【追加記事】デビルパラシュートの自作【改良編】

自作したデビルパラシュートに因縁つけてきた奴

相変わらずオッサンはタコ釣りに行ったことがない。

 

興味が無いわけではないし、釣れればおもしろいとは思う。たぶん…

 

食べても美味しいし、色んな料理にも使えるが、そんなにタラフク食べる代物でも無い気もする。

 

レシピの主役を張ることはなく、おつまみの一品として、せいぜい足一本も食べれば十分ではないだろうか…※あくまでオッサン個人の感想です。

 

 

そんなタコ愛が全くないオッサンが、タコ釣り仕掛けを自作させる程までそそのかした奴はいつもの沖釣り専のオッサン2号。

 

そんな2号が、オッサンが夜なべして自作し、納品したデビルパラシュートにケチをつけてきやがった!

 

「あの作ったステンレスの針って刺さらないよね?やっぱり釣り針ってサクッ!と刺さらないと釣れないよね。根掛かりしたときもグイッ!っと引っ張って針を伸ばして外すこともあるから、アレだと頑丈すぎて仕掛けごと無くなるよね。」

 

なんだとぉ〜!!そんなん、やったこともないのに分かるか!

 

人の苦労も知らんで!とすぐ脇の植え込みにコヤツを埋めてやろうかと思ったが、自宅の猫の額以下に狭いガーデンでは2号の巨体がハミ出てしまうのでやめておいた。

 

 

タコのパワーってとにかく凄いというイメージだから頑丈に作ってみたんだけど…

 

掛かったら海底からひっぺがす時に多少力を入れるが、タコが海底から浮けば、魚のようにグイグイ引っ張るわけでもないから、重さはあるけどそれほどのものでもないらしい。

 

海面から引き上げる時に船の縁にでもくっついたら大変で、そうなったらまず外れないとのこと。

 

まぁこれは極端な例で、実際には仕掛け自体の強度はそれほどいらないらしい。

 

それよりも根掛かることが多いから、外せるようにしないと仕掛けがいくらあっても足りないとのこと。

 

 

後はやはり、針の刺さりが良くないと針から外れるらしい。

 

あんな軟体動物なんて自作したステンレスの針でも簡単に刺さるんじゃないの?とも思うが、意外にも刺さらないらしくてバレるらしい。

 

 

なるほど、そうなんだ!

 

誰でもそうだと思うけど、自作した仕掛けって自作愛が芽生えていとおしいが、釣れなくては何の意味もない。

 

っという訳で改良作戦開始!

まずは材料選びから

改良のメインテーマは針の部分

刺さりを重視するが、例のステンレス削り出しではかなりのビハインドになる。

 

やはり市販の針の鋭さには敵わないだろう。

 

という訳で市販の針で探すが、ハテ?どんなのが良いやら…

 

とりあえず市販のタコエギ、タコテンヤなどの仕掛けを参考にしてみるが、いろんな針サイズがあってどれが良いのか迷うばかり。

 

サイズや形状的に良さそうなのがタチウオ針なんだけど、カエシが付いてるし、一本ずつバラなのでコレを合体させるのもねぶたい作業になる。

 

悶々としながら釣具屋の店内を物色するが、やはり候補はボラとかを引っ掛ける三本針のギャング系だな!

 

んで見つけたのがフグ釣りのカットウ仕掛けに使うカットウ針。

 

”カットウ仕掛け”とは、この針の上に餌をセットして、魚が夢中で餌をついばんでいるスキを見計らって「うりゃ!」っとこの針を突き刺すという無慈悲で容赦ない釣法。

 

釣り人は、釣れる喜びと無慈悲な釣法をしてしまった良心の呵責に葛藤することから「カットウ」と名付けられた…という由来でないのは言うまでもない。

 

まぁ、この針に決めたのは安さかな。

 

5本入ってリーズナブルな値段ならヨシとしましょう!

