2021年6月27日。2021年夏シーズン4回目のハゼ釣りに行ってきました。
釣り場:多摩川羽田付近天気:曇りのち晴れ釣行時間:5時30分くらい(潮位:95cm下げ7分)〜9時00分くらい(潮位:128cm下げ4分)中潮釣果:マハゼ127匹(6cm〜10cm)
竿:2.1m 道糸:ナイロン0.8号 ハリス:ナイロン0.6号ハリ:袖1号スレ オモリ:自作Fe(鉄)オモリ。1号相当の重さエサ:ベビーボイルホタテハリス3cmの胴付ミャク釣り仕掛け
沖釣りみたいに自動的に連れて行ってくれる釣りモノならともかく、ハゼ釣りみたいにご近所での釣りともなると、どこで釣り糸を垂れるか?で頭を悩ます。
当然釣れるポイントを目指して行くんだけど、そこにはアタリハズレがあって、アタリならともかくハズレるとすこぶる悔しい。
オッサンのハゼネットワークでは、その日のハゼ釣果が各方面からリアルタイムで集計される。
っというほど大げさではないんだけど、ありがたいことに仲間がその日のハゼの塩梅を報告してくれる。
どの釣り場ではどれくらい釣れた、という大変貴重な御言葉。
そんなありがたやな情報とオッサンの釣果を照らし合わせ、優越感に浸ったり、逆に歯が砕けるほどに悔しい思いをすることも少なくない。
昨日、仲間のハゼ釣り情報によると、いつもの大井ふ頭は赤潮発生により激渋とのこと。
実はオッサンもコレを危惧していて、一昨日いつものように会社を失敬して大井ふ頭の様子を見に行った時に赤潮が出ていることを確認していた。
「こりゃ〜週末はダメだろうな…」
先週はせっかくハゼ釣りの調子が上がってきたのに、もうコレか!?
いやしかし、見た目は赤潮でも釣れるかもしんまいという希望が無きにしもあらず。
ただオッサンが出撃する日曜日は天気は荒れ模様な予報。
台風に刺激された梅雨前線が活発になり、雷雨の可能性もあり。
雨はオッサンは嫌いではないのでヨシとして、雷は決してよろしくない。
直撃はもちろん勘弁だが、直撃とはいかないまでも近くで落雷でもした日にゃ〜タダでは済まんぞ。
大井ふ頭の釣り場では水に立ち込んで釣りをするので、何万ボルトが水を伝って来るなんてシビレルね、実際。
っという訳で、赤潮&シビレを考慮すると大井ふ頭はパス。
かわりにまだ今シーズン訪れてない多摩川の羽田ポイントに進路を決める。
多摩川の河口なので大雨だと上流からの濁流で水が濁りまくって釣りにならないが、たぶんその心配はいらんだろう。
潮回りも朝は満潮なので良さそうだ。
問題はオッサンちから一番遠い釣り場なのが玉にキズだが、ハゼが釣れる!と思えばお安い御用だ。
朝、目が覚めると静かだった。
朝からの雨を覚悟していたんだけど、まずは大丈夫そうだ。
水に立ち込まないので長袖長ズボンスタイルだが、カッパ持参で靴はゴム長を装着し突然の雨に備える。
チンタラ愛車を漕ぎ始め、一路ハゼ釣り場へ。
30分の長丁場を漕ぎ続けやっと懐かしの現場が見えてきた。
ここへ来るのも久しぶりだ
釣り場を見渡すがハゼ釣り人は5人くらいしかいなくて、釣れてないのかな?と不安になる。
全然ハゼ釣り人いないんですけど…
そのゴレンジャイの中に懐かしのK氏がいた。
K氏は昨日もここに居たらしく、昨日はけっこう釣れたという報告をくれて、それもオッサンがこの釣り場に決めた要因でもある。
オッサンがやってくるちょっと前からハゼ釣りをしていて、そこそこ釣れていた。
