2015年9月27日。2015年14回目のハゼ釣りに行ってきました。釣り場:大井ふ頭中央海浜公園-はぜつき磯天気:曇りときどき小雨釣行時間:7時〜10時(干潮9:59〜満潮17:08 大潮)釣果:マハゼ111匹(6cm〜13cm 9cmくらいのサイズが多し) ダボハゼ7匹 【今シーズン総釣果:1,519匹】
竿:2.0m 道糸:1.0号 ハリス:0.6号 ハリ:袖1号(スレバリ) オモリ:ナス1号 エサ:ベビーホタテハリス3cmの胴付ミャク釣り仕掛け
いよいよ9月最後の週末。
昨年のハゼレポートによると、大井ふ頭中央海浜公園のハゼ釣りは9月の末を最後に10月からは海老取川に釣り場を移動しています。
ということは”今回で大井ふ頭中央海浜公園通いも終了かな〜”と思いながらはぜつき磯に到着。
右を見ても左を見ても釣り人が少なくなったなぁ〜
釣りの準備をしながら周りの釣り人の様子を観察すると、”竿が上がっていない・・・”。
う〜ん厳しいのかな・・・
オッサンの指定席になりつつあるポイントは、少し遠浅になっているのでウェーダーを着込み、水に立ち込んで釣るスタイル。
水に入ると冷たい感触が伝わってきて、もう秋も本番だなぁと感じさせる。
ここらへんは岩が多いので、斜めに仕掛けを落とすとすぐに根掛かりするため、垂直に仕掛けを落とすことを心がける。
必然的に遠目を狙えないので2.0mの竿の長さ以内のハゼスポットを探ることになる。
今日の様子はというと・・・・・全然アタリがない。
真夏ならば船が動き始める前の時間帯はサービスタイムだったりするけれど、この季節になってくると水が冷たいので喰いが悪かったりする。
しかも今日は曇天で今にも雨が降り出しそうな空だ。
ということは今日はおひさまは期待できない。
晴れた日なら、水が冷たい時期はおひさまが当たる場所がハゼスポットになることが多いが今日は厳しいかな。
4回ほど仕掛けを入れ直すと小さく”コツ・・・”と待望のアタリが!
少し喰わせてからアワセを入れると、上がってきたのはコイツ。
定番外道のダボハゼ
一匹目がダボハゼだと気分が一気にメランコリー・・・
気を取り直してアタリのある場所を探すが、少ないアタリを見つけてもあがってくるのはダボハゼばかり・・・
4匹連続でダボハゼがあがってくる・・・
まぁ、岩場のポイントだからダボハゼが多いのは否めないよね〜、と半ばあきらめかけていた時に明らかにダボハゼとは違うアタリがくる。
鬼アワセを入れると!
やっと来たか!
待望の良型のマハゼがあがってきました。
今日のアタリ方は真夏のアタリとは違って、明確なコツ!ではなく”モソモソ”と居喰い系のアタリみたいですね。
まぁ、大型(大井ふ頭中央海浜公園のハゼは大きくないのでこれくらいでも「大型」と分類しています)のアタリは引っ張らないアタリが多いので、このアタリをうまく取れれば大型があがってきます。
今日はかなり渋いので、アタリのあったポイントはしっかりと覚えてピンポイントで狙い撃ちです。
すると今までの渋さがウソのように連打が続きます。
ハゼ釣り開始から10分でツ抜け(10匹)したところで、遠くから嫌な音が聞こえてきます。
「もう来たか!」
そうです船が近づいてきています。
「せっかく良い調子で釣れているのに・・・」
最近この船が一番早く通過する。”警戒船”ではないし何か工事関係の船かな?
今日はウェーダーを着ているので避難することはないが、案の定水中が荒れて釣れなくなった。
「またハゼスポットを探さなくちゃだわ!」
丁寧に探っていくが先ほどの連打はなく、ポツリポツリと単発で釣れてくるだけだ。
しかも釣り船が通過する時間帯なのでひっきりなしに波が来る。
ちょっと休憩を入れて、海が落ち着くのを待つ。
いつものように一時間のタイムアタックをやるつもりでいたけれど、今日はそれどころではないらしい。
海が落ち着いてきたので少し場所を移動しながらハゼポイントを探っていくと、見つけました本日のホットスポット!
水深は20cm位だけれどアタリが止まらない。
サイズは7cmから12cmくらいまでと幅広いが、喰い気のあるハゼが集まっているらしい。
はぜつき磯最大級もあがってくる
このような貴重なホットスポットは大事にしたいので、エサのつけ方を工夫する。
あくまでホタテエサ限定のやり方ですが、エサを3〜4回に一回の割合で通常の倍くらいに大きくつける。
ハゼがホタテに喰いついてブルブルすると、ホタテの繊維が撒き散らされてコマセを撒いたようになり、ハゼが寄ってきます。
大きい餌はハゼを集める用で、通常サイズのエサはハゼ釣り上げ用になる。
「ハゼポイントを育てる」というような考え方ですね。
このポイントでは20匹以上のハゼを上げることができました。
ここまで釣るとさすがにアタリが遠のいたので場所を移動します。
とにかく、釣れなくなったら粘っても時間の無駄なので、すぐに移動というのがハゼ釣りの鉄則です。
少しづつ移動しながらハゼポイントを見つけていきますが、今日はそのポイントがすごくタイトですね。
ハゼ釣りの最盛期は半径40cmくらいと広く、ポイントの数も多いのですが、今日は半径5cmくらいでそこから外れるとまったくエサを喰わなくなります。
なので、かなりシビアな釣りなんですが、しっかりとポイントを攻めれば連打することが可能です。
ここまでピンポイントに攻めれるのは、やはりミャク釣りの強みでもありますね。
ウキ釣りだとゆっくりとエサが流れ落ちるので、喰いの良い時はハゼが追っかけてくるのですが、今日みたいなハゼが動かない時にピンポイントで狙うのは難しいと思います。
近くで釣っていた常連さんから「全然釣れないね〜」とお決まりの台詞が聞こえてくるが、”アバウトに攻めても今日は厳しいですよ!”と心の中でアドバイスを送る。
小雨が降ってきたので休憩していると、隣で釣っていた方から「どうやって釣っているのか?」と聞かれたのでありのままに答える。
まぁ、オッサンが言ったことをすぐに実践できれば苦労はしない。
こちらもダテに毎週のように通って、釣りの技術を磨いているわけではない。※というよりも、どこかに行く金がないのでハゼを釣って気分を紛らわせているというのが本音ですが・・・
その方もしばらく頑張っていたが、その内にいなくなってしまった。
辺りを見回すといつの間にか常連さんたちの姿もなくなり、かなり寂しくなっていたはぜつき磯。
まぁ、今日はひっきりなしに船が通過するし、厳しい状況で諦める気持ちもよくわかります。
しかし、今日は午前9時を過ぎた頃からが勝負だったのだ。
曇天から薄曇りになってきて水温が上がるとともに、下げ潮ながら潮が効いてきているらしくハゼスポットが増えている。
さっきまでは、自分の立ち位置でハゼスポットが一ヶ所あるかないかくらいだったのが、今は数カ所は見つけることができるくらいハゼの活性が上がっている。
ここからエサがなくなるまで一気に数を増やせました。
最終的に3時間弱で111匹と朝イチの絶望的な状況からかなりの釣果になりました。
「人間、辛抱だ!」
今日はここまで釣れるとは思わなんだ。飛び跳ねたハゼが写ってる!
コレ以上のサイズを狙うには今の釣り方では厳しいな
この調子なら、まだ大井ふ頭中央海浜公園は釣れそうだな〜
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