2019年11月24日。2019年28回目のハゼ釣りに行ってきました。
釣り場:「秘密の花園」(KL-@)※釣り場は諸事情により場所は明かせません。申し訳ないです。天気:曇り時々晴れ釣行時間:9時00分(潮位:71cmほぼ干潮)〜11時00分くらい(潮位:90cm上げ2分)中潮釣果:マハゼ2匹(15・16cm)
竿:OGK(大阪釣具)「小魚名人」1.5m道糸:フロロ1.5号 ハリス:ナイロン1号 ハリ:袖スレ4号オモリ:自作Fe(鉄)オモリ。1号相当の重さエサ:アオイソメハリス3cmの胴付ミャク釣り仕掛け
この週末は連休とは言え、土日休みだったので一般的な会社員には普通の週末だったろう。
オッサンの零細企業は土曜も仕事なので連休だった。
しかも、金曜日は代休だったので三連休だったのでした!
そんな三連休なんだけど、どこかへ出かける用事も瞬発力もないもんだからハゼでも釣ってましょうかね…くらいの案しかない。
まぁ、2日くらいは釣りに行けるかな…と思ってたんだけど、しっかり雨が降り続きやがって1〜2日目は自宅でな〜んもしないで湿っぽくなっていた。
このままではせっかくの三連休がカビ臭いだけで終了してしまふ!
焦るオッサンだが、焦ったところで天気が良くなるわけでもない。
しかしようやく本日、雨が上がりハゼ釣りに行けそうだったが問題はその時間帯だった。
朝はまだ雨が降っていたんだけど、昼前には曇り予報だった。
空も明るいし予報通りだろうと思ったが、ここ2日間しっかり雨が降ったので釣れないだろうて…
しかしオッサンは釣りに行かなくてはならない。
なぜなら、このブログを読んでくれている5人程の読者の期待を背負っているからだ!
っということでは全くなく、実は三連休を見越して木曜日にはアオイソメを買っていたのだ。
もう既に三連休をハゼ釣りで潰すつもりでいたトホホなオッサン。
しかもそのアオイソメはいつもの野菜室で眠っているのではなく、屋外にぶら下がったまま出番を待ち構えてる状態。
というのも、先日釣ってきたタコが我が家の狭い冷凍庫で幅をきかせているので、「アオイソメも…」と妻に言い出せなくてオンモに出したままなのだ。
今日ハゼ釣りに行かないとアオイソメが無駄になってしまうが、その処分はどうすれば良いのだろう?
イソメって生ゴミ?いや、生きものだし動物愛護センターか!?
そこまで持ってゆく勇気はないな…
んじゃ〜、うちの植木の脇にでも埋めるべきか…とも思ったが、土に還るならともかくそのまま繁殖しそうで怖い…
イソメとしてもミミズ扱いされても困るだろうし、釣り餌としての役目をマットーするのが本望だろう。
というわけで、釣れる釣れないは問題ではなく是が非でも釣りに行かねばならんのだ!
窓辺で雨を眺めながらたたずむオッサン。
空は明るく、小雨から霧雨になったタイミングで出撃。
この程度なら濡れても大したことないし、これから雨が酷くなることもないだろう。
愛車を漕いでいると、犬の散歩やらランニングやら徘徊老人やらけっこう大勢の人々が活動してるのとすれ違う。
「ず〜っと雨降りだったから、みんなこのタイミングを待っていたんだろうな…」
現場『秘密の花園』に到着すると、やっぱり釣り人は誰もいなかった。
だよね〜!
だって釣れる要素なんてひとっつもないもん!
たっぷり降り続いた雨が混ざった水潮で濁りまくってるし、ド干潮で潮位が低い上潮は全く動いてないし、真っ昼間だし、おまけにウェイクボードのボートまで徘徊してやがる。
やっぱり濃いめの水潮で酷い濁りだ
しかし、ず〜っと雨が降ってたし釣り人も来てなかったもんだからハゼは何も食べて無くて、実はもしかしたら爆釣ジャマイカ!と釣り人特有のお花畑思考が芽生える。
ウロウロするボートに睨みをきかせながら釣りの準備を始める。
準備とは言うものの、作ってきた仕掛けを竿に括りつけるだけなんだけどサ!
恐る恐るイソメを覗いてみると、かろうじて生きてるようだった。
弱々しいが生きてるぞ!
ヨシ!爆釣じゃ〜!!
数分後…、やはり現実を痛感し始める。
全くアタリがない。
カニとダボハゼは突いてくるんだけど、マハゼのアタリが全く来ない。
フッ…、こんなもんだよ人生は…
深さが50cm以上ある良穴に落としてるんだけど、全然アタリが無いんだよな〜
まぁ、干潮時間帯の攻め方として、良穴でもいいんだけど、大きめの岩の沖側に落とすと結構ハゼが喰ってくる事が多かったりするんだけど、今日はそれすらも無い。
30分程経った頃、ようやくマハゼのアタリが来た!
