2019年6月9日。2019年夏シーズン2回目のハゼ釣りに行ってきました。
釣り場:大井ふ頭中央海浜公園(夕やけなぎさ)天気:曇り釣行時間:7時00分(潮位:145cm上げ8分)〜9時30分くらい(潮位:160cm満潮)小潮釣果:マハゼ100匹(6cm〜10cm)
竿:2.0m 道糸:ナイロン0.8号 ハリス:ホンテロン0.6号 ハリ:袖1号スレ オモリ:自作Fe(鉄)オモリ。1号相当の重さ エサ:ボイルベビーホタテハリス3cmの胴付ミャク釣り仕掛け
いつものように布団の中でハゼ釣りに行くべきか葛藤するオッサン。
マジで今日は止めようと思った。
だって寒いんだもん!
気温が低いということは水温も冷たいハズだし、今日はお天気も期待できないどころか下手すりゃ〜雨だよ!
メインの掛け布団は夏仕様だが、昨日は毛布を引っ張り出して寝てたからその肌触りが気持ち良く、朝はぬくぬくしていた。
残念ながら雨は降ってなくて、やはりハゼ釣りに行かねばならないのか!?
いっその事、雨が振ってれば諦めもつくんだけど…
そもそも、なんで俺はハゼ釣りなんかやってるんだ?
始まりは、あの時か…
そんなに嫌ならヤメてしまえ!!
しかし、釣りは好きなんだよな〜
誰かこの布団状態のまま釣り場に運んでくれないかな〜
足を毛布にスリスリさせながら、くだらない思考を巡らせる。
しばらく待ってみるが誰も運んでくれないので、オッサンは起き出した。
窓から外を見ると霧雨にも満たない雨が落ちているが、「これは止むな」と判断。
雨はともかく気温は寒いので下半身は戦闘服(ウェーダー)、上着はカッパを装着し(←ウダウダ言いながらもちゃっかり雨ハゼ釣りの準備はしておいた)完全防備で出撃。
やっぱり寒いぞ!!
久しぶりにウェーダーを着るが、何年経ってもこのケミカル臭は消えない。
昨年はウェーダーを着なかったから、一昨年以来の懐かしいスメルを楽しみながら愛車を漕いでいると現場が見えてくる。
こんな寒い雨の日にハゼ釣り人はいないだろうと思ってたんだけど、5人程の釣り人がいてビックリした。
全然釣れてなさそうな【ハゼつき磯】を横目に見ながら、本日の現場【夕やけなぎさ】に到着すると10人以上のハゼ釣り人がいて、これまたビックリ!
こんな日にハゼ釣りなんてダメだろう
行き掛けに買ったお赤飯のおにぎりをパクつきながら眺めると、懐かしいM氏がいた。
挨拶がてら釣果を伺うと1時間半で50匹と良いペースで釣っていた。
釣れてんじゃん!っと水を触ってみると結構温かいぞ!
これなら期待できるぞ!!
一気にやる気アップのオッサン。
お赤飯を口に突っ込んで釣りの準備を始める。
まだ冷凍ベビーホタテはカチンコチンのままだったので、水に浸けて解凍。
全く解凍されてない
今年も愛竿の「そよ風」を使い倒す。
昨年よりも柔らかくなってる気がするのは気のせいか…
仕掛けはいつものミャク釣り仕掛け。
いろいろと試してみたけど、コレが一番アタリが分かりやすいと思う。
シンプルな仕掛けはアタリに敏感
ヨシ、殺るぞ!じゃない。やるぞ!!
と思うないなや(=as soon as)、遠くから釣り船の嫌な音が近づいてくる。
「んだよ!まだ一投もしてないのに!」と出鼻をくじかれたオッサン。
船の立ち波がなぎさまで押し寄せる。
このタイミングで柵際で釣っていた常連が居なくなったので、これ幸いとばかりにそそくさと柵際に陣取るオッサン。
以前はこの柵際が一級ポイントだったんだけど、ここ数年は大したことない…というイメージ。
でももしかしたら今年は良いかもしんまい!とやってみることにする。
昔は入れ喰いだったんだよな〜
タイマーを一時間にセット&スタート。
水に入ると思ったよりも冷たかった。
さっきは暖かく感じたんだけどな〜
ウエーダー着てきて良かった!
オッサンはいつも、そのポイントでの第一投はエサを大きめに付けてます。
特にこの時期だとエサが大き過ぎてハリ掛かりすることはまず無いんだけど、ハゼの反応が見たいのとハゼを寄せるという意味もあります。
大きいエサは目立つから近所のハゼに見つけやすいし、ハゼがエサを突いてブルブルするからホタテ貝柱の繊維が撒き散らされてコマセの役割をします。
さぁ、どうだ!?と反応をみるが、シ〜ン……音沙汰なし。
「あれ?ハゼ居ないの?」
3回ほど柵際を攻めるが全くアタリがない。
「う〜ん…難しいか」
柵方向は諦めて反対方向に落とすと、すぐにアタリが来て本日の第一号が釣れた!