しばらくK氏の釣りを眺めるが、この時期にしてはハッキリとしたアタリなのでハゼの活性は良さそうだ。
「こりゃ〜期待しちゃうな!」
オッサンも俄然やる気が出てくる。
今現在は満潮でほぼ潮は止まっているが、すぐに動き出すだろうて。
潮が高いとけっこう上まで水が来る
水は少々濁り気味だけど、オッサンは見釣りは好きではないからコッチのほうが良い。
本日の竿は「彩峰U」と「行雲流水」の合体竿。
釣り竿って消耗品で、どんな大事に使っててもいずれ壊れる。
根掛り時に無理やり外そうとしてボキッ!と逝くことがほとんどで、本人の不注意と言えばそうなんだけど、コレも竿の運命だろう。
釣りをそこそこ続けていると折れた竿がたまってくる。
折れた竿なんて使い道無いんだけど、竿には愛着もあるし、自分でやっちまったもんだからちょっぴり懺悔の気持ちもあってポイ!とは捨てられない。
オッサンみたいに貧乏性ならなおさらだ。
そんなコレクションも日の目を見る時がある。
釣り人ってなんとなく同じような竿を買ってくるもんだから、それぞれのパーツも似通ってくるもんで”折れた竿+折れた竿=合体竿”という事態が発生する。
まぁ、折れる箇所って大体決まっていて一番の穂先って意外に折れなくて、ほとんどは穂先の次の第二ブランク部だ。
なので合体はなかなか容易ではないが、たま〜に合体し始める竿がいて、本日持ってきた竿もそんな合体竿。
この釣り場では竿をコンクリの地べたに置くことが多いので傷が付きやすく、一軍の竿はもったいないから二軍落ちの奴を持って来ることにしています。
二軍の合体竿でお気楽に
オッサンが陣取ったのは船宿「えさ政」さんの脇で通称「うん○ポイント」と呼ばれる場所。
いや、別に……、そんな風に呼んでるのはごく一部なんだけど、トイレからの排水がそのまま下に落ちてくる場所だからそう呼んでるのでして…
どういう訳かこのポイントって良型のハゼが釣れる。
人間様の排泄物が関係しているのか知らんけど、釣れるんですよ!ココは!!
オッサンは釣るだけでハゼを食べたりしないから、ど〜でもいいんだけど、ハゼを食する人によっては複雑な心境かもしんまい。
まぁ、これも生物の循環系と考えられなくもないと思うが…
準備完了にてオッサンもハゼ釣り開始。
ス〜っと仕掛けが着底するやいなや(=as soon as)アタって来たがハリ掛かりせず。
そのアタリ方からやはり子ハゼだけど、時期的にしょうがないわな。
アタってくるだけでもヨシとしなくちゃ!
次も寸分違わないポイントに落とすと、またアタるが掛からず。
ムムム…、手強いな。
まぁ、ハゼも命懸けだからそりゃ〜必死だよね。
三度目の正直で上がってきたのは、やっぱりなサイズだった。
まぁ、コレくらいのサイズだよね〜
今日はハゼの活性が良いらしく、適当に落としてもハゼのアタリはある。
あるにはあるんだけど小ハゼばかりで少々面白味がない。
この時期だからしょうがないので、別の楽しみを見つけることにする。
サイズがサイズだけになかなかハリ掛かりが難しい。
出来る限り必殺のハリ掛かりを目指したいが、掛かり率はせいぜい8割くらいであとの2割は空振りになる。
ハテ?どうしたものか?
僅かな前アタリを見逃さないというのが最善策だと思うんだけど、それでも掛からないことがある。
とにかく集中してアタリをしっかり感知するんだけど、どうしても一定確率掛からないのがある。
絶対はないからどうしようもないんだけど、何か方法はないものか?
