2023年度34回目のハゼ釣りは今期初の【秘密の花園】にて

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2023年34回めのハゼ釣りは久しぶりの【秘密の花園】

2023年12月3日。

2023年34回目のハゼ釣りに行ってきました。

 

釣り場:【秘密の花園】※釣り場は公表できません。申し訳ないです。

天気:晴れ

釣行時間:9時30分くらい(潮位:162cm満潮)〜12時00分くらい(潮位:149cm下げ4分)中潮

水温:14℃

釣果:マハゼ7匹(14cm〜16cm)

 

竿:1.5m(行雲流水)

道糸:フロロ1.5号

ハリス:フロロ1.0号

ハリ:袖6号→袖スレ4号

オモリ:自作Fe(鉄)オモリ。1号相当の重さ

エサ:アオイソメ

ハリス3cmの胴付ミャク釣り仕掛け

 

 

早いもので、2023年もいよいよ師走。

 

今年も思い返せば、公私ともにいろいろあったけど、アッという間に過ぎ去った一年だった。

 

恐ろしいのが、歳を負う毎にその『アッという間』が加速している現実である。

 

この等加速度運動は何でだろう?と考えてみたが、たぶんこういうことなんだと思う。

 

 

子どもの頃はあらゆるものを新鮮な目で見て、感じて、何かを想っていたが故に、濃厚な時間を過ごしてて、一日一年という時間を長く感じていた。

 

しかし、歳を負う毎にその新鮮さが薄れてゆく…

 

その原因は、新しい体験や見たとこもないモノに対して、今まで自分が接してきた既存や既成の概念に当てはめ、自分の中のフォルダに閉じ込めてしまうから。

 

子どもの頃は新しいフォルダをどんどん増やし、世界が無限に広がっていったけど、歳を取ると既成のマイフォルダに押し込み、本質なんて理解しようともせずに分かった気になって、自分の世界を広げようともしなくなる。

 

下手すりゃ〜、そんな既成のフォルダすら、削除していってるのかも知れない。

 

コレじゃ〜、新鮮味なんて無くなるわな〜

 

きっと『知らない分からないというコト』を恐れているんだと思う。

 

くだらない自尊心や羞恥心が分かったふりを決め込んでいるだけ。

 

そんなもんは、上っ面だけで格好つけてるの悲しいピエロだ。

 

知らないなら、誰かに聞くなり調べてみるなりすればいいし、無理に分かる必要すらもないと思う。

 

分からないなら、分からないのままでも良いと思うよ!

 

 

っというわけで、自分の存在意義すらも分からないオッサンは、今年も浮草のように空中浮遊するような一年がアッという間に過ぎた。

 

年末といえば、恒例の忘年会である。

 

昨今の若い世代は、忘年会という行事への参加には消極的という調査結果があるらしい。

 

アルコールもあまり好きではない若者も増えているから、そんな集まりに時間と金を取られるくらいなら、自分の時間を大切にしたいという意見もごもっともだ。

 

ところが、若くない40代50代においても、忘年会は参加したくないが7〜8割という調査結果があったりする。

 

まぁ、こちらは会社の忘年会への不参加という事なんだけど、コレはオッサンも同意見。

 

例え会社が金を出すと言われても、な〜んも楽しくない会社の忘年会なんぞに時間を浪費する気にはならんな。

 

昨日は毎年恒例、オッサンの地元での親友が集まる忘年会。

 

長い奴とは小学校からの付き合いで、表も裏も知り尽くしている間柄。

 

無味乾燥な会社の忘年会とは違って、濃厚で有意義な時間を過ごしていたのであった。

 

っという事は全く無くて、浮気がバレただの、健康診断で再検査くらっただのという他愛もない馬鹿話で盛り上がった。

 

そもそも、酒の席ではしょうもない痴話の方が酒が進む。

 

たま〜に何を間違ったのか、世界情勢や男女の機微について真剣に議論している席も見受けられるが、そんな時に限って酒が進まなくなる。

 

酒の席では、酌が進まない話はするべきではない。

 

シラフではちゃらんぽらんな奴でも、アルコールが入ると重い話をしたがる輩がいるんだけど、迷惑である。

 

この親友の会にそんなアホは呼ばないが、何かの流れで、会話が昨今の世界危機の怪しい方向へ行きかけるのを察知すると「いや〜、最近切れが悪くて、パンツどころかズボンにまでに500円玉のシミが出来ちゃうんだよね〜」という方へ持ってゆく。

 

わざわざ電車に揺られて地元に帰って来とるのに、なんで中東戦争の話をせなならんねん!

 

っというわけで、今年の忘年会も飲み過ぎるくらいの盛り上がりで良かった良かった。

 

 

終電ギリギリで帰ってきたが、「まだこの時間だったらいつもの夜釣りに行けるな!」と一瞬思ったが、それはダメしょ!

