2023年度36回目のハゼ釣りは夜釣り改め穴釣り

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2023年36回目のハゼ釣りは夜釣りは断念し穴釣りへ

2023年12月17日。

2023年36回目のハゼ釣りに行ってきました。

 

釣り場:【秘密の花園】※釣り場は公表できません。申し訳ないです。

天気:晴れ

釣行時間:8時00分くらい(潮位:172cmほぼ満潮)〜12時00分くらい(潮位:140cm下げ5分)中潮

水温:15℃

釣果:マハゼ12匹(14cm〜17cm)

 

竿:1.5m(行雲流水)

道糸:フロロ1.5号

ハリス:フロロ1.0号

ハリ:袖スレ4号

オモリ:自作Fe(鉄)オモリ。1号相当の重さ

エサ:ベビーボイルホタテのちオレンジイソメ

ハリス3cmの胴付ミャク釣り仕掛け

 

 

釣り人たるもの、釣り前の天気予報とタイドグラフ(潮汐表)のチェックは必須である。

 

釣りとは自然相手だから、天気と潮汐は釣りの大事なエレメントである。

 

潮汐は、「どこで釣り糸を垂れるか?」の作戦を練るのに、非常に大きなウェイトを占める。

 

また、天気は「釣りをするのか?出来るのか?」の判断をするべき指標となり、場合によっては、中止という苦渋の決断もしなければならない。

 

この判断を見誤っては命に関わるので、ここはしっかりとしなければならない!

 

んだけど、本日のオッサンはこの判断を完璧にミステイクしたのでした。

 

 

予報によると、天気は良いんだけど、問題は風が吹くらしい…

 

風って釣りの大敵で、夏場なら雨天でも釣りになるし、むしろ天気が悪い方が釣れたりもするが、強風は季節に関係なく釣りにならない事が多い。

 

沖釣りなら船は出船しないし、堤防釣りなんて、風に煽られると落下の危険性もあるからもってのほかだ。

 

そしてハゼ釣りにおいては、柔らかいのべ竿は風に煽られてアタリなんてとれないし、そもそもが水が風で波打って海底の砂が巻き上がり濁るので、全然釣れないという状態になる。

 

問題は、「んじゃ〜!どれくらいの風ならハゼ釣りできなくなるの?」という判断。

 

この判断は釣り人によって玉虫色なんだけど、オッサン的には、だいたい7〜8m/sくらいが基準になるかな?

 

これくらいの風速は『強風』という定義で、体感的には時速30km弱くらいのスピードで走っている場合に身体に当たるくらいの強さらしい。

 

樹木全体が揺れて小枝や軽いモノが飛ばされるくらいで、風に向かって歩きにくいレベル。

 

ハゼ釣りにおいては、3.6mくらいの長竿は風に煽られてアタリがとれないが、2mくらいの竿ならやり方によってはなんとかなるレベルかな。

 

ところが、お天気アプリによると、オッサンの夜釣り時間帯は南西の風10〜11m/sという予報。

 

さすがに二桁はダメだろ…

 

常識的に考えれば、釣りをするべきではないし、そもそもが釣りにならないだろうて。

 

んがしかし、本日のオッサンは完全に見誤っていた!というか、お試しの方が優先になってしまい、気分が舞い上がり脳みそがケセラセラ状態。

 

今思えば、いったい何を勘違いしていたのか自分でも理解不能だが、夜釣りにGo!一色だったのだ。

 

 

自宅を出た最初の感想は「思ったよりも風が弱いな…」だった。

 

こういうとき人は自分が正しいと信じたいがために、自分に有利なように物事を捉える傾向がある。

 

愛車を漕ぎ出すが、気温が異常に暖かくて、出発してから5分もしないうちに汗だくになっていた。

 

「この暖かさなら釣れるぞ〜!」

 

オッサンの脳みそはもう完全に舞い上がっていたらしい。

 

 

汗だくになりながら、釣り場近くの開けた場所に出た途端、強風が吹き荒れる!

