お次はいよいよ組立作業です。
①まずはハリを付ける位置を決めます。
オッサンが使うワームのサイズに合わせます。
※この作業時にはデビルクローはなかったので、手持ちのワームを使っています。
使うワームは、
【バークレイ(Berkley) ワーム クロー SWバブルクリーパー 4インチ グローシルバーフレック】
人間にはキモ怪しい生物に見えますが、小さなロッドアクションでもワームの各パーツがピクピク動き、タコに強烈アピールしてくれるらしい。
怪しい宇宙生物な感じ
サイズは4インチ(10cm)なのでデビルクローとほぼ同サイズ。
グロー夜光色なので怪しく光る。
別に夜釣りするわけじゃないけどサ!
ハリとの位置関係はこんな感じかな。
ワームの尻からハリの下まで13cm
なので、オッサンの場合は芯材のフロート側から5cmがハリの曲がりの下になります。
位置が決まったのでハンダ付け作業に入ります。
②ハンダ付けする部分をサンドペーパーで削ってハンダを付けやすくします。
画像にはないけどハリの方もペーパーかけます
③次に対面のハリどうしを一気にハンダ付けするので、ステンレス用のフラックスを塗布。
いろいろやったけどこの方法が簡単確実
④ハンダ付け。
すっかりマスターした手放しハンダ付け
残りの2つのハリも同じようにハンダ付けするとそれなりの形に見える。
出来上がるとそれなりに見える不思議
⑤次にハンダ付けした部分に熱収縮パイプを入れて、下手なハンダのボロ隠しと補強をば。
今回は太くなるので内径6.4mmの収縮パイプを使います。
縦方向も収縮するので3mmほど長めにカット。
これくらいかな
⑥ライターで炙り収縮させます。
結構ジックリ炙っても大丈夫な気もするが・・・
できた!
それなりに格好良く見えるカモ
お次はワームホルダーをハンダ付けします。
位置はアイ側の先端から2.5cmがワームホルダーの前端になります。
取り付け位置にマーキングしたらハンダ箇所にペーパーをかける。
これも両方ね
このハンダ付けは気楽で、ス~っと流れてゆくから気持ちよくハンダが入る。
この作業は楽しい
アッという間に完了。
次はフックをかけるアイ(輪っか)を作ります。
分かりやすいように他のパーツを作った時の画像で説明しています。
さすがに2.0mmの硬質ステンレスを人力で曲げるのはキツイので、”焼きなまし”を入れます。
①片方だけアイの加工をします。
片方にだけ焼なましを入れます。
タップリと焼いてください
②冷めてから2cmに印を付けます。
2cmピッタリじゃないと意外にやりづらいカモ
③印をした2cmから順番に曲げてゆきます。
初めは一気に曲げるよりも段々に曲げる方が簡単
④こんな感じ。
なるべく隙間は無いほうが良いと思う
本当はワームホルダーが邪魔して結構やりづらい・・・
こんな風にやりづらいんですよね
まずはこんな感じに出来ました。
ここからは実験コーナーです。
今回フロートとして用意したのは直径が25mmと30mmの発泡スチロールの玉です。
どちらがフロートとして使えるかは実際にやってみなくちゃ分からなかったので、さっそく実験してみます。
ワームと棒オモリ、スイベル等を付けて、実釣さながらの仕様で実験開始。
希望としては25mm球で浮いてくれればありがたいのですが、デビルもどきの重量が結構あるのでどうなんだろ・・・
実釣仕様にて
まずは25mm球を刺して沈めてみると・・・
あえなく沈没・・・残念!
まさか!?30mmも・・・っと心配になったが。
こっちは浮いた!
オプションの「タコオーロラ」を付けても十分な浮力がある。
できればこの仕様で使いたい
たかが5mmの直径差なんだけど、計算してみたら25mm球は30mm球の6割程度の容積しかないから浮力も全然違うんですね~
っというわけで、フロートは30mm球を採用となりました。
いよいよ最終仕上げ。
フロートを通して反対側のアイ加工です。
①まずはアイを作るので焼きなましを入れて冷まします。
②塗装したフロートを穴に差し込んで、アイを作ります。
プスっと既存の穴に刺すだけ
フロートを傷つけないように慎重にアイを作る
ふと思ったんだけど、こっち側ってアイにする必要あるのかな?
市販のデビルパラシュートはアイになっていて、ここにキラキラブレードを付けたり出来るらしいが、オッサンがブレードを付けることはないかな・・・
なので、量産となったら直角に曲げるだけでよさそう。
とにかくこれで完成!お疲れ様でした。
オマケでもう一つ仕様の違うのを作った。
これはハリの片方を大きくして、タコを掛けやすいように段違いハリ仕様です。
段違いパラシュート版
こっちの方がお気に入りなのでファイヤー柄のフロートにしてみた。
苦労して塗ったファイヤー柄だが意味はない
今回の作品。
お~!マトモに見えるじゃん!
ちなみに重量は16gでした。
ハリ部だけで1.6mmステンレス線を50cm使ってるからね
ついでに本物のデビルクロー(オレンジラメ色)を入手したのでセットしてみました。
ワームのセットも簡単!
バークレイワームよりもデビルクローは短くて、なんか間延びしてる印象。
タコオーロラも付けるといい感じになる。
釣れそうな気がするのは気のせいか・・・
今回のデビルパラシュートもどきの自作の値段は、ワームを入れて約380円でした。
自作デビルエイトクローよりも高くなった原因は、スイベルとフックがけっこう高価だったから。
なので、もっと安価なスイベルを使えばもっと安くあがるハズ・・・
もちろんダントツで高いのがワームなんだけどサ。
ワームもスイベルも値段に含まないパラシュート本体だけなら100円くらいです。
自作が安いのは確かなんだけど、作る行為を楽しめないとやってらんね~ですよね。
市販品は高いという印象かもしれませんが、作る手間と高いクオリティと何よりもメーカーが実釣を重ねて商品化したという”安心感”を考えれば、とてもお得だと思います。
さて、残った25mm球の使い道はあるのかな・・・
デビルクラッカーはオッサン2号曰く使い方が限定されるらしいので、あまり使わないカモということだったので作ってません。
っていうか、音が鳴る玉なんて作れません。
なのでパラシュートだけでお腹いっぱいだ!
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