 

釣り場には危険がつきもの。

 

普段でさえ危ないこともあるのに、へべれけでフラフラしてたらドザエモン必至である。

 

そもそもが、酔っ払って釣り糸垂れるなんざ、釣り人の風上にも置けねぇ〜や!

 

なので、本日は夜釣りはやらずに、しっかり休んでから考えることにする。

 

朝が過ぎた時間帯に目が覚める。

 

ハテ?どうしよっかな?

 

身体がダルいのでこのまま寝ていようかとも思ったが、実は例の夜チヌ専の友人からまたしてもイソメを貰っていたので、ソレを消費せねばならない。

 

っというわけで、一番近い【秘密の花園】へ穴釣り作戦にて出撃。

穴釣りってこんなに難しかったっけ?

実はオッサンは今季初の【秘密の花園】である。

 

例年なら、この【秘密の花園】というハゼの穴釣り場には、通い詰めていなければならないのだが、今期はどうにも芳しくないらしい。

 

なので、今期のオッサンは【秘密の花園3】での夜釣りを余儀なくされている。

 

目論見通り【秘密の花園3】では、中型〜大型手前クラスが混ざり、時には1束超えもあり得る楽しい釣りになっている。

 

んがしかし、大型ハゼを求めて夜中にハゼを釣るというその心意気は見習うべきではあるが、極寒の中、手がかじかみ鼻水を垂らしながら朝まで夜通しハゼ釣りするその行為は真似するべきではないだろう。

 

そんな地獄のハゼ釣りについていけない、常識を持ち合わせた釣り仲間は【秘密の花園】にて通常営業。

 

その仲間からの情報によると、今期の穴釣りは、数はそこそこ上がるがサイズがイマイチらしい。

 

例年なら既に20cmオーバーが上がってもおかしくないが、今期はいまだ上がらず…

 

ここ最近でやっと18cmクラスが上がり始めた感じらしい。

 

 

とは言え、二日酔いのオッサンに選択肢なんぞ無くて、本日の釣り場【秘密の花園】に到着。

 

既に、常識人のTZ氏とK氏が釣り糸を垂れていた。

 

夜釣りばかりだったから、この二人に会うのは久しぶり。

 

”一応”釣果を聞いてみるが、「ボチボチ釣れるけど、型は小さい」という予想通りのレスポンス。

 

オッサンも早速釣りの準備をば!っという事はなくて、久しぶりの【秘密の花園】をウロウロしたり、他の人の釣りを眺めたりとモサ〜っとしていた。

 

ちゃんと穴釣りしてる人は朝から来てるんだけど、ちゃんとしてないオッサンはかなり出遅れた感じ。

 

そもそもが、二日酔いの胃酸過多でムカムカしてるし、頭も痛い。

 

「ハゼ釣りするのも面倒臭いな〜」っと思っていたが、釣り場に来て何もしないのももったいないので、ハゼ釣りしちゃおっかな〜

 

 

本日の竿は、言わずもがな穴釣り用の1.5mの竿。

穴釣りと言えばこの竿

 

仕掛けは、穴釣りでもいつもの胴付き仕掛けなんだけど、針とハリスは先週の遠征でI氏から貰ったのが余ってるのでソレを使う。

穴釣りで夜光玉は役に立つのかな?

 

餌は当然、もらい物のアオイソメ。

 

穴釣りでは少し喰わせるから、多少突かれても粘るイソメがベスト餌だと思う。

やはりイソメだよね〜

 

垂らしは3cmくらいから始めて、まずは様子見。

喰いによって微調整

 

水温はちょっと冷たくて14℃。

もう年末だし…

 

さぁ、今季初の【秘密の花園】は如何に!?と意気込んでみたが、そう甘くなくアタリ無し!

 

だよな〜、こうなるわな〜と思ってたら、けっこう浅い穴でスンスン…と魚信あり!

 

「ん〜?ダボハゼっぽいな…」と思いながらアワセてみると、何も掛からずの根掛かりで、仕掛けまるごとロスト。

 

さい先悪く、いきなり穴釣りの洗礼を受けるオッサン。

 

「そう言えば、穴釣りでは仕掛けパーツを身に付けてないと、いちいち基地に戻る事になるんだっけ?」とオモリやらをポッケに忍ばせる。

 

戻って来て、再度アタって来た穴に落としてみるが、やはりダボハゼの反応なので次の穴へ。

 

ダボハゼを釣って排除すれば、もしかしたらマハゼが喰ってくるかも知れないが、また根掛かりするのも面倒臭いのでさっさと次の良穴を見つけることにする。

 

しばらく周辺の穴を探ってみるが、なかなかアタって来ないね〜

 

喰って来る来ないは魚側の都合だからどうしようもないけど、深さが50cm以上あるような良穴には絶対ハゼが居ると思うんだよな〜

 

するとある深めの岩陰に落とした瞬間にアタって来た!

