2015年8月30日。2015年9回目のハゼ釣りに行ってきました。釣り場:大井ふ頭中央海浜公園(夕やけなぎさ)天気:曇り時々雨釣行時間:6時〜9時30分(満潮5:25〜干潮11:44 大潮)釣果:マハゼ156匹(5cm〜12cm 9cmくらいのサイズが多し) ベビーハゼ数えきれず(放流) ダボハゼ3匹 イナッコ(ボラの子供)2匹 【今シーズン総釣果:1,008匹】
竿:2.0m 道糸:0.8号 ハリス:0.6号 ハリ:袖1号 オモリ:ナス1号 エサ:ベビーホタテハリス3cmの胴付ミャク釣り仕掛け
先週あたりから、東京は10月の気温だったりして涼しいくらいの陽気が続いています。
お陰様で睡眠時はエアコンを稼働することもなく、タオルケットでは寒いので掛け布団を出しました。
まぁ〜気持よく寝られること!!
暑さが和らぐのは結構なのですが、まだ学生が夏休みだったりするこの時期に、10月の気温というのもかえって不安になってしまいます。
そして、もうひとつの心配事が【これだけ涼しくなるとハゼ釣れるの?】です。
この時期は、例年ならハゼの最盛期になりますが果たして・・・
不安と期待を旨に大井ふ頭中央海浜公園に到着。
気温は暑くないので今日は戦闘服(ウェーダー)を装着しています。
今年は調子のよい「はぜつき磯」で釣るか?せっかくウェーダーを着てるんだから「夕やけなぎさ」で釣るか?
ギリギリまで悩みましたが、釣り人の多かったはぜつき磯を通り越して、釣り人の寂しい夕やけなぎさにしました。
はぜつき磯と対照的に釣り人がわずか数人の夕やけなぎさ
オッサンも今季初のハゼ釣り以来の夕やけなぎさです。
現場に到着するとアレ?いつもと景色が違うぞ?
トイレと洗い場があったところに囲いがあり【工事中】になっている。
ということはこちら側から公園には入れないということだ
設備が老朽化のため工事しているらしい。
ついこの間は、このすぐお隣の四阿(あずまや)を改修していたけれど、公園全体が老朽化しているのは否めないよね〜
代わりに仮説のトイレと洗い場が設置されていました。
以前もあまりきれいなトイレじゃなかったから仮設でもいいんじゃね?
仮設の洗い場-排水は直接海へたれ流しっぽいぞ!
せめてバーベキューの時期が終わる冬に工事すればいいのに、のっぴきならない事情があったのかな・・・
さて、久しぶりの夕やけなぎさですが、釣り人は親子2人とその他1人のわずかに3人という大盛況な状態。
早くもお寒い景色を先取りの夕やけなぎさなのでした。
夕やけなぎさも決して釣れないわけではないけれど、今年ははぜつき磯での釣果がスゴイのでこの釣り人の差になるんだろうなぁ〜
オッサンもイソイソと釣りの準備をして、柵際の【Eゾーン】を目指す。
大井ふ頭中央海浜公園-夕やけなぎさのゾーン区分はこちらを参照してください
今日は大潮で、しかもちょうど到着した時間が満潮だったので、潮がかなり上がっている。
ここまで潮があがってくることもあまりない
柵際に陣取ってハゼ釣り開始!
柵際が空いていれば迷わずココへ!
まずはエサを付けずに仕掛けを落としてみる。
するとカラーオモリにハゼが群がってくる。
こんな日はハゼの活性が良いので期待できる。
ウキウキしながらエサのベビーホタテを付けて投入!