 

 

仕掛け全体を構成するステンレス線

今回はシェイプアップするので本線に直径1.6mm、ワームキーパー部は1.2mmのステンレス線を使います。以前にデビルクローもどきを制作した時に余った材料を流用。

 

 

針と本線をしっかり付けるためのステンレス線

タコエギ天秤の自作の時に使った直径0.25mmの軟質ステンレス線です。

 

タコエギ天秤自作の記事はこちら↓タコ釣り用【タコエギ天秤】を自作するハメに…

 

こんなに細いけど強度はある

 

 

フロートになる発泡スチロールの球

前回は3cmの球を使ったけど、今回はもう一段階小さい2.5cmの球を使いました。

今回は左の2.5cm球を採用

 

 

下手なハンダ付けのボロ隠しと補強を兼ねた熱収縮パイプ

今回も太くなるので内径6.4mmのパイプにしました。

これをやると格好だけはよく見える

 

 

主な材料はこれくらいかな。

 

んだば製作に取り掛かります

製作に際して取り付けの寸法を記述していますが、これはオッサンの場合であって、使う材料や好みによって変わると思うので参考程度に留めてください。

 

 

まずは針の加工から。

 

針に付いているアイをカットします。

 

付けたままでも良いけど作業の邪魔になるのでオッサンはとりました。

何かと作業の邪魔になる

 

次に針の角度を変えます。

 

今回はひとつのパラシュートに2つの針を付けて合計6本針になります。

 

つまり針と針の角度は60度になる予定です。予定では…

元はこうなっているので

 

ペンチで曲げて(ペンチがなくても曲げられるけど…)

 

こういう角度になる予定

 

曲げてる時に気づいたんだけど、この針って結構柔らかいから大丈夫かな?タコに負けちゃうんじゃないの?と心配になった。

 

 

次は本線となる1.6mmのステンレス線を16.7cmにカット。

 

この寸法には特にこだわりはなくて、単純に50cmを三等分しただけです。

 

本線の端から5.5cmのところが針の頭に来る位置に針をハンダで仮付けします。

こういう角度に仮付け。この時点では仮付けでいいです

 

 

次に針と本線を本付けします。

 

仮付けした部分に軟質ステンレス線を1〜2mm間隔で巻きつけ、さらにハンダ付けをします。

軟質ステンレスを巻いて

 

ハンダ付け

 

仕上げはその部分に熱収縮パイプで補強&ボロ隠し。

コレで針部は完成

 

 

お次はワームキーパーをハンダ付けします。

 

サイズは前回と同じなので説明は面倒くさいので割愛。

 

ワームキーパーの位置は針から4.2cm開けて取り付けました。

大体の形になった

 

 

最後のパーツ、フロートを付けますが2.5cmか3cm球のどちらなんだろう?と実験してみました。

 

デビルクローを取りつけて浴槽に沈めると2.5cmでも十分に浮いたので2.5cmを使います。

前回使わなかった2.5cmが使えて良かった!

 

でも、もしかしたら2cmの球でも浮くのでは?と思ったけど持ってないので2.5cmでいいや!

 

浮力の強さによってワームの挙動が変わるんだろうけど、タコ釣りやったことないのでよく分からんがな!!

 

2.5cm球をセット(この柄は特に意味はない)

 

前回はこの部分はアイにしたけど、キラキラブレードとか付けないと思うから単に球が外れないように曲げただけにした。

球が外れなきゃいいや!

 

これで完成だ!

 

重さは前回の半分以下の7gでした。

 

針の重量が大きいけど、本線も細くしているからね。

すげー軽量化!

 

デビルクローをセットするとこんな感じ

 

 

全体的に小型化して細くなったから強度は弱くなっただろうな…

 

クラーケンクラスが来たら握りつぶされてしまうかもしれない。

 

 

ダウンサイジングしたということはタコへのアピール力も弱くなっただろうから、その場合はタコエギ天秤を使ってダブルパラシュートにすればいいんじゃね!?

 

と、やったことない奴は現実を知らない分、好き勝手言えるから夢があって良いものだ。

 

 

 

ふと思い出したのでここで私信失礼します。

 

業務連絡!業務連絡!2号へ!!

 

これだけやったんだからマダコのおすそ分けよろしくです。

 

まだ一匹ももらってません。

 

せめて足一本でも持ってくるべし!!

 

Over!

 

 

 

次の記事>>>「【追加記事02】デビルパラシュートの自作【生エサVer.】」へ

スポンサーリンク