穴ではなく岩陰からだった。
やっぱりコレか…
マハゼがアタってくるのは嬉しいんだけど、この攻め方だと上がってくるのは小さいハゼが多いいんだよな。
最初はハリ掛かりしなかったので次で掛けたんだけど、案の定上がってきたのは小さなハゼだった。
15cmってところか…
まぁ、釣れたからヨシ!としますが、何だかな〜
んでこの後もしばらく沈黙の時間が続く。
ここで腐っては穴釣りする資格なし!
どこかにある大当たりの穴を探さねば!
しかし、次に釣れたのも小サイズのマハゼで、またしても岩陰からだった。
岩陰だと何匹も連打で釣れることがないから面白くないんだよな〜
何とかして良穴で上げたいんだけど、全く音沙汰なし。
挙句の果てにゃ〜カニダボも喰ってこなくなり、釣り場から生命反応が消えた。
何で釣れないんだろう…
オッサンはハゼに語りかけてみる。
「じょう、じじょう〜、じじよじおぉじょうぎー、じょうじ?」
火星のゴキブリ語ではハゼからのお返事が来るはずもない。
死んだ釣り場で死んだ魚の眼で釣りを続けるオッサン。
良穴を探して穴から穴へ。
潮位が低いからそれほど多くはないんだけど、良穴が見つかれば粘ってみるがアタリは無い。
しかし必ずハゼはいるんです!
オッサンがここほどまで言い切れるのは実際に体験し、確信してるからなんです。
そ〜なんです!いいんです!!とカビラになることもないが、いるんです!
常連達はハゼがアタって来ないと「ハゼ居ないよ〜!」と慰めあっているが、実はそうではありません。
単に喰ってこないだけで、釣り人が期待している深い穴には高確率でハゼは入ってます。
オッサンが力説してるだけでは説得力がないので、実際に実験してみましょう。
まずは良さそうな深い穴を見つけてください。
深さはできれば80cm以上あったほうがよいでしょう。
穴の底が砂地になっている物件がベストです。(仕掛けを落とした時にコツン!ではなく、スッ…っと柔らかく着底すれば砂地です)
良い穴を見つけたら大きめのイソメを一匹まるごとエサにします。
頭にハリをチョン掛けにして、イソメが絡まないように優しく落としていきます。
頭を付けたままだとイソメはクネクネ元気に動きます
そのままテンションを掛けず誘わずでジ〜っとしていてください。
イソメが勝手に動いてナイスな誘いをしてくれます。
すぐにアタって来ることもあれば数分間後になることもありますが、かなりの確率でアタって来るハズです。
普通サイズのエサでは全く音沙汰なかったのに、イソメを一匹掛けするとアタってくるんです。
残念ながら、アタリがあったからといってアワセても100%ハリ掛かりしません。
ハゼはイソメの尻尾の方だけをかじってるので釣れないのです。
んじゃ〜放っておけばカジカジとイソメを喰い続けてそのうち釣れるじゃん!と思われるかも知れませんが、そうでもないのです。
ハゼはイソメを半分くらいカジると、もうそれ以上は喰ってこないのです。
コレ、何度やってもそうでした!
コレくらいになるとハゼは喰ってこなくなる
では特エサのイソメのしっぽでは喰ってくるのか?と、アタリのあった同じで穴でやってみると…
こんな時は全然喰ってこないんですね〜
特エサとは言うもののダメなんだな〜
つまりはこういうことなんだと思います。
ハゼには道糸やハリス、ハリがはっきりと見えているということです。
魚は目が悪いといわれますが、自分の体長くらいの距離はキチンと見えているらしいです。
なのでエサに喰い付くくらいの距離だと仕掛けが見えているということです。
ではなぜ分かっているのに喰ってくるのか?
そんなん知らんわぃ!と言ってしまうと身も蓋もないので、オッサンが思うに…
自然界では今喰わずしていつ喰う?ということではないでしょうか?
恵まれた環境の人間みたいに毎日決まった時間に食事ができたり、近所のコンビニに行けばいつでも食料が手に入る、というのは自然界ではありえません。
釣りエサとは魚にとってはいつもと違う大ごちそうに違いありません。
しかし、妙なものがくっついてるし、動きも不自然だ!どう見ても怪しいぞ!!
いやしかし、喰い物が目の前にあるし、オラ、しばらく喰ってないし…
ええ〜い!バクッ!!っていうのが釣れた時の状況かな。
ちなみに、魚は胃袋と脳がつながってなくて腹が減ったから食べるというものではないらしく、周辺の状況(明暗、潮の流れ、他の魚の行動等)で捕食するかどうかが決まるらしい。
安全確実なエサには喰らいつくけど、怪しいエサにはなかなか喰ってこない。
コレをどうやって喰わせるのか?が釣りの奥深くも面白おかしいところなんですな〜
みんなもイソメが余ったらやってみるといいぞ!
「ちゃっかりしてんな〜!」って思えるから。
というわけで、釣れないからこんな事やって遊んでたもんだからエサが無くなって納竿。
2時間で小ハゼが2匹とトホホだった。
こんなちっちゃいのが二匹か…
なんか最近釣果に恵まれてないな〜
日頃の行いと言われると納得なんだけど、釣りくらいは楽しませてよ!魚たち!!