2019年12月8日。2019年30回目のハゼ釣りに行ってきました。
釣り場:「秘密の花園」(KL-@)※釣り場は諸事情により場所は明かせません。申し訳ないです。天気:晴れ釣行時間:9時00分(潮位:86cm満潮)〜13時00分くらい(潮位:166cm上げ8分)中潮釣果:マハゼ2匹(17・18.5cm)
竿:OGK(大阪釣具)「小魚名人」1.5m道糸:フロロ1.5号 ハリス:ナイロン1号 ハリ:袖スレ4号オモリ:自作Fe(鉄)オモリ。1号相当の重さエサ:ダイワ『特選皮剥アサリ激旨』のちアオイソメハリス3cmの胴付ミャク釣り仕掛け
今までさんざん釣りをやっているがズ〜っと思っていた。
「何で釣れないんだろう?」
釣りをする人なら全ての人が感じるテーマだし、釣りという行為の永遠の命題であろう。
確かに、ごくたま〜にだけど釣れる日はある。
でもそれは本当に稀であり、ほとんどの釣行は「なんか…、釣れなかったな〜…」としみじみしながら帰路につく、というのがほとんどだろう。
釣れる釣れないって言うのは、潮や水温などの状況やポイント、仕掛け、釣法、技量など様々な要素が複雑に絡み合っての結果である。
全くのビギナーがガシガシ釣れたり、この道何十年の名人がボウズなんてこともあるのが釣りの世界。
釣れればオラの腕が良いからで、釣れなけりゃ〜釣れる状況じゃ無かったと思いたいし、そう思わにゃ〜やってられんのも釣りである。
しかし、今日は本当にオラの腕が悪いと反省しきりだった…
夏が盛りのハゼ釣りを12月に入ってからも続けているのもおかしな話だが、どんなものにもマニアと呼ばれる常軌を逸した人達は存在する。
その物事に対して異常に執着し、驚異的な行動力で活動するマニア道。
「自分はあ〜ではないし、なりたくもない…」と冷めた目でマニアを達観視しているあなた自身にも、端から見ればマニアの性癖は存在しているのである。
人は何らかのマニアの星に生まれている。
コンビニスイーツの星、アプリゲームの星、ペットの星……
地球という大きな星の中に存在する目に見えないたくさんの小さな星。
人はそれぞれにどこかの星の下に生きている。
しかし、自分が何星人なのかを明確に知る者は少ない。
ある日突然○○星人になってしまうこともあれば、生まれついて○○星人という人もいる。
そしてその星の人は同じ星の人と接触し関係する。
多分、オッサンはハゼ星人という部類なのかも知れないが、オッサンはまだ週イチくらいに釣り竿を握ってる程度なので、ハゼ星人の中でも階級は低い方だろう。
中には、仕事をしてるのかどうかは知らないが毎日のようにハゼを釣ってる王様クラスのハゼ星人もいて、ハゼに関する知識やハゼ釣りへのバイタリティは尊敬すべきであるが、真似するべきではないだろう。
んで本日もハゼ星人はハゼ釣りに出掛ける。
一般的に釣りは早朝から繰り出すのが吉と出ることが多いんだけど、もう12月ともなれば早朝なんてまだ暗いし寒いしで、行動する気も起きないハゼ星下級民なオッサン。
言い訳を言わせていただくと、まだ寒い早朝って水温が低いし、ハゼの穴の中も暗いからからハゼの活性が悪いんですよ!
なので、日が完全に登った頃からの方が水温も上がり、穴の中も明るくなるので釣れると思う。たぶん…
というわけで現場に到着したのは9時頃だった。
寒いのを見越して完全防寒スタイルだったのだが、本日はお日柄も良く、現場に到着した時は汗だくだった。
先行してハゼ星人のH2氏がいた。
実は、本日のオッサンの企画が少々怪しいのでH2氏が来ていてホッとしたのである。
「これで保険が効く!」
では早速本日のネタをば。
今日はあるエサを持ってきました。
それは、ダイワ『特選皮剥アサリ激旨』というカワハギ用のアサリエサです。
激旨!らしい
最近の貧果から「どうやってエサを喰わせてハリ掛かりさせるか?」を考えていて、アオイソメの長さやハリへの付けた方などをいろいろ試してみたんだけど、どれもパットしなかった。
ならばエサを変えてみよう!となったのでした。
以前このブログでも紹介した「釣りエサのひみつ」によると、アサリには魚が好むアミノ酸のほとんどが含まれていると書いてあった。
んでちょっと前にアサリエサでハゼの穴釣りをしてみたんだけど、散々の結果だった。
しかしこの時はアサリに少々問題があったので、今度こそは!と大枚はたいて特エサを買ってきたのでした。
誰でも知ってる一流メーカーのダイワさんから売リ出してるんだから品質には間違いないだろうて。
心配なのは、カワハギ用なので果たしてハゼは釣れるのか?
食欲旺盛な夏ハゼならいざしらず、やる気があるのかないのかよく分からん冬の穴ハぜがこの激旨アサリに喰い付くのか?