 

ここでやっと現実を突きつけられる。

 

「うわ〜、ダメじゃんコレ?」

 

強風が身体に絡んできて、愛車ごと持っていかれるくらいだった。

 

当然、釣り人なんて皆無だ。

 

水際まで確認しに行くが、水面は船が遠り過ぎた後のように波打ち、水は泥水のように濁りきっている。

 

どう考えても釣れないし、釣りにすらならない状態。

 

しかし、何を思ったのか釣りの準備を進める狂ったオッサン。

 

そこまでしてしまう原因は、本日は2つのお試しがあったから。

 

ひとつは先週届いた釣り用のヘッドライト。

釣り専用のヘッドライト

 

コレが実際にどこまで使えるのか?の確認。

 

そしてもうひとつが、100均のゴム手袋が使いものになるのかどうか?

 

冬の釣りで一番厳しいのが手が冷えるということ。

 

身体は防寒対策でなんとかなるけど、手だけはどうしようもない。

 

釣り用の手袋とかもあるけど、魚とか餌とかをいぢくった後ってすぐに手を洗いたいじゃん!

 

なので、素手で釣りをやらざるを得ない。

 

っというわけで、冬の釣りは手がかじかんだままで、下手すりゃ〜、指がしもやけになることもあり。

 

そこで、少しでも手のダメージを軽減しつつ、釣りの邪魔をしないナイスアイテムはないかと100均を物色。

 

見つけたのが薄手のゴム手袋。

 

コレなら使えるんぢゃね?

 

手にピッタリフィットらしいから、ハゼのアタリも取れそうだし、餌付けとか細かい作業もできそうだし…

 

すごく薄いから暖かさは期待できそうもないが、無いよりはマシでしょ!?

 

万が一使い物にならなくても100均だし!

さぁ、使いものになるのか?

 

実は、出発するときから装着してたんだけど、今日は気温が暖かいから手袋内は汗をかいていたくらい。

 

イメージ的には、手術時のブラックジャックだったが、よくよく見ると、映画『犬神家の一族』の佐清(スケキヨ)のようだった。

スケキヨ手袋

 

しかし、映画『犬神家の一族』のスケキヨはインパクトがあったよね。

 

あの白いゴムマスクの不気味さと言いい、湖から逆さに両足が突き出している死に様と言い、どちらもが同作品の“アイコン”的存在だった。

 

金田一耕助役も、石坂浩二がハマり役でしょ!

 

その他、ありとあらゆるキャストがハマっていたと思う。

 

この作品が【日本映画の金字塔】と称されていたというのも頷き180度だ。

 

ちなみに金田一耕助シリーズは映画やテレビドラマで何作かあるけど、やはり犬神家の一族が一番だと思う。

 

その証拠に、大晦日の『ガキ使 笑ってはいけないシリーズ』でも、スケキヨが何度も登場している。

 

まぁ、中身は板尾坂路なんだけども…

 

 

んでハゼ釣りの塩梅はというと、ご想像の通り全く釣りにならず!

 

それでも、なんとか小ハゼを一匹だけ釣り上げてボウズのがれにて。

せめてものボウズのがれ

 

肝心のお試しはというと…

 

ヘッドライトはとてもゴキゲンだった。

 

明るい範囲が広いから餌付けも良好で見やすいし、充電式で軽いから頭への負担も少なかった。

 

スケキヨ手袋は思ったよりも暖かいのは良かったが、完全にピッタリフィットでもないので、ダブつく箇所に針が刺さったり、ゴムが挟まったりでちょっと使い勝手はイマイチかな?

 

あと、ゴムだから餌が滑って針に付けづらいという欠点もあった。

 

手袋の方は、もうちょっと使ってみて検証してみようと思います。

 

っというわけで、釣り開始からわずか30分で戦略的撤退!

 

ほぼトンボ返りで逃げ帰るオッサンなのでした。

 

ダメは最初から分かってたんだけど、本日は釣り人特有のお花畑発想が過ぎたな〜

 

唯一良かったのが、先日のふたご座流星群の残りだろうか、釣りをしてたらオリオン座の真ん中を横切るすごく長い流れ星を見た!くらいかな。

 

 

コレで本当に2023年の夜釣りは終了です。

 

まぁ、今期初めてハゼの夜釣りに通ってみたんだけど、夜釣りに適した時期や釣れる状況、ポイントも分かってきたので、来シーズンはもっと効率よく楽しめると思います。

 

 

とはいえ、そう簡単に割り切れるものでもなく、自宅に向かいながら密かに「ひと眠りしたら【秘密の花園】にリベンジしに行っちゃる!」と諦めの悪いオッサンなのでした。

健全な釣りは昼間の内に!

