2021年夏シーズン11回目のハゼ釣りはやはり8月の釣れ具合

2021年夏シーズン11回目のハゼ釣りはやはり8月の釣り

2021年8月1日。2021年夏シーズン11回目のハゼ釣りに行ってきました。

 

釣り場:大井ふ頭中央海浜公園【しおじ磯→はぜつき磯】天気:晴れ釣行時間:5時30分くらい(潮位:90cm干潮)〜9時30分くらい(潮位:135cmほぼ満潮)小潮釣果:マハゼ120匹(7cm〜12cm)

 

 

竿:3.6m 道糸:ナイロン0.8号 ハリス:ナイロン0.6号ハリ:袖1号スレ オモリ:自作Fe(鉄)オモリ。1号相当の重さエサ:ベビーボイルホタテハリス3cmの胴付ミャク釣り仕掛け

 

 

 

いよいよ8月に突入。

 

とは言え単にカレンダー上の話で、オッサン的にはいつも通りではある。

 

あえて違うと言えば、オリンピックをやってるということと、そう言えば東京は緊急事態宣言が出てたっけかな?

 

東京オリンピックも金メダル数は過去最高を突破したらしく、この調子で行けばメダル総数も記録更新確実らしい。

 

いち日本人のオッサンとしては単純に嬉しいし、こんな御時世、頑張っくれている選手及び関係者に感謝しかない。

 

これが通常営業の世の中なら日本国中で大フィーバーだろうが、手放しで喜べない昨今の状況というのも心苦しい。

 

緊急事態中の、しかもそんな事態のセンターコートで行われている東京オリンピック。

 

このオリンピックがマイナスなのかプラス評価なのか終わってみなけりゃ分からないけど、『東京オリンピック2020』は今後もず〜っと語り告がれる大会になることは間違いないだろう。

 

気になるのが何で2020なの?

 

今現在は2021年ですが?

 

何で2020にこだわるの?

 

ゴロが良いというのと、いろいろな広告やらを2021に作り直すのもかったるいし金も掛かるという理由なら納得できるが、IOCやJOC、東京都のくだらんセンチメンタリズムの押し付けなら迷惑な話である。

 

 

 

8月に突入し、暑さもピークを迎えようとしている酷暑のオリンピック。

 

日本人の誰もが思った通りに、アウトドア系種目の選手にとっては地獄のオリンピックになってしまっているようで…

 

当然ながら海外からは「こんな暑さなんて、話が違う!」という意見も出ているらしい。

 

まぁもっともな意見だと思うが、日本人から言わしてもらうと「でも想定内でしょ?それを分かって参加してなきゃおかしいよね?」である。

 

種目によっては時間を繰り下げ、もっと涼しくなる時間帯にズラして競技したものもあるみたいで。

 

無観客でなきゃこんな変更も出来なかっただろうから、客を入れなくて良かったね〜っと思うしかないのである。

 

 

いまさらながら、何でこんなクソ暑い時期にやってんだろう?と思うが、裏では様々な思惑と利権が蠢く平和の祭典。

 

犠牲になるのは実際に競技する選手達と開催国の国民というやるせなさ。

 

いつの時代も搾取する側とされる側の構図は変わらないのだな〜っと憤る。

 

 

 

オッサンは現場系の仕事なので、この時期の暑さはこたえる。

 

気温のピークはお盆あたりだけど、身体的に一番キツイのはまだ暑さに身体が慣れてない7月の後半あたり。

 

この時期はフラフラになるんだよね〜

 

仕事中は気が張ってるから暑さを感じないんだけど、休憩中とかふと気が緩ん時にクラ〜って記憶が飛ぶことがある。

 

いや、マジで良くないですよ!日本の夏は!!

