ
いつものダボハゼ。当然ながらコイツも勝手に釣れてくる
しかし、今日は南風が強く吹いている。
ミャク釣りの弱点は風が吹くとアタリが取りづらいことだ。
まぁ、風が吹くと釣りづらいのはミャク釣りに限ったことではないけれど、アタリなんだか、風で竿があおられているんだかよく分からない。
それでも何とかアタリを取りながらハゼを釣り上げていく。
最初の1時間で54匹と、悪くわないが良くもない微妙な釣果となりました。
とりあえず一時間のタイムアタックが終了したので、以前から思っていた実験を開始。
ハゼって白いものがくっついていればなんでも喰いつきそうだ!””ホタテがハゼのエサになるんだから”シラス”だって釣れるんじゃね?
ちょうど前日の晩ごはんに”釜揚げシラス”が食卓に上ったので、少々失敬してハゼのエサとして使ってみました。
前日の食卓に登場したシラス。
よく見るとふりかけた青のりが付いていたりする
とりあえずは頭のところにハリをチョン掛けしてみた
さてどうだぁ〜!!!と投入する。
・・・
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・・・・・・・
・・・・・・・・・
まったくアタリなし!
5分くらい粘ったがピクリともこない!!
コレは意外でしたねぇ〜
ホタテほどでないにしろ、少しくらいは反応はあるんじゃないかと思っていたのですがまったく無視とはね。
残念ながら”シラス作戦”は失敗に終わりました
なんでだろ・・・味付けがしょっぱいのか?
ハゼはエサとして魚は喰わないからか?
最近人気が出てきている小型のクランクベイトを使ったハゼのルアー釣り(『ハゼクラ』というらしい)は、ハゼの縄張り意識を利用した鮎の友釣りみたいな釣りらしいから”エサ”としての魚はハゼはご所望ではないらしい。
”ハゼはなんでも喰いつく”というイメージが一新され”ハゼもキチンと考えてるんだな〜”と感心したのでした。
という気分転換の実験をしながらも、根気強くハゼ釣りを続ける。
調子の良い時に限って、船が通過し、波で荒らされてハゼが釣れなくなる・・・
まぁ、これも自然現象だと思って割り切ってマス。
結局、3時間の釣行で157匹と風が吹いて釣りにくい割にはまずまずの釣果でした。
こうやって写真で見るとハゼではなくドジョウに見える
釣ったハゼは親子(お父さんと娘さん)で楽しそうに釣りをしていた方に差し上げました。
オッサンも一度だけ息子とハゼ釣りに来たがそれっきりだな・・・
この親子さんが少し羨ましいオッサンなのでした。
娘さんに「スゴイ!」って言われたけれど、「がんばって早起きして、朝早く釣りをすればこれくらい釣れるよ!」と爽やかなオッサンを演じておきました。
【ハリを外すのが速い】カエシがない分、スっとハリが外せるため時間的にはかなりの短縮になります。
【ハリを浪費しない】カエシがあると、ハゼの口の硬いところやハリが飲まれた時になかなか外れません。無理に外すと袖1号のハリが折れたり、ハリスが切れたりします。
スレバリは簡単に抜けるので、折れやハリス切れがありませんでした。
いつも3時間位の釣行時間ならハリは5〜6本使うのですが、今日は3本と半分の本数で済みました。
【エサを浪費しない】これは思ってもいなかった効果でした。
カエシのあるハリの場合、釣り上げたハゼをハリから外す時に、エサのベビーホタテが邪魔になってハリがよく見えないことがよくあります。
なので、ホタテを取り除いてからハリを外すことが多いのですが、スレバリの場合はハリがスっと抜けるのでホタテが付いたままハリを外すことができ、そのまま釣りを続けることができます。
結果、エサの消費量を減らすことができました。
【指(爪)を傷めない】使うハリが小さいということは細いということでもあって・・・
ハゼからハリを外すときは、ハリを人差し指と親指の爪部分でつまみます。
一回の釣行でそこそこの数釣りをするということは、その数だけハリを外す行為を繰り返すということであります。
ハリが細いので爪と指先にダメージがあり、爪が割れ、指先の皮はボロボロに剥がれてきます。
歳をとると、一週間程度ではこのダメージは回復しないのでシーズン終盤は指先的に厳しくなってきます。(まぁ、ここまでして釣りをするのもなんですが・・・)
しかし、スレバリは軽〜くスッ!と抜けるので指にダメージがほとんど無いのです。
おかげで釣りをするのが楽しくなりました!(って、「今までは楽しくなかったのか?」という突っ込みはナシで!)
当然ながら、長所もあれば短所もあるのが世の常でございます。
もうお分かりかと思いますが、カエシがないのでバラシが発生します。
釣り上げたハゼが手元に来る間や、ハリを外す際にハゼが暴れてピュ!ってハゼが脱走する事がありました。
「カエシがあれば、あればゲットしてただろうな・・・」と思われることが7〜8匹はありましたね〜
まぁ、これはしょうがないですね。
キャッチ&リリースということで勘弁してやるか!
総合的にみるとスレバリはかなり有効だという結論です。
ハゼ釣りのシーズンも終盤ですが、もう少しスレバリの塩梅をみていこうと思います。