2015年10月18日。2015年17回目のハゼ釣りに行ってきました。釣り場:京浜運河-東京モノレール大井競馬場前駅付近天気:曇りのち晴れ釣行時間:7時30分〜10時30分(満潮8:24〜干潮13:53 中潮)釣果:マハゼ20匹(10cm〜15cm) ダボハゼ多数 【今シーズン総釣果:1,613匹】
竿:3.6m 道糸:1.0号 ハリス:0.6号 ハリ:袖1号(スレバリ) オモリ:ナス1号 エサ:ベビーホタテハリス3cmの胴付ミャク釣り仕掛け
今回は新しいハゼ釣り場を開拓しようと京浜運河にやって来ました。
と言っても、いつもの大井ふ頭中央海浜公園は京浜運河に面していて、本日の釣り場のすぐ近くだ。
”開拓”というほど大げさでもなく「お隣り」という表現が正しい。
まぁなんですよ、オッサンの行動範囲は自転車圏内限定なので、遠くになんぞ行かれないのですよ。
ここへ来た理由は”もうハゼは深い方へ移動し始めているので、チョット深さがある釣り場で”という事と”運河に沿ってキレイな護岸が整備されていてるので、お気楽にフィッシングを楽しむには良いだろう”と言うわけなんです。
去年にならうなら海老取川でのハゼ釣りなんですが、今年は海老取川は釣果が良くないらしいので・・・
一直線な護岸が整備されている
さすがに釣り人は少ないので、どこでも好きな場所でできる。
オッサン的には初めて来た釣り場なので一体どこが釣れるのかサッパリ分からん!
真ん中辺りに常連らしき釣り人が溜まっているのが見えるが、オッサンが選んだのは端っこ東京モノレール大井競馬場駅がある橋のたもとだ。
この橋の対岸は東京モノレール大井競馬場駅だ
橋の近くは深さがあると思うし、地形に変化があるのでハゼが寄りやすいと思うし、何よりも遠くのほうに行くのが面倒くさかったから・・・
とにかくこの釣り場は400mくらい一直線なので、まったく取り付くシマがなく、見た目でどこが釣れそうなんて全然わかんない!
柵には立入禁止の標識がありますが、軽く柵を越えてゆくいけないオッサン釣り人。ライオンも怒ってるぞ!
深さがありそうな橋のたもと
釣れそうな気配がプンプン漂ってくる
水が澄んでいるので底がよく見える。
手前の岩場はダボハゼの巣窟と思われたので、岩場と白っぽく見える貝混じりの砂地との境目をめがけて第一投!
深さは1.5mくらいありそうだ。
さすがにこの深さになると1号のオモリもゆっくりと落ちていくので、ハゼには良い誘いになる。
すぐに小さなアタリがあり、鬼アワセをすると10cmくらいのマハゼが釣れてきた。
んが!手元に来る前にハリから外れ護岸の石の隙間に落ちていった。
ハゼは見えるが手が入らない・・・石は大きいので人力では動かない・・・
しかも落ちた所は潮が上がってきそうもないので、残念ながらこのまま干からびてしまう可能性が高い・・・
可哀想なことをしました。
本日はスレバリを使っているからなのか、それともハリ掛かりが浅かったからか・・・
ご冥福をお祈りします。
気を取り直して。次もアタリがあるが今回はいつもの奴がくっついてきた!
シーズン真っ盛りなら「このダボがぁ〜!」と投げつけるのだが、釣れない時にはこんな奴でもアタリがあるだけでもうれしいものだ。(今のところはね・・・)
まぁ、アタリがあるだけでもヨシとするか!
そして連続でダボハゼがあがってくる。
いつもの真っ黒いダボと模様が違う気がする・・・
さらに!3連続でアタリが来たがベビーハゼが釣れた!
こんな時期にもこんな小さなハゼがいるんだなぁ〜。
がんばって冬を乗り切ってくれ〜!と願いを込めて放流する。
こんなシーズンでも赤ちゃんハゼが釣れんだ!
しかし、このポイントは一体なんだ?
アタリがあることはあるがハズレばかりだ。
と思っていたら、やっとバケツに入るサイズが釣れた。
10cmくらいだけど、やっとボウズのがれ!
