2019年7月14日。2019年夏シーズン7回目のハゼ釣りに行ってきました。
釣り場:大井ふ頭中央海浜公園(夕やけなぎさ)天気:雨釣行時間:8時00分(潮位:53cm下げ9分)〜10時30分くらい(潮位:35cmほぼ干潮)中潮釣果:マハゼ107匹(6cm〜11cm)
竿:2.0m 道糸:ナイロン0.8号 ハリス:ナイロン0.6号 ハリ:袖1号スレ オモリ:自作Fe(鉄)オモリ。1号相当の重さ エサ:アオイソメハリス3cmの胴付ミャク釣り仕掛け
つい最近のネットニュースにこんな記事が載っていた。
オリンピックのプール10億個ぶんの淡水が米東海岸海底に見つかる(以下、記事からの抜粋)この淡水が湧く巨大帯水層は、深度約200m、幅80km、水量はなんと推定739兆ガロン(約2797兆4193億リットル)にもおよぶことが分かり、これが本当なら世界最大となる。
ちなみに水量を湖に直すと「3万8849平方kmの巨大湖」になるそうで、 琵琶湖の66個分近くになります。
水資源不足で悩んでいる地域の人にとっては普通考えもおよばない、目からうろこの水資源なのでは…
という内容だった。
地球上の水は97.5%が塩水で淡水はわずかか2.5%。
しかも人間が利用しやすい河川や湖沼に存在する地表水は淡水のうち約0.4%で、これは地球上のすべての水のたった0.01%らしい。
人間が必要とする水需要量に対して、地球全体では水資源賦存量は足りてるらしいが、世界の水資源は偏在していて、安全な水と衛生施設が利用できない人々は約9億人もいて、世界的に水を巡る状況にはとても深刻な状態。
先の海底から淡水が湧き出ているという事実は、実際に使える使えないは別にして、全く知らないよりは気休め程度だけど希望が持てる事象かもしれません。
幸いにして日本は水資源に恵まれてるから、水道をひねれば飲水が出てくるという恵まれた環境である。
日本には梅雨と呼ばれる雨季があり、毎年定期的に雨が降るからとてもありがたい自然の恵みだ。
んで本日も梅雨シーズン真っ盛りなのでシトシトと雨が降っている。
「オッサンが釣りするときくらいは雨止んでくんないかな〜!一体なんだよ!梅雨って!!」と自然の恵みに感謝なんて微塵もないバチ当たりなオッサン。
世の中は三連休だが、オッサンは二連休で両日とも気温が低い雨予報。
なので上はカッパ&下はウェーダーで完全防水対策で出撃。
愛車を漕いでいると、少々暑いが現場では水に立ち込むのでちょうど良いだろうて。
と思ってたんだけど、思った以上に汗だくになって現場に到着。
当然釣り人なんているわきゃない!
まだ本調子じゃない【はぜつき磯】はスルーして、【夕やけなぎさ】に向かう。
夕やけなぎさなら誰かしらハゼ釣り人はいるだろう、と思ってたら誰もいなかった…
コッチも誰もいないか…
ちょっと寂しいが「まぁ、あれだけ雨が降ればハゼ釣りに期待するほうが無理だよね…」
寂しいハゼ釣り場とは対象的にBBQ場にはいくつもの会場がセッティングされていた。
こんな雨の中BBQとはスゲェ〜やる気!
ふと見ると砂浜にはかわいい”作品”が並んでいた。
ホッコリする作品群
ひとり寂しく釣りの準備を始めるオッサン。
本日のエサはいつものベビーホタテではなくアオイソメ。
実は先日、また例のタコ釣りに行ってきまして、同行したオッサン2号から置き竿エサのアオイソメの余りをもらってきた。
今日、雨天に無理してハゼ釣りに来た理由は『このアオイソメを一刻も早く消費せねば!』といいう想ひからでございます。
既に少々危ないニオイを醸し出してるイソメ達
今はほとんど潮が引いてる状態。
オッサンがもっと早起きして、せめて潮が動いている時間帯にハゼ釣りすりゃいいモンを、この涼しい陽気のおかげで熟睡しまくって起きれやしない!
まぁ、熟睡できるのは若い証拠だ!と自分に言い聞かせ、寝坊を正当化する。
ほぼ干潮な状態
一応ウェーダーを装着してるから、少しは沖が攻められるから何とかなるカモ、カモ…
まさかこの時期にウェーダーを着るとはね〜
さて釣るぞ!と思ったら、釣り船が何隻も通過し始めてゲンナリする。
干潮&低水温&釣り船の波と三重苦のオッサンのハゼ釣りや如何に!?
誰もいないからポイントは選びたい放題なので、まずは最右翼の柵際から始める。
エサのアオイソメは頭をカットして垂らしを5mmくらいに付けて第一投!
シ〜ン…という音が聞こえてきそうな程なんの音沙汰もない。
どこに落としても生命反応ゼロである。
「こ、これはマズイな…」
既にオッサンのカラータイマーがピコ〜ン!ピコ〜ン!と鳴り始める。
イソメの付け方が悪いのかな?っていうか、そもそもこのイソメ腐ってないか?