 

ただ、8月にもなると身体が暑さに慣れてくるので全然平気になってくる。

 

人間の順応性ってすげぇ〜な!って思う。

 

 

オリンピック選手も早く日本の夏に馴染んでくれることを期待します。

 

ハゼの活性はあるんだけど…

時間は早朝の5時。この時間はさすがに涼しい。

 

愛車を漕ぎながら現場に向かうが、街中はほとんど通行人もいないけど一応マスク着用の真面目なオッサン。

 

海外に比べて感染者が少ないのは、こんな誰も居ない状況でもちゃんとマスクをする日本人の気質が要因なんだと思う。

 

まぁそれも最近は怪しくなってるけど…

 

 

マスクをしながら愛車を立ち漕ぎするので呼吸困難になりながら、いつもの橋から現場を見渡すが釣り人はそこそこといった感じ。

多くはないけど、そこそこのハゼ釣り人

 

釣れてないみたいだしな〜…

 

ハゼ釣りって夏釣りの代名詞みたいに思われてるけど、実際はポイポイ釣れるのは7月で、8月に入ると厳しくなる。

 

まぁ、オッサンが通っている釣り場だけなのかは分からないけど、8月に入るとかなり渋くなる。

 

ここ何年間この傾向が続いていて、今年こそはこのジンクスを打ち破ってくれ〜!と思っていたが、オッサンの祈りは虚しく砕け散り、仲間からのハゼ釣果情報は厳しいのオンパレードだった。

 

7月通っていた【はぜつき磯】を横目に見ながら通過し、【夕やけなぎさ】にやってくる。

 

相変わらずハゼ釣り人は多いけど、やはり厳しいらしく竿が上がらず空気も重たい。

やっぱり渋そうだな…

 

 

んで、本日のお目当ての釣り場はこちらでもないので再び移動開始。

 

「あのポイントが取れないと厳しくなるかもしんまい…」

 

気は焦ってるんだけど身体はまだ寝ているのでチンタラ愛車を漕ぐオッサン。

 

やっと到着した本日の現場の【しおじ磯】

 

まぁ焦る必要もなく、やっぱりハゼ釣り人は少ない。

釣れると思うんだけど釣り人が居ないんだよね〜

 

事前情報でもう渋い釣りになっているらしいので、それならば!と決めた現場。

 

赤潮で浅場が釣れなくなったので深場狙いの作戦で、昨年も深場狙いでこの釣り場に来ていた。

 

既にH2氏が釣り糸を垂れていて、サツを交わし塩梅を伺うと「アタリはあるんだけどね〜」とお決まりのリフ。

 

つまりハゼは喰ってくるけどハリに掛からないという意。

 

今年はこのセリフをいろんな釣り人から聞きまくった。

 

渋い時って二種類あって、全然アタリがない時と今回のようにアタるんだけどハリに掛からない時。

 

でもアタリがない時は手の施しようがないんだけど、アタリさえあれば希望は持てるし、何とかなりそうな気もする。

 

なのでオッサン的には「アタリはある」ならば、どうとでもなると思っている。

 

アタリはあるんだな!もうその情報だけで十分なのである。

 

 

ブレックファーストをもぐもぐしながら釣りの準備。

 

本日は深場狙いなので3.6mの長竿を持参。

愛用の長竿は『極軽ハゼ硬式360』

 

この竿は3.6mの長さのくせに軽くて、竿尻を手のひらで包み込むようにして持つ『ケツ持ち』ができるんです。

 

あ、別に「ケツ持ち」という釣り用語があるわけじゃなくて、オッサンが勝手にそう呼んでるだけなんですが、この持ち方って名前あるのかな?

これが「ケツ持ち」だ!

 

この持ち方はハゼのアタリの振動を逃さない持ち方で、数釣りするには必須になります。

 

2mくらいの短い竿なら問題ないのですが、長い竿は重く重心も前の方になるからケツ持ちが厳しくなるんですよね。

 

でもこの竿は竿名に『極軽』と豪語するくらいに軽いので、これならケツ持ちもOKさ!

 

まぁ軽いということは脆いという事でもあるから取り扱い注意なんだけども…

 

そこそこの値段するし…

 

 

扱い注意しながらオッサンも参戦。

 

今季初の【しおじ磯】だけど、そこそこ通っているのでこの釣り場の特徴はひと通り熟知しているつもり。

 

まずは安牌で勝手知ったる深場ポイントから始める。

 

ブン!と竿を振り込んでみるが思った以上に長く感じて、ボチャ!とオモリが派手に着水。

 

そのままス〜っと円弧状に落とすが、フワリと軟着陸なんてしなくてドスン!と着底。

 

アレ?こんなに扱いづらかったっけ?