 

最初は少しもたれるように仕掛けが動かなくなり、ス〜っとゆ〜っくり竿を上げるとグン!と引っ張ってくる。

 

間違いなくマハゼのアタリ方。

 

ここからどういう挙動をするのか?で釣れるか釣れないかが分かれる。

 

グン!と引っ張った後はそのまま竿はステイして動かさないでおくと、グン!グン!と引っ張った後にグ〜ン!と大きく竿をしならせる奴は針掛かりするハゼ。

 

コレが釣れない奴は、グングン!の後に餌を離してしまい、音沙汰なしになる。

 

たいていこのタイプは次は喰って来ないか、チョン!と突付くだけで大きく喰って来ないんだよね〜

 

そこにハゼが居るのは分かってるのに、悔しいったらありゃしない!

 

さて、コイツはどうするのか?

 

グン!グン!の後にグ〜ン!っと大きく竿がしなった!!

 

来た〜!とアワセるとしっかり針に掛かって暴れ始める。

 

好きにやらせると穴に潜られるので、少し強引に穴から引き出してから、水中を右に左に泳がせて疲れさせ、グッタリした所を安全に取り込む。

 

このやり取りが穴釣りの楽しいところだね〜

 

今現在は潮位が高いので、水深がけっこうあるからこのやり取りが出来る。

 

コレが潮位が低い時は、穴から引きずり出すといきなり水面からハゼが飛び出し、空中でハゼが暴れるもんだから、ハゼをバラす事もあって危険度が増す。

やっと釣れたよ〜!

 

とりあえず、ボウズのがれでひと安心。

 

次も同じ穴から追加。

おかわり!

 

しかし、今日は渋くてなかなか次のアタリが無いんだよね〜

 

深さのある穴を見つけると期待するんだけど、アタらないな〜

 

忘れた頃にアタって来て釣れるんだけど、今日は単発ばかりで、ひとつの穴から何匹も釣れるなんてのがないな…

忘れた頃に釣れるが…

 

アタリ自体はポツリポツリとあるんですよ!

 

ただ、アワセられるようなアタリ方じゃなくて、グン!グン!で終わってしまい、その後のグ〜ン!が来ない。

 

試しに最初のグン!でアワセても空振りばかり。

 

そんないけずなハゼには、必殺餌のイソメの尻尾で勝負を掛ける。

尻尾で勝負じゃ!

 

尻尾餌の場合は、垂らしは4cmくらいと長くても良いっていうか、長めの方が喰ってくるし、針掛かりも良好。

 

いつもは餌を穴に落としたらスンスン!と数cm上下させて誘い続けるんだけど、尻尾餌の場合は、勝手にニョロニョロ動くから誘いは入れない。

 

むしろ人間側は何もしないで、尻尾の自然な動きに任せた方が喰いは良いと思う。

 

んで、しっかり釣れた!

さすが、尻尾だ!

 

必殺の尻尾ではあるが、どんなモノにもデメリットがある。

 

当然ながら、イソメ一匹に一本しか取れないから、ここぞ!という時にしか使えない。

 

あと、そのナイスな動きからカニもおびき寄せてしまう。

 

尻尾は細く繊細なので、カニに掴まれると一発でブッちぎられる。

 

せっかく勝負かけてるのに、カニごときにちぎられるとすこぶる悔しい!

 

しかし、今日はアタリが遠いし、せっかくアタって来ても、アワセるまでいかないアタリ方ばかり。

 

無理にアワセても、やっぱり針に掛からないんだよね〜

 

 

イソメ餌が無くなり、アミエビ餌も持ってきてたけど、この喰いじゃ〜続行する気にもならず。

 

2時間半で7匹にて終了。

う〜ん…、釣れないな〜

 

穴釣りも久しぶりだったから目が慣れてなくて、穴を見つけられなかったかな。

 

ずっと穴釣りしているK氏なんて20匹上げてたから、釣れなくは無いんだよな〜

 

実力の差を思い知らされた【秘密の花園】だったのでした。

 

 

終盤、O氏とH2氏がやってきたんだけど、このお二人は昨夜から夜釣りin【秘密の花園3】→【秘密の花園2】→【秘密の花園】と渡り歩いたようだ。

 

「【秘密の花園2】では入れ喰いだったよ!」と満足げだったが、それ以前にすげ〜バイタリティだな!

 

オッサンよりも全然歳上なんだけど、このやる気はどこから湧いて出てくるんだろう?

 

もしかしたら、老い先短い人生の灯火を完全燃焼しているのかも知れない。

 

ただ、そんな灯火がオッサンと釣りしている時に燃え尽きるのも困るから、せめてそれぞれの自宅の畳の上で燃え尽きて欲しいと願うオッサンなのでした。

 

 

次の記事>>>「2023年度35回目のハゼ釣りはいよいよ夜釣りもラスト!?」へ

 

 

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