2021年11月3日。2021年27回目のハゼ釣りに行ってきました。
釣り場:「秘密の花園」(KLAのちKR@)※釣り場は諸事情により場所は明かせません。申し訳ないです。天気:晴れ釣行時間:7時00分(潮位:138cm下げ4分)〜11時30分くらい(潮位:70cm上げ1分)大潮釣果:マハゼ18匹(13〜17cm)
竿:ベイシックジャパン「行雲流水」1.5m道糸:フロロカーボン1.5号 ハリス:フロロカーボン1号ハリ:袖4号スレオモリ:自作Fe(鉄)オモリ。1号相当の重さエサ:アオイソメ最初の1時間だけ”ダウンショットリグ”風仕掛けのち、ハリス3cmの胴付ミャク釣り仕掛け
先週発表した通り、本日はリスクを背負ってのハゼ釣行。
「ハゼ釣りごときのリスクなんぞ、ショボいもんだろ!?」
まぁその通りではあるんだけど、夏みたいに数釣れるハゼ釣りならいくらでも挽回できるだろうけど、穴釣りともなると取り返しのつかない事態になるやも知れません。
いつ何時釣れるのかサッパリ分からんハゼの穴釣り。
釣れる時に稼いでおかないと、下手すりゃ〜ボウズも覚悟しておかなくちゃならない。
ちなみにオッサンはハゼ釣りでボウズをくらったことがない。今のところは…
いつかはくらうのカモしれんが、できる限り避けたい事態ではある。
自宅を出発し、釣り場に到着するまでず〜っと悩んでいた。
最初からネタをブチ込むのか?それとも、ある程度いつもの仕掛けで数を稼いで心の余裕を得てからネタに移行するのか?
こんな風に悩んでいるということは、ネタにはそれほど期待できない訳でして…
オッサンのネタものは成功したためしがない。
少しくらい手応えを感じたいものだが、やることなすこと玉砕ばかり。
ふざけてるわけじゃなく本人的には至って本気で、ネタを閃いた時は脳内でくす玉がパカ〜って割れんばかりのナイスアイディア!と確信しているくらいだ。
しかし、それが形になるに従って現実が見えてくる。
「ん?コレってもしかしてマズいのでは…」
ウィークポイントが見えてきて、それがみるみる内に膨らんできて最後にはパンッ!と弾けるのである。
こうなるともうダメだ。
”富岳”も真っ青のオッサンの脳内シュミレーションでベンチマークテストを繰り返すが、全然釣れない。
しかし、もうネタを仕込んでしまったし、このブログのネタも無いもんだし、もしかしたら何かの間違えで釣れるかもしんまいとワラにもすがる思いで実戦投入してみるのである。
悩みながらハゼの穴釣り現場『秘密の花園』に到着した。
オッサンはスロースターターなタイプなので、釣り場に到着した時は他の常連たちは既に釣り糸を垂れている事がほとんどだ。
先着の常連さんに本日のハゼ釣りの塩梅を伺うと…
「………。」
いつも通り釣れないらしい。
フッ…、まぁいいんだけど。
嘘でもいいから「今日は釣れるよ!」の希望に満ち溢れるセリフを聞きたいものだ、って嘘はダメだけどさ。
しかし、この無言のレスポンスで決心がついた。
「どうせパッとしないなら、ネタから始めよう!」
まずは誰もいないポイントへやってきた。
釣り場は広大なのでポイントは選びたい放題だが、釣り人とは実績を重んじる人種。
これが毎週のようにやってくる後期高齢者の常連ともなると、前回も釣れたいつも同じポイントに陣取ることになる。
まぁその気持も分からないでもないが、コレだけ広いんだから、いろいろ試してみて新しい発見をしてみるのもおもしろいと思うんだけど。
でもそういう常連に限って「あそこはダメなんだよ!」とか、たいしてやったこともないクセに、どこかで聞きかじった話をさも自分で探求したような体で説得力をもたせようとする。
どこが釣れるだの釣れないだのは、その時々で変化するんだから、実際にやってみないと分からない。
くだらん知ったかぶりが一番カッコ悪い。
どんな些細なこと、どんなつまらない事柄でもいい。
自分で経験し、自分しか知り得ない事実を知り得た者が一番かっこ良い!
自分で掴み取った物事に到達したこと。
これこそが偉業である。
とうわけで、オッサンはそんな”知ったかぶり男”曰く、ダメなポイントにやってきた。
当然、周囲には誰も居なくて、両隣りの釣り人とは200mは離れているだろう、そんな状況だ。
今現在は潮は下げていて、あと2時間ほどで干潮になる。
本日は大潮だから、みるみる内にこのポイントも海底が露出してくるだろう。
つなりは時間限定の勝負になるぞ!