 

長竿を使うのは今季初なのでかなり勘が鈍ってるらしい。

 

ミャク釣りなので道糸をピンと張ってアタリを待つ。

 

スンスンと誘いを入れるとツン!とアタって反射的にアワセるがハリに掛からず。

 

ムムム…アワセが遅すぎるぞ!

 

エサも全部取られていて、アワセが致命的に遅いのを物語っている。

 

このように、ハリに掛からない時はエサを確認するとどういう状態か分かります。

 

エサが全部取られているならば、アワセが遅すぎる。エサが少しでも残っているなら、アワセのタイミングは悪くない。と判断できます。

 

次も同じポイントに落とす。

 

2m以上の深場なので、着水から底に着底するまで5秒くらいかかる。

 

着底するとすぐにアタって来るが掛からず…

 

ムムム厳しいな…。

 

そのアタリ方から7〜8cmくらいの小ハゼが突いているのは分かるんだけど、掛からない原因はオッサン側にありまして、アワセが思ったように決まらない。

 

でもまぁ、すぐに慣れるっしょ!っとお気楽に構える。

 

んで三度目の正直で、ハリに掛けて上がってきたのはやっぱりなサイズだった。

チっ!思った通りのサイズかよ!

 

その後も同じポイントを攻めると5匹ほどの連打だったが、如何せんサイズアップしない。

 

10cmにも満たない小ハゼばかりが暴れもしないでプラ〜ンとぶら下がってくるだけ…

 

いやいやいや…釣りってそうじゃないでしょ!

 

せめてナイスファイトしようよ!

 

というオッサン願い虚しく、プラ〜〜〜ンばかり…

 

時おり10cmクラスも上がってきて、こちらサイズだとそこそこ横走りしてくれるから楽しい。

これくらいになると楽しめる

 

サイズはともかく、今日はありがたいことに活性だけは良いらしい。

 

エサが小さくても付いていればアタってくる。

エサがこのサイズでも喰ってくるぞ

 

ただ、エササイズが小さくてもやることは一緒で、新しいハゼスポットを探す時はエサは大きめに付けて探る。

 

アタって来たらサイズを小さくしても良いけど、数回に一回は再びエサを大きめに付けてそのスポットを維持させる。

 

大事なのはそのスポットをざわつかせ続けること。

 

ハゼはすぐにスレるので、同じことを繰り返すと飽きて喰ってこなくなります。

 

しっかりメリハリをつけてハゼ様を飽きさせないようにすれば、そのスポットで釣れ続ける事が出来るハズです。

 

 

こんな調子でやっているとある時、今までとは違うアタリが来た。

 

アワセを入れるとググン!と強い引き込みで、反射的に竿を垂直に立てる。

 

引きをいなしながら思った。コレは奴だろう。

 

ラインブレイクは勘弁なのでしばらく泳がせる。

 

大人しくなったので竿を上げると案の定の奴。

これはキビレ

 

こいつが掛かると嫌なんだよな〜

 

ヒレにトゲがあるから気を付けないと刺さるんだよね。

 

本来ならさっさとハリを外したいが、写真撮影のために押さえつけたら暴れやがって、ブスブスとオッサンの指にトゲが刺さって出血。

 

ちなみにキビレとチヌ(クロダイ)の見分け方は側線から上の鱗列の数。

 

写真のように3本くらいならキビレで、5本くらいならチヌ。

 

ヒレの色だけだと個体差があるから、こちらだとちゃんと見分けが付きますが、見分けたところで何するわけでもないけど…

 

 

 

こんな感じで出血しながら釣り続けるが、如何せんサイズがアップしないぞ。

 

何のためにこんな深場でやってるんだか…

 

憤りながら最初の一時間で45匹とまだ慣れてない長竿を使っているからかパッとしないご様子。

サイズも数もいまいち…

 

H2氏も飽きたらしく、釣り船が通過するタイミングでポイント移動を決断。

もちっとサイズアップせんかな

やってきたのは【はぜつき磯】のいつものポイント。

 

潮も上がってきていて、ちょうど良さそうな塩梅だ。

ちょうど良さそうな潮加減

 

迷うのは竿をどうするかだ。

 

手返し良いのは2mの竿なんだけど、用意するのも面倒臭かったので3.6mで続けることにする。

 

このポイントの時は短い竿ばかりを使っていて、一度長竿でやってみようと思ってたからちょうど良い機会だ。

 

 

ス〜っと落とすとすぐにアタリがあり、アワセるとハリ掛かりする。

 

上がってきたのは10cmくらいのナイスサイズ。

このサイズなら楽しいよね!