オッサンのソロバン並みの頭脳がフル回転するが答えは見つからずに一時間が経過。
小ハゼのみで45匹という結果に。
もうちょっと確率を上げたいところだけど…
そして、もう一つの問題があってコッチの方が深刻だ。
それはハゼのポロリ問題。
水から釣り上げたハゼが手元に来る前にポロリと落ちていくのである。
実はこの釣り場をホームグラウンドにしているH氏から「どうやったらポロリを防げるか?」の質問が来て、オッサンなりにお答えしたんだけどオッサンの考えは甘かったようだ。
確かにポロリが激しい。
今日なんて20匹じゃきかないくらいポロリをした。
このポロリはK氏も遅れてやってきたH2氏も頭を悩ませていて、みんなその解決策を見出だせないでいた。
エサのサイズやハリへの取り付け方、アワセの入れ方、竿を上げる速度etc、etc…
いろいろやってみたんだけど、結局は最後まで解決しなかった。
っということで考えられるのは『ここのハゼは性格が悪い!』という事になった。そうだ!そうに決まった!!
そんな性悪ハゼ達を一匹また一匹と成敗してゆくオッサン。
相変わらずポロリはするが、ならばそれ以上に釣っちゃる!とムキになるオッサン。
先週も言ったんだけどこの時期に大事なのはエサのサイズ。
釣れるハゼが小さくてハリに掛からないからと言って、エサを小さくすると逆効果になると思います。
今日は活性が高いからエサが小さくても喰ってきたけど、エサのサイズは釣れるハゼのサイズに比例する傾向が強いのでエサのサイズは小さくしないほうが吉。
エサが適正なサイズであればハゼが喰った時にエサがバラけてコマセの役割をするし、ハゼがバクッ!っと喰うからハリ掛かりも良い。
程度はあるけど、エサを大きくしても小ハゼが釣れてくるから、ケチらないでエサはナイスサイズで付けましょう!
とにかくエサのサイズは最大限に気を使ってください。
エサのサイズはコレくらいが良いと思います
さっきから気になってるのが、ゴミと言うか流木流草が邪魔をする。
本流は下げ潮方向に流れてるんだけど、護岸付近は対流で上流方向に流れたりして一定ではない。
なので、さっきから浮いているゴミがオッサンが釣っているポイントを中心に、上流下流と行ったり来たりプカプカと流れている。
どういう訳か、釣れてる時に限って邪魔をしてくるから癪に障る。
ゴミが来るたびに狙う方向を変えて違うハゼスポットを探すハメになる。
この釣り場の悪いところで、座りながらハゼ釣り出来るもんだから尻に根が生えて動くのが億劫になってくる。
釣り場は空いてるんだから、ゴミが邪魔ならさっさと移動すれば良いものを、面倒くさいんだな〜コレが!
座って釣りするのも考えものだな。
っという訳で雨予報は見事に外れ、晴れ間も見える釣り日和の中3時間半で127匹と先週と数を揃えて終了。
数はいるんだけど、小ハゼばかりだからビクもスカスカだ
ハリを飲まれたのは一匹も居なかったから皆さんご存命でした。
逆を言えば、喰いが浅いという事でもあったのかな。
今日はどこでもという訳じゃないけど、ハゼスポットは簡単に見つかって、スポットが見つかればけっこうな連打だった。
サイズは小ハゼばかりでハリ掛かりしないのもポロリも多かったけど、それならそれ以上に釣りまくれば良いのである。
絶対に釣れる!という魔法はないんだから、ダメならダメなりで数撃ちゃ当たるで攻めまくるしかない。
ただ下手な鉄砲ではダメなのも事実。
仕掛け、エサ、餌付け、落とし込み、誘い、アワセと言った一連の動作を丁寧にやり続けることで、少しずつ釣れる確率が上がってきます。
オッサンも課題多き日でしたが、その答えをひとつひとつ見つけていこうと思ってます。
釣りで満足したことはないけど、いつの日か満足してみたいと夢見るナイスミドルなのでした。