ひと眠り後、ふと目覚めると一瞬頭が混乱する。

 

「アレ?オラ釣りしたよね?」と思ったが、そういえば第二ラウンドの予定だっけ?

 

帰ってから釣りアイテムもそのまま放ったらかしだから、「面倒臭いからこのまま寝ていよう…」という訳にもいかない。

 

渋々起き出して自宅を出発するが、愛車を漕ぐ足がダルい。

 

目指す【秘密の花園】は、ハゼの穴釣り場としては一番の近場だが、「ちょっと散歩がてらに…」という気楽な距離でもない。

 

やっと到着するが既にTZ氏、T氏、K氏、H2氏、SS氏などの面々が釣り糸を垂れていた。

 

すっかり出遅れているオッサン。

 

しかし、夜中の風が嘘のように穏やかになり、お日柄も良くて暖かく、絶好の穴釣り日和だ!

 

釣れればね…

 

みんなは夜釣りに通っていたオッサンが突然現れたので驚かれたが、「あの強風中、今日も行った」と報告すると、皆一様に呆れ半分驚き半分の微妙な顔をされた。

 

先行者たちに穴釣りの塩梅を伺うが、「まだ一匹だよ…」とか「釣れても小さいよ…」とか「軽い尿もれが止まらないよ…」とか、こちらのやる気が萎えるレスポンスの嵐。

 

どうもパッとしないようなので、こういう時は誰も攻めていないエリアに限る。

 

という訳で、誰も居ないスポットへ移動し、ひとりだけ良い思いをしようと画策するオッサン。

 

 

んでは、さっそく釣りの準備をば。

 

穴釣りなので使う竿は当然1.5mの短竿『行雲流水150』

穴釣りにはこの竿

 

竿の長さは1.5mだけど、道糸の長さは2mくらいにしている。

 

穴釣り場って、自分の立ち位置からけっこう下に水面があったりするし、深い穴になると1.5m以上ある。

 

さらには根掛かりで仕掛けロストが多発する釣りモノなので、道糸が長い方がなにかと勝手が良い。

 

仕掛けは当然、いつもの胴突き仕掛け。

手が汚いな〜

 

一番の問題が、餌はボイルベビーホタテしか無い。

 

穴釣りだとアオイソメなどの虫エサ一択なんだけど、そもそも穴釣りする予定じゃなかったから買ってなかったし、ホタテ餌がまだ余っているので在庫処分しなければならない。

 

ただ、いくらホタテ餌でも、穴釣りだと喰ってこないことが多々あるんだよね〜

ホタテの在庫処分

 

穴釣りだとホタテは頼りないな…

 

水温は15℃でちょっぴり温かい。

昨日は暖かったからかな…

 

では、穴釣り開始!

 

まずは早くボウズを免れたいので、実績穴を攻めるんだけど、アタリがない…

 

どこに落としても生命反応がない…

 

穴の深さは1m弱くらいで頃合いなんだけど、アタリが無いな〜

 

「絶対、ハゼは居るはずなんだけど…」

 

手当たり次第落とすが、どこも反応してこないぞ。

 

そもそも、オッサンは穴釣りではスロースターターだから、「その内にアタってくるでしょ!」と思っていたんだけど、ダボハゼやカニすらの反応も無いから、コレはマズイな…

 

しばらくくすぶっていると、O氏がやって来て「ここらへんは当たらないでしょ?俺も前回やってみて、全然アタらなかったよ!」との事。

 

「だから誰も居なかったのか…」

 

ひとりだけ良い思いをしようという作戦失敗で、悪いことはできないもんだ!