あっという間に潮が下がってゆく
オッサンも何の考えもなしにココに来ているわけではございません。
このポイントは潮が下がると底の砂地が露出してしまうので、穴釣り師からは敬遠されているのですが、実はそんな状況になっても水が残る箇所があって、そこにハゼが集まってくるのです。
誰もやらないから大型ハゼもいるはず。
その金脈を見つければ爆釣だ!って寸法でさぁ!
問題はそこがどこなのか全く分からん!ということなのですが、まぁ、なんとかなるっしょ!
さっそく釣りの準備を始める。
本日のネタとは『ダウンショットリグ』風仕掛けでございます。
元々はバス釣りから始まったらしいのですが、テトラポット帯とかでアイナメとかカサゴ釣りの時に僅かな隙間に仕掛けを落とす仕様のもの。
針〜オモリが一直線に配置されるので根掛りを極力回避する形になります。
つまり、ハゼの穴釣りにもってこいの形態になるのでございまふ。
ダウンショットリグ風仕掛けの詳しくはこちらから↓↓↓ダウンショットリグ風なハゼ釣り仕掛け【2021年Ver.】
お試しで夏ハゼ釣りで使ってみたんだけど、問題点が発覚しまして…
まぁ、穴釣りサイズのハゼならなんとかなるのカモ…と淡い期待はあるので、今回のお試しになったのでした。
これがダウンショットリグ仕掛け
ホッチキス針で作ったハリス止めで簡単に交換できるようにしました。
大型のホッチキス針で自作したハリス止め
ちなみに100均の名刺入れで作ったケースもあります。
マグネットシートを貼り付けて固定
エサは前回の残りのアオイソメだが、時間が経っているので少々弱り気味。
少し痩せてツヤが無くなった虚弱体質なイソメ
この仕掛けは、イソメを針にセットするのに少々手こずる。
時間は掛かるがエサ付けは手抜きしないように
準備完了にて、さぁ実践じゃ!
スルスルと穴に落として…、と思ってるんだけど、全然穴らしい穴が見つからない。
チンタラ準備してたもんだから潮がみるみる低くなり、既に黄色信号が点灯しているハゼ釣り場。
マズい!思った以上に潮が引くのが早い。
どこかにハゼが溜まっている穴があるハズじゃ!と穴から穴へ落としてゆくが、良穴が見つからない。
焦りながら探索していると、やっとマハゼのアタリが来た!
グングン!アタって来るが、アワセの目安であるグ〜ン!と大きめの引きが来ないまま喰わなくなってしまった。
あら?もうスレちゃったの?
でもハゼのいる場所は確認できたので、お次は必殺エサのイソメの尻尾で勝負を掛ける。
同じ穴に落とすとすぐに喰ってきた!
グ〜ン!大きく引いたので「来た〜!」っとアワセるとスポッ!っと空振り。
なぬ〜!あの引きで掛からないとは!
やっぱりそうだったんだ!
実はコレを懸念していたんです。
ハリス兼道糸という形態なので、ハゼが針をパク!と咥えにくいため針掛かりに少々難ありと思っていたのです。
夏ハゼで実験した時にコレは判明してたんだけど、夏ハゼのサイズだから掛かりづらくて穴ハゼサイズならガブリ!といくのかな?いくと良いな〜と希望的観測だったのですが、やはり穴ハゼでも掛かりにくかったようで…
どうしよう…、いつもの胴突き仕掛けにチェンジするべきかとも思ったが、せめて一匹もしくは一時間だけでも粘ってみようと続行を決断。
次も同じ穴に落とす。
今度は道糸のテンションを緩めにして、少しでも針を咥えやすいようにしてみる。
クンクン!喰ってきた!
竿のしなりをほとんど無くして、少し道糸を緩めるくらいにしてみる。
すると、グ〜ン!と引いたのでアワセると掛かった!
上がってきたのは13cmほどの小ハゼ。
サイズはともかく、とにかくこの仕掛けで釣れて良かった良かった。
一時間ほど粘ってみたが、同じサイズがもう一匹釣れただけで潮が低くなりすぎて釣りにならず。
実は針掛かりが悪いほか、もうひとつ問題が発覚しまして…
環付き針の輪っかにハリスを通して、自在に針が回転して針掛かりを良くするという形態にしていたのですが、ハリスやイソメが絡んだりして針が半分固定されたようになってしまったのです。
やたらハリスが絡むんだよね
コレではますます掛かりが悪くなるぞ。
探していた爆釣穴も全然見つからないので、移動を決断したオッサンなのでした。
ハテ?この状況でどこに行くべきか…
10秒ほど考えてやってきたのは今季初めてのポイント。
もうこの時間帯は大潮で干潮間近だったので、中途半端なポイントへ行っても状況変わらずと思ったので、思い切って水深があるポイントへやってきました。
このポイントなら潮が低すぎてということもないのですが、問題は日陰で寒いし、水の流れが早いので釣りづらいこと。
まぁ、その内におひさまも当たってくるだろうと呑気に構える。
まずは仕掛けのチェンジ。
ここはやなりいつもの実績仕掛け、胴突き仕掛けにジョブチェンジ!