 

こっちでも釣れんじゃん!とここからペースアップ。

 

長竿にもすっかり慣れてハゼカウンターが回転し始める。

 

 

片やお隣りのH2氏は長竿に苦戦している。

 

アタるんだけどハリに掛からないらしい。

 

H2氏の釣りをしばらく眺めるが、確かにアワセても掛からない。

 

「アワセが遅いんだよ〜」とH2氏も原因を分かっているが、それが解決できないでいる。

 

まぁひとことで言えばアワセが遅いんだけど、実はその原因はアワセではなくてその前の段階にある。

 

コレはミャク釣りでの話だけど、ミャク釣りって道糸をピンと張ってアタリを取る釣り方。

 

確かにそうなんだけど、問題なのはその張り具合。

 

竿の硬さとオモリの重さバランスなんだけど、基本はオモリが動くギリギリのテンションで操作するということ。

 

あと数cm竿先を動かせばオモリが動くくらいの張り具合で、誘いを入れたり喰わせたりするということ。

 

このテンションならオモリを数cmずらすとかの細かい操作も出来るし、アワセが遅れることも無いと思います。

 

ミャク釣りが苦手という方はその張り具合を間違っている事がほとんどで、テンションが緩すぎるんですよね〜

 

もちろんテンションが緩くてもアタリは取れますが、問題なのはその後で、アワセが遅いとハリに掛からない事が多発します。

 

ご自分が使っている竿の硬さと調子、そしてオモリの重さの絶妙なバランスで成り立つのがミャク釣りという釣法です。

 

竿の長さにもよりますが、一応基本は、硬い竿なら1号〜2号くらいのオモリで、柔らかい竿なら1号以下のオモリだと扱いやすいかもしれません。

 

まぁ、竿の硬さは各人の主観的感覚なので何とも言えませんが…

 

ちなみにオッサンが使っている3.6mの竿だとかなりしなった状態でのテンションになります。

 

それくらいじゃないとアワセが遅れるんです。

 

 

っということをH2氏に実践してもらったら釣れだした。

 

夏の数釣りはじっくり喰わせる釣りじゃないので、どうしたら確実にハリ掛かりさせることが出来るか?が勝負になります。

 

ちなみにハゼ釣り上級者達によると、数釣るにはミャク釣りという意見で一致しているのは言うまでもない。

 

 

 

とは言え、やはり長竿は手返しが悪い。

 

何をするにしても時間がかかる。

 

問題なのは、エサを付けた後、さぁ投げるぞ!の時にほぼ100%道糸が竿に絡まっている。

 

コレは長竿に限らないけど、短い竿の時は絡まっててもかまわず投げてしまえばほどけるけど、長竿でコレをやるともっと絡まるんだよね〜。なんでだろ?

 

っという訳で4時間で120匹と数はそこそこ釣れたんだけど、しおじ磯よりはマシになったとは言えサイズがイマイチですな〜

もうちょっとサイズアップして欲しいが…

 

やはりというか案の定、8月に入ると渋くなりますね。

 

原因はやはり赤潮かな。

 

今日も全体的に赤っぽかったから赤潮なんだろうな〜

 

でもコレもいつもじゃないし場所によっては爆釣なスポットもあるから、ソコを見つけられるかどうかが良い思いをするかどうかかな。

 

 

釣りたいのなら玉砕覚悟で釣り場の開拓や釣り方の工夫をして、経験値を上げていかないと次のステージには上がれないと思います。

 

上手な人は何度も痛い目にあって、それでも恐れずに次を目指してレベルアップを図っています。

 

それはまるでオリンピアンのアスリートと同じように。

 

っと言うほどのことでもないが…

 

 

 

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