その証拠にエサ付けをしてるとプチプチ切れる。
なんかネバ〜ってしてるし…
古くなったイソメってこうなんだよな〜
しかし、いくら喰いが悪いとは言っても、何かしらの触りがあっても良さそうだが、全くなにもないというのはちょっと考えられん。
ポイントを10mほどズレるとやっとアタリあり!
何だ!ハゼいるんじゃん!!とホッとするが、今度はハリ掛かりしない。
まぁ、アタって来るのが小さいハゼばかりだからと言うのもあるが、原因はやっぱりエサだろうな〜
いつものホタテだったら絶対掛かってるアタリなんだけど、イソメだからなのかオッサンがダメなのか全然ハリ掛かりしない。
しょうがないから、エサの垂らしを無くしてみる。
イソメの垂らし無しにて
オッサンが使ってるハリは袖1号と小さいので、垂らしをなくすとエサが極小になってしまい、アタリすら無くなる可能性がある。
大丈夫かな?と落としてみると、やっとハリ掛かりして上がってきたのはやはり小さいハゼだった。
やっと一匹釣れたよ〜
エサが小さいと喰ってこないし、ちょっと長くなるとハリ掛かりしないし…とイソメのエサ付けを試行錯誤しながら、ひと苦労するオッサンのハゼ釣り。
上がってくるのは8cm程度のハゼばかり。
これ以下のサイズはエサだけ突いてハリが口の中に入ってないらしい。
ハリ掛かりの良いサイズを求めて、オッサンの一番のお気に入りのポイントへやって来る。
この杭周辺がオッサンのお気に入り
ここは適度なゴロタ石の間隔と他に比べてちょっと深くなってるから、良型が上がることが多い。
でも気を付けないと、たま〜にズボッ!と深いぬかるみにはまることがあってビックリする。
気を付けてどうにかなるもんでもないけど、ここでやる時はお気を付けください。
他よりはちょっとマシなサイズになったけど、相変わらずハリ掛かりが悪いぞ!
ハリ掛かりとエササイズの考察を重ねてるうちに虚しく一時間が経過。
27匹と寂し過ぎるハゼ釣りとなりました。
カメラのレンズが雨に濡れてピンぼけ。申し訳ないです
休憩しながら作戦を練る。
手っ取り早いのはエサをホタテにチェンジなんだけど、今日はこの腐ったイソメしか持ってきてない。
しかし、ふと良いことを思いついた。
ホタテみたいにイソメの真ん中にハリをチョン掛けすればいいんじゃね?
ホタテの場合は、どの方向から喰ってもハリ掛かりしやすいようにエサの真ん中にハリを刺している。
オッサンの固定観念でイソメはキチンと刺し通さないと釣れないと思ってたんだけど、それで釣れなきゃ他をあたらなくてはならない。
早速実践してみる。
こんな感じにイソメの真ん中あたりにチョン掛け
するとすぐにハリ掛かりしてハゼが上がってくる。
なんだ!これで釣れんじゃん!!
これからが鬼の追い上げが始まる。
もともとアタリは多かったから、後はハリに掛かりさえすれば釣れまくる。
先ほどとは打って変わって、入れ食い状態。
今は干潮で潮が動いてないんだけど、ホットスポットさえ見つければ何の問題もない。
ホットスポットとは潮の動き関係なく釣れ続ける場所なのである。
釣り人の慣用句『潮が止まったから釣れなくなった!』とよく耳にする。
確かに潮が動いていたほうが釣れやすいのは否めないが、釣れなくなったのなら釣れる場所を探せば良いのである。
先程までの鬱憤を晴らすべく、一気に釣りまくるが、いかんせんエサ付けに手間をとる。
イソメってエサ持ちが良いように思われるかもしれませんが、オッサンはそう思ってなくて、ほぼ一匹釣れる毎にエサを付けなければならない。
腐りかけてブヨブヨのイソメだから余計エサ持ちが悪いのかもしれないけど、しかしそれ故、ハリ掛かりが良いのカモしれないけど…
気がつけば持ってきたイソメが無くなってしまい納竿。
最初の一時間の時は「このイソメは余りまくるから放流していこう」と思いながら贅沢に使ってたんだけど、終わってみれば、もっと節約すれば良かったな…とちょっぴり反省。
2時間30分で107匹と追い上げできて良かった、良かった。
一束超えればいいや!
でも改めて思う「やっぱりエサはホタテだね!」
正直、今日の釣果はホタテなら半分の時間で達成できたと思います。
”今のアタリはホタテなら…”と数えきれないほど思いました。
エサ付けもイソメの場合は、頭を使ったり使わなかったり、個体や部位によって太さが違うから、その都度工夫しなきゃならないし!
慣れればそれも無意識に出来るのかもしれんが、オッサンは慣れてないので出来ね〜し!
エサ箱から脱走するし!
噛むし、気持ち悪いし!
とイソメの文句をたれましたが、ホタテにはないイソメの魅力もあるので、使うエサは各釣り人の好みで良いと思います。
その人が釣れると思えば本当に釣れるんだから!