先週よりも型が良くなってる
すぐ同じスポットに落とすと、また釣れた。
少しサイズアップした
ここ数年の柵際ってこんな感じで、柵方向よりもそうじゃない方で釣れたりする。
今日はウェーダーを着ているから深場も攻められるけど、深いポイントよりも浅い方が喰いも型も良いらしい。
一ヶ所で5匹程釣ったらアタリが無くなるので、すぐに次のホットスポットを探すという塩梅。
先週は10秒以上長く喰わせるとやっとアタる感じだったけど、今日はハゼが居れば着底すぐにアタって来るからハゼも殺る気があるらしい。
こうなると仕掛けを斜めに落としてエサを見せながらのソフトランディングが有効になる。
このようにアタリ方が夏本番に近くなってるんだけど、次のホットスポットを探すのに時間がかかるし、一ヶ所でもせいぜい5匹がいいところで、それ以上はなかなか来ないな。
ここら辺がまだ夏本番とは違うんだよね〜
それでもなんとか拾いまくって、最初の1時間で64匹とこの時期にしてはマズマズでした。
まだ小さいズが多いからビク内もスカスカだ
小腹が減ったので愛車に戻ってブレックファーストを食べていると、あるオヤジが声を掛けてくる。
「釣るね〜!入れ喰いだね〜」
このオヤジはこの釣り場でよく見かけるんだけど、釣り糸を垂れてるのをほとんど見たことがない。
ドリンク(発泡酒)片手にご機嫌なようで、いつも釣り場をウロついてはいろんな人に声を掛けている。
別に悪い人じゃないし、無害なんだけど、全く知らない人から見ればあまり関わりたくないただの酔っぱらいだ。
まぁ釣り場にはよくいるよね、このタイプ。
釣りも好きなんだろうけど、それ以上に人と関わるのが好きなタイプ。
いつもウロウロしてるから情報通で顔見知りの常連も多いけど、自分で釣りするわけじゃないから、釣りの話になると内容が薄いんだよな〜
聞けば、1時間以上自転車を漕いでここまで来てるらしい。
そんな労力をかけて来てるなら釣りすればいいじゃん!と思うが、確かこの人はハゼ釣りが下手なんだよな〜
まぁ、アレじゃ〜釣りよりもおしゃべりしてる方が楽しいわな…
オヤジは放っておいて釣りを続ける。
ちょっと【ハゼつき磯】の様子も見てこようかな?とも思ったらオヤジがまだ居て、「あの人はハゼ磯でやってたけど、釣れないからコッチに来ちゃった!」と遠くの人を指差す。
さすが情報通!こういう時”だけ”は使える。
ハゼつき磯も厳しいようなので夕やけなぎさで続けることにする。
先程までは、まだホットスポットが見つかれば連打出来たが、どうやら満潮の潮止まりらしくアタリがパッタリと無くなった。
これは釣りあるあるで、調子良い時につい休憩を入れて、後で続きをやればいいや!と休んだ後はパッタリ釣れなくなる。
ホンの5分程度なんだけど、状況がすっかり変わってしまうことがある。
「休んでないで釣れる時に釣っとけば良かった…」と後悔しても後のフェスティバル。
お魚は何処かへ行ってしまうのである。
んなわけでアタリが遠のいてしまったが、何とか粘って拾おうとするが厳しい。
オヤジが背後霊のように後ろでその様子を見ていたが、「先生でも釣れなくなったか…廻りも誰も釣れてないよ!ヒッヒッヒッ…」とほざきやがった。
ふざけたコヤツをなぎさの砂浜に埋めてやる!と思ったが、なぎさの地縛霊になってココが新たな心霊スポットになっても困るのでやめておいた。
コヤツなら本当に地縛霊になりそうだし!
『発泡酒持った霊が声かけてくるんだってさ…』
大した心スポでもないわな…
あとコヤツの話題で引っ張るのも何だけど、今日は耳寄りな情報をゲットした。
この釣り場には夏になると赤フンドシの釣り人が現れるんだけど、実はフンドシは一人にあらず。
白フンドシもいるらしい!
本当かどうかは極めて怪しいが、紅と白フンドシのコラボを是非見たいものである。
絶対というわけじゃないんだけど、やはり潮止まりになると釣果が厳しくなってくるのは否めない。
こんな時はコマセを撒いて投網を一発!というわけにもいかないから、やはり粘るしかない。
諦めずに探りまくれば必ず釣れるスポットが見つかります。
潮止まりとは言え、全てのハゼの喰い気が無くなるということはあり得ないので、そいつを見つけるしかないのである。
釣りでもなんでも諦めたら負けで、粘ったもん勝ちだ。
という訳でオヤジを砂中に葬ったら、喰い気のあるハゼを探してポツリポツリと拾ってゆく。
こういう時こそ丁寧な釣りをするべきであり、日頃の精進がモノを言う。
ソフトランディングからのあらゆる誘い、アワセを入れるタイミング、アワセ方向と強度etc etc
移動を繰り返しながら喰い気のあるハゼを探し、何とか目標の1束(100匹)を達成。
満足したので納竿。
2時間半で100匹でした。
何とか目標達成!
今日は潮が濁ってたので石際が見えなくて、あまり攻められませんでした。
それもあって後半は苦労しました。
その濁り方が雨が混ざってという感じではなくて、淀んだような濁りだったのでちょっと気になりました。
今は潮汐が弱くなる潮回りだからそれが原因かな?
ハゼの感触は良くなっているので、これからが楽しみですね。
次あたりは【ハゼつき磯】もやってみようかな?