ココは一発!実績だよりでお願いします!
こちらはそこそこの深さの穴があるのでスルスルと落としてみるが、全然アタリがない…
やはり…
もう11月に突入したとは言え、まだ暖かい日も多く水温も高い。
ハゼの穴釣りではあるんだけど、今季の穴釣りは深い穴にはまだハゼは入っていないらしく、比較的浅い穴もしくは穴ではない岩陰とかでハゼが上がってくるのが多い。
という訳で、手前のやりやすい穴は諦めて沖の岩陰へスルスル落とすとすぐにハゼのアタリあり!
スンスン!…
アタリが無くなるが、こういう時はゆ〜っくり竿を上げてみる。
するとグン!と引いてきた!
クン!とアワセると掛かった!
ハゼが暴れるが、少々強引に引きずり出してから広い水面下で泳がせる。
ハゼは白身の魚なので暴れるのが長続きしない。
すぐにおとなしくなり、ズッシリと重さを感じながら抜き上げてキャッチ!
この一連の動作が穴釣りの魅力だ。
上がってきたのはまるまる太った16cmほどのまぁまぁサイズ。
このサイズになると穴釣りらしくなる
次も同じスポットに落とすと全く同じようなハゼが上がってきた。
その次もすぐに釣れたが、さすがにサイズダウンだった。
同じスポットから3匹釣れて楽しいオッサン。
こちらのエリアにもおひさまが当たり始め、ハゼの活性が良くなってきたらしい。
どこでも釣れるわけじゃないし、厳しいは厳しいけど、先程よりは明らかにアタリが増えている。
オッサンのやり方は、ハゼがどこにいるのか探る時はイソメの垂らしを長めにします。
もちろんコレでアタリが来てアワセても、イソメの先を咥えているだけだから針に掛からないけど、ハゼの居場所を特定するのが目的。
「それじゃ〜、ハゼがスレちゃって喰ってこなくなるよ!」というご意見、ごもっともでございます。
なので、一応喰わせますがグ〜ン!と大きく引っ張らない限りは、逆にアワセを入れないようにしています。
大体が喰ってこなくなるので、そ〜っと仕掛けを一度回収し、必殺エサのイソメの尻尾を装着。
必殺エサ「イソメの尻尾」
尻尾エサだとそこにハゼがいればまずアタってきます。
しかも、直前に大きいエサで活性が上がってるもんだから落とした途端に喰ってくることが多いです。
尻尾エサの場合はハリ掛かりが良いからあまり喰わせる必要がなくて、スンスン!くらいでアワセても掛かります。
穴釣りで大事なのはエサをケチらないこと!
ケチケチやっても喰ってこないですよ〜
どうせエサ入れ内に余ったエサは次回は使えないんだから、ジャンジャン使っちゃいなよ!YOU!!
あとはエサは常に新鮮なエサにチェンジしないと、これまた喰ってこないですよ。
イソメの体液が抜けちゃったようなエサを使い続けている人もいるけど、そんなのは時間の無駄です。
例えイソメがまだ動いていても、体液が抜けちゃって白っぽくなってるようなイソメにはハゼは見向きもしないですよ〜
とにかくエサの使い方を間違えないのが吉です。
せっかくハゼが潜んでいる穴に落としているのに、ダメはエサを使っていてはいつまで経ってもアタリは来ません。
どんな所にもハゼはいる!と信じてエサには最大限に気を使って攻めてください。
そう思ってなきゃ、こんな釣りやってられんわ!
でもマジな話、人間が思ってる以上にウジャウジャとハゼはいるんだと思いますよ。
それがいつ喰ってくる喰ってこないは分からないけどね。
ポツリポツリだけど釣れ続けていて、4時間半ほど粘って18匹と厳しいながらもそこそこ釣れた。
そこそこは釣れたぞぃ
最大サイズは17cm
他の常連も苦戦してたけど同じくらい釣ってたかな。
もう以前のように異常な数は上がらなくて、そろそろ本格的な穴釣りになってきて、来る度にサイズも大きくなっています。
ここからが穴釣りの本番です。
釣れなくても、焦らず腐らず集中して粘れば必ず良い結果は出るハズです。
めざせ!20cmオーバー!!
っと言いながらも、次回もネタを仕込んでみようと思ってます。
また玉砕だろうけどダメならダメで、早く結果にしちゃえば早く諦めもつくじゃん!
ハァ〜…一度くらい成功しないかなぁ〜…