すると、本日の一匹目はコイツ。
1号のハリではこのサイズも掛かってくる
赤ちゃんハゼが上がってきました。
これじゃぁカウントできないじゃん!っと優しくハリを外して放流。
気を取り直して、再び落とすと・・・
エサが着底する前に赤ちゃんハゼが猛烈に突いてくる。
海底には10cm前後のハゼも多く見えるのですが、そこへエサが辿り着く前に赤ちゃんハゼがエサを奪ってしまう。
オッサンが使っているエサはベビーホタテの貝柱なので簡単にエサが取られてしまいます。
何とか海底にエサを落とせれば食べごろサイズも釣れますが、それ以上にベビーが釣れてきてしまう。
エサを海底まで落とせればこのサイズが掛かるのだが・・・
エサ持ちの良いホタテの「ヒモ」を付けて海底まで到達させる作戦もやってみましたが、食べごろサイズのハゼがエサを喰う前にベビーがエサを突きまくってしまう。
食べごろサイズのハゼに向かって「お前ら体が大きいんだから、ちっちゃいハゼなんか蹴散らせよ!」と心の中で叫ぶオッサンなのでした。
なにせ、ビクに入れてカウントするよりも全然多いベビーハゼがくっついて来るので心が折れそうになる。
それでも粘っていると、本日最大サイズが釣れた。
まるまる太った12cm。大井ふ頭中央海浜公園ではこれくらいが最大級だ
開始から一時間でビクに入れたハゼは37匹・・・
放流したベビーハゼはそれ以上・・・
おまけにイナッコ(ボラの子供)も喰いついてくる始末。
イナッコもデカくなってきたな。臭いが強いから触りたくない
本日の一番船が通り過ぎる。
船の波で海底の砂が巻き上がって状況が変わることも多いため、今日は期待したのですが、ベビーの猛攻は船の波をモノともせず・・・
船が来ても状況は好転せず・・・
これ以上我慢できなくなり、ついに柵際ゾーンを後にする。
お次は【Cゾーン】に移動する。
大井ふ頭中央海浜公園-夕やけなぎさのゾーン区分はこちらを参照してください。その2
人が少ないので、すぐ隣りの【Dゾーン】も空いてましたが、隣くらいの距離ではベビー達が待ち構えていると判断。
良型が期待できる【Cゾーン】に来ました。
こちらは少し深さもあり、ゴロタ石も多いので【Eゾーン】よりもサイズアップが見込まれます。
という訳で早速釣れたのが10cmオーバーの良型。
やっぱりこうでなくちゃ!
調子よく良型が上がってきます。
ところが、同じポイントで5〜6匹釣っていると、ベビーが掛かり始める。
すぐにポイントをずらす。
ずらした後に、
という作戦で少しずつポイントを移動させてゆく。
【Cゾーン】は柵際よりはマシだったけれど、その内にベビーハゼばかりが掛かるようになってきた。
「ここも終わりか・・・」
まずは気分転換に休憩を入れる。
夕やけなぎさにはいつの間にか釣り人が増えていました。
まぁ、これでも釣り人が少ないやね・・・
最後の望みをかけて【Aゾーン】に移動。
大井ふ頭中央海浜公園-夕やけなぎさのゾーン区分はこちらを参照してください。その3
このゾーンは当たりハズレの大きいギャンブル的なポイントになります。
ゴロタ石が多いので転ばないように気をつけながら移動。
このゾーンでは、よく転んでズブ濡れになっている人を見かけるので注意してくださいね!
この【Aゾーン】は釣れる場所が決まっていて、お隣の【Bゾーン】との境目がよく釣れるところになっています。↑あくまでオッサン個人の感想です。
エサを落とすと、今までとは違って”アタリがない”が、実はコレを待っていたのです。
今までのゾーンはエサを落とすと、すぐに”チョンチョン”とベビーハゼのアタリが来ていました。
コレでは良型が期待できません。
ところが【Aゾーン】ではチョンチョンがないのです。
これだけハゼの活性が良い日にハゼがいないわけがない。
日によって違いはありますが、良型のハゼはすぐにエサには飛びつかず、少し様子を見てからエサを喰うということが多い。
そう思いながら、少し誘いを入れると”クン”っと、明らかにベビーハゼとは違うアタリがきます。
アワセを入れると良型が上がってきました。
やはりハゼ釣りはこうでなくちゃ!
石場なのでダボハゼも上がってきますが、そこはご愛嬌です。
定番外道のダボハゼですが、今日は釣れてもいいぞ!
小気味よいアタリをとりながら、良型が気持ち良いリズムで上がってくる。
上がってくるハゼは成熟した黄色味がかっていて、もうすぐハゼの季節の終わりを告げているようです。
この【Aゾーン】ではエサがなくなるまで釣り続けました。
本日のアタリゾーンは【Aゾーン】でしたね。
ハゼは泳ぎまわる魚ではないので、その時の状況判断しながら移動しながら釣るようにすると好釣果につながることが多いです。
今日は、中盤までベビーハゼの猛攻で心が折れそうになりましたが、終盤で気持ちのよいハゼ釣りができました。
釣ったハゼは三世代で釣りに来ていたファミリーに差し上げました。
「小さいハゼしか釣れなくて・・・」と嘆いていたので喜んで受け取って頂きました。
「ハゼの唐揚げが好評で!」とおっしゃっていたので、「唐揚げも美味しいですが、天ぷらもオススメです」と答えておました。
手軽に釣れて(釣れない時もありますが)、食べても美味しいハゼは庶民の強い味方です。
まぁ、今日は心も折れそうになりましたが、この時期にこれだけベビーハゼがいるということは、今季はまだまだハゼ釣りは楽しめそうですね。
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