2019年12月22日。2019年31回目のハゼ釣りに行ってきました。
釣り場:「秘密の花園」(KL-@)※釣り場は諸事情により場所は明かせません。申し訳ないです。天気:曇り釣行時間:8時00分(潮位:86cm干潮)〜11時00分くらい(潮位:133cm上げ5分)若潮釣果:マハゼ7匹(15.5〜18cm)
竿:OGK(大阪釣具)「小魚名人」1.5m道糸:フロロ1.5号 ハリス:ナイロン1号 ハリ:袖スレ4号オモリ:自作Fe(鉄)オモリ。1号相当の重さエサ:アオイソメとホタテのコラボハリス3cmの胴付ミャク釣り仕掛け
このブログを読んでくれている方ならもうご存知だと思いますが、ハゼの穴釣りって本当に書くネタが無い。
なにせ、ハゼがいる穴を見つければ釣れるし、見つけられなければ釣れないというだけの釣法。
ただこれだけのお話なので、どう膨らませっちゅうねん!
というわけで、穴釣りの季節になるとしょうもない前置きが長くなってしまい、読む気が失せるのはとても共感できます。
ここだけの話、読んでいる方は夏のハゼ記事の半分にも満たないのがこの時期。
しかし、このお寒い状況にもめげずに今日もハゼ釣り&ブログの更新に励んでいきたいと思います。
もうこの一連の作業はオッサンの習慣でもあるので…
人にはそれぞれにいろいろな習慣がある。
…鼻をかんだテッシュを広げて凝視する。…蚊に刺されると血が出るまで掻きむしる。…バームクーヘンを一枚一枚剥がして食べる。…とんがりコーンを全部の指にはめてひとつずつ食べる。…横断歩道を白線だけ踏んで渡る。etc、etc…
大辞林によると習慣とは、@長い間繰り返し行われていて、そうすることが決まりのようになっている事柄。また、繰り返し行うこと。
Aならわし。しきたり。風習。慣習。
B学習により後天的に獲得され、繰り返し行われた結果、比較的固定化するに至った反応様式。とある。
別にオッサンが人に自慢できる素晴らしい習慣があるわけではないが、習慣って別に他人がどうのこうのではなく、本人がやらずにはおれないものだと思う。
当人にとっては無意識にやってしまうのであり、ソレを見せられる他人にとってはやる意味も理由もない、至極くだらない言動であることがほとんどだ。
ちなみに上記習慣例はオッサンの習慣でもあるが、無意識にやってるから何とも思わなかったが、こうして明文化してみるとキモいな〜
習慣とは、ある意味オヤジギャクと似ているかもしれない。
オヤジギャクとは人を笑わせるために発表するものではない。
当人にとってはソレを発表せずにはおれないものであり、そのギャグを吐き出さずに飲み込むのはすこぶる気持ちの悪いもので、歯の間に挟まったトウモロコシの皮のごとく、吐き出してスッキリしたいものなのである。
発表した後の周囲のお寒い空気なんぞは、発表後の開放感に比べればミジンコみたいにちっぽけな現象に過ぎない。
オッサンにとってハゼ釣りは習慣と言えるだろう。
人は言う。
人:「毎週毎週ハゼ釣って、よく飽きないね?」
オッサン:「飽きる飽きないじゃないんだよ。」
人:「でも飽きてるでしょ?」
オッサン:「そ〜じゃねぇんだよ!」
人:「でも飽きてるって顔してるよ」
オッサン:「人の顔うんぬん言えるツラか?貴様!!」
以後リピート…
このように、習慣とは他人に理解され難いものなのは言うまでもない。
先週はハゼ釣りをしなかった。
忘年会続きで体調を崩してしまい、大事をとってお休みしたのだが、休んでる間も尻のあたりがムズムズして落ち着かない。
”今頃、ハゼ釣り仲間達は大漁に釣ってるんだろうな…”
そんな妄想だけが頭の中をメリーゴーラウンドのように巡る。
その夜は各種情報筋から釣果情報が入ってくるが、釣果のほどは置いといて、悔しいったらありゃしない!
そんな訳で本日は待ちに待ったハゼ釣り日。
いつもは眠い朝も今日はバッチリ目が覚めた!
完全防寒で出撃し、まずはアオイソメをゲットすべく近所の釣具屋へ急ぐ。
お店の親父にイソメ代を叩きつけながら「イソメを一杯!オマケよろしく!!」
踵を返して釣り場に向かう。
自転車立ち漕ぎだったもんだから、釣り場に到着する頃には汗だくになっていた。
現場『秘密の花園』には他の釣り人は誰もいなかった。
少々拍子抜けしたが、広大な釣り場を独り占めというのも気持ちが良いものである。
まずは本日持参したベビーホタテがカチンコチンに凍ったままなので、水に漬けて解凍する。
ベビーホタテはカチンコチンのまま
夏ハゼ釣りに使ったホタテの余りなんだけど、何で今頃ホタテなのか?