 

という訳で、みんなが居るエリアに戻ってきた。

 

いくつかの穴に落としていると、やっとアタリはあったものの、ナイスなアタリ方で上がってきたのは良型のダボ…

 

しかも、コイツは誰かのブチ切れた仕掛けを飲み込んだまま喰ってきやがって、「どんだけ食い気があるんだよ!」とツッコミを入れたくなった。

口から別の仕掛けが出てるが…

 

ここのダボはけっこう大きい良型も多いので、マハゼのアタリと引きと勘違いするんだよね〜

 

よく見かける真っ黒な小さいダボは、アタリ方も小さく小刻みだし、餌を咥えるとすぐに横移動するから分かるんだけど、良型のダボ(『ドロメ』という名前らしい)はマハゼと同じアタリ方をする。

 

チョロチョロとアタリはあるんだけど、全部ダボのアタリだった。

 

この流れは、マズイな…

 

なので、H2氏からオレンジイソメを恵んでもらった。

オレンジとは珍しいな…

 

さっきは無反応だった穴に落とすと、着底と同時に喰ってきた!

 

グン!グン!と間違いなくマハゼのアタリ方。

 

ス〜っとゆっくり静かに竿を上げると、グ〜ン!と引っ張り返してくる。

 

「来た〜!」っとアワセるとしっかり針掛かりする。

 

ググン!ググン!と穴の中で暴れるが、少々強引に穴から引きずり出す。

 

ここで好きにさせると穴の中に潜られて、中で踏ん張って出てこなくなる。

 

なんでも、ハゼが穴から出てこなくなる時って、狭い穴の中で身体を曲げてつっかえ棒みたくして耐えているらしい。

 

こうなったら、引っ張っても出てこないし、無理に引っ張ると道糸が切れるだけなので、まずは焦らずに道糸のテンションを緩めて最低5分くらいは待つ。

 

この待つ時間ってすごく長く感じるんだけど、焦らない焦らない…

 

ハゼも踏ん張るのに疲れるから、頃合いになったら竿を上げると、スルリと出てくることがほとんどです。

 

やっとボウズのがれで、本日の一匹目。

小さいが、贅沢は言ってられん!

 

一匹目が釣れるとホッとする。

 

同じ穴からもう一匹。

今度はそこそこの良型

 

しかし、穴から引きずり出し、水中で泳がせ、疲れさせてから安全に取り込むんだけど、穴釣りの面白さはこの泳がせている時だよね〜

 

右に左にハゼが暴れて、ソレをいなしている時が「あ〜ハゼ釣りしてるぜ!」と実感する時。

 

この時は既に釣れた!を確信しいる。

 

穴釣りで針から外れる時って、ほとんどは穴の中か、穴から引きずり出す瞬間に外れる。

 

一瞬ハゼが見えたのに、ピュン!って外れると、悔しいったらありゃしない!

 

今日も何度かあったけど、貴重な穴ハゼに逃げられると声が出ちゃうよね〜

 

 

虫エサを恵んでもらう身としては、人様から頂いた餌を無駄にできないので、虫エサ+ホタテのコラボでアタリ率をアップさせる。

コラボ餌

 

こうすると、イソメ単体よりは、よりアタるようになると思います。

 

ハゼの穴釣りって、チョロチョロ移動しながら釣るんだけど、やはり場所によって大きく変わるかな。

 

できれば人が居ない手つかずのエリアの方が、アタれば連打になったりする。

 

ただ、アタらない事もあるから、掛けみたいなもんかな?

 

例年なら、この時期はハゼがもっと大型化するんだけど、今期は小さいな…

ここらへんが平均的なサイズ

 

もうハゼも婚姻色が強くなりつつあるから、今期はここらへんのサイズ止まりらしいな。

まだ真っ黒ではないが…

 

頂いた虫エサが無くなたので納竿。

 

4時間で12匹とまずまずかな。

まぁ、コレくらいなら…

 

以前は穴釣りではツ抜け(10匹)すれば御の字だったけど、昨今は数が上がるようになっているから、ツ抜け程度だとちょっと不安…

 

ただ、以前は釣れない分、20cmオーバークラスの大型ハゼも上がったが、今期はダメですな〜

 

まぁ、なかなか数とサイズの両方を満足するのは難しいですね。

本日の最大サイズ

 

夜釣りも終わり、これからは穴釣りに集中だから、虫エサは必携。

 

しばらく夜釣りばかりだったから思ったけど、やっぱり釣りは明るい内にやるべきだ!

 

『健全な身体に健全な精神が宿る』ように、健全な釣りは昼間にやるべきだ!と痛感したオッサンなのでした。

 

 

次の記事>>>「2023年度37回目のハゼ釣りは今年ラストかな?」へ

 

 

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