なにせこのエサしか持ってきてないもんだから、コレでダメなら本日のハゼ釣行は玉砕だ!と覚悟の上だったので、釣り場でH2氏を見つけた時は地獄に仏の気分だった。
「アサリで釣れなかったら遠慮なくH2氏にイソメを恵んでもらおう!」と他力本願なオッサンなのでした。
一応説明書通りにやってみる。
@ザルに使う量を取り出し
A海水ですすいで
Bハリに付ける
程よく身が締まっているのでハリ付けが良好でした。
もっと色落ちするのかなと思ったけど、オレンジ色のままでハゼへのアピールも良さそうだ。
匂い的には、それほど強い匂いでもないんだけど、魚臭いというかいわゆる釣りの匂いだ。
簡単にカニに持っていかれないよう、硬めの水管とヒモ部にハリを通してみました。
しかし今日はポカポカ陽気である。
準備だけで暑くなり、上着は脱げるが履いてきた防寒長靴はどうしようもないのでそのままだ。
冬の釣行は足が冷えるのでこの最強防寒長靴は助かるが、いかんせんドムの足みたいにゴツいので見た目は……。
まぁ、こんな場末の釣り場で見た目は気にしないけどサ。
ドムのあんよ状態。暖かくて軽いから良いんだけどサ
いざ!開始じゃ!!
期待を込めて良さげな深めの穴を探すが、なかなか見つからない。
ちょうど干潮の時間帯なので潮位が低い上、今いるエリアはいつもよりも少々ズレているので穴加減がよく分からない場所。
シラミ潰しに探るんだけど良い穴が無いな〜
しかし、さすがは一流メーカーのダイワである。
穴に落とした途端、ワラワラと群がってくる。
カニが!
イソメと違ってカニのハサミにアサリがぶった切られることはないが、次第にボロボロになってゆく。
まぁ、適度にホロけて喰い易そうな塩梅なので、アサリをチェンジしないでそのまま探り続ける。
時おりカニではないアタリも来るんだけど、どうみてもダボハゼでマハゼのアタリが来ない。
今日はダボハゼが多いらしく、ちょっと良さそうな穴では軽い触るようなアタリが来る。
だいたいがダボなんだけど、中にはマハゼも居ると思って、軽いアタリの次に来るであろうクン!と引っ張る大きめのアタリを待つんだけど、それが来ないんだよな〜
やはりエサが原因なのかな〜?
H2氏が近所に来たからアタリの塩梅を聞いてみると「けっこうアタリはあるよね!」
ナヌ?アタリは結構あるだと!?
オッサンには全然無いんですけど…
やはりエサか……
まぁ薄々は気付いてたんだけど、やっぱりそ〜なんだ…
頑張って粘ってはみたんだけど、釣れないんじゃ〜しょうがない!
今回もオッサンのチャレンジは失敗。
でも1時間がんばったので良しとしましょう。
っというわけでH2氏にアオイソメを恵んでもらいました。
すると、さっきまでは何の音沙汰もなかった同じ穴でマハゼの反応あり!
喰いは浅いけどしっかりとエサをついばんで来て、すぐに本日の1匹目が上がってきた。
何だよ!釣れんじゃん!!
やはりエサだったか!
しかしこれから爆釣じゃぃ!!
と張り切ったが、オリの吉田ばりに見事にフルスイングの空振り…。
全然釣れない…
カニとダボは元気にエサに群がってくるが、マハゼが来ない…
アタリ”は”確かにある。
アタリはあるんだけど、チョン!と突くだけで、ハリ掛かりする大きく引くアタリが来ない。
スルスルと穴に落とし、すぐにアタリがチョン!と来て期待するんだけど、その後はシ〜ン…と音沙汰なくなってしまうのばかり。
もうストレスで禿げ上がりそうになっている時にやっともう1匹上がってきた。
コヤツだって何度も何度も一回だけのアタリで粘り続け、やっと掛けた一匹。
今日は風も無いし、暖かいし、朝からウロウロしていたウェイクボードもいなくなったので釣りをする環境は最高である。
イソメが少なくなってるのが心配だが、そもそもオッサンのエサじゃないから心配してもしょうがないが、再びアサリを使うのも期待はできまい。
かなりの引きと重さでこれは!?と思ったら、久しぶりのデカメタブでがっかり…
でかいはでかいが、メタブて…
結局エサが無くなり納竿。
長丁場の4時間で2匹と苦行のような釣果。
H2氏が釣り上げたハゼも一緒
一応、18.5cmと本日の最大はオッサンが釣った二匹目
今日の貧果はエサが、という理由よりもオッサンの雑な釣りが悪いんだろうな。
その証拠にH2氏といつの間にか来ていたH氏は結構釣り上げてるし、H氏に至っては20cmを上げてるから、今日は釣れる日なハズなんですよ。
ちなみにH氏の釣果。釣れる日だったんだよな〜
でもオッサンは2匹…
釣れないエサで遊んだり、目に付きやすい穴ばかり攻めていたり、エサ付けが雑だったり…
これじゃ〜釣れないのも当たり前だわな。
やはり一投一投集中して、真剣に釣りと向き合わないと、釣れるものも釣れないと思います。
次は心を入れ替えて、初心にかえり、丁寧な釣りをしよう!
あ、別にダイワの『特選皮剥アサリ激旨』が悪いのではなく、単にハゼの穴釣りには向かないというだけで、カワハギ釣りには特エサなのは言うまでもない。
カワハギ釣りやったことないけど…