今期絶好調のハゼ釣り仲間H氏によると「イソメとホタテのコラボエサはやっぱり喰いが違う!」らしい。
これはこの釣り場でダントツに釣る穴師匠にも言われてたんだけど、面倒臭いというのと、オッサン的にそれほどの違いを感じられなかったからやってなかったんだよね…
でも最近はオッサン不調なもんで…
【模倣なくして創造なし】とは誰かが言ったか書いた言葉か知らんが、釣りも釣れてる人のマネをすれば何かを掴むキッカケになる。
なので、冷凍庫に眠っていたホタテを引っ張り出した次第であります。
お次はハリに少々細工してきました。
コレ!
コレは一本のハリスに2つハリを直線で付けたものです。
ヒラメの泳がせ釣りに使うハリスみたいなものです。
上針と下針は8cm離れていて、上針をイソメの頭に下針はハリスが直線になる位置でイソメに掛けます。
要はイソメを一本掛けすればハゼへのアピールになるんジャマイカ?という訳で作ってきました。
ずっと以前にシロギス釣りで試したことがあって、そのときは釣れたような釣れないような程度のシロモノ。
めげずにハゼでも試してみようと思ったのでした。
こういう風になります
ホタテもふやかしたし準備万全じゃ!いざ!!
と思ったらアクシデント発生!!
なんと!長年愛用していたエサ箱のフタが壊れているではありませんか!?
ガビ〜ん!壊れたぁ
思えばコレ何年使ったろう?…
ハゼ釣りを始めてからず〜っと使ってたもんな〜
懐かしいメモリーが走馬灯のように巡るが、壊れたもんはしょうがないのでフタ無しで使うしか無いが、問題はフタが無いとイソメが脱走する。
目を光らせておかねば!
竿を握りしめて水際に仁王立ちするが、今日は曇っていて狙うべき穴がよく見えない。
オマケに現在は干潮時間なので余計に穴が少ない。
潮位は低いわ、穴は見えないわ…
んなことは分かりきったことなので気にしないで穴釣り開始。
適当な穴に入れるが、すぐにカニがちょっかいを出してきてイソメ一本取られてしまった!
「何すんねん!イソメ一本いくらすると思っとるんじゃ〜」
イソメの値段を知らないカニが無邪気に手を出してくる。
カニにブツブツ言いながら新たにイソメを付けるが、イソメ一本にハリを2本刺すのって面倒くさいな〜
オッサンが使っているハリはカエシのないスレバリだから、イソメが暴れると簡単に抜けちゃうんだよね。
かと言って、イソメがクネクネして誘ってくれないとこのハリスの意味がないし…
結局、3本目のイソメが無くなったところでこのハリスを諦めた。
イソメがすぐ外れるのはカニのせいではなくてスレバリを使ってるがゆえらしく、コレでは釣りになるまいて。
ハゼのアタリ無くあえなく作戦失敗で、いつものハリに戻すが、こうなるとホタテとのコラボエサ登場。
イソメを付けたら、出ているハリ先にホタテを引っ掛ける。
こんな感じ
これならハゼも釣れるだろうて。
目につく穴から穴へシラミ潰しに入れてゆくが、カニとダボハゼのオンパレード。
ホタテパワーがスゴイと思うのが、カニもダボハゼもほぼ確実にイソメではなくホタテを狙っているようで、竿を上げるとホタテだけが無くなっている。
まぁ、今日は曇っていて穴の中も暗いだろうから、白いホタテが目立つのかもしれない。
最初は毎回ホタテを付けてたんだけど、ホタテの消費量が激しいので深めの良穴を見つけたらホタテを追加することにした。
そしてやっと待望のマハゼのアタリがやってきた。
ダボとは明らかに違う重いアタリ。
最近はエサを長めにしてよく喰わせてからアワセるようにしてたんだけど、今日はホタテを付けるからイソメは5cmくらいと短くしていて、あまり喰わせずにアワセを入れると掛かった。
上がってきたのは17cm程度だけど、まずは釣れたからヨシとしましょう。
手が冷え切ってたからハゼを握ると温もりを感じる。
ハゼの温もり、あったけぇ〜
その後もポツリポツリとハゼが上がってくる。
やはりH氏の言う通り、ホタテをプラスするとハゼの喰いが違う。
いつもなら「もうここまでイソメが短くなると喰ってこなくなる」レベルでもホタテが付いてるとハゼは喰ってくるのだ。
イソメだけよりもホタテの優位性は確実にあると思う。
ただ、ホタテを付けるなら勝負を早くしないとカニが群がってくるようだ。
ひとつの穴でホタテを付けて粘るよりは、良穴と見たらイソメ+ホタテのコラボエサでマハゼの有無を確認。
すぐにマハゼを掛けてしまうか、掛からなかったら別の穴に移動し、しばらくその穴は放っておいてから戻ってくる方がカニの被害を少なく出来ると思います。
3時間で7匹とホタテのおかげか数だけはいきましたが、肝心サイズがなぁ〜
サイズが上がらないんだよね〜
最小は15.5cm
最大は18cmどまり…今季はここらへんまでなんだよな…
途中からやってきたH氏は今日も絶好調なようで、早々に20cmオーバーを釣り上げてました。
乗ってる男は違うね〜!
21cm
20.5cm
そろそろ穴釣りも終盤に入ってきてるので20cmオーバーが釣れなくて焦るオッサン。
釣りに焦りは禁物なのは分かっちゃいるけど、釣れなきゃ焦るよね!
今季はあと何回行けるかな…