気になるのが腹が白いハゼということ。
この時期のハゼは成熟しているから、腹が黄色っぽいハズなんだけどコレは白いなぁ〜。
ということは、まだ生まれてからそれほど経っていないらしい。
このポイントではダボハゼの猛攻に耐えながらも、マハゼが忘れた頃にポツリポツリと釣れてくるけど、みんなコピーしたように同じサイズで腹が白い。
一時間で6匹と寂しい結果で釣れるだけマシかとは思うものの、もっとサイズアップしないもんかね!と不満だけが残る。
コピーしたように同じようなハゼ達が釣れた
予想が大きくハズレ、橋のたもとには成熟ハゼがいないらしい・・・
今度は京浜運河の本流で釣り始める。
ここでも狙いは護岸の石と砂地(?)との境目あたりを狙っているつもりだが、京浜運河本流の方はもっと深くて底が見えないからどうなっているか分からない。
ハリスの感触と相変わらずダボハゼがあがってくる様子から判断すると、護岸の石が深い方まで続いているらしい・・・
「3.6mの竿だと短いのか・・・しかしこれ以上長い竿は持っていないぞ!」と、遠くの常連さんの竿を眺めるともっと短い竿を使っている。
「穴狙いなのかな?」と思っていると、いきなり竿が『グン!!』と持っていかれる!
反射的に竿を立てると柔らかい竿がしなって重さが伝わってくる。
しばらく重さを楽しんでから上げると本日一番の大物がキタ〜!
本流一発目のハゼは大物!
実測15cmと思ったよりは小さいが、まるまる太ったメタボ君。良い引きを楽しめました!
京浜運河本流の方はこんなのがいるんだ!
いきなりやる気になったオッサン。
先ほどと寸分違わずポイントを攻めると、小気味よいアタリがきて10数cm級があがってくる。
こちらの方のハゼは腹が黄色くて成熟している
ホットスポット発見!とばかりに攻めるがそれも続かず・・・
メタボ君を含めて4匹で終了・・・
しかし、釣れない時期に同じポイントで4匹も釣れれば上等でしょう。
これをキッカケに何となく京浜運河でのパターンが読めてきました。
陸上からは単調に見える護岸だけれども、よ〜く探っていくと他とは違う深い場所がポツリポツリとあるらしい。
コレが護岸石の隙間なのかどうなのかは分からないですが、そこに上手く仕掛けを落とすとマハゼが釣れてきて、外すとダボハゼがくっついて来る。
底が見えないので本当かどうかは謎ですが、ハリスの感じを見ているとどうやらそんな感じらしい。
という訳で、移動しながらそんな深場を見つけていく。
良い深場スポットに出会うと、やはりマハゼが上がってくる。
ただ仕掛けを斜めに落としたり、チョンチョンと動かしながら誘いを入れるとすぐに根掛かりして仕掛けをロストするので、これは要注意。
まぁ、仕掛けと言ってもオッサンのは単純な胴付き仕掛けなのでオモリがなくなるくらいですが・・・
結局、3つめの仕掛けがなくなったところで終了。
3時間弱の釣行で20匹と予想よりも釣れたし型も良かった。
橋のたもとからじゃなく、はじめから京浜運河の本流でやっていればもっと行けた気がすっぞ!
予想(10匹)よりも釣れてよかった、よかった!
本日探った範囲はたった30m位だったので、また続きをやってみようかな〜と思っています。
「また来週も来ようかな〜」と考えながらの帰り道。
ふと、ある珍獣がいるのが目に留まる。
珍獣発見!
『鵜』だ!
コイツはハゼ釣りをしているとよく遭遇する。
釣っている側で、水中を潜りながらハゼを喰い漁ってくる。
コイツがいるとハゼが散っていくので迷惑なやつだ!
いつもはコヤツがいると追っ払うのだが、今は釣りをしているわけでもないのでどうでもいい。
問題は『何で人がすぐ近くにいる陸上にいるの?』です。
そもそもオッサンが見かける鵜は、水中で潜っているか水面を移動しているかくらいなもんで陸上で佇む鵜を見たことがない。
自転車から降りてマジマジ観察してみると、結構小さい生き物で可愛い顔をしている。目の周りは黄色でパッチリおめめだ。
近づいていっても全然逃げる様子もない。
試しに、おやつのM&M’s(ピーナッツ味)を差し出すとヨタヨタと近づいてきて袋を突っついてきた。
物おじしない奴だ!
さっきのハゼは釣り人に差し上げてしまったので、何か食べられるものをと、エサのベビーホタテを差し出したが喰わなかった。
余ったベビーホタテを差し出してみたが
ご所望ではないらしい。ちなみに写真では一本足に見えるが、ちゃんと二本足なので安心して下さい
どうやらコヤツ、釣り人がくれるハゼが目当てらしい。
近くにいた釣り人からハゼをもらって美味しそうに丸呑みしていました。
ど〜りで人馴れしているはずだ!
もうこの時期では、自分で採るよりも人間からもらったほうが効率がよいみたいだ。
生命の強さと図太さを感じる